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『シャーロック・ホームズの回想』(コナン・ドイル/角川文庫)

*具体的内容に触れています。


『シャーロック・ホームズの回想』(コナン・ドイル/角川文庫)

シャーロック・ホームズの短編集。第二短編集、らしい。最初は「冒険」
のようです。
私は図書館の棚であったーというのをすごいバラバラに読んでますが、
ほんとは順番に読んでいったほうがいいのかも。まあいっか。

「シルヴァー・ブレイズ」「ボール箱」「黄色い顔」「株式仲買店員」
「グロリア・スコット号」「マスグレイヴ家の儀式書」「ライトゲイトの
大地主」「背中の曲がった男」「入院患者」「ギリシャ語通訳」
「海軍条約文書」「最後の事件」

という12のお話。「ボール箱」というのはセンセーショナルだった
ため、外されたりしていた、らしい。へー。何がセンセーショナルなの
だろう?と思うけど、切り取られた耳が送られてくる、ってのが、ダメ
だったのかなあ。そのくらいで?昔はセンセーショナルだったのかしら。

ホームズがワトソンの考えをちょっとしたことから読み取って、
見事な推理を披露、っていうおなじみのシーンがいっぱい読めて楽しかった。

ホームズの最初の事件の話とか、学生の頃の友人、だとかの話があったり。
変人みたいだけどちゃんと友人らしき人もいるんじゃないか。いいね。
兄、マイクロフトとの関係も、これ見る限りそんなに仲悪いって感じじゃ
ないけどなあ。今後仲悪くなるよーな描写が出たりするのかな。

この翻訳は駒月雅子さんで、平成22年初版な文庫。ほんと最近。訳者
あとがきで、ガイ・リッチー監督のシャーロック・ホームズにちょっと
触れてたりして。脳内再生あのキャスティングでもいけるわー。
でもどっちかというと今の私のもえもえはBBC版なのでそっちで。
ホームズが拗ねたり、ワトソンくんがほんとにホームズの無茶を気遣って
心配して仲良しなのがすごい楽しい。
部屋片付けようよ、っていうワトソンの気をそらすために、とっておきの
事件の話を始めるとかね。可愛いぞホームズw
二人で散歩。ロンドンの街を三時間とか。仲良しだねえ。
なんだっけ、なんかで読んだかどうかしたけど、カップルで公園や喫茶店
で、二時間話がもつなら相性がいい、か、気が合うかなんかで、いい、らしい。
ホームズとワトソンは余裕だwというかまあ、出会って最初から同居だもんね。

「最後の事件」はとても短い。
そしてワトソンくんがほんとうに落ち込み悲しみ思い出すのもつらい、
という風なのが滲み出ていて切ない。
モリアーティ教授ってこのくらいの出番なわけか。でもホームズがもう
言葉の限りをつくして悪い天才だと絶賛している。なるほど。
そしてワトソンの目の前で、というわけではなかったのね。
それに比べてBBC版ではあんな目の前で。ジョンかわいそうすぎるっ。
でも本でも、最後の手紙メモを見つけて読んで、ああ、どんなに苦しんだ
ことだろう。この手紙も素敵だったなあ。事務的冷静冷淡でありつつ。
「誰よりもワトソン、きみにつらい思いをさせるのだけが心残りだがね」
って。
きゅんとくるじゃないか!

冒険のほうも読まなくちゃ。そしてホームズの復活を読まなくちゃ。
このままじゃ悲しすぎる。
そしてBBCドラマの新作を待たねばー。

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