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『KUNIMORI』(五條瑛/中公文庫)

『KUNIMORI』(五條瑛/中公文庫)

伯母の遺産として、マンションや貸しスタジオなどを受け継いだ
武原耕太。伯母を訪ねてやってくる見知らぬ男。少年。
おとなしい人だとばかり思っていた伯母の生前の姿を少しずつ知る
うちに、思いがけない事実を知ることになる。

6月に文庫化。買ってたけどしばらくル・カレにかまけていたので
置いてた。読み始めると、日本の小説ってこんなにこんなにこんなに
読みやすかったっけー、とあっというまに一気読み。
まあ一度読んだことあるものだし、五條さん大好きでなじんでるし、
というのもあると思うけど。ル・カレは読みにくかったんだよなあ。
でも好きになってしまったけど。
ま。
時間が時間通りに進み、視点が安定している本というのは読みやすく
て、すいすい~面白いわ~と感動。

ヤモリのように、国にはりつく、クニモリ。
舞台は浅草橋あたり。2009年に単行本。まだスカイツリーがどーこー
みたいな話はない。浅草橋あたりだとあんまり関係ないっけ。ちょっと
地理感覚は私にはあんまりピンと来ないけど。
続編が書かれるとしたら街の変化なんかもあったりするのかなあ。
潤くんがいつか帰ってくるかもしれない。
でも、きっともっと闇を抱えてることになるだろう。
耕太さんにもう迷惑はかけたくないんだ、なんて言いながら苦悩したり
してくれるといいな~と妄想してみたり。

ちょっと特殊なクリーング屋、探偵めいたことする中瀬さんとか、面白
そうなキャラはいるけど、これ一冊だとやっぱり随分あっさりしている
ように思う。もっと長編が読みたい。もっとーもっとー。
ま、さらりといい話に仕上がってるし軽く読めて面白かった。

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