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『ルパン -ARSÈNE LUPIN-』 レビュー『Fantastic Energy!』

9月26日に、東京宝塚劇場行ってきました。

*具体的内容、結末まで触れています。


『ルパン -ARSÈNE LUPIN-』 レビュー『Fantastic Energy!』

ルパンは、ルブランの、発見された原稿!とかって最近出た『ルパン、最後の恋』
が原作とのこと。本は出た頃に喜んで読んだ。ルパン大好きなんだよねー。私の
初恋は怪盗紳士ルパンだったと思う。で、読んで、正直、発売しないままの方が
よかったんじゃないの。。。という気はした。もう子どもの頃のようには読めないし、
文章としてものりきれない。うーんーー。
そんな印象だったので、タカラヅカでやるって、どうなるんだろうと興味深々だった。

オープニングには、タキシード、マント、シルクハットにモノクル白手袋!のルパン。
マントのダンスはいいよね~。好き~。きゃ~~!
てことで、始まってみればとってもかっこよく面白く見られました。
お話も、ルパンが回想として、そばにいるルブランに語って聞かせる、ということで
整理ついてわかりやすくて、ぎゅっとコンパクトにまとまっていて、本で読んだより
ヅカの舞台のほうが面白かった。

英国情報部が出てきたりして、でもなんかそれヘタレでイヤだったんだけど、舞台だと
まあまあいいかなーと。フランスと英国っていろいろあるよね、となんとなくニヤニヤ。
ヒロイン、カーラは素敵にヒロインしていたし、一人苦悩するルパンも、控え目で素敵。
もう俺の人生に巻き込んで女を不幸にしてはいけない、ってねー。まったくもー。何人
不幸にしてきたんだよ、と、いろいろ昔読んだ小説を思い出してみたり。ほんと子ども
の頃に読んだけなのに、それなりに思い出せる感じ。子どもの頃の私よ、ちゃんと記憶力
があったんだね。。。(今はもうない。。。)

オックスフォード公、次期英国国王候補かも、という彼の従者のカーベットが、実は
密かにカーラを想っていて、ってことで誘拐!しかし危機一髪で駆けつけるルパン!
いい~。しかしカーベットを撃ったのは英国情報部の、えーとー、名前忘れた。密かに
操っていたのは英国情報部? まあ、そういうのは適当な感じで。。。
そー。本を読んだ時、今、英国情報部大好きになってる私としては、なんだかどうにも
その扱いが腑に落ちなくてしょんぼりしてしまったのだった。

カーベットをやってらっしゃる方、沙央くらまさんか。好きになった~。声の感じが
素敵で、憂いの感じがよかった。

最後には、カーラの恋に負けて受け、自分の恋ごころも打ち明けて入れるルパン。
まあ、ほんとに最後の恋にして幸せになっておくれ。

華麗な舞踏会シーンもあるし、ルパンの陰影をしっかり描いてもいたと思うし、
よくまとまっててさすが。あの本をこんな風に舞台にするんだなあ。
結構笑わせるシーンもあり。ガリマール警部と予審判事コンビね。予審判事を女性に
してああいう風に使ってるの面白い。
見に行けてよかった。楽しかった~♪

そして、レビューは『Fantastic Energy!』
たーっぷり!すっごいカラフルな始まり!華麗!キラキラー!きゃ~~~!
薔薇のシーンは本当にきれいでかっこよくてうっとりしました。

そして、スペシャルアフロデーだった! ある一場が始まって、そして。
うん、なんか、みんなかっこよく踊ってるけど、みんなアフロで。えええ?こ、こういう
もんなの?と不思議だったんだけど。トップさんが最後に登場しても、超カラフルデカアフロ。
それでキメキメにかっこよく歌い踊るの。
ややデカアフロの人だなーと思ってたら、二重にかぶってて、黒い下に真っ赤アフロだったの。
笑った~。
終っての挨拶の時に、スペシャルアフロデーというのは、月に1,2度あるかないかの貴重な
お遊びデーだそうで。そうなんだ~と納得。

キラキラのダンス、歌を堪能~。ラインダンス、大階段。ほんとにほんとに、素敵!
かっこよくってキラキラで華麗ゴージャス可憐うつくしく、隅々までプロフェッショナルな
夢の舞台だよねー。タカラヅカ最高~。楽しかった!

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あまちゃん、おしまい。

はー。おしまい。に、なっちゃった。
最初の音楽がないな、って思って、きっと最後になるんだな、と思って、
最後になって、そして、また始まるんだなと思った。描かれなくても、
潮騒のメモリーズ第二章、第三章、ずっと続くその先へのオープニング。
ユイちゃん、トンネル走って、ひかりの中へ抜けていけたんだね。うるるよかったー。
いろいろあったなー。いっぱいあったなー。
1984年の北鉄開通から、復活の今日まで、30年分ドラマ見たなあ。

北鉄のだるまに、「かならすまたつながるんだ」って書いてあった。
畑野駅の向こうには「この先へ! 全線復旧」って。
あのトンネルの向こう。この先へ、また行ける。

実に見事に、終ってまた開く、という最終回でした。
個人的には、続編もスピンオフもいらない。あれば見たいけど、でも、私の
妄想力で大丈夫。たっぷり妄想できるくらい、しっかりドラマは描かれてきた。

初回から欠かさず見ました。毎日の感想もかかさずついったーに。ついったーの
いろんなコメント見るのも楽しかった。
朝、昼と見て。だんだん、朝、昼、夜、と見て。最後のほうには朝、朝、昼、夜、と。
録画もするようになってもう一度、とか。土曜日にはまとめても見てた。
毎日どんだけ見るんだよー。そんだけ、飽きなかった。

自分自身でもこんなにもミズタクにもえもえはまってしまうとは思ってなかった〜。
もちろんもともと松田龍平は好きだけど。朝ドラで一体どんな役を?と思っていたの。
登場の最初からいいな〜好き〜と思って、そして東京編のヨレダサスーツ姿と
ぼへーとしてるのに密かにだんだん熱い!ってなって、もー、どっぷり。
そしてベンさんとの師弟愛!
ベンさんが可愛いじーさますぎても〜〜〜。
太巻さんにも実は可愛がられてて。おっさんキラーミズタク!たまらん。

楽しかった〜。
細々としたつっこみや分析いーっぱいしたくもなる。でも、全部楽しかったな〜
面白かったな〜〜〜。で。いいや。
毎朝の幸せをありがとう!

