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『暗殺者を愛した女』(フリーマントル/新潮文庫)

*結末まで触れています。


『暗殺者を愛した女』(フリーマントル/新潮文庫)

チャーリー・マフィンシリーズ、7作目。
アメリカ側からの要請があった。KGBで暗殺者であったユーリー・コズロフ
の亡命の分け前をくれるという。コズロフの妻、イレーナを英国側が英国側に
亡命希望なのだ。
コズロフがいるのは日本。取引と駆け引きのために、チャーリーは日本へ行く。
CIAとの共同作戦。だが、コズロフの思惑は単なる亡命ではなかった。

舞台は日本~。ちょっと前の訳者あとがきみたいなので予告されてたやつ
ですね。チャーリーが地下鉄乗って千代田区やら新橋やらうろうろするのが
なんか楽しい。CIAとしゃぶしゃぶ屋行ってたりして。日本酒ってライス・
ワインというの?へー、と思ってみたり。

日本だけじゃなくて、香港にも飛ぶ。
亡命目当てじゃなくてなんと痴情のもつれかよ、って笑ってしまったり。
それで人が死ぬ羽目になるんだから。。。情報部員は恋愛控えて欲しい。。。
チャーリーが真相に気付くまでに時間がかかるし、何がどうなってるのか
見えてくるのがなかなかで、読むのにすごく時間がかかってしまった。
チャーリーが警戒してCIAをまくためにあちこちぐるぐるする、とか、
そういう描写がしつこいくらい丁寧に描かれていて、へー、と思うけど、
もうほどほどにしてくれ、とも思う。まあねえ。それだけ用心深く何もかも
に目をくばっていなくては、というのもわかるけど。

最後にコズロフを見事に嵌めたの、おお、と思った。チャーリー、なかなか
酷い。でもそういうプロなんだ。

情報部復帰して、規則にうるさいやつにうんざりなチャーリー。でも上司たる
部長、アリスター・ウィルソン卿が素晴らしく懐深い。
そして今回ご苦労様って感じでチャーリーが屋敷に招待されるんだけど、
豪邸なのはもちろん、薔薇がウェリントン軍の攻撃隊形を模してつくられて
いるとか、なにその素敵庭園!前々から薔薇が趣味な人だってことだったけど。
いいなー。素敵上司いいなー。

日本が舞台ってことが一番面白かったかな。今度英国大使館とか見に行って
みたーい。日比谷駅とかまだ降りたことないなあ。東京観光もっとしなくちゃ。

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