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『交渉人は休めない』(榎田尤利/シャイノベルズ 大洋図書)

*具体的内容、結末まで触れています。


『交渉人は休めない』(榎田尤利/シャイノベルズ 大洋図書)

臨時収入を福利厚生にまわそう!と、芽吹は事務所のみんなと南の島へ休暇に
きていた。それを追って兵頭も急遽休みを取ってくる。
弁護士時代の同期だった美帆と再会。彼女がいまつきあっている相手の経営
する、小さなホテルの買収話しから、いやがらせのようなことが続いている
のをなんとかできないかと相談をもちかけられる。
休暇のはずが、休暇でなくなり、単純ないさかいと思っていたことがもっと
大きく複雑な問題があらわになる。

ってことで、南の島、沖縄のさらに離島ってことだそーで、たいへん楽しそう。
さらわれたり、無人島に兵頭と二人で一晩、豪華プライベートヴィラでらぶらぶ、
とか、シュチュエーション盛りだくさん。キヨと智もラブラブなのも相変わらず。
喧嘩するほど仲がよい、ってな、兵頭と芽吹のすれ違いや意地っ張りも相変わらず。
それでも、最後には芽吹自身の口から、「こいつイマカレ」なんて人に紹介して
しまうとゆー、ああきみたちよかったね。ごまかさず大事な相手って認識しあって。
とほんわか幸せな気持ちになった。
美帆さん、しかし、いい女風に描かれてるけど、どーなのよ。仕事に疲れた
30半ば、南の島で恋と結婚を手にするかと思ったのにやっぱりダメで。でも
惚れてくる次の候補のゴージャス(ハンサムではないけど)男はいるわけで。
むむ~。と、その辺はちょっとなんだかな(^^;と思ったり。うーん。

二人のこれまでいろいろあったね、とか、芽吹の意地っ張りや正義感や、
抱えてる過去、死への渇望、全部込みで、これからも二人末永くお幸せにね~
と、思いました。

そして。
榎田さんの本100冊記念ってことだそーで。
豪華二冊セットで箱入りの本だったのよね。
『One Hundred Thanks』という別冊は、これまでの全作品のリストとか
挿絵描いた人からのメッセージやミニ漫画。榎田さんのミニコラムとかで
お祝いの一冊。
初期のは全部もってるなあ。新装版とかじゃない「懐かしの」っていう
ほうの装丁で。その後ちょっと離れたけど、やっぱり上手いしえろいしーんが
しっかりえろくて素敵で大好き。Juneの頃の思い出もちょっとだけ書いてて、
あー懐かしい~、と思う。魚住くんは雑誌連載で読んでたもんなあ。

シリーズ人気投票みたいのがあり、一位、魚住くん。納得。二位、犬ほど素敵な
商売はない。これは犬のだけ買ったわ。ソフトなSMは私も大好き大好き大好き
です。三位、ラブ&トラストシリーズ。これは2作目まで読んだか。
で、その人気キャラ登場で書き下ろしショートがあるというので、買ったんだよ。
魚住くんが読める~。

「夏のリング」
これまた南の島のバカンス~だったりお仕事だったりのキャラたち。
一応話しをまわしてくのはサカヤとヨシくんというカップル。誰それ。。。と
思った(^^;モデルつながりだから犬のやつか。読んでないんだっけ私。
ま、そこは気にしないでおく。。。

なんといっても魚住くんが。あれから12年だそうで。38歳の彼ら。
魚住くんは大学の先生になり、久留米は課長だってさ。すごいね。
アメリカと日本で遠距離で、でも想いは変わらなくて。日本の大学に魚住くんが
戻ってきて。一緒に暮らす。一緒にいたい。家族になるんだあ。
最後読んで泣いちゃった。

こういうの読めて幸せだ。

榎田さん売れっ子になってくれてありがとう。
100冊の本全部は読めてなくてごめんなさい。でもやっぱり大好きだなあと
今でも思えるのを書いてくれてありがとう。
魚住くんと久留米のお話を届けてくれてありがとう。
時間を置いてのお話書かれても、つまらない続編とかあの頃とはイメージ
違っちゃうよってなってしまったりしないで、ちゃんと彼らのお話だなーと
思わせてくれて幸せ。
魚住くんよかったね。

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映画「クロニクル」

*具体的内容、結末まで触れています。


映画「クロニクル」

冴えない高校生アンドリュー。いとこのマットくらいしか友達はいない。
ビデオカメラを手にしたアンドリューは、特に目的もなく毎日をただ撮り続ける。
ある時、地面に空いた謎の穴、地下通路の奥へ入り込むマット、アンドリュー、
クラスで人気者のスティーブ。そこには何か光るものがあった。
その後、手をふれずにモノを動かす超能力が身についた三人。始めはレゴブロック
を浮かせるとか、ぬいぐるみを浮かせて子どもを驚かせる、といったささいな
悪ふざけをして楽しんでいた三人。だが、車で後ろから煽ってくるのを、力で
払いのけたアンドリュー。道から転落して池に落ちた車。
アンドリューを叱りつけ、力を使うことにルールを決めるマット。
やがて、力は強まり、アンドリューの暴走が始まる。