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『前夜』上下(リー・チャイルド/講談社文庫)

*具体的内容に触れています。

『前夜』上下(リー・チャイルド/講談社文庫)

ベルリンの壁が崩れ、冷戦の終わりとなった年の暮れ。大晦日のパーティに
浮かれることなく、一人当直についていたリーチャー。少佐。
郊外のモーテルで、軍人が死んでいるという警察からの連絡を受けた。
最初は、心臓発作ならば警察にまかせておけばいい、と判断したのだが、
後にその軍人はふたつ星の将軍だったとわかる。軍として動かなくてはならない。
そして、リーチャーはこの将軍の動きに不審な点を見つけてしまった。

これはシリーズ8作目だそう。軍にいるまだ若きリーチャー。この時29歳。
前日譚的なお話。
軍の憲兵として優秀。軍人なのに上官の命令に絶対服従ではないのね。憲兵と
いう仕事柄?リーチャーなりの正義というのがあるのだ、というのがこの頃から
なんですね。軍人として命令違反しまくりでいいのか?と何度もつっこみながら
読んだ。腐った組織、かあ。
助手の女性と仲良くなっちゃうのも相変わらずなのか(笑

母が病気で、兄とパリまでお見舞いに行ったり。兄、ジョーがかっこいいよなあ。
そうだリーチャーは次男くんなんだ、と改めて思ってしまった。
ジョーは、でも、『キリング・フロアー』で。と、なんか辛い。
お母様は素敵でした。こんな素敵な息子二人育て上げて、もとレジスタンスかあ。
かっこいい。素敵パリジェンヌ。

冷戦後、で、軍隊が変わる。事件そのものより、軍隊というものについての
小説だった感じ。面白かった。
暴走はするけど、生粋の軍人で軍を大事に思ってる。リーチャーはこういう男
だっていうのはよくわかる。
軍の上部のごたごたをもうちょっとよく読みたい感じはしたけどなー。でも
基本リーチャー視点だからそこまでは無理か。

翻訳されているものはこれで全部読んだと思う。シリーズ他のは出来がよくない
のかな?なんで翻訳でないんだろう。
すっかりキャラ小説だなーと思う。自分の正義にしたがって、合衆国憲法みたいな
ことを時には無視しちゃうのが、アメリカン・ヒーローではない感じが面白い。

トムはまた映画化するのかな? あんまり大ヒット!ってわけでもなかったよーな
感じだからもう映画化はないのかな。リーチャーとトムはまあ、見た目的にも違い
すぎる~。このシリーズは映画化には難しいのかもなあ。
 

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映画「わたしはロランス」

*具体的内容、結末まで触れています。

映画「わたしはロランス」

ロランスは学校の教師。フレッドは映像製作に関わる仕事。二人の付き合いは
2年に及び、互いにかげがえのない相手として強く愛し合っている。
だが、35歳の誕生日のあと、ロランスはフレッドに大事な話を聞いて欲しい
とうちあける。自分の男性の体は間違っている。女として自分に正直に生きたい。
始めはショックで受け入れられないフレッドだったが、時間をかけてそれでも
愛してるからと、ロランスの女装しての出勤を励ます。
だが、女の姿で暮らし始めるロランスは、職場で問題視され、クビになる。
また、同じ頃予期せぬ妊娠に気づいたフレッドは混乱し、妹だけにしか話せず
ロランスとの関係もうまくいかなくなる。

映画が始まる時点が1989年。それから10年にわたる、ロランスとフレッド
の、愛し合いながらも別れたり再会したりの葛藤を描く。上映時間168分。
たっぷりみっしりでした。激しいよ。フランス語よ。素敵。

監督がグザビエ・ドラン。23歳? カナダの気鋭の新人監督だそうで。でもこれ
3作目だそうで。さっすがの若さの激しさなのだろうかと思った。すごいテンション
高いの。激しいの。ぐいぐいくる。
映像も面白くて、アート的、というのかなあと思う。なんでそう洗濯物を撒き散らす
んですか(笑)きれいだけど(笑)色使いも鮮やかで絵になるシーンいっぱい。
音楽も面白かった。激しい。
画面で、音楽で、パワー押し切ってくる感じは、ああ映画ならではだなあと思う。

