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映画「オブリビオン」

*ネタバレ、結末まで触れています。

映画「オブリビオン」

2077年。人類は、スカヴというエイリアンとの戦いに勝利したものの、
核によって地球を汚染してしまった。
人の住めなくなった地球。人類は土星の衛星タイタンへ移住してゆくが、
海水を利用する施設を残した地球を管理メンテナンスする人間が残された。
地上のドローンのメンテナンス要員、ジャック・ハーパーと、ペアのヴィカ。
地上にはまだスカヴの残党がおり、ジャックはその戦闘にも備える。
ある日、落下してきたロケット。NASAのロケットだった。救出できた
宇宙飛行士は、ジャックが何度も見る夢の中で出会う女性と同じ姿だった。

昨日見に行ってきました。
トム・クルーズ主演。スーパーかっこいいモテ男トム・クルーズを堪能!
かっこいいなあ。若返ってる?と思っちゃうほど。かっこいいトム全開!
登場人物はジャックと、その妻?ペアのヴィクトリア(ヴィカ)。そして
落ちてきた宇宙飛行士、ジュリア。
スカヴというエイリアンの残党、みたいなのが、最初あれはプレデター?
みたいなマスクかぶってるんだけど、でもそれが実は人類だったー!
なんだってー!
そして実は人類はエイリアンに勝利なんかしてなかったー!ジャックは
なんとクローンだったー!ジャックは宇宙飛行士で、最初にエイリアンに
捕まった男だったのだー。(と、ヴィカとね。二人で捕まったってことね)
エイリアンはジャックのクローンをじゃんじゃん作って地球侵略を成し遂げ
たのだったー!なんだってー!
と、中盤からばんばん明らかになっていく勢いは面白かった。

最初の頃は、孤独なジャックが淡々とドローンのメンテナンスに励み、
記憶を消されているはずなのに、断片的にある思い出に耽ったりという
静かな映画。
風景の大部分はCGじゃなくて実際に撮影したものらしい。とても綺麗な
地球。遙かな景色。人間がいないほうが地球にはよいのではないか、と
いう感じ。
でも空には破壊された月。
その景色がすごくよかった。
宣伝にやってきていたトムが、映像美が素晴しい、と言ってたけど、
ほんとそうだった。
バブルシップだとか、ジャックとヴィカが暮らしているタワーの部屋、
未来のデザインがとってもクール。
んでも、2077年っていって今から60年後くらいでそんなにテクノロジー
進歩しないんじゃないの?と思ってたら、それ実はエイリアン側だったのね、
と納得。まあ、それは納得するにしても、なんかいろいろ納得できない
疑問はいっぱいある気がするけど。
実はクローン、とか、実は敵と思っていたのが人類、とか、小さな植物を
大事にしてみるとか、なんかいろいろ、他の作品連想ーみたいなのもあり。
あのー、サリー(のふりしてるエイリアン側の三角の拠点?)の中の人間?
あれ、マトリックス的な? 海水から核エネルギーってどういうこと?
ジュリアはなんで60年もたってから地球に落ちてきたの?
わからない。。
でもまあいいか、なーと。

ラスト、あの隠れ家にやってきたのは52号なジャック。でも、それって。
どーなの。クローンとしてのジャックを受け入れられるの?でもそもそも
49号なジャックだってクローンだったものね。オリジナルのジャックは
とっくに死んでいるんだよね。ジュリアが愛してるというのは誰。クローン
でもいいの?クローンて、何?クローンは記憶も共有するの?細胞レベルの
記憶?でも、ジュリアにプロポーズしたとか、そういうの細胞レベルの記憶?
うーーーん。
クローンとは、なんて、ものっすごい古典的な命題のような気がするけど。
クローンというかレプリカント的なもの? あと2週間でタイタンへいける
わ、なんていってたのは、実は耐用年数的に死ぬってことだったりして、
と思ってみたけど、でも52号いるしなあ。というか、地球上にたぶんその
50人なり100人なりのジャックがいるってことなんじゃないのかなあ?
同じだけ、ヴィカもいるんじゃないのかなあ?
それどうしたんだろう。どうなんだろう。うーん。クローンの記憶って。

アクションもそこそこあったし、かっこよかったけど、とてもレトロな
静かな映画だったなという印象。正直もっとつまらないかと思っていたので、
(ごめんねトム)これ古典的なだけに普遍的命題って気がして考えさせられた。
面白かった。

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