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映画「レ・ミゼラブル」

映画「レ・ミゼラブル」

19世紀。革命後のフランス。革命後、しかし民衆の暮らしは貧しく苦しかった。
妹の子どものために、たった一つのパンを盗んだ罪で投獄されたジャン・バルジャン。
彼は19年にもわたる囚人生活の後、ようやく仮釈放となる。自由ではない。
必ず決められた日に出頭せよ、と、ジャベールに執拗に目をつけられていた。法を
守る職務に忠実な容赦のないジャベール。
ジャン・バルジャンはこそ泥を働いたのを許す牧師(?)から神の愛を知らされ、
改心する。
やがて名前を変え、市長という地位まで築いたジャン・バルジャン。
ささいなことから職を失い娼婦となったフォンテーヌを助け、その娘を助けて
守ろうとするが、ふたたびジャベールから逃げることになる。
美しく成長した小さかった娘、コゼット。再び革命を起こそうとしていた学生達の
仲間、マリウスと互いに一目惚れの恋に落ちる二人。
失敗に終わる小さな革命。そして、マリウスを助け、コゼットの幸せを願いながら
一人修道院で死を迎えようとしたジャン・バルジャン。救いの導き手として現れた
フォンテーヌとともに、救いの光を見る。
 
って感じかな。ビクトル・ユーゴーの原作は、どうだろう、昔々お子様向けのを
読んだことがあるようなないような。ミュージカルの舞台は見たことがない。
それでもいくつもこの中の名曲は知っているような。
原作はじっくり描かれているのかなあ。ミュージカルだと歌ってどんどんお話が
進み場面展開して時間も進むって感じ。158分と、長い映画だけども、お話的
にはあらすじっぽくも感じる。
 
でもいいの。
歌!音楽!
 
ミュージカル映画だけれども、役者が演技をしながら実際に歌っているのを
そのまま録音して、という風につくったそうです。凄い。ほんとにみんなこんなに
実際に動きながら歌いあげたのね。
アップが多いなあ、と思ったけれど、映画的にどんどんアクションしてってわけに
いかないか、実際歌いながらだと。でもその歌う表情を、感情を、アップで見られる
というのも舞台とは違う映画ならではだと思う。いい。すごくよかった。
めちゃくちゃ上手いもんみんな。

ジャン・バルジャンなヒュー・ジャックマン。ウルヴァリンのイメージで、あんまり
別に好きでもなかったんだけど、ごめん。すごいかっこよくって魅力的。舞台出身
なんですねえ知らなかった。役作り的にけっそり痩せたりもしていて、その、マッチョ
じゃないところが実にジェントルな感じで素晴らしくステキ。宣伝で来日して
インタビューに答えてるのを見たりして、めちゃくちゃ気さくに優しくて素敵すぎて
惚れた~。歌もうまーい。
アン・ハサウェイのフォンテーヌも、ほんっと凄かった。髪を実際短ーく切られたり
ぼろぼろにやつれたり。その姿で歌う「夢やぶれて」のシーン最高の迫力と美しさ。
キャットウーマンきれい可愛いセクシーってなだけじゃなくて、ほんとーーーに
本格的に女優!!なのだ。凄かった。
ジャベールのラッセル・クロウ。彼も単なるマッチョじゃなかった。何故そこまで
ジャン・バルジャンに執着するのよー。自分で認めることができない愛だね愛だろ
馬鹿っ。かたくななジャベールよかった。

わりと最初っから涙が流れまくった。音楽の力。
ミュージカル好きだなあ。歌や音楽がいいと本当に気持ちよく涙が流れる。
理屈もなにもどうでもいい。ひたすら涙。デトックスだよねー。タオルハンカチで
右目押さえ、左目からの涙で襟が濡れてた。素晴らしく気持ちよく涙流させて
もらったよ。ロングランミュージカルなの納得。よかったなあ。

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