« 『短歌のレシピ』(俵万智/新潮新書) | Main | 『薔薇密室』(皆川博子/ハヤカワ文庫) »

「おのれナポレオン」 東京芸術劇場

*具体的内容、結末まで触れています。

「おのれナポレオン」 東京芸術劇場

作、演出 三谷幸喜  
出演 野田英樹、天海祐希、山本耕史、浅利陽介、今井朋彦、内野聖陽

皇帝にまで登りつめた男、ナポレオン。天才的軍人。しかし最後には捕らわれの身
となって、セント・ヘレナ島で最期を迎えた男。
胃癌、といわれたその死は本当に単なる病死だったのか。砒素による毒殺では?
セント・ヘレナ島での最期の日々を知る者たちが語る、ナポレオン。奇人変人。
愛され憎まれた男の本心は、なんだったのか。

昨日見に行ってきました。
三谷さんで野田さんかー。というくらいしか知らずに行ったのですが、
ナポレオンの死の真相をさぐる、というかなりミステリ的なお話でした。
死後二十年、ナポレオンの最期を聞きに来た人間に(名前のみ、見えないキャスト)
主治医、付き従った副官、愛人、従僕、監視した総督たちがそれぞれ語る。

豪華キャスト。とーぜんながら、みんな上手いっ。天海さんきれいだわあ~!
さすが舞台栄えするわ~。内野さん、いい声~~~~!山本くん上手い。朗々と
上手い。浅利くんは可愛いキャラ。ラストには実は一番重要な秘密を明かす。
今井さんは微妙にヘタレ主治医。かっこいい。
野田さんは、ちっさい。のに、すっごいすっごいすっごい動く!さ、さすが。
変人奇人ナポレオン、そして凄みあるナポレオン。まさにナポレオン。

2時間20分、休憩なし。
面白かった~。
動きも会話もテンポいい。
話の動きも。病死なのだ、いや、実は、と、どんどん明かされていく真相の
どんでん返し。面白い。実は、彼らはナポレオンがあやつるチェスの駒。
自殺はしないナポレオンが、自分を殺すよう、病死にみせかけて殺すよう、
仕組んだことだった、とゆー。そして死後二十年たった今も、ナポレオンの
手の内なのだ。
最後にはナポレオンが実に凄みがありかっこよかった。

小男だったというナポレオンをひきたたせる、天海さんたち。(浅利くんは
ちいさめだけど)なのに誰より動き舞台を圧倒するナポレオン。
どのくらいアドリブなんだかわかんないけど、いっぱい笑ったー。

東京芸術劇場というのは初めて行った。
舞台を囲むように、コの字型に客席つくってあり、役者さんが出たりはけたり
するのが単純に上手下手じゃなくて。客席の通路使ったりしてた。
私の席のほうも、何度か通っていって、うわーうわーすっごい間近にキャストが!
き、きれい~かっこい~きゃ~!と、ときめきました。しあわせ。

最後のおじぎのとき、野田さんの、ぺた、っと深々と前屈するよーなおじぎが
私はとても好きです。
天海さんのドレスのおじぎはさーすがほーんとーにきれい華やか~。好き~。
大 満 足! 楽しかったです。

|

« 『短歌のレシピ』(俵万智/新潮新書) | Main | 『薔薇密室』(皆川博子/ハヤカワ文庫) »

「日記・コラム・つぶやき」カテゴリの記事

Comments

Post a comment



(Not displayed with comment.)


Comments are moderated, and will not appear on this weblog until the author has approved them.



« 『短歌のレシピ』(俵万智/新潮新書) | Main | 『薔薇密室』(皆川博子/ハヤカワ文庫) »