« 「ロバート・キャパ/ゲルダ・タロー 二人の写真家」 | Main | 「エル・グレコ展」 »

映画「TED」

*結末まで触れています。


映画「TED」

8歳の少年だったジョン。いつも仲間はずれで友達は誰もいなかった。
クリスマスの日、プレゼントにもらったクマのぬいぐるみ。テディと
名づけて、喋れるといいのに、と願って眠った翌朝。奇跡は起きた。
テディは動いて喋って、ジョンの永遠の親友になった。
 
それから27年。35歳になったジョン。テディもまた、おっさんなクマ
になっていた。二人は今も仲良しだったが、ジョンの恋人、ロニーは、
いつまでもクマと親友で子どもじみたままのジョンに呆れ始めていた。
テディとは離れて二人で暮らそう、ちゃんと大人になって、という
ロニーの頼みに応え、ジョンとテディは別々に暮らすようになる。
 
子どもの頃クマのぬいぐるみと親友になった!のは微笑ましくステキな
ミラクルだけれども、そのまんま35歳になったら、そりゃあな~~~、
という設定でまず可笑しすぎる映画。15禁映画なだけあって、おっさん
二人は大麻でハイテンションになって、映画見て下品ジョーク連発して
二人だけで通じ合う27年来の友情のお遊びに明け暮れる。

ロニー、どうしてジョンのことそんなに愛せるんだよ、と、笑ってしまう
んだけど、見ていると確かに、ジョンといるのがロニーの幸せなんだなー
と、納得する。ジョンは情けなくてだらしなくて子どもじみてて、でも
本当に優しい。
へんにマッチョ思想の男じゃなくて、本当に優しいって、確かにレアだ。
本当に素直に優しい彼といることが自分の幸せ、ってちゃんと決めたロニー
がとってもあっぱれだった。
幸せって、世間体とか他人に言われてとかじゃなくて、自分で決めるのが
いいんだよね。単純だけど難しいこと。
 
なんかもう変人いっぱいで笑っちゃうんだけど。あと映画ネタがいっぱい
みたい。嗚呼私がもっとマニアック映画オタクで、ネタが全部わかれれば
もっと笑うんだろうなー。多少はわかったつもりだけど。
まーお下品ワードが連発されててうげげ、と苦笑いしなくもないけど、
おっさんとはいえ、一見可愛いクマのぬいぐるみではあるわけで、ズルイw

そして、最後にはやっぱり泣いちゃうし。大事な、友達なんだよなー。
大人になりきれなくて、でもがんばって、失敗も喪失もして、でもほんとに
大事なことに気付いて、って、ベタで王道なストーリー展開。
 
これはくだらなくて極上の大人の御伽噺。いろいろありつつめでたし
めでたしで終わって満足させてくれる。
15禁でいいよねー。それなりにやるせない経験経て大人になって見るほうが
くる。楽しかった。

|

« 「ロバート・キャパ/ゲルダ・タロー 二人の写真家」 | Main | 「エル・グレコ展」 »

「映画・テレビ」カテゴリの記事

Comments

Post a comment



(Not displayed with comment.)


Comments are moderated, and will not appear on this weblog until the author has approved them.



« 「ロバート・キャパ/ゲルダ・タロー 二人の写真家」 | Main | 「エル・グレコ展」 »