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『ぼくらが愛した「カーネーション」』(タンブリング・ダイス編/高文研)

『ぼくらが愛した「カーネーション」』(タンブリング・ダイス編/高文研)
 
朝ドラ「カーネーション」。2011年の秋、始まったこのドラマに熱中した
人々が、「カーネーション」ってすごかったよね! と語り合っている本、
でした。
奇跡のドラマ「カーネーション」。「ぼくらが愛した」というタイトルに
あるように、それまではあまり朝ドラ視聴者と思われなかったような、男性
からの文章が多く寄せられているのかな。

朝ドラは、朝、ご飯を食べたり家事をしたりの合間になんとなく見るもの、
と思われてきた。しかし、「カーネーション」はその時間うちにいないような
男性視聴者も録画してでも見続け引き込まれるドラマだった。って感じかなー。

 「カーネーション」がくれたもの~「はじめに」に代えて~ 佐野華英
 1 心を震わせた名台詞30
 2 ドラマの歴史を塗り替えた「カーネーション」
   対談:奇跡のドラマ「カーネーション」はなぜ生まれたのか
      宇野常寛(評論家)×岡室美奈子(早稲田大学教授)
   評論:観る者が持つ想像力への圧倒的な信頼があった 宮沢章夫(劇作家)
   評論:中年文系男子はなぜ「カーネーション」の糸子に萌えるのか
      石原壮一郎(コラムニスト)
   評論:奇跡の背景―渡辺あやと「カーネーション」 
      石田美紀(新潟大学准教授)
 3 語り尽くし「カーネーション」の魅力
   インタビュー:それはまさに「カーネーション・シンドロームだった」
          ほっしゃん(お笑い芸人・俳優)
   インタビュー:「カーネーション」にはグルーヴがあった
          ANI(スチャダラパー)
 4 #カーネーション
   ~Twitterのタイムラインを駆け抜けた「カーネーション」賛歌~

という目次。
名台詞は、もーなにをとってもどこをとっても全部全部名台詞だと思うので、
うんうん、と読む。思い出してうるっとしてしまう。

対談は、朝ドラのこれまでのヒロイン像から大きく変わって、新しい女性像を
見せた、というような話など。家長制、父との戦いは前半で終わり、その後、
単なる良き母でもなくバリバリのキャリアウーマン的にでもなく、グレート
マザーとでもいうような位置での老後を描いたのが新しい、みたいな感じ。
まあそうかなあ。

評論は、ま、さらっと。評論って言うほどのものだろうか? と思いつつ。
インタビュー、ほっしゃんがあの現場にはまってたのねえ、というのがよく
わかる。でも、それもまあ、よく語られている気がするので、これで新たに
知った!という感じでもなかったかなあ。

ツイッターのは、あー、リアルタイムに読んだことあるな、と曖昧に
思うような。まあかなり今更気分にはなる。
 
私も「カーネーション」にはどっぷりはまって、一瞬たりとも目が離せない、
という思いで見続けていたので、この本すべてに、うんうんと思う。
でも、ま、それはそれだけ、という気も。ネットでいろいろな、評論家とか
大学教授とかでなく、「カーネーション」が大好き!といういろんな人と
言葉残したあの日々だなあ、という以上の本ではないと思った。
私自身も山ほどいろんなことを思い、毎日ひとこと感想書き続け、本当に
半年毎日、一瞬も見逃さないように見たのだ。この本に負けてる気はしない。
(別に勝負じゃないんだけど)

やっぱり、「カーネーション」はなんかすごい!という熱のあまり作って
みましたって本なんだなあと思う。愛があっていいと思う。
でもつまんないな~。
この本の発行、2012年12月。「カーネーション」終わったのが、
2012年3月だから、ドラマ終わって、よし本を!と企画してざくっと
作ったのかなあ、と想像するけど、でも、まー大体ネット見てたらそんな
もんかな、という以上のことはないかなーと思った。
ネットをみない人向けの本なのかしら。

今は「あまちゃん」がまたしても大熱狂な感じなので、終わったらなんか
出るのかもしれないなあ。
アニメや特撮はもう通り過ぎて、朝ドラでこういう評論家みたいな人が
なんか言い出すようになったのですね。
つまんないなー。
批評やなんかのなんだかんだが好きで面白かった時期もあるけど、私に
とってはもうそういうのがつまんなくなった気がする。
朝ドラは毎朝ツイッターで実況あり、批評家的なコメント山ほど出て、
ざっくりとそれを読んでいる。(「清盛」以降大河もそう)
評論家ってそれ以上の何か、をやれるのかな?評論家の人がつまんない
のか、私が単にそういうのに飽きてつまんないと思うようになったのか。。。
ま。
面白い批評や評論も出てくるといいな。
私は毎朝を楽しく消費します。

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