俳優さんたちも凄かった。
主演のロランスの人、メルビル・プポー。始めはほんと素敵メンズで、女装して
いく奇妙さ悲しさ嬉しさ、素敵だった。母親がまた凄くて。母じゃなくて女だった、
とロランスが言うところもあったけど、母性愛ーとかじゃないのよね。ロランス
との関係の様子がよかった。辛いときママに甘えたくなっちゃうぐしゃぐしゃに
泣くロランス、素敵すぎる。
あのあやしげなローズ一家?わけのわからない、歌手もどきみたいな彼らとか、
なんなんだ。ああいう迫力。ゴージャス。ただもんじゃない感じが凄い。
そしてフレッドを演じるスザンヌ・クレマン。なんか、日本の女優さんで似た人が
いる気がするなあ、って思って気になったんだけどうまくいえない。
単なる美人とは言えなくて、もちろん綺麗にドレスアップした姿なんかは当然
きれいなんだけど、もっとこう、普通に激しくぐしゃぐしゃな感じが凄かった。
カフェ?レストラン?で、女装のロランスに、悪気はないのよ、的にぶしつけに
話しかけてくる店員のババアに怒鳴りあげる迫力ったら!
ロランスを愛してる。でも受け入れられない。再会して喜んだのに。でも、上手く
いってるわけじゃない結婚生活とはいえ捨てるつもりじゃなかった、というズルさ
とかー。もー。
凄いカップル。
なんだろうこの生々しさというのか。肉体というのか。きれいな映画じゃないんだよ。
激しくて、肉体の重さがずしっとくるというか。
きれいでファンタジックな映像世界もあるんだけれども、人間の肉体、皮膚の湿りが
のしかかってくるような。
凄かった。
もうちょっとお互い落ち着いて話し合いませんか?と思うけどねえ。フランス語で
語る男女は激しいものなのか(偏見)。でも妊娠とか絡むと平静じゃいられないのも
凄くわかるので、どうしていいかわからない、というのも、納得なんだけれども。
でも、もうちょっと話し合えれば、と、思ったなあ。

つきあう相手の性別って、そんなに重要事項だろうか?というのがわたしには正直
ピンとこない。大好きになったなら、相手の性別ってその人の構成要素の単なる一つ
じゃないのかな? 好きな人は背が高い人です、とか、髪がちょっと薄いけど愛してる、
とか、痩せてスタイルがいいから好き、とか、ぽっちゃりなのがむしろいいとか、
そのくらいのレベルで男がいいとか女がいいとか、ではいけないのかなあ。
まあもちろん、性別こそが恋愛の最重要項目でそこは外せない、という人もいるんだ
ろうな、とは察するけど。

ロランスが女になりたい、ということがなくても、結局はダメになった二人だと
思う、と、これは回想スタイルなので今のロランスは語る。確かに、どんなに愛し合う
時間があったとしても、ヘテロな男女であろうがなんだろうが、別れるカップルなんて
当たり前にいっぱいいる。
愛していても。愛し合っていても。そのまま二人で末永くめでたしめでたし、に、
なるなんて限らない。

ラスト、二人の出会いのシーンで終わる。ロランス、まだ男性であったロランスが
フレッドに声をかけてお茶に誘う。そう。ごく当たり前によくある恋の始まり。
トランスジェンダーのことがテーマにあるけど、性別どうこうよりも何よりも、
だたの二人の人間の愛の変遷の物語でした。凄かった。

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『警鐘』上下(リー・チャイルド/講談社文庫)

*結末まで触れています。


『警鐘』上下(リー・チャイルド/講談社文庫)

ジャック・リーチャー。元陸軍の憲兵。軍をやめてからは放浪の身。
最近は、フロリダのキー・ウェストでプールを掘る仕事をしていた。
そこに、ジャック・リーチャーを探している探偵がやってきた。見知らぬ男。
探される覚えは無い。ジャック・リーチャーなんて知らないね、と応えた
その後、探偵が殺されているのを見つけた。
誰が自分を探していたのか。何故人が死ぬようなことになってしまったのか。
リーチャーは手がかりを追う。

シリーズの3作目かな。シリーズはたくさん書かれているようだけど、
翻訳はあまりさくさくとはいってないみたい。この文庫が2006年刊行。
しかし書かれたのは1999年だそう。9.11の前なんだよね。世界貿易
センタービルが舞台のひとつなの。ああ、前の世界だ、と、不思議な気持ち
になる。ツインタワー。その描写があるたびに、そこに飛行機が突っ込み、
崩れてゆくビル、というのが脳内でオーバーラップする。このお話の中で
ひょっとしてそのビルが崩れることになったりするんだったらどうしようか、
と、読み終わるまでどこか不安だった。

リーチャーは39歳になるところ、くらい。
懐かしい恩師が亡くなったことを知り、かつて密かに恋したそのお嬢さん、
ジョディと再会する。家族のように、妹のように思っていた彼女。だが、
美しく賢く魅力的なジョディへの気持ちをごまかしきれなくなり、告白して
しまうリーチャー。ジョディのほうも実は恋していた、というメロドラマかよ~
というラブラブがなかなか微笑ましかった。

もう一つ、関係がなかなか見えてこなかった、ヴィクター・ホビー。
フック・ホビーのお話。わけありで、身を隠しながら生きてきた男。金貸しを
して、今、企業をのっとりそのオーナーのストーンの財産の全てを奪うところ。
彼が何故逃げ隠れしているのか。リーチャーがいかに彼にたどり着くのか。
そのへんもかなりひっぱられながら面白く読んだ。
ヴェトナムの時にヘリが墜落して、乗組員死亡、とまでわかれば、あー入れ替
わりか、というのは察しがつくけど。ジョディが狙われて、リーチャーは間に
合うのかっ、というの、ハラハラドキドキで面白かった!
リーチャーもジョディも賢くスマートで気持ちよく読める。

リーチャーの、撃たれたのに死なないとかの超人っぷりには笑っちゃうけど、
そこまでの銃の描写とか、いろいろそれなりに、まあ、そうかなあ? くらい
には思わせられるので、まあいっかと思う。
恩師リオンが遺してくれた家。家を持つことを想像して戸惑いおろおろ考えて
しまったりしてたリーチャーも可愛い。最後にはジョディと二人、家に戻った
みたいだけど、でも、どうなのかなあ。二人は続くのか? 続かないよねえ。
家を持って落ち着く、のは、リーチャーのリアルと程遠いわけで。
やっぱりダメでしたー、みたいに次のお話ではなっているのかどうか気になる。
でも翻訳されているのかどうかわからん。でもまあたぶんそうなんだろうけど。
ジョディが完璧な女性のように描かれているのになー。
面白かった。

