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『WEED』 『FLOWER』

*具体的内容、結末まで触れています。


『WEED』(木原音瀬/ビーボーイノベルズ)
 
エリート医師の若宮と谷脇。
恋人の浮気現場を見てしまった若宮は憂さ晴らしに谷脇とドライブ
している途中、雨の中ずぶ濡れのまま歩いていた男を拾う。
一夜だけの遊びのはずが、再会してしまった。
 
という、三部作の最初のやつ。若宮が主人公だった。そっかー。
最初は強姦だよねー。なんでー。岡田くん、何故その相手に惚れる。
わけがわからないよ(笑
マメになついてきて病気の看病されて、美形だからか。やっぱ美形
だから惚れるのかっ。まあそうなっていかなきゃ話にならないから
だと、わかってる。わかってる。うん。
しかし若宮くんは超絶めんどくさい!!めっちゃあの女!!(笑
ひとこと聞けばいいじゃなーい。あの女なんだよ、って普通に聞けば
すむことじゃなーーい。さんざん遊んできた男の初めての本気の恋、
って言えばなんか胸キュン的だけど、でも30って設定だよね。自分
は勝手にヤケになって谷脇とやったりするけど、岡田が女と会話する
ことすらイライラ、って、どんだけ~~~(笑)
それなのにそれでも結局らぶらぶ。うんうんよかったね。
岡田もなあ。妻子なくして、どのくらい時間たってるのかはっきりとは
わかんなかったけど、うーんでもなー。ま、お話だからいいのか。
そんなこんなで、若宮めんどくせ~~~、岡田ありえな~~い、と
何度もつっこみながら、面白く読みました。
十代くらいで読んだらこういうのに本気で胸きゅん、ときめくことが
できるかもしれないかなあ。どうだろう。今だとちょっと笑ってしまった。
1999年刊行。その当時読めたらよかったかもしれない。
 

『FLOWER』(木原音瀬/ビーボーイノベルズ)
 
 FLOWER
 WEED~one day~
 Green Green
 SWEET  

谷脇が目をつけたのは、気弱で流されやすそうな医学生、松本。
酔いつぶれた彼を部屋につれこみ、勝手な関係をもった。
強引な谷脇の誘いを断りきれない松本をついに落としたものの、
生真面目な松本に退屈を感じる。谷脇の遊びについていけない
松本は別れ、結婚した。だが。

ってことで、前半は谷脇のお話。松本くん不憫。。。
これもなあ。もっと話をちゃんとすればいいんじゃないのー。と、
思わずにいられない。そう理性的になれないから恋なのだ、という
のはわかるけれども、でも、なんでもっと話さない。なんでそこで
いらん意地をはるのだ、と、激しくつっこみたい。
松本くん、母を亡くし、結婚したのにあっというまに妻子を亡くし。
そのお腹の子が実は谷脇の子らしい、とか、なんかもうこれでもかと
不幸漬けの松本くん。可哀相。

この世に「絶対」があるとすれば、それは死だけだ。
 
もっと時間があれば、うまくつきあう方法を見つけられたかもしれない。
もっと時間をかければ、分かり合うことができたかもしれない。
生きていれば、何年もたった後に穏やかな再会ができるかもしれない。
 
でも人は死ぬ。
思いがけない事故。病気。
死ぬ。
死は、絶対に、取り返しがつかない。 
 
最後泣く谷脇は切なかった。とても。
面白かった。 

で、「Green Green」からは、兄弟でらぶらぶになっちゃう
っていう別のお話。
まあ、らぶらぶになってよかったね。
しかしきみら、それはせっくすが気持ちよくって錯覚している!と、
やっぱりつっこみたい。
木原さんはせっくすがよくて恋になっちゃうっていうパターンがいい
のかなあ。まあいいけどなあ。先に体だから、始まりがわりと強姦
パターンで、それはなんか、ええー、と思う、けど。
そしてこの兄弟。親の気持ちとか考えちゃう年になってしまった私と
しては微妙になんか。別に悪い親じゃない感じだしな~。
いやこれはBLなんだから、余計なことは気にしちゃダメ。
面白く読みました。
 

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