二週間限定上映、ってことだったのに、評判がよくて上映期間延びたそうで、
見に行くことができた。実写版AKIRAみたい、ってなコメントを見たりして、
興味が出た。男子高校生版キャリーってのも納得。

かつて消防士だった父は、怪我をきっかけに飲んだくれになり。母は病気。
友達はなくいじめられっ子アンドリュー。マットは親戚だから仕方なく、という
感じで車に乗せてくれるだけ。
カメラを手にして、ただ周りを撮るアンドリュー。周りと距離をとる、バリアに
していたのかなあ。
始めは、アンドリューが撮るカメラ、というだけだったのが、力でカメラを浮かせて
撮るようになったり、ブロガーなのっていう同級生(かな?)の女の子のカメラとか
最後にはテレビとかただそこにいた人のカメラとか、視点が俯瞰になったり広がる。
アンドリュー視点じゃなくてカメラってものの視点。
手持ちカメラですっていう映画、手持ちの限界の謎めいたのとかが、私はあんまり
好きじゃなくて、もっとーちゃんと話を見たい~と思うので、こういう世界の広げ
かたがあるっていうのはすっごい上手いなあと感心した。

三人で親友だぜ!みたいに毎日超能力使って遊ぶようになって、空を飛んだ日には
最高の日だ、って。仲良くなったのにね。
学園祭みたいなもん?タレントショーっていうので、超能力をマジックに見せて、
アンドリューはその日人気者になるのに。よってきた女の子との童貞喪失!が、
失敗しちゃって。それでまたやさぐれるーー。気にすんな、ってのに、気にして
しまうのもわかるけどー。なかなかつらい。

空での喧嘩で、スティーブは雷にうたれなくなる。たぶん、そのときはわざとじゃない。
アンドリューは悲しんでいた。

大事な母親の薬代がなくて強盗始めるアンドリュー。しかし、銃を暴発させて
運悪く大火傷。そこにやってきた父親は、母が死んだことをつげ、お前が出かけて
いたのを探していたせいで、母親についててやれなかった!と、火傷で重態な
息子に向かって毒づく。最低だ。。。
目をさましたアンドリューは、力を爆発させる。もう、自制はきかなかった。
ニュースでそれを知ったマットがかけつけて、必死で説得しようとするのに、もう
暴走するばかりのアンドリュー。
街を壊滅させかねないアンドリューをとめるため、マットは巨大な彫像の槍で、
アンドリューを貫いた。

最初は、高校生男子馬鹿~って感じだったのに。こんな壮大なとこまでもってくとは。
期待以上にすっごい面白くてひきこまれた。
アンドリューがね、もうちょっと、話しができれば。
マットに、ぼくのこと好き?って聞くんだよね。切ない。好きだよ、って言ったのに
ちゃんとそれを信頼できなかったんだな。いじめられつづけてきた。家庭は最悪。
視野が狭くなるのはまだティーンエイジだし仕方ないのかもしれなけど。
最初に車を事故らせて、マットやスティーブが怒ったときに、もっとちゃんと
反省できていれば。
人からぞんざいな扱いばかりうけてきたんだろうなあアンドリュー。でも、母は
愛情もって大事にしてたように思うけどなあ。でもその大事な母が病気で苦しんで
いるから、って、追い詰められちゃったんだよなあ。
切ない。

カメラとめろよ。って、何度もマットは言った。カメラじゃなくてアンドリューと
話をしたいと。
カメラというバリアを持ったことで、人と少し関わって、でもそのバリアが、
なければ。ちゃんとマットと話せていたら、とも思う。哀しいー。
ほんとにみんなでチベットに行けていれば。力のコントロールができれば。
もう少し、もう少し違っていれば。
アンドリューに人を殺させたくなくて、とめようとしたマット。でもそのマットが、
アンドリューを殺すしかなかった。哀しい。
マットは、一人で強く生きていけるだろうか。チベットがきれいだろ、と、
カメラに、アンドリューに語りかけたあの感じだと、きっと大丈夫なんだろうなと
思う。

初監督作品らしい。予算もたいしたことないんだろうけど。手持ちカメラ、という
ミニマムな世界だけど、最後にはどっかんときて迫力あったし。うまい~。
面白かった。見に行っておいてよかったー。

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『愛とは言えない』4、中原一也、極道シリーズ

*内容、結末まで触れています。


『愛とは言えない』4(榎田尤利/ビーボーイノベルズ)