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『愛とは言えない』1,2  『極道はスーツを引き裂く』

*具体的内容に触れています。

『愛とは言えない』1,2(榎田尤利/リブレ出版 ビーボーイノベルズ)

橘高はいくつかのレストランを経営する実業家。10数年ぶりに、大学時代の
友人と再会する。彼の名はサガン。「目」という変わった苗字の美貌の男。
体だけの関係だったかつてと同じように、再会の夜にも盛り上がったが、朝に
はサガンの姿は消えていた。
どうしても手に入らなかった唯一の相手、サガンと、今度はちゃんと恋愛を
しようと、橘高は追いかけ始める。

まだシリーズは続くようで、4までなのかな。1は、再会。もう恋なんて
しないというサガンを追いかける橘高。何故、かたくなに恋愛を拒むかと
いう理由が明らかになるあたりまで。
ゲイだけれども、結婚していたサガン。妻は明るく優しく、彼女となら家族に
なれると信じていた。しかし、彼女は事故で死んでしまった。その事故の責任
を感じているサガン。ゲイである自分は彼女を裏切っていたのではないかと
自分を責め続けているサガン。
てことで、もどかしーですねー。二人とも30半ばくらいのいい大人なのに。
やることはがっつりやってるのに、体だけの関係だ、と意地をはるサガン。
ツンデレのデレがまだないですねー。内心にはありつつも。

2になると、橘高の父との確執が明らかに。それが彼のウィークポイント。
しかし、父とはいさかいのままに、突然の病死。今度は橘高の心の傷の、
少しでも助けになりたいと思い始めるサガン。
てことで、もー。つきあっちゃえよ。という感じ。
猫のやきのりちゃんがたいへん可愛くちょろちょろして、いい。

これは、コミックとのコラボがあるらしく、「恋とは呼べない」というのが
あるみたい。イラスト描いている人がコミック同時連載してたらしい。原作
榎田さんで。小説の中にもそっちのカップル?の、カフェ店員とサラリーマン
コンビも登場している。コミックのほうにもサガンと橘高も出ているんだろう。
コミックまでは手を出さない。
お話も、まあ、なるほどね、というところで、んー。もちろん榎田さん、
すごく上手いので安心してしまって私の期待値が勝手に高いだけで、全然悪くない。
とても王道だなーと思うし、二人ともかっこいいなーと思う。けど、大好きには
ならないかなーというあたり。
続きも早く読めるといいな。


『極道はスーツを引き裂く』(中原一也/イースト・プレス AZノベルズ)

シリーズの二作目。
期間限定愛人、という前作を経て、恋人になった二人。しかし、恋に
目がくらんで、仕事で新人でもありえないような凡ミスをやらかしてしまう
榎田。人のいい榎田に、芦澤のライバル塚原がつけこみ、陥れる罠を仕掛ける。

ってことで榎田くんピーンチ。しかし、いつも静かに仕事をしている大下さん
が、かつて恩をうったことがある相手が塚原の組の組長だったのだ!
というわけでめでたしめでたし。
まー。都合いいよなあ。でも都合よくいかないとなあ。ストーリーはさくっと
進行して、えろしーんたっぷり。嫉妬に燃えた芦澤さんにいたぶられたりして
榎田くん可哀相だけどそれはそれで燃えていていいなーと。
結婚話におろおろしたり。恋をすると人は本当に馬鹿になるよね。と、二人
とも微笑ましいというかなんというか。
スーパーボディガード木崎さんにお嬢様が惚れてしまったとかは、また別の
乙女小説になりそうだったりして、まあ、いいんじゃないでしょうか。
これもシリーズはまだあるようで、早く読めるといいな。

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『陰陽師 酔月ノ巻』(夢枕獏/文藝春秋)

*オチに触れているのもあります。


『陰陽師 酔月ノ巻』(夢枕獏/文藝春秋)
 
 銅酒を飲む女
 桜闇、女の首。
 首大臣
 道満、酒を馳走されて死人と添い寝する語
 めなし
 新山月記
 牛怪
 望月の五位
 夜叉婆あ

以上9つの短編集。
晴明と、博雅がゆるりと庭など眺めながら酒を飲んで語り合っている。
そして、妖しの出来事があり、「ゆこう」「ゆこう」そういうことになって
ゆくのである。
安定の黄金の陰陽師の世界だよねえ。しみじみ。ほろほろと、秋の月の中で
酒を飲みながらゆっくり読みたいねえ。
珈琲飲みながらさくっと読んでしまったけれど。

今回は、博雅と晴明と二人じゃなくて、依頼人、というか、ま、困った貴族の
人がやってきて、というのもけっこうあって、「ゆこう」「ゆきましょう」と
晴明さまの口調がちょっと丁寧語になっていたりして可愛い。
二人の力関係は対等、友人、とはいえ身分においては博雅が上で、他人がいる
時にはしれっとそういう慣わしに従ったフリをする晴明さま素敵。

「めなし」の最初。酒を飲みながら、晴明といられるから歳をとるのも悪くない、
みたいな告白を(きゃ。告白だろー//)博雅がすると、「そういう言葉は、いき
なり口にするものではない……」といって照れる晴明さま!何このらぶらぶ!
いきなりじゃなきゃいいのか(笑)どういう顔つきをしたのよ~も~!可愛い。
君たち可愛すぎる。あーこの酒の席に混ざりたい。隅っこで黙って飲んでるから。

