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トークイベント「表現大観光」

25日日曜日、「表現大観光」というトークイベント(?)に行ってきました。

筑摩のインフォメーションからざっくりコピーすると↓

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西崎憲『飛行士と東京の雨の森』(小社刊)
&山田航・穂村弘『世界中が夕焼け』(新潮社刊)刊行記念
「表現大観光」西崎憲×穂村弘 司会:石川美南


作家・英米文学翻訳家の西崎憲と、歌人・エッセイストの穂村弘が〈表現〉を
追って世界を旅します。
詩歌、小説、映画、音楽に現れる表現の大観光。ジャームッシュはなぜ座った
アングルを多くとるのか、井の頭線の女子高生はなぜ一円玉を電車の隙間に
捨てるのか? 世界の水面に氷山の先端のように浮かぶそうした〈表現〉の意味を、
驚きかつ笑いながら二人で観て歩きます。ぜひご同行ください。

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こんな感じで、募集20名、メールで申し込んで抽選、ってことだったので、
うーんまあ当たらないかなあ、と思いながら申し込んでいたら、当たった。わーい。
でも歌会の日で、焦る。しまった。当たるだなんて。そんなこんなで行く前には
いろいろバタバタしてから渋谷へ。

場所は隠れ家的?バーで、せ、狭い。でもその小さな空間ならではのマイクなしで
のおしゃべり。朗読。
西崎さんがお気に入りバーだそうで、そういう意味でも、前にいる三人のホームに
観客が招待してもらいました、という感じが素敵でした。私がよく見たことがある
のは穂村さんだけど、なんか確かに他の場で講演したりしてるよりリラックスして
喋っているかのよーに感じた。それはこっちの勝手な思い込みだけど、そう思っ
ちゃうような小さな空間でした。
 
表現の観光、といっても、うーんと、観光なのか?
それぞれがこの表現凄いと思った感じというのを紹介してくれていました。

まずはお互いの本のことについてなど。『世界中が夕焼け』っていうのは
めずらしい形式の本だよねえとか。
 
穂村さん「見出詩(みだし)」。ネットニュースなんかで、限られた短さの中に
記事の内容を伝え興味持たせるようにしてるんだけど、その圧縮のし方がヘタで
詩に近づいてしまっている表現のこととか。
「七三分けの男 路上で下着奪う」これは記事見てみるとまともに見出しにする
ならば「刃物男 路上で女性の下着奪う」ってこと。でも「七三分けの男」という
ヘンなところに焦点があたってて興味をそそる、ね。うん。ヘンで素敵です。

「春の急行列車 湖底へ」なんだか素敵なのどかな旅の話のようだけれども、
列車が脱線して落ちたという大事故の記事だった。「春の」「へ」というのが
観光旅行っぽいのどかさを出している、と。うん。なるほど。
 
わからなないこと、透明な理論が背後にありそうな魅力や迫力のこと。
「幻聴妄想かるた」と与謝野晶子の歌のそっくりさ。
そっくりとはいえ、与謝野晶子は歌としての助走がある、すごい、とかわかって
とても面白かった。

西崎さんはギター伴奏したり、なんかもうすごいマルチ才能ある人なんだねえと。
井の頭線で見かけた女子高生の話とか。井の頭線私しょっちゅう乗ってるけど
そういうのに遭遇したことないよ。そういうのに遭遇すること、それを感じる
ことが、才能なんだなあと思う。

穂村さん、石川さんの短歌の朗読。
西崎さん書下ろし?の「8」というショートストーリーを、客席みんなも参加
しての朗読。プリント配られて短いセリフがあるの。自分読むとき緊張した~。
でもみんなでそういうタイミングはかって、というのも楽しかった。

最後には、司会進行がということもなくなんか前で三人が喋ってるのを見てた。
うーん、とか沈黙があるのもね、まあそんな感じかなと思う。
終わったあとはみんなで懇親会、という企画でもあり、ホームなんだろうなあ。
私はアウェイ気分いっぱいだったよ。
サインしてもらいたいーと思いつつも友達にお願いして本をたくして離脱。
ふんわりした時間でした。
 

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