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国立西洋美術館 「ラファエロ」展 

国立西洋美術館 「ラファエロ」展 行ってきました。
 
まず最初に「自画像」がありました。1504-6年製作。ラファエロ、
20代前半の若い青年。ちょっと顎をあげててすましてて可愛い~。

 1.画家への一歩
 2.フィレンツェのラファエロ-レオナルド・ダ・ヴィンチ、
   ミケランジェロとの出会い
 3.ローマのラファエロ-教皇をとりこにした美
 4.ラファエロの継承者たち
 
という流れでした。
ラファエロは20代にはもう立派に仕事をこなしていたのですね。
亡くなったのが37歳。昔といえども夭折な感じで、もったいない。。。

ほとんどは宗教画。いくつかの肖像画。ダ・ヴィンチやミケランジェロの
影響や学びがあった、とのことで。フィレンツェの芸術のきらびやかさは
すげーなーと、つくづく思うのでした。

ラファエロが描く若い男、は、やさしげで中性的。
天使や聖人はもちろんふっくらとやさしく中性的。
なによりあの滑らかでやわらかくきもちよさそうな肌の質感、色合い、
どんなに見つめても、近づける限り近くによって見ても、輪郭がふわー
ととろけて煙るように見える。きれいだなあ。
まぶたが重そうな、憂いを含んだような、という形容するのか、あの目、
大好きです。うっとり。

今回のメインは「大公の聖母」なのでしょう。ほんとうにきれい。
もー私の語彙がなくて申し訳ない。うつくしい。真っ黒な背景から浮き上がる
やさしいやわらか光の中の聖母、という感じ。
でもこの背景の真っ黒は後世に塗られたものらしく、もともとは背景に景色
なんかがあったらしい。という、X線で見てみたうっすらとした背景の写真
パネルもありました。
傷みが出たりしたのを隠して真っ黒にしたのではないか、ということみたい。
へー。
もう初めから黒の中の聖母、と見ているので、黒でもいいなあと思うけど、
最初の色合いや背景とあわさっての全体ってどんな風だったのだろうなあ。
下絵の素描もあり、それだと丸い絵になる構想だったのかも、というのも
面白かった。
 
教皇の部屋の装飾をみっしりと仕上げたらしく、でもそれは多くの人には
見せられないから、というわけでか、版画をつくらせて広めたりしていた
そうです。へー。
その絵がまた細かく細かく細かーくて。
それをまた陶器にうつして、お皿や鉢があった。面白い。
 
「エキゼルの幻視」かっこよかった。
「友人のいる自画像」というのも好きだった。ラファエロ、30代半ばか。
1518-1520年。もう亡くなる直前くらいの製作年。
最初の若い頃とは違ってお髭もある素敵おっさんです。友人の肩に手を置い
ちゃったりして仲良しそうなのがとってもいいです。その友人がまたお目目
おっきくて可愛いぞ、と思ったり。
この友人誰なのか、あまり明確ではなさそうでしたが、一番弟子のジュリオ・
ロマーノかも、という説があるだそうです。いいなー。一番弟子で友人って
いいな~、と、個人的妄想。
 
そのジュリオ・ロマーノの絵もいくつかありました。これもまたほんとーー
にきれい。聖母子、ラファエロのとは違うけれどもこれもまたとっても美人
な母であり、肌きれいでうっとりものでした。

グッズはいろいろあって。コラボの紅茶なんかも美味しそうでした。
でも絵葉書を5枚くらいで我慢しました。かなりよくできた絵葉書だと
思った。エル・グレコの時は、色味が全然だめで、うーんー、まあ仕方ない
ー、と思ったものだけれども。さすが国立ということなのか。
 
まだ始まったばかりだし、朝10時すぎについて、混み具合はほどほどな感じ。
それぞれ絵の前に人はたまっているけれども、少し待てば近づけました。
じっくり堪能、満喫しました。

今日は寒さもゆるんで、快晴で、表の彫像も梅の花ものどかに見えました。
春はいいねえ。
そろそろほんとうにこのまま春になるといいなあ。

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