「首大臣」は、若き道長が少し登場。かっこよさげで素敵。
首だけになった大臣。首だけになってるのになんか、困ってるし大変なんだけど
なんか可愛かった。こういう語り口好きだなあ。さすが獏さん。

「望月の五位」かわらけでできた人形でしたか。可愛い。そして最後には晴明が
もらいうけて、李白の詩をうたわせて「博雅と酒を飲んだりしているらしい」
という。いいな~。ほんとその酒の席に混ざりたい。可愛い。

道満のお話もけっこうあって、ややブラックとはいえ、道満ももう悪役という
ほどのことはなくてなんだか可愛くなってきている。

これは去年の秋に出ていたのを買ったまま積んでて。一年近くたってしまった。
去年が、陰陽師シリーズ25周年だったようですな。しみじみしちゃう。最初から
読んできているから。まあファン歴も長いのはわかってるけど、改めて25周年!
なんて見ると、あー長いんだなあと思う。
このシリーズは短編がメインで、このゆったりとした平安のスピード感がとても
心地よい。牛車のスピード感?人が歩くほどのスピード感。呪はあれども、火花散る
というようなのはなくて(長編では多少ある)ふわりと風に乗るような動きだったり
して穏やか。情念や鬼はもちろん怖いけれど、それ以上に哀しみの物語だからなあ。
安心して気持ちよく、じんわりと物悲しく感動して満足なのでした。

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映画「サイド・エフェクト」

*具体的内容、結末まで触れています。


映画「サイド・エフェクト」

インサイダー取引の罪で、夫、マーティンはは刑務所にいた。だが、ようやく
出所してきて、エミリーはまた幸せな生活を始めると思っていた。
だが、駐車場で車を壁に突っ込ませてしまう。欝症状、発作的自殺未遂、と
疑われ、救急病院で担当した精神科医のバンクス医師の診療所へ通うように
なる。
エミリーは夫が逮捕された時にも精神科にかかっていた。その時の医師は、
シーバート。バンクスはシーバートに連絡をとり、治療をすすめていく。
新しい薬を試し、夢遊病を起こすエミリー。そして、悲劇は起こった。

面白かった。
ミスリードの数々。張り詰める緊張感。不安。真相?これが真相?まだ?
次々に認識が変えられてゆく、頭の中をぐにゃぐにゃ揺さぶられる感じ。
凄い。
ネタバレなしで見られてよかった。知らずに見るほうがいいよー絶対ー。
見終わってやっと深呼吸。もう一度見直してドキドキしたい!

ジュード・ロウが精神科医バンクス先生。彼が主演だったなーと思う。
ポスターでは、ジュードと、エミリー(ルーニー・マーラ)、マーティン
(チャニング・テイタム)、シーバート(キャサリン・ゼタ=ジョーンズ)
の四人の顔で、ジュードくんがこんなに主演だと思ってなかった。
もちろんこの四人が主要キャストで。他の人物はほんとーに脇役だった。
いや、チャニング・テイタムの出番も少なくてあっさり。最近大統領と一緒
に戦ったりしてたよーなマッチョなのに、あんなにあっさりか、と、びっくり。
「マジック・マイク」の時とももちろん全然違う。それはそれでさすがです。

エミリーが本当に、傷ついた小鳥のようだ、という若くて不安定、きれいで
可愛くて、でも実は!という女性で、ルーニー・マーラ素晴しい。
シーバート女医も彼女になら堕ちてしまうよね!仕方ないよね!と納得!
エミリーが入院させられているのを、出しなさい!とやけに強引にバンクスに
せまるなーというあたりで、ビアンな関係だったのだろうな~と察したけど、
その最初の誘惑シーン、ときめいた。ふらっといっちゃう~それは~、と、
ドキドキ。エミリーってば一体。。。
でもエミリーの魔性って微妙に愚かで、そこがどうにも。。。

バンクスがはめられてすっかり周りから孤立、いつまでも巻き込まれた事件
にこだわるオカシイ奴扱いされて。シーバードたちのたくらみにはまって、
仕事も追われ妻にも愛想つかされ、と、どんどん気の毒なことに。そのやつれて
いく姿も素敵だったよジュード・ロウ。このまま狂気におちていくのはバンクス
のほうなのか? と思っていたら、「僕は天才かもしれない」と、反撃に転じる。
そのやり口がなあ。
精神病扱いされて担当医師ににらまれたら、もうダメだ、という絶望感が凄い。
こわい。

そもそもが抗うつ病の薬の副作用(サイド・エフェクト)というタイトルな
わけで。みんな薬の一つや二つ飲んでるさ、という社会の中の怖さがあって。
そこでの騙しとか殺人とか、怖すぎる。
エミリーがマーティンを恨むのもなんか怖いし。マーティン捕まっちゃった
けど、だからってすべて彼のせいだ、って、殺意にまで至るか? そこがすでに
病的なのかなあ。
シーバートのところへ行ったのも最初は純粋に治療のためだったのかどうか。。。
ともあれ、彼女とそういう関係になって、詐病が上手くなる。
誰でもいいから、と、たまたま担当になったバンクスを陥れることにする。
でも、精神病患者、となってしまっては決定的に立場が弱くなるでしょーよー。
そこの心配しなかったのがエミリーの微妙な愚かさ、と、思う。シーバートを
そんなに信頼してた?うーん。

やられたらやりかえす。倍返しだ!10倍返しだ! とばかりに、バンクスは
シーバートとエミリーを排除する。うーんうーん。そりゃそうなんだけど、
でも正義が勝った!てなすっきり感はしなくて、不安とか恐怖に突き落とされた
気分で終わった。
薬怖い。
精神病怖い。
精神科医怖い。
ま、もちろん、映画だけど。フィクションだけど。
上映時間106分。めまぐるしくみっしりきっちり。セリフも説明も最小限な
感じ。それでも背後の物語もしっかり感じさせる。面白かった~。
いろーんな表情のジュード・ロウを堪能してさらに大満足!素敵でした。

