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『冬のフロスト』上下(R・D・ウィングフィールド/創元推理文庫)

*結末まで触れています。


『冬のフロスト』上下(R・D・ウィングフィールド/創元推理文庫)

デントン署のフロスト警部。署長のマレットの無駄な張り切りのせいで、
よそへ人員を貸し出す状況の中、人員不足で事件を抱え込んでいる。
空き巣狙いの怪盗枕カヴァー。
7歳、8歳という少女が誘拐されている。
娼婦が無残な殺され方をしている連続殺人。
裏庭から人間の白骨が出てきたという知らせ。
少しでも早く解決しろ、しかし経費は使うな!とマレットからの催促。
若手お芋ちゃん刑事モーガンは信じられないようなドジばかり。
たよりのカンも幸運も冴えない寒い毎日。フロスト警部事件解決なるか。

読み終わっちゃうのもったいないな~と、少しずつ読んだ。
相変わらずフロストの抱える事件はどうにもたいへんなことばっかりで、
人員不足経費経費とうるさいマレット、もー、ほんと気の毒。
だらしなくて下品でいい加減だけど、仕事で一番大事なところには
手を抜かないフロスト警部。人間味というか、なんか憎めなくて、たまに
切なくもさせられて、がんばれっがんばれっと思いながら読む。
これまでも読んできていて、きっと最後には事件は解決するはず、と思う
のだけど、今回はほんと残りページが少なくなってきてるのに、なかなか
すっきりしなくて、ものすごく心配してしまった。
でもリズ・モードは可哀相だと思うなあ。生きてたとはいえ、一体。。。と、
どーんと心が沈んだ。くっそ、お芋くんモーガンめ。馬鹿っ馬鹿っ。
フロストがそこまでかばってやることないんじゃないのーっ、と思うけど、
まあそれも人の良さなのかなあ。モーガン今後少しは役立つようになるのか
大いに疑問だ。ここまで馬鹿でいいのかよー。

子どもの誘拐事件も辛かった。叔母さん、そりゃないんじゃないの。。。
すっきりしない。でも、仕方ない。。。何もかもすっきりうまくいかない。
そういうものかと思う。はー。
白骨死体のことも。うーん。でも確かにこれ以上どうにかなるとも言えない
かなあ。
今回はなかなかすっきりしないのも多かったけど、やっぱりこれだけの事件
読ませるのはさすが。フロスト警部大変だね、と、心から応援したくなる。

シリーズはあと一つあるみたい。よかった。これでもう読めなくなるのかと
思ってた。次のも翻訳早くされるといいなー。

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