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『DEADLOCK』『DEADHEAT』『DEADSHOT』(英田サキ/キャラ文庫 徳間書店)

*具体的内容、結末まで触れています。

『DEADLOCK』『DEADHEAT』『DEADSHOT』(英田サキ/キャラ文庫 徳間書店)
 
同僚のポールを殺した。その容疑で捕まった麻薬捜査官だったユウトは
冤罪の訴えも虚しく実刑。刑務所へ送られる。だが、ひそかにFBIから
接触があった。テロリストが刑務所に潜伏しているらしい。乏しい情報
だが、そいつを見つけ出すことができれば、刑務所から出られる。

著者さん刑務所ものが好きなんだー!ということらしいです。うんうん。
私も結構好きかも!
というわけで、刑務所なんで当然男だらけ、日系で若く見られちゃう
ユウトはいきなり危ない奴に目をつけられてやられそうになる危機。
同室になったディックは、そっけないものの親切な警告をしてくれたり
助けたりしてくれるのだが。
まー、やられちゃうよね。
まー、ディックとは恋に落ちるよね。うんうん。ディックは金髪青い目の
完璧な美形。ゲイ。ユウトはそんなつもりなかったのに、だんだん彼に
惹かれてゆく。最後にはユウトのほうから今だけ、と、熱く求める。
きみら、刑務所が暴動って時になにやってるんだー。とはいえ、ま、
気にしないで、楽しかった。
実はディックはCIAの契約社員みたいな?
もともと軍人で、テロリストへの復讐に今は燃えるみたいな。

2では、ユウトも無事出所してFBI見習いみたいになって。
唯一テロリストと接触した男として、捜査に加わる。FBIとCIAの
対立みたいなことになって、ディックに再会できたものの冷たくされて。
でもでもー。みたいな。
テロリストは実はネイサンだった!あんなに親切に刑務所内のみんなの
力になろうとしていたもの静かな穏やかな彼が。というそこの過去なんか
も多少明らかになり。コロンビアの私兵ね。なるほど。
で、ここで、ユウトの力になってくれる、大学教授なロブとの出会い。

最初、あまりにもユウトに都合よくいろんな情報引き出してくれるロブは
実はユウトを騙しているんじゃないのか!? と、けっこうハラハラして
読んでいたんだけど、ま、ゲイなのでユウトに惚れて、ってことはある
ものの、ほんとに頼りになる協力者だった。疑い深い読者でごめんなさい。。。
多少下品なジョークをとばしても、ハンサムで大人で有能で優しい、ロブ
こそがもっともご都合キャラだと思った。。。
 
3ではユウトはネイサンにさらわれちゃって、舞台はコロンビアの奥地へ!
そして銃撃戦!
おおー!と盛り上がったものの、わりとあっさりと終わりだった。
物足りない。。。ゲリラとかテロリストとか、CIAにFBIに、副大統領
になろうとする政治家がらみと、てんこもりなのに、なんか、あれ、あらら、
くらいで終わっちゃった。
まーそういうのが好きすぎる私が悪いのか。もっとぐちゃぐちゃに陰謀とか
ゲリラの本拠地を襲うならなんかこういろんな計画とかっ、と思うけど、
まあ、そういうのはそういう小説や映画があるもんね。BL的にはかなり
書いてるほうなんだろうなと思う。

ユウトとディックの、互いを思い、大好きでいるのに、すれ違い、みたいな
切ないのは堪能しました。復讐しか考えられないディック。それをひたむきに
追うユウト。もっとずるい大人になりなよーと思うけど、そうはいかないのが
切ないねえ。
最後にはでも海辺で二人幸せに、未来にむかって、って、甘いエンド。
これからは素直になってね。

面白さはそこそこ。満足感はまあまあ。えろしーんもなんでだか色気が
足りない気がするー。完全に好みの問題で。イラスト、すごくきれいだけど、
でも、やっぱり色気が足りない気がする。ほんと完全に私の個人的好みで。
なんか、自分が好きそうな感じなのに好きになれず物足りなく、それなりに
楽しかったんだけど、うーん。残念。

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