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『妖埼庵夜話』(榎田ユウリ/角川ホラー文庫)

*具体的内容に触れています。

『妖埼庵夜話』(榎田ユウリ/角川ホラー文庫)

その探偵、人にあらず

妖人DNAが発見されたのは7年前。人類とは異なる遺伝子。ヒト変異型遺伝子
を持つものは、常人とは違う特性を持っていた。河童のように水中に適した者、
猫又のように、人間離れしたしなやかな動きができるもの。超人的な能力は妖怪
になぞらえられ、妖人と呼ばれるようになる。外見は人間とあまり変わりない。
能力を発揮しないものもいる。
その異なる遺伝子を持つ者をどうするか。まだ社会は定まっていない。
そんな中、警察に妖人が関わる犯罪を主に扱うY対という課が設置された。

と、そんな世界のお話。基本的には今の日本と変わりないけど、そこに「妖人」
がいる、という設定。妖怪じゃなくてあくまで人の突然変異としての存在。
んで、茶道の先生の洗足伊織がY対と協力して探偵役。伊織さんはどうやら並外れた
能力を持つ妖人らしい。
いつも粋な着物姿、馬鹿と蝦蛄が大嫌い、立て板に水の饒舌理屈嫌味ばんばんの偏屈。
扱うのが妖怪、(ま、妖人だけど)とくれば、どうしたって京極堂を連想する。
んでも実は家族をつくりたいんだとか、因縁ありげな、悪い妖人?な青目に執着
されてとか、えーとー、榎田さんご本人の眠る探偵だっけ、あれも連想する。

でも明智と二十面相の昔から、天才名探偵の孤独に寄り添うことができるのは一方の
悪の天才だというのは王道パターンですね。伊織も青目もとっても美形らしいので
もえる楽しみもあり。これは「ユウリ」名義なんでそっちにはいかないけど、十分です。

んが、表紙が、その伊織さんなんだろーけど。カバーイラスト中村明日美子で、
綺麗美形には違いないんだけど、でもこれ、究極超人あ~るに見えて仕方ない。。。
R・田中一郎。。。半眼の片目、もう一方の目は黒髪で隠れていて。本文の描写もそう
なんだけど。けどけどけどけどでも。この表紙のおかげで、シリアスな話の中でも
脳内であ~るが「やは!ごはんだ!」とか言わんばかりにかけめぐってどうにも。。。
まあいいけどさ。。。

お話は、うーんと。心を病んでる人。幼児虐待の過去話。女の子同士のざらっと
どろっと嫌な後味を残して、なかなかでした。
新人刑事、乙女系男子?な馬鹿とか、小豆洗いな可愛いキャラ、マメくんとか、
悲しいことになっちゃう座敷童子キノくんとか、ユーモアも可愛いもたっぷり。
さっくさっくと読みやすい。
ホラー文庫だけど別にホラーっていうような怖いとかはない。人は死ぬし後味は
嫌な感じだけど、う~ん~。
これはシリーズになるのだろうか。まずは登場人物お披露目というところな感じ。
榎田さんはどちらかというと長編になってシリーズになって2,3作いくあたり
のほうが面白くなるかもなあ、と、思う。また文庫で出れば買うかな。
でもなー。京極堂や眠る探偵の影響忘れさせるほどになるのかなあ。なんでこの
設定なんだろうという疑問は今のところ深い。あとやっぱり、R・田中一郎な
見た目は、もう無理なんだろうけど、なんとかしてほしい(^^;

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『刑事たちの三日間』上下(アレックス・グレシアン/創元推理文庫)

*具体的内容、結末まで触れています。

『刑事たちの三日間』上下(アレックス・グレシアン/創元推理文庫)

1989年、ロンドン。スコットランド・ヤードは切り裂きジャックの恐怖を
解決できなかった。市民からの風当たりを強く感じていた頃。駅でトランクが
発見される。その中に、殺された警官の死体が詰まっていた。

ヴィクトリア朝警察小説、とのことで。19世紀ロンドン。まだ警察組織と
いうものも途上。ようやく殺人捜査班というのが作られたところ。科学捜査
らしきものが始まろうかというあたり。法医学という概念を単独やってのけて
いるキングスリー博士。地方から抜擢されてきたディ警部補。自らの正義を信じ
貫くハマースミス巡査。他、警察のみんなが懸命にがんばってるお話でした。
三日間、というタイトルどおり、最初の警官殺害から三日間、その間にさらに
事件が、と、その、警察官殺害が連続になり、誘拐された男の子、煙突掃除中
死んでしまったらしき男の子の死体発見、顎鬚をそって男が殺される事件、と、
ディ警部の家庭の問題、ダンスマン、キングスリー医師の娘さんのこと、等等
いろーんなことがたっぷりで、みっしりの三日間でした。

メインは、警察官殺し。
まだ科学捜査なんてのがなくて、キングスリー博士が指紋というのが証拠に
なるだろうとがんばってるところ。
なにかにつけて、もどかしいことこの上ない。あああ~危ない~!とハラハラ
しまくり。連絡もねえ。電話もないわけで。
そんな中必死で捜査に取り組む刑事たち。まともに寝てないし、なんかボコボコ
にされたりもしてるし、いや、休んだら?ちょっと休んだら? と言いたくなる。
それが「三日間」という限定にしたところかな。無理しちゃうのも無理ないと
言えそうな。

