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『丸田町ルヴォワール』(円居挽/講談社BOX)

*ネタバレします。

『丸田町ルヴォワール』(円居挽/講談社BOX)

三年前、祖父の家で怪我の養生をしていた、中学三年生だった城坂論語。
うたた寝からさめたとき、ルージュと名乗る謎めいた女性と出会う。
会話したのはほんのひと時。心奪われ、だが彼女は何の痕跡も残さずに
消えてしまった。
その日、祖父が死んだ。
疑いをかけられた論語だったが、自然死であると認定され、うやむやに
なる。だが三年後、論語は双龍会で祖父の死について争うことになる。
論語の狙いは、ふたたびルージュに会うこと。

これが著者デビュー作だそうです。まどいばん、と読むのね。2009年。
京都大学卒業だそうで。この話の舞台も京都。京都ならでは、の舞台設定
でしょうか。
う~~~~ん。
京大系?ミステリ?なんかこう、森見とか、なんだっけ。そのへんとか。
清涼院流水とか西尾維新とかそのへんとも流れつながってる感じかな。
言葉遊びやら必殺技やら二つ名?なんかこう名前つけたりしながら戦ったり。
(*イメージです^^;)

私的裁判をする、ということで、龍師ってゆーのが弁護士みたいな。
あくまで私的、なので、科学捜査的なことはあまりなく、ひたすら言葉
による応酬で、言いくるめたもん勝ち、みたいな感じ。
私的って設定にしたことで、舞台は現代みたいなんだけれども、科学捜査
は一応圏外でただただ言葉を重ねていくレトロな対決を成立させている。
次々語られる真相はどんどんひっくり返り、最後のページまで、本当は
何だったのかひっぱりまくり。

しかしねー。なんなのそのまどろっこしさは!なんなのこんな回り道して
いろんな人巻き込んで揉めて結局初恋物語かよ!(笑)こうしなきゃ見つけ
られなかったというのはわかるけど、なんなのよそのピュア物語は!(笑)

まあ面白く読みました。美少年だし美女美少女だし、という感じはステキ。
でも流が実は女性、って明らかにされてからは個人的には興味激減。
あーまーねー。性別のミスリードとかありがち。そして個人的には女性キャラ
には興味ゼロ。ごめん私の偏った好みで。
というわけで後半はかなりだるい気分で読み終わる。

すごくひっぱるし面白く読みました。が、私の好みの問題です。
饒舌も言葉遊びも伏線もよくできていて凄いなあと思う。
言葉遊びも必殺技も、麻雀も二つ名も、うーん。私個人の好みの問題として、
つまらん。西尾維新とかも何冊かは読んだけどのりきれなかったんだよ。
このお話にものりきれなかった。論語くんのおしゃべりのくすぐったさがー。
ねー。んー。美少年なのはステキなので、続きも読もうかな。


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