サガンへの恋を諦めて、津森と恋を始めようとする橘高。しかし、津森には
名嘉真への思いがあった。
すれ違う勘違い。

ってことで、やっと。やっとー。もー。もっと早くにちゃんと話そうよ。
話そうよー。これ以上ないくらいめいっぱいのすれ違い勘違いの連続で
もどかしくって仕方なかった。
しかし、仙台に行って、サガンの妻の死に罪悪感を抱いていたのはその母もで、
話し合い許しあい、という感じになるのは。個人的好みとしては、なんだかなあ
と思った。何かしら外からの要素がないとサガンの意地っ張りが自分じゃ解けな
くなっているんだなというのはわかるけどさ。なんかなー。

ともあれ、やっと気持ちを確かめ合った二人。津森さんとこカップルも上手く
いったんだろう。というかもう絶対上手くいくだろどっちもお互い大好きでっ。
ってわかってるのにここまでひっぱってすれ違いさせるのはやっぱり上手いん
だろうなあ。でもじれったくてイライラ(笑)
そしてやっぱり橘高くんが超絶に理想的男子像で、そこまで完璧男にするか、と
思った。まー、幸せになってね。


『極道はスーツに契る』(中原一也/AZノベルズ)
『極道はスーツを愛玩する』
『極道はスーツに二度愛される』

スーツに契る:榎田くんはさらわれたりしてタイヘン。とばっちりで一緒に
さらわれた諏訪さんが、薬漬けのあげく陵辱。榎田くんは、トラと戦って
なんとか生き延びる。みたいな。虎!(笑
中国マフィアって一体なんなんだか(笑)まあ、ファンタジーですからね。
いいけど。榎田くんはすっかり度胸が据わって、芦澤さんのためなら死ねる!
となりました。燃えてるな~。
そして、サイドストーリーか、木崎さんと諏訪さんも、勘違いのすれ違いから
悲しくなるだけのせっくすの連続。こっちの心が痛いなあ。

スーツを愛玩する:店が雑誌に取材を受けて、その時のカメラマンがゲス野郎で
榎田くんのピンチ。でも、自分できりっと断ったりして、もうヨワヨワなだけ
じゃない榎田くんなのでした。芦澤さんとの二人の絆はますます深まる~。
諏訪さんのお話では、諏訪さんのトラウマ、だらしない母親登場。
木崎さんは勢いでヘンな条件飲んで組長の孫娘とデートする仲に。あー。

スーツに二度愛される:出た。記憶喪失。榎田くんは、ヤクザである芦澤と
本当につきあえるのか、と組長に試される。芦澤さんはかっこよく男気なところ
しか見せてないけれども、もちろん非道な汚い仕事にだって手を染めてきた。
善良なカタギな榎田くん。悩み、苦しみ、それでも芦澤さんと行くと決めた。
記憶喪失かよーと笑っちゃうものの、汚いとこまで突き詰めて考えるという
決意にもっていくのはいいなと思った。ファンタジーだけどヤクザだもんねえ。

木崎さんは、諏訪さんとのことで絡んできたゲスい手下を殺してしまう。
こ、殺したー、とびっくり。これは、ヤバイですねー。

『番犬は悪徳弁護士に狂う』

てことで、これは諏訪さんと木崎さんのお話。諏訪さんの母親絡みでもう
ボロボロになっちゃって可哀相。でも、それで、ようやく、もう死ぬ、って
ところでようやく、あなたを愛してると言った木崎。遅いよお前ー。つまらない
勘違いに怯えてないで、もっと早くにだめもとでもいい、って腹くくって
愛してるって言えよー!ばかー!
組長の孫娘と付き合い始めた感じになっている。しかも個人的身勝手で
手下を殺して埋めた。そんな木崎とやっと愛し合えたのに、諏訪さん、やっぱり
不幸な未来しかないって感じ。諏訪さん可哀相~。どうなるの。どうなるのー。
 
と、ここまで図書館で借りた。
まだ続いているシリーズなんですね。木崎さんたちのことが気になる。けど、
続き買うかなー読むかなー。うーんー迷う。


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『チャイルド・オブ・ゴッド』(コーマック・マッカーシー/早川書房)

*結末まで触れています。


『チャイルド・オブ・ゴッド』(コーマック・マッカーシー/早川書房)

レスター・バラードは家を失った。
森の奥の小屋のようなところに住んでいたが、そこも火事でなくなった。
人付き合いなどまともにできないレスター。
洞窟の中に住み始めた彼は、或る時、死んだ娘を見つける。

この作者のを読むのは初めて。凄惨な犯罪、連続殺人、という小説だと
思って読み始めたら、なんだろうこれは。ミステリってわけじゃない。
訳者あとがきによると、モデルの実際の事件はあるそうだれけれども、
ノンフィクションというわけでもない。ごく短い場面の積み重ねで、
情景描写というか、外側を見る淡々とした文章。レスターの孤独だとか
犯罪重ねていく心情とか何を考えているのか、わからない。
描写も緻密ってわけじゃない。余白の多い紙面。