犯人の仕立て屋が、素朴にどんどん自分からボロ出していくんだけど。まだ
この頃の犯罪者は、証拠がとか指紋とか気にしてないしそういうもんかなあ?と
なんとなく。始まりは子どもを亡くしたことからなのかなと思うと、やや同情の
余地はある気がする、けど。でも酷い。
組織とか科学捜査って大事だ、と、思う。もー。何もかも出来上がってないこの
時代、あとロンドンの暗闇っぷりに絶望で、途中読むのが苦しくて休憩。。。と
しばらく中断してしまった。
でも、三日目の半ばあたりからは、絶望的なことがどんどん好転していって、
ほっとするー。よかった。そのたたみ方お見事。お話なんだからすっきりさせて
くれていいんだよ!と、ほんとほっとした。

ちょっと気になったのは、重厚時代小説って感じはしなくて、喋りとかが軽い。
そーだよねーこれ書かれたのは今なわけだから、言葉遣いとかはこんくらいかな、
と思うんだけれども。それが読みやすいんだなと思うんだけど。ま、昔だからって
重苦しい人物作りしなくちゃいけないわけじゃないか。翻訳の人の匙加減なのか
原文の雰囲気なのかは私にはわからないけど。ディ警部の会話の感じとか、なんか
可愛いなーと思った。
あとハマースミスくんのがんばりっぷりが、可愛いかも。まっすぐで困ったもんだ
けどな。子どものことをほっとけない、というのは素敵だよ。
三日間の合間に、彼らの過去エピソードもちらほらあって、ほんと盛りだくさん。
それでもさくさく進む、読ませる面白さかなと思う。
あとダンスマンのキャラ。ありがちかもしれないけどでも、好きだったなあ。

著者は、小説としてはこれだ一作目だそう。このシリーズ?で、二作目もできてる
みたい。続きが出ればまた読みたい。

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映画「ワールド・ウォーZ」

*ネタバレになってると思う。


映画「ワールド・ウォーZ」

ジェリー・レインは、かつては国連の調査員として危険な調査任務をこなしてきた。
今は退職して、愛する妻と娘のために朝食のパンケーキを焼くような日々。
突然、謎の感染症が広まる。街中のパニック。何が起こっているかわからないまま
逃げ惑う人々。ジェリーたち家族も逃げ出す。
かつての上司(?)国連事務次官のティエリーから電話がかかってきた。ティエリー
に救出されたジェリーは、人がゾンビ化するこの発生源を突き止める手助けをして
ほしいと頼まれる。ウィルスの専門家の若い教授を助けて軍と行動を共にする。
だが、確かな情報にはなかなかたどり着けなかった。

てことで、予告ではさんざん、救うのは家族か、世界か!?みたいに、家族愛的
映画みたいな感じだったけれども、最初のパニックからして、物凄い勢いのゾンビ
から逃げる逃げる逃げる!!! んで一旦救助されたら、家族をこの空母において
やるから手助けしろ、と、軽い脅しになって、ブラピは謎の解明のために旅立つ~
みたいな。家族愛がどーこー、って悩むのは最初のほうちょろっとだけ。
ま、もちろん、家族を守るため、っていうのがひいては人類を救うため、ってこと
になっていくので、まあ、間違いじゃないけど。

ほとんどゲームをしない私が言うのもなんの根拠も無いイメージだけど、ゲーム
みたいな話づくりだなあと思った。
パニックが起こり、逃げ出し、一旦休み。任務。次のステージ。戦闘。ヒントを
得て、また次のステージ。ヒント。戦闘。また次のステージへ移動。市街戦から
研究所での迷路的ダンジョンクリア、みたいな。ゾンビを蹴散らせ!もあり、
みつからないようひっそりこそこそ、みたいな戦闘もあり。
展開速いし、危機につぐ危機!で、わーと思ってるうちにどんどんミッションクリア
されてく。
ブラピはすっごいけど、超人!てほどでもなくて、でも賢くて注意深くて判断早い
できる男、って感じがかっこよかった。
大事な任務中は携帯を切っておきましょう、とかくすっと笑うとこもあり。

奥さんのほうがねー。まあ、一般人なんだよね。で、まあ。自分たちのこと
しか考えられないのも仕方ないかと思うけど、でも、ブラピもだけど、きみたち、
そんなに家族家族って、自分たちのことしか考えてないっぽいのはちょっと。
あんなにパニックでたくさんの人が死んで、ってのはわかってるでしょうにー。
途中で助けてくれた家族の息子くんを一緒に助けたけど、それが唯一の免罪符的
なことなのかなあ?と思ったけど。でもなあ。
ま、そういう家族絡みのことは最初の方にさくっと済ませて、どんどん話展開
していくのはよかった。

とにかくゾンビのスピード感が凄い。ゾンビの元気さにびっくり(笑
人類の壁作戦は結局役にたたなかったのか。壁って、無力だよね。(パシリムでも
思ったのだったわ)
そして俺たちの戦いはこれからだ!
って感じ。
一応はゾンビを欺く手段を手に入れて。んで、どうなるんだろう。獲物が周りに
いなくなると休眠状態になるらしいゾンビを、頭撃ちぬきまくって殺すんだろうか。
どうなんだ。まだあんまり人類勝った!って気はしないけどなあ。。。

人類って、いろんなたいへんなものと戦って生き残っていくのね。
希望の星!っていってた若き博士がものすごいあっさりと、自分の銃の暴発で死ぬ
とゆーまさかのしょっぱなの出来事にびっくりしちゃったけど、それでも、誰かが
賢く注意深く、勇気ふるって役割果たして、人類の生き残りのために戦うのね。
ブラピはがんばった。ここまでがんばったからあとは軍隊とか政府とか頼む、と
いう結末もありかなあ。
わりとあっさり最初から大統領は死んだ、とかになってたのもちょっと新鮮かと
思った。アメリカ映画なのに~。国連なのか、というのがなかなか新鮮な気分。
軍がいまいち優秀じゃないのね。困るなあ。
あちこち見てまわる、広い見識、広い経験が大事、ってか。

