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『百鬼夜行 陽』(京極夏彦/文藝春秋)

『百鬼夜行 陽』(京極夏彦/文藝春秋)
 
「青行燈」「大首」「屏風闚」「鬼童」「青鷺火」「墓の火」
「青女房」「雨女」「蛇帯」「目競」

という十の短編集。
京極堂のシリーズの脇役だった人たちの物語。

もちろん面白い。独特のリズム。薀蓄や読者論みたいなのもあり。
「大首」の大鷹。てめー素晴しい変態だな。屍体になんかしよーとして
んじゃねーぞ。ああああ。

「蛇帯」にはセツちゃんが。あのがさつでぺらぺらぺらぺらよく喋る子。
またなんかあるんだなあ。大変だなあ。日光榎木津ホテル。日光の話、
本編はいつなんだ。どうなんだ。

この本が出たのが2012年3月。定本とかってなってる。『陰』と
同時刊行だった。文藝春秋にあのシリーズうつる、ってなってから
結局新刊てこれしか出てない、よね?
いつ。
いつ出るの続き。
どうなってるのー。

最後の「目競」はエノキヅさんのちびっこの頃からのお話で、あの目、
視えるものを自分なりに処理してるちびっこエノさんが可愛くて可愛くて
切なくて仕方ない。
終戦の頃の、照明弾の閃光で目がやられて、また視えるようになって、と
いう苦しみのあたり、実にさらっとそっけなく短く書かれているけれど、
嗚呼どんなにか、と思うと切なくて苦しくてたまらない。
中禅寺の対応も、もーーーーーーっ。
初対面のときいきなり記憶が視えてるんですよ先輩、みたいなことだった
らしいけど、なんで初対面でいきなりそうなの?
中禅寺くんのほうが実は前々から気になっててひそかにエノキヅさんの
様子を見つめてて観察してそう判断したのだと思う。きゃ。
やっぱエノキヅさんはかっこよくてかっこよくて可愛くて素敵。うっとり。
はやくー本編出てー。エノキヅさんのことがもっと読みたい。

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