何度かためらいつつも、死んだ娘を死姦して洞窟に持って帰って、
やがて娘を見つけると殺すようになって、そして。結局死体は七つ
見つかったという終り。
なんでバラードはジョン・グリアーを撃ちに行ったんだかよくわからない。
一度は逃げ出しながら、結局病院に戻ったのもよくわからない。やっぱ
片腕失って体が辛かった? あのまま洞窟の中で死ぬのは厭だったのかな。

もっと緻密な、それこそカポーティの『冷血』みたいなのかなと思って
読んだので、なんだろうこれ?なんだろうこれ? と、ずっと不思議な
感じがした。
おぞましいしずっと泥の中を這いずり回るような汚れの中だと思うのに
感情ってものがすっかりそぎ落とされていてなんだか畏怖の念が起こる。
こわいけど凄いけど、でもものすごく厭だ。

著者は「現代アメリカ文学の巨匠」だそうで。文学なのかあ。
文学なのかなあ。

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『英語と英国と英国人』(吉田健一/講談社文芸文庫)

『英語と英国と英国人』(吉田健一/講談社文芸文庫)

英語と英国と英国人について書かれたエッセイ集。いろんな雑誌で
そういうこと書いてくれって頼まれて書いたのね。
一つ一つは短くて軽く読める。軽く読めるけど、圧倒される。
英語の感覚とか詩のうつくしさとか、軽々と書かれているけど、でも
そういうのすいすいとわかればこういう本をわざわざ読まないです(笑)
吉田健一にとっては自明の英語のリズム感とかあるんだなあ、という
のがわかる。けど、そのこと自体はわかんないよー。

英語の勉強をした覚えはない。ってことですが、まあその。勉強以前に
身についたのね。羨ましい。で、勉強したのはフランス語です、とか。
できちゃう人にとってはごく自然なことなんだろうなあ。
日本で小難しくなされている英語学なんて無理無理ーみたいに書かれて
いて、そうか私が英語を学校で習ってきても出来てないのは仕方ないね、
と納得しそうになるけどもそういうのは単なる私の言い訳っすねー。

英語を身につけるのは英国人とつきあう必要があるからとかで、わざわざ
日本で英語をやらなくても。みたいにも書いてあって、そーだなーと思う。
けど、英語できたら楽しいのではないかという気がして羨ましい。
ものっすごい今更ながら、英語の読み書きヒアリングとか出来るように
なりたいなーと、思っている。何故もっと早く若いうちに勉強しなかった
のだ自分よ、と、ほんっと今更ながら後悔。もともとない記憶力がさらに
ガタガタで無理だなー。でもなー。

英語で書かれた文学を読めばよろしい。と書かれているけど、いやだから
読めないんだよー。
と、そんなこんなでいろいろ語り合っている気分で読んだ。面白かった。

英国人、なんてひとくくりに言えるわけないけれども頼まれて書くから
にはなにか書いてみようかみたいにいろんなことをつらつら書かれていて
それも素敵。英国には余裕と落ち着きがあるように思う、とのこと。
いいなー。
余裕と落ち着き。
英国から見れば日本はまことに遠い国で、好感も反感もあったもんじゃなく
ただ遠い東洋の国だなーという程度の認識だそうで。まーそーだろーなー。
たぶん今でもその認識ってあまり変わってないんじゃないかしら。情報は
多少知られるようになってはいるだろうけれども、英国からはまことに遠い
小さな国で、小さい人がなんかやってんだな、くらいにしか思われてない
のだろう。というか、なんとも思われてないんだろうなー。

お茶の時間の感じも素敵だった。
でもお酒飲みたいねえ。

解説が柳瀬尚紀で、ちょっと吉田健一風文章真似てみてたりして。でも
するっと言葉遊びの世界にもいっちゃって、そういうのも面白かった。

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NODA・MAP「MIWA」

*ネタバレかもしれない。


NODA・MAP「MIWA」

美輪明宏。生きているのにすでに伝説。
野田秀樹が美輪明宏を舞台化する。単なる半生を描く伝記なわけないだろう。
野田秀樹の描く「MIWA」。そそられないわけなーい。
てことで、16日に見に行ってきました。

天上界で、ペニスの絵を踏み絵に、これから生まれてくる子どもたちの性が
決定されている。しかし、踏めない、選べない子どももいる。そこに怪物、
アンドロギュニュスがやってきて、ためらっていた子どもと一緒に下界へ下りる。
一つの体に入った二人。見た目は美しい、心の中に暴れるアンドロギュヌスを持つ
少年の誕生だった。