ゾンビ映画で、かつ、感染症ものパニック映画。スピード感には文句なしでした。

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映画「スター・トレック イントゥ・ダークネス」(3D、字幕)

*結末まで触れています。


映画「スター・トレック イントゥ・ダークネス」(3D、字幕)

エンタープライズ号は調査するのみ。訪れた先の惑星の原住民に姿を見られては
ならない。だが、スポックの窮地を助けるため、カークはルールを破った。
艦長の座を追われるカーク。
そんな時、艦隊の記録保管庫が爆破された。犯人はジョン・ハリソン。優秀な
士官だった彼が何故反乱を起こしたのか?
ハリソン追跡の任務を受けたカークは、グリンゴンの領域へ。
即時抹殺ではなく、捕まえて連衡しようとした時、ハリソンは話し始める。
自分は300歳。かつての人体実験で超人となった男。そして同じように冷凍睡眠
している仲間を取り戻すためにやったことだという。
マーカス提督とハリソン、どちらが悪なのか。

スタートレックは、あまり詳しくは知らないのですが。深夜テレビで「ボイジャー」
とかたまに見たことがある気がする。あとパロディ漫画読んだことあるか。そのくらい。
映画はテレビでやってたことあるっけ?でもあまり覚えてない。
ともあれ、カーク船長が無鉄砲で、ミスター・スポックが冷静沈着バルカン人との
ハーフ、とか。カトーっていう日本人クルーがいるんじゃなかったっけ?
みたいな程度のことしかしりません。世界観はうっすらは知ってるかも、くらい。
グリンゴンとは戦争してたりその後和解しようとしてたんじゃないっけ。

この若きカークたち、前作の映画見てないです。が。
魅力的悪役だという、ベネディクト・カンバーバッチ目当て~♪シャーロック~。
ベネたん!ベネたん!かっこよかったー!
さすが超人。つよーい。かっこいーい。
わたしのほうがなにもかも優れている
というようなセリフがあったけど、もおおその通りでございます、とひれ伏します。
あえて無機質に喋るようにしてたというベネたんのインタビューなんかも見たけど、
確かにミスター・スポックに負けず劣らずの非人間的超人っぷり。
でもまあ、悪いほうなので、いっとき協力しあうものの、やっぱりやられちゃう
ほうで。でもついついベネたんのほうに勝って欲しい!と応援してしまう(笑
部下がファミリーだ、とかって、非情な超人なのにその甘さも可愛いわ。

これまでシャーロックな髪型が好き、と思ってたけど、ベネたんの短い黒髪も似合って
たなあ。ギラムの金髪はいまいち似合ってないと思うんだけど。相変わらず素晴しい
綺麗な目と、最高に素敵な声でうっとり。

最初はまったく期待してなかった、カーク船長、なんかだんだん好きになった。
スポックがまた、めちゃくちゃ可愛くて惚れてしまう。なにあの長い睫毛!ときめく!
やんちゃ無鉄砲カークと、ツンデレスポックで、まあその、すらっしゅですかあっちで
言うと。それ妄想しちゃうでしょ。するよね。するなと言うほうが無理!w
もちろんカークは女好きみたいだしスポックも彼女がいて痴話げんかとかやらかしてる
のは見た。うんうん。でも妄想がとまらない。楽しかった。

3Dは見るの嫌いなんだけれどもまあ仕方なく。
でも映像の迫力3Dの魅力はあったと思うので、3Dで見たことに後悔はない。
終わった、か、と思わせてさらにまだまだアクション続いて面白かった。
カーン(ハリソンのほんとの名前)無双!がもっともっとあるのかと期待してしまった。
けっこうやってたけど。ベネたんがんばったのね! それでももっと見たい~!と
思った。かっこいいもん。走る走る!のカーンとスポックと、姿勢よくてびっくりよ。
かっこいい^^。

コアの修理のために核汚染が、とか、ちょっとその辺は日本人的には辛い気分が。。。
そのせいで死ぬとかっ。カーク~。でもきっと救いが、と思ったけどでも、あんなに
けっこうすっかり死んだっぽいのに、カーンのスーパー血液で生き返るのね?あー、
まあ、わりとすぐに冷凍睡眠状態にしたから死んだのは一瞬だ、みたいに言ってたけど。
それにしてもカーンの血がスーパーすぎる。結局もう一度冷凍睡眠させたみたいだけど、
その血の研究するのが急務なんじゃないのか??
それに、スポックが逆上しておっかけに行ったけど、あいつの血で救える!じゃなくて、
カーン許さん!って感じでおっかけに行ったみたいで、そんなに熱いスポックでいいのか!?
とも思ってしまった。まあそれがもえるわけですけれども。

うーんと。まだクリンゴンとの戦争は始まる、直前、あたりなのね?
エンタープライズ号はあくまで調査船。でも艦隊は、えーとー、軍隊なんだよね?
マーカス提督は何がしたかったのだ。戦争始めたかったのか?その準備段階として
カーンを目覚めさせて力を利用しようとしたの、か? そもそもカーンたちはどこに
眠っていたんだろう。。。スタトレに詳しければわかるのかなあ。途中、スポックが
未来の?別世界の?ミスター・スポックに通信して話聞いたりしてたけど、あれ、
何なのか私にはよくわからなかった。
ま。
気にしないことにする。

面白かったしかっこよかったし満喫しました。

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