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映画「砂漠でサーモン・フィッシング」

*結末まで触れています。

映画「砂漠でサーモン・フィッシング」
 
水産学者であるアルフレッド・ジョーンズ博士のところへ一通のメールが届く。
イエメンの大富豪が、イエメンで鮭釣りをしたいとのこと、財産管理の仕事を
しているハリエット・チェトウォド=タルボットからのメールだった。
砂漠に鮭?無理ですありえない、とにべもなく断りの返事を出したジョーンズ
博士だが、そのプロジェクトに英国政府が後押しをかけた。中東との紛争を
抱える英国がなんとかイメージアップを演出できる「明るいニュース」だと
いうのだ。首相広報官パトリシア・マクスウェルの強引な邁進。
実際、シャイフ・ムハマンドに会ったジョーンズ博士は、単なる大金持ちの
娯楽ではなく、国に緑をもたらしたいという壮大な願いに惹かれてゆく。
プロジェクトは着々と進んで行く。
 
ジョーンズ博士が、ユアン・マクレガーで、生真面目、堅物、冴えなくて
ユーモアのセンスもいまいち、役所でどうでもよさそうな仕事を地味にして
いる中年、です。
も~~~。そのサラリーマン姿。ふっつーーーなのにその普通~~~がいい!
ほんわかした。いいなあ。いいなあ。ユアンくんにサンドイッチ作ってもって
きてもらいたいよ!いいな~。

ハリエットは、軍人の恋人がいて、付き合って三週間で彼はアフガンへ配属、
戦闘中に行方不明との知らせがきて動揺する。
もともととってもバリバリさくさく仕事できる美人敏腕女子、でも、恋人の
そんな話を聞いて仕事が手につかず、泣いちゃったりして。
そりゃあジョーンズ博士も好きになっちゃうよね!もう!
二人のプロジェクトを通じての心のつながり、恋物語であるわけだけれども、
うんうんもう人生のパートナーになるしかないよね、と、すんなり収まる
ところへ収まりました。めでたしめでたし。
でも軍人の恋人、ロバートくんもとってもハンサムでさー。せっかく彼女の
ことを思いながら生き延びて帰ってきたのにー。可哀相だった。。。別に
彼に悪いところは何もない。軍人であるのが敗因だけど、そんなの彼の落ち度
じゃないのに!
帰国して恋人との再開!みたいにマスコミにのっちゃったろーに、あのあと
英国に帰って彼はほんと可哀相だなあ。。。まあでもハンサムだし、そもそも
付き合い短かったし、きっとまたすぐにいい子ができるよね。がんばれ~。

ジョーンズ博士は、若くして結婚したらしい。妻は何の仕事かは出てこなかった
けれど、なんかすごくバリバリキャリアっぽくって、ジュネーヴへ長期出張
なんかで、博士とはすっかり気持ちすれ違い。働く妻をちゃんと応援しなよ
支えなさいよ!博士!と思わなくもないけど、そういうことを相談もなく決めた
りする関係になってしまっている、ってことで、お互い思いやりがなくなり、と
いう状況なのかなーと。この映画視点だと博士が家のことを省みない妻に寂しく
て、みたいな感じだけど。まあもう、合わなくなっていた、ということね。
それは仕方ないかなあという感じ。メアリーのほうも博士への尊敬や信頼の
気持ちなくしていたし。日本だと男女逆の感じならものすごくよくある、よく
わかる関係だなあ。

とにかく大金持ちなシャイフ、かっこよかった。魚釣りがとても哲学的な
ことになっていたよ。でも、信じるってそうなのかもね、と、思わせるイケメン
っぷりが素晴らしい。
そしてシャイフの壮大な夢や行動力をよく思わない保守的なやつら?かなんか
よくわからないけど、なんか命を狙われてたり。中東ってあぶないわー、という
なんかそこはえらく単純な風に描かれてたけど、いいのか。ちょっと笑った。

首相広報官(だっけ)なパトリシア・マクスウェルの強引さも、でもなんか
笑っちゃってあんまり嫌味ではないのね。首相とのメール(?)のやりとりも
おかしいし。家庭では男の子四人くらい?の母親!というたくましさも好感。
いいキャラだった。

もしかしてこれ実話ベース?と思ったりもしたけど、フィクションだった。
小説原作なのね。
もちろん壮大なありえない計画。でもプロジェクトを進めよう、とすすんで
いく感じが淡々と着々としてて、オーバーなドラマチックさ!にしていない
感じが心地よかった。
ユアンくんも別にフォースの力で戦ったり窮地を救うなんてことはまったく
なくて(笑) 最後まで普通に生真面目博士だった。素敵。

ユアンくんは禿げなくていいなあ(^^)ジュード・ロウはなあ。。でも
ジュードくんももちろん素敵よ。
ごくごくふつうな、でもほんと夢の、ほんわか映画でした。満足。

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