野田さんの舞台はあまりたくさん見ているわけではない。けれど、言葉遊びの数々、
同じ役者がめまぐるしく入れ替わる展開の速さ、やっぱりすごく面白い。
セリフ、もっと、たたたたたたっと早いイメージがあったけれども、結構しっかり聞こえた。
役者さんが上手かったのか言葉が多少はゆったりなのか。
バケモノ、怪物。家族愛が同性愛者を殺す。突き刺さる言葉がいくつもあった。

少年美輪が、モン・パリでデビューしてシスターボーイがお客さんに回想を語る感じ
で前半。それから時間は流れ、一気に加速する。初恋。原爆。恋人。死。
波乱の人生。
歌、ショー! なにもかも忘れたわ、と言い放つ迫力。

宮沢りえがMIWA。古田新太がアンドロギュヌス。あんどう牛乳~。
でもずっと側にいた誰か、って、あんどう牛乳、って、いたのかしら。どうなんだろう。
古田新太は登場からあの金髪の強烈な美輪さま的スタイル。宮沢りえは少年から大人へ
育つ変化も可愛くきれいで可憐。二人がひとつで、独り言が多くて。歌は古田新太が
歌うってことで、重なってポーズする「あ~~!」というのがすごく好きだった。
さすが演出上手いなあ。美輪さまを表現するのにああいう風になるんだねえ。

母マリア、などなどを井上真央。意外と、そんなにも迫力あるのね、と思った。わりと
可憐な少女ってイメージだったけど、彼女も素晴しい女優なんだ。
瑛太が、運命の相手。なんかこう、可愛かったりからっぽなハンサムだったりの感じが
素敵でうっとり。いい声だ。
通訳などなどの小出恵介。知ってる声だなと思って見てる間考えちゃった。うんうん。
青木さやかは、青木さやか役なのかしらw 堂々としたもんでよかったなあ。

オスカワアイドル、って、芸術家作家? もちろんモデルは三島ですねー。
ワイルドもですかねー。肖像画をしょって現れるので笑う。

原爆のシーンの演出見蕩れた。
黒い薄い布がふわりと、やさしく。あれが死。蠢く死体。怖かった。静かに見せる、
あの死の残虐を観客は知ってる。

海の底に変わるシーンも素敵。ゆっくりになる動きがきれいです。役者さんて凄い。

恋人の死のシーンも素晴しかった。花束の動きがとてもきれいだった。

ドタバタもいっぱいで笑わせられたし、悲しみの過酷さにボタボタ泣いた。
上演時間二時間あまりかな。ぐいぐいもっていかれた。不思議な感じ。美輪さまのことを
多少なりとも知っていて、これはフィクションだけれども、重ねて思うこともいっぱい。
美輪さまの音楽会やお芝居を見たことを思い出して重ねても見て、今見てる舞台の奥行が
物凄く遠くまで広がる。
美輪明宏。生きている伝説。

これは期待しちゃいけないんだろうけど、ショータイムみたいな、そのー、タカラヅカ的
レビューを一瞬期待しちゃった。音楽はガッとカットされるのね。そのハズされ方が
もどかしくて、むむ、これもひきつけられるテクニックなんでしょうか。ずるいわ。
歌は美輪さま本人ので、あーほんとの美輪さまのコンサートに行きたい、という気に
させられる。
生きているフィクション、美輪明宏。
面白かった。
うつくしかった。
見にいけてよかった。

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映画「地獄でなぜ悪い」

映画「地獄でなぜ悪い」

ヤクザの組長武藤。抗争相手を逆に殺した妻が刑務所に入って十年。
娘が女優になったと信じ、喜んでいるその妻のため、武藤は自分たちで
映画を作ることにした。
監督は、娘ミツコのファンだった橋本。単に巻き込まれただけで実は
映画のことなんて何も知らない。そこで偶然、子どもの頃から映画バカの
平田と連絡がつく。
ヤクザの殴り込みをそのまま映画に! 馬鹿げた思い付きが実現する。

水曜日に見に行ってきた。
長谷川博己が映画バカ平田を演じてる。そのハイテンションぶりが凄くて、
つい見に行ってしまった。
映画バカ!映画バカ!とにかく映画バカ!

これでもかと血糊がジャバジャバ飛んで海になるほどで。
敵対ヤクザをやってた堤真一も素晴しくバカでよかった。笑わされた~。
美少女ミツコを演じてた子がほんと美少女でもえた。

 ♪全力歯ギシリレッツゴー! ギリギリ歯ギシリレッツフライー!
 
