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映画「007 スカイフォール」

*具体的内容、結末まで触れています。


映画「007 スカイフォール」見に行ってきた。
 
何者かに盗まれたコンピューターのハードディスク。そこには、NATO諸国
の情報部員のリストがあった。犯人を追うボンド。しかし、列車の上で揉み合
っているところを撃たれ、死亡したと思われる。
時代遅れの組織だと引退を迫られるM。ハッキングされ、爆破されるMI6本部。
そのニュースを見たボンドは、流れ着いていた海辺から、ロンドンへ戻ってきた。

というかまあなんというか、お話の細かいところはまあいっか、という、
ほんっとーーにゴージャスド派手スパイアクションどっかんどっかんどかーん!
超娯楽大作!
ボンドが作られるようになって50周年記念作にあたるそうで、これまでの
シリーズの懐かし小ネタがあって、とかみたい。
私、あんまり映画館で007は見てきてないなあ。テレビでやってるのはたまに
見るかなあ、くらい。なんとなく、007はまあいいか、という気分だった。
けど、ダニエル・クレイグになってからのちょっとシリアス路線にそそられた
のと、やっぱもうダニエル・クレイグかっこよすぎ!かっこよすぎ!かっこいい!
というのと、予告CMで、黒髪眼鏡くんな若者にそそられて今回は張り切って
見に行った。
やっぱりかっこよかった。すごく。すっごくかっこよかった。
 
スパイアクションっていうのは、ほんっとーに男の子の夢とロマンなのねえ。
開始早々のカーチェイス、バイクチェイス(?)、列車の屋根に飛び乗り
銃撃戦、喧嘩アクション、最初っから飛ばす飛ばす。
そしてオープニングの歌。歌も素敵だし、映像も素敵。
レトロな感じで美しいし、うつる小道具もみんな007を象徴してる。
 
画面がきれいだなあうつくしいなあロマンだなあと強く感じた。
ケレン味たっぷりの、まさに娯楽映画ならではの派手派手ゴージャスだったり
(上海のカジノとか。大トカゲ!!??ww)素敵な廃墟だったり(軍艦島が
ロケ地だったー。外観のみらしいけど)。
ガラスのビルでの狙撃準備、外の青いネオンが闇の中で光って、シルエットで
見せる一連のシーンとか。きれい。
ロマンチックといえばボンドガールだけれども、もちろんボンドガールと
出会い駆け引きするタキシードのボンドは完璧に素敵なんだけれども、それより
も、スパイアクション!ってなるシーンのほうが、男の子のロマン全開!って
気がしたよ。
荒野の古い屋敷とかさ。
ボンドの生まれ育ち、みたいなのを少し感じさせる切なさ。郷愁。ロマンだねえ。
 
今回の敵は、かつて00エージェントで、しかしMに見捨てられたと逆恨み
しているシルヴァ。
これがもうママに捨てられたのを恨みに思う駄々っ子にしか見えないんだよねー。
ボンドも撃たれたあとちょっとやさぐれてたり、Mをつれてその故郷に帰って
とか、実にママにかまってほしい坊やな一面を見せたりしてね。
きみらどんだけMのこと好きなの。
イエスマム、というお返事が、「はい、ママ」っていってるみたいに思えて
しょうがない。

今回、世代交代か、みたいなのが何度も対比されて出てきて。
諮問に呼ばれて大臣に今時もうダメダメ、って感じで責められるM。それでも
見えない敵がいる、と演説ぶつMかっこよかった。
予告で私がつられた黒髪眼鏡くんがQ。いかにも今どきなギークっぽい若者くん。
ボンドと並ぶと明らかに体格が違う~。肩幅が~。胸板が~。可愛い~。
でも現場と後方支援ってことで上手く連携とっていったりして、そういう繋がり
が育っていくのも面白い。
ボンドが、復帰テストを受けるけど体力も狙撃も心理面でもかなりボロボロで、
ほんとなら不合格、ってのを見せられるのも、ああ、中年現場員ボンドの悲哀、
ってなんか哀愁ただよっちゃう。それでもそれもセクシー素敵なんだけど。

何より、Mが死んでしまうなんてね。結局、守れなかったのかよーボンドー!
まあそういえば大体ボンドガールって死んじゃってる気がする。さようならM。
偉大なるボンドガール、ボンドのママだったかもしれない。

そして、クラシックな生き残りボンド。世代交代したMI6。あーまたすぐ
007見たい!ダニエルなボンド見たい!きゃ~!

ル・カレとかチャーリー・マフィン読みまくったあとなので、ボンドの経費の
書類はどー書くのさ~。あっちこっちの国の政府とどー話つけるのさーあーあw
とか、こう、事務仕事をちらっと想像しておかしかった。大臣も首相も頭悩ます
よねえそりゃあ。
でもまあそういう地味なリアルをすっとばすロマン!な娯楽大作なわけで。
かっこよかった。とってもとってもとってもかっこよかった。面白かった~!

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