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『亡命者はモスクワをめざす』(フリーマントル/新潮文庫)

*具体的内容、結末まで触れています。

『亡命者はモスクワをめざす』(フリーマントル/新潮文庫)

チャーリー・マフィンシリーズ、6作目。

刑務所にいるチャーリー。ここでも孤高の存在である。暗黙のルールを
知りながら微妙にそこに服従するばかりではない。
チャーリーは待っていた。捕まる時にウィルソン部長と約束したはずだ。
いつまでも刑務所にいるはずではない。
ある日、スパイ容疑として刑務所にきたウィリアム・サンプソンと同室
になった。決して仲良くなったわけではないが、サンプソンに脱獄計画を
打ち明けられる。
これをネタに、再度ウィルソン部長との面会を図るチャーリー。
だがそこで頼まれたのは、そのまま脱獄し、ロシアへ渡り、ロシアの謎の
内通者と接触し亡命させることだった。

なんだか本格的なスパイ小説って感じでかなりわくわく面白かった。
脱獄。ロシアでの尋問。さらにそこで信頼を得ること。スパイ学校の
講師(?)にまでなること。
ロシア側のベレンコフや、カレーニン将軍を騙しきれるか。
カレーニン、でも前回チャーリー利用してたじゃないのーと思う。
でもチャーリーにはまだ好意的なんだね。ベレンコフは素直にチャーリー
のことを信頼しているみたいで、なんか気の毒。
で、また、女かよw
尋問官だったナターリヤと、ついには愛し合うように。
だがチャーリーも、ナターリヤも、国を捨てることはできないっ。
って、別れることになるんだけど、そこでナターリヤが罪に問われない
ように、と、彼女を守るために講じた手段が、実はサンプソンが裏切り者だ、
と、ロシア当局に言え、という打ち合わせ。
がっ。
チャーリーが英国に戻ると、サンプソンは実は超優秀で英国がロシアに
送り込むために周到に長年かけて用意してきた作戦で、とかいうのが明らかに。
ええーっ。
え~~~~チャーリー、結局あんた物凄い疫病神!ヒドイ!台無し!!
おめーが女にうつつを抜かしたばっかりに!
まあチャーリーにも実は、って作戦教えておけば、とはいえ。ウィルソン部長
ものすごく気の毒。あーあ。
英国情報部からのチャーリーへの仕打ちもひどい、とはいえ、チャーリーの
はなあ。現場の人間はつらいよ、っていうよりもチャーリーはやりすぎな感じ
がして同情はできないよなー。でも生き延びる力はあるんだよなー。
このあとウィルソン部長はどうするんだろう。チャーリーは情報部復帰なるのか?
でもチャーリーなんか使うとろくなことないような気がするからもうほっとけば
いいのに、と、勝手に心配してしまう。

主人公がきらいなのに読み続けちゃうシリーズ。
これからはウィルソン部長がんばれ、と(まだ次出るのかどうか知らないけど)
思いながら読んでみよう。

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Posted by: sofa covers black | April 13, 2014 at 10:42 AM

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