最初っから最後まで全力全力全力で映画最高~!の迫力と勢いと馬鹿力で
押し切ってた。凄かった~~。
そして、最後には、映画は終る。
そこまで映画で、面白かった。参りました。

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野口あや子第二歌集『夏にふれる』批評会

野口あや子第二歌集『夏にふれる』批評会 10月5日(土)

パネリスト、今井恵子、穂村弘、平岡直子、藪内亮輔
司会、田中槐

に、行ってきました。今回レジュメ係りになったので、コピーの束抱えて
雨の中早めにたどりつく、というところで力尽きたーと思ったけれども、
始まるとやっぱり面白くてふむふむと思いました。

*個人的主観による勝手な感想個人的覚書メモです。発言を私が間違えて
認識しているかもしれません。記録ではありません。

最初は今井さんから。
「ひらく」歌について、など。自分がひらきつづけていくことをガード
しなくては。境界線がなくなる恐怖とか。自分の中に人に言われている自分
をとりこんでいる感じ。感情よりは感覚の歌がよい。強い自我のある若い女性、
というのが野口さんを特徴づけて印象強くしている。

次は穂村さん。
わりと丁寧に資料にあげた歌を読みそれにそって。野口さんの短歌の文体の
強さがすごいから、無茶をしても倒れない、という指摘が印象的。最初から
歌人になるなと思ったとか。呪いとか祈り。短歌が武器になっている。それは
すごくわかる。私も野口さんのこの歌集を読んで、すごく、いつも、歌人
なんだなあこの作者は、と思った。大変そう、と勝手に思ったけど、でも
上手くて強いんだなあ。
なんかいろいろまたキャッチーな発言がさすが上手い穂村さん。

次は平岡さん。
野口あや子を演じる作者野口あや子。どんどん脱いでるのにその裸身が衣装
として分厚くある、という指摘面白い。とても納得。この歌集の女性性とか
演じて見せてくる感じとかへの、痛々しさが複雑です。

次は藪内さん。
本日はキレがない、と司会からつっこまれていましたが。824首という
歌数の膨大さとか、それが夏というぼやぼやしたもの全体なのか、とか。
野口あや子、というぼやぼやと全体なのか。身体性の広がりなんかの指摘は
とても納得。

休憩挟んで後半、女性性、のこと。それを演じて見せていて、それを演じて
見せなくては、となっているのまでもが見えてきて、それは辛そうでもあって。
でももっとしたたかでもあるようで。
穂村さん発言。女性の第一歌集ってヌードをつけるようなのがあって、
少し前、裸足で歌う若い女性歌手みたいなのが流行ったけど、そうやって
全てを捧げるような人がいるけど、野口さんのは一見そうであるかのように見えて、
でも一線残しているかなという感じ。普通の短歌的に上手いのはわかるけど、
演技も必要なんじゃ、そして演じて見せてるようなのが残るんじゃないか、と。
藪内さんの。女性性って、性がふたつもきて言葉としてなんかイヤ、といったの
いいなー。少女極道って感じがする、と。女性というよりは少女極道なのね。
それ野口さんすごく成功してるんじゃないかなあ。

会場からもいろいろ。
黒瀬さん、女性性という言葉は難しいですね。女性性というよりは、「野口性」。
一瞬一瞬が積み重なってのこの800首あまり。過渡期なんでしょうね、といった
のが暖かく見守ってゆく感じで素敵です。

連作という点ではどうですか、との問いかけに。
パネリストのみなさん、あまり連作って感じがしないということでした。
私も思うに、この歌集一冊がまとめて連作といえばいえるかのような。大学時代
青春時代みたいなその期間限定感。その毎日。その積み重ねの一冊全体かなあ。
中では、拒食症テーマのが、連作としてよい、との評価。藪内さんが丁寧に
解説されてて納得。

とにかく歌数が多くて読むの大変、でもあり。読むのはさくさく読めるけど、
読み込んでいくと、いっぱいあるからどういう風にも切りとれる感じ。
たくさんの人の読みを聞いて、なるほどーと思い。女性性とか演じてる感じとか
は共通してありったけれども。どう読むか、は、当たり前ながら人それぞれに
好きなようにとれるのですよね。

私も読んで、最初、こんなにも若い女性の生き辛さみたいなのがあるのは
しんどいなあ、と思ったし、演技過剰なのかなあ、と思ったりもした。
でもほんと、「歌人野口あや子」なんだなあととても納得した。
過渡期なんでしょうね、と言うのに納得。まさにこの時期のその毎日「野口
あや子」というしるしの一冊なのかなと。
そして当然ながらそんなにも莫大に積み重ねていける上手さ凄い。「歌人」
なんですねえ。

