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映画「魔法少女まどかマギカ 新編 叛逆の物語」

*具体的内容、結末まで触れています。


映画「魔法少女まどかマギカ 新編 叛逆の物語」

まどか、マミ、さやか、杏子。学校生活の傍ら、魔法少女としてナイトメアと
戦う日々。ある日、転校生がやってきた。睦美ほむら。彼女もまた魔法少女。
5人で協力して、街を守る。油断してはいけない、というものの、信頼する
仲間と戦うのは、楽しいとさえ思えることだった。
ナイトメアの現れない夜はまどかと語り合う。ずっと、こんな日を待っていた
気がする。だが、ほむらは気づく。ここにくる前、こんな世界ではなかった。

新作~。あの後ってどう作るんだろうと思ってた。最初、あまりにも理想的に
協力しあい、戦い、魔法少女として変身シーンがあったりもして。日曜の朝の
魔法少女ものめいたシーン。でも、あんなにも可愛さ全開の絵柄のキャラなの
に、変身シーン、きらきらしてるはずなのに、どこかいびつでじわりとこわい。
すごい。
ナイトメアも、まあ、魔女めいたものなんだけど。
異空間イヌカレー空間。凄いよねー。ものすごく可愛くてなお不気味で狂ってる。
やっぱり魅せられました。

ビューティフルドリーマー。ほむらちゃんが望んだ世界なのに、ほむらちゃんが
真っ先に気づいて壊してしまう。魔女のいなくなった世界のはずなのに、ほむら
ちゃんが最後の魔女になってしまう。
呪いよりも強いのは、愛。
ほむらちゃんの愛。
そういえば、ほむらちゃんはまどかのことを大好きで、大好きで大好きで大好き
なのに、まどかは、ほむらちゃんに答える、という形だったよな。テレビでの
あのラストは感動したしまどかは究極に優しくて、ほむらちゃんだっていつかは
まどかに救われたはずだったけど。
まどかという個体をなくし、円環の理という現象になってしまったものを、
観測しようときゅうべえたちがほむらちゃんを隔離し閉じ込めた結果、ほむら
ちゃんはまどかに救済される道を閉ざされて、魔女になってしまった。
それでも、まどかはやってきた。
そしてそれでも、ほむらちゃんはまどかを欲した。愛。実らない片思い。
魔女を超えて、まどかと同じくらい強力になってしまった、ってことなのかなー。
悪魔になったほむらちゃんは世界をかきかえてしまった。

世界って、そんな簡単に書き換えられてしまっていいの?
でも、まどかとは違うエゴにもとづく愛こそが呪いよりも強力っていうのも
なんだか納得させられてしまう。まどかは、ほむらちゃんの繰り返した時間の
因果をためて女神になった。ほむらちゃんもまた、時間を繰り返し。まどかが
女神になったあとにも戦い続け、因果を溜めたってことなのかなー。それで
悪魔になれた、のかなー。でもそのエゴが、愛しい。かなわない愛が愛しい。
ほむらちゃんの物語。
神を、ひきずりおろし汚す堕天使、悪魔になるほむらちゃんの物語。
面白かったー。

映像もね。さすがアニメ。かっこいい。素敵不思議華麗可憐迫力荘厳。
圧倒されたー。
でもこれって、どうなんだろう。まだ続編があるのかな?? わかんないけど、
ほむらちゃんが、あれでいいのかなー。切ないわ。

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