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『女王陛下の魔術師』(ベン・アーロノヴィッチ/ハヤカワ文庫)

*結末まで触れています。


『女王陛下の魔術師』(ベン・アーロノヴィッチ/ハヤカワ文庫)

ピーター・グラントは、二年の研修期間を経て、もうじき正式な配属が決まる
ロンドン警視庁の巡査。
一月の凍える深夜。セント・ポール教会の玄関手前で発見された死体。首が
ない死体だった。ひとしきりの大騒ぎの後、現場の見張りに立ったピーターと
同じく巡査のレスリー。レスリーがコーヒーを買ってきてくれるという間に
事件の目撃者だったという男にピーターは声をかけられた。しかし、その男は
120年前から死んでいる幽霊だったのだ。

て感じで、幽霊に声をかけられながらも律儀に目撃証言を聞き取り、律儀に
捜査しようとしていたらトーマス・ナイティンゲール主任警部に目をつけられ
彼の元に配属。彼は魔術師。ピーターは魔術師の弟子になりました。警視庁に
秘密の部署があったのだ。経済および特殊犯罪課、という名前だが、そこに
いるのはナイティンゲール一人。そしてぼく、ピーターというわけだ。

ちょっと「相棒」な特命係を連想しちゃったりだけれども、ともかくまあ、
警察の中に魔術師がいて、というのがなんだか面白そうと思って読みました。
テムズ川の精霊?んーと、なんかそういう川の支配者たちの揉め事があったり
そもそもの事件は俳優の亡霊だったり、うーん。
わたしの最初の期待としては、もうちょっとリアルよりの推理警察モノの中に
魔術が絡み、って感じを思っていたので、んーと、まあその、魔術師見習いと
して魔法の訓練だとかテムズ川の超自然存在とか、そういうファンタジック方面
のことに興味を持てず、私の勝手な期待ハズレだったなーと思ってしまった。

しかも途中、ナイティンゲール撃たれて病院送り。ええー。えーとー。
最初の事件だからこそ、ナイティンゲールのなんだか超人的すごいマスター
っぷりな戦いとか見せてほしかった。なんか、ナイティンゲールかっこいい!
と惚れこむにいたらず。ピーターくんもなんだか何やってんだか私がうまく読み
きれず。ロンドンの地理とかもっといろいろ詳しかったらすんなりいくのかなあ。
キャラ小説にしたいんじゃないかなと思うけど、私はどのキャラにものりきれず。
うーん~。
シリーズになってすでに4作くらいイギリスでは出ているみたい。日本でも
3ヶ月ごとに翻訳でますよ、てことみたいです。
ミステリというよりはファンタジー小説なのね。ハリー・ポッターの名前がちら
っと出てあ~イギリスでも世界的にもハリー・ポッターは魔法といえばの定番
メジャーなんだよなあと思って面白い。ポッターで育った子供が次に読む、
もうちょっと大人向け魔法モノって感じなのかなあ? とはいえ、魔法がいっぱい
出てくるってわけでもないしなあ。微妙。
私、ハリポタは映画しか見てないしな。

結局事件はなんだかなんとなくな感じで終わったような。テムズに助けて
もらっただけなのか。ピーターくんは一応がんばってたみたいだけど、活躍した
っていえるのかなんだか。ナイティンゲールは大丈夫なのか~?
読めない私が悪いんだけど、どうにももやもや。読み終わるのにめちゃくちゃ
時間かかった。合わない。たぶん続きが出ても私はもう読まないー。
どうにもかっこよさが足りないと、私は思ってしまったのでした。

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