批評会参加できてよかったです。パネリストからも会場からも濃厚にお話を
きけた気がする。面白かったです。


私がこの歌集の中でいいなと思った歌いくつか。

  かあさんは食べさせたがるかあさんは(私に砂を)食べさせたがる
 
  煙草いい? ジッポを出して聞かれたりいいよと答える前に火が付く

  「白梅」という件名のメールにも傷付く余地は確かにあって

  会う前に傷付くきみと会ったあと傷付くわれをよけぬ五月雨

  寒そう、ときせかけられたセーターのきみの寒さを着せかけられた
 
  ゆるせない、とおもうまで許していたのだなジッポの点け方まで覚えてて

  ひかり、ってつぶやくときのひかりとはそのときどきにわずかにちがう

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この夏の終りに

   この夏の終りに
                              千坂麻緒


                ふるさとの沼のにほひや蛇苺  水原秋桜子

ふり落とされた数多の緑 洗はれたひかりのなかに軽き足音

る、こるびゅじえ ル・コルビュジエぇ?声にして だけど覚える自信のない る

さよならを歌ふ歌声澄み渡り始まつたことはいつかは終る

とほくから「いいね」「いいね」と優しさのつもりで何度も言ふのはやめて。

濃厚な香りカップの花模様英国紅茶専門店はも

沼がある こどものころの怖かつた捕らへたねずみを沈めた記憶

喉からの風邪ですわたしにちやうどいいあまいくすりをわけてください

似てゐると思つた(声が) 丁寧なせいめいほけんのせつめいを聞く

仄暗い階段をゆく三階は誰も住まなくなつて久しい

東へと旅の終りに帰るのは間違つてゐるやうで 目を閉づ

山羊の目の中の三日月横たはり(いのちに素手で触りたくない)

蛇の衣みつけてしまふ今はもうここにはいない蛇みづみづし

苺味のアイスクリームこの夏の終りを告げた台風一過

                             (2013/09/25)

**********************************

アクロスティックの宿題でつくったやつ。歌の頭の文字を縦に読むと、
「ふるさとの沼のにほひや蛇苺」  水原秋桜子の俳句になります。
上手に作れる人はもっと上手に、一連と、浮かび上がるものと関連づけるとか、
不自然さがないとかさらに一連にテーマやドラマこめるとかやれるんだけど、
私にはこれが精一杯。。。
一応今年の夏の思い出的なまとめと、一応湿気というか陰の雰囲気を多少は
心がけました。
当然ながら、夏の思い出といったって全部ホントではないし全部嘘でもない。
13首という曖昧な歌数で、どっかに出すあてもなく、ブログでおいておきます。

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映画「ウルヴァリン:SAMURAI」

*ネタバレ、かな?


映画「ウルヴァリン:SAMURAI」

終戦間際の長崎。ローガンは日本軍の捕虜となっていた。原爆が落ちるその時、
捕虜を逃れさせた矢志田という青年を、逆に助けた。
それから時は流れ。
ローガンを探してきた、という少女と共に日本へ向かう。矢志田が病にかかって
おり、恩を返したい、別れを告げたいというのだ。
日本で巨大企業をなし莫大な権力を有しているらしき矢志田の屋敷。
瀕死の彼は、ローガンの治癒能力をくれ、その代わりに死の安らぎを与えると言う。

てことで、ウルヴァリン。X-MENシリーズは、私は詳しくなくて、テレビで
やっているのをちらほら見る程度。この映画の中で、ウルヴァリンはジーンを
死なせてしまった後悔の中にいるようなんだけれども、えっとー、時系列が
よくわからない。

ウルヴァリンが日本で捕虜みたいになっいてたのも謎だし、お話は何がなんだか
えーとー、どうなってるんだかよくわからない(^^;
ニンジャがいるぞ! とか、ヨシダの権力つーか、医療?そのハイテクっぷりは
一体!?この映画の時点の時間はいつなんですか?夏なのか冬なのかもわからない!
新幹線はずっと人身事故ゼロなんだからやめて! とか^^;。

すごくヘンなニッポン、未来なのかなニッポン???ウルヴァリンて、時をかける
少女みたい、時をかけるおっさん?みたいなことになってるの? 不思議。
でも、ウルヴァリンて、米軍だかなんだかの、人体実験で生み出されたミュータント
なんじゃなかったっけ?もともと特殊能力あったのを実験されたんだっけ。。。
あの不死身、不老不死、その研究が完璧すぎじゃね?たまたまの偶然でもう再現
できないんだったっけ?? ちょっともう、わかんなーい。
まー、未来不思議ニッポンな感じもいろいろ、アメコミっぽい、と、思うしかないか。
(アメコミ全然詳しくないのであくまで個人的イメージとして)

で、まあお話はいいや。
ということで、新幹線でのアクションシーンはやっぱすっごいヒヤヒヤハラハラ
したし、ウルヴァリンの治癒能力が弱められていて、傷が治らなくて、よろよろ、
疲れきっていくローガンとかセクシーでいい~。
真田広之が! 役柄はヘンだけどー、やっぱセクシー!かっこい~!いい声うっとり。
ウルヴァリンとの戦いも迫力あってかっこよかった。さすがの剣技!もっともっと
見たかったよー。宣伝のときは、二人の絡みがもっともっとあるのかと思ってた。
もっと見たかった~。

ローガンを迎えにくる少女、(少女、というかヤングレディな)ユキオちゃん。
何故ユキコとかユキヨとかじゃなくて? と思うけど、まあ、赤い髪で衣装も技も
とってもアニメっぽい。しかし、彼女、顔がこわい。。。骸骨めいていて私はとても
こわかった。。。なんでこう、ハリウッド映画で見る日本人はどうにも怖いのか。。。
日本人じゃない日本人キャストもいたけど。ヒロインプリンセスなマリコの
幼馴染?ハラダとか。ニンジャ。。。
日本人たちこわかったよ。。。不気味の谷、って気がしてしまうー。
でもそんな中でもやっぱり素敵な真田広之って素晴しいなあ。

最後には、あのハゲが迎えたっぽい。時系列が私にはほんとわからん。。。
ジーンと出会うのってあのハゲたちと仲間になったあとだったんじゃないっけ?
ハゲ死ななかったっけ?ちがったっけ?わからん。。。。

でも、ま。
楽しかったよ!

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『愛とは言えない』3、『極道はスーツに刻印する』

*具体的内容、結末まで触れています。


『愛とは言えない』3(榎田尤利/ビーボーイノベルズ、リブレ)

少し遅い夏休みに、橘高の別荘へ出かけた、サガン、津森、名嘉真の四人。
橘高への恋を自覚してしまったサガンは、だからこそ別れようと決意する。
だが、別れてすっきりするはずなのに、調子が出ない二人。
そんなある時、サガンの学生時代の初めての恋人、かつて先生と慕った河島が
現れた。一見あまり変わりないように見えたが、実はボロボロでアルコール
依存にかりかけている。鏡を見る思いで、見限るがことができないサガン。
一方、津森と新しい恋をしたいとアプローチを始めた橘高だが、やはり
どうしてもサガンが気にかかる。すれ違うばかりの二人。

ってことで、もーー。素直になれよ君たち!!!!! としか(笑
この3巻の終わりでは、やっとちょっと、サガンが降参したか、な?あたり。
次で終わりかな。ちゃんと話せるといいなー。

自虐的になってあらかじめ自分を貶める卑怯、とか語られるのはとても
よくわかる。そんな相手に橘高くんはもうどんだけいい男なの。本気の恋に
不器用になってしまう可愛い男とか、ほんっと橘高くんのいい男さが完璧。
過去の思い出ショートストーリーの、学生時代のクリスマス、とかも、
そこまでめんどくさいサガンを、なんでそうおっかけるかなあ。やはり顔か。
もちろん顔で。サガンがやっぱり可愛くて。恋というのはやっかいだよねえ。

津森くん名嘉真くんのあれこれも、なかなか複雑で大変そう。コミックで
詳しく描かれてるのか。まーでも、みんなちゃんと最後にはくっつくんでしょ!
素直になれよーーーー。と、続きが早く読みたいなあと思う。がんばれ橘高。
 

『極道はスーツに刻印する』(中原一也/AZノベルズ、イースト・プレス)

シリース3作目。
テーラー榎田のもとに、弟子入りさせてくれと押しかけてきた佐倉。
仕事熱心で素直ないい子だと思っているのに、彼を見た芦澤は不穏な表情を
見せる。後日、訳も言わずに佐倉は首にしろと言ってきた芦澤。
木崎の妹、かつて芦澤が愛した女性に、瓜二つな上、素性がわからない佐倉。
一方的な言い方と、芦澤の過去の女性、ということで悲しくなってしまう
榎田は、素直になれない。
佐倉は実は芦澤が潰した中国系売春斡旋組織の男だった。恨みを晴らそう
とする執念で整形をし、榎田に近づき、人質にとる。間一髪で芦澤に助けられ
たものの、確かに殺したはずの佐倉の死体は見つからなかった。
 
てことで、また危険な目にあう榎田くん。刺青もされちゃう榎田くん。
尿道プレイもパワーアップしてる。どこまでもついていきます、って榎田
くん、そっち方面もどこまでもついていくのか。いいのか。大丈夫か(笑)
スカトロ方面にはあんまりいかないでほしいけどなー。今回のくらいまでで
勘弁して欲しいかなー。チャレンジャーだなあ。

弁護士諏訪さんと、サイボーグ的ボディガード木崎さんのショートショート
もあり。この二人もくっつくのかな。番外編も一冊あるみたいなので楽しみ。
佐倉の話がまだひっぱってまたなんか出てくるのかも楽しみ。
しかし、中国系がらみとかにもなってくると、芦澤さん大変。ノンキに恋人
とそういちゃつく時間もないでしょー。がんばれ榎田くん。

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