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『動物園で逢いましょう』(五條瑛/双葉文庫)

『動物園で逢いましょう』(五條瑛/双葉文庫)

待ち合わせは動物園。
コビトカバの前へ林檎をもって行くこと。
葉山隆は極東ジャーナルという小さな出版社勤め。だかそこは
米軍の情報部の下請け的会社。
嫌味な上司エディに命じられて情報提供者と会う。

2009年の単行本の文庫化。
最初読んだとき、上野動物園行ったなあ~。単行本の裏表紙と
同じ、作中と同じパンダのマグカップ買った。今も愛用中。
あの頃はいなかったパンダ。今はもうパンダもいますよ、と、
ちょっとだけ感慨に耽る。

短編が集まって少しずつつながって、というスタイル。
スパイ、というまでのところにはいかない、ささやかな情報
のやりとり、ピンキリの情報漏洩。面白い。

でっ。
やっぱり葉山くんが可愛いなー。坂下とやたら仲良しじゃないか。
距離が近いっ近いっw
嫌味で完璧な上司エディも何度読んでもほれぼれ。かっこいい~。

この話で焙り出してく大物の狐、河西。狐狩りの話がこのあと
あるのかなあと期待しているんだけどどうなんだろう。
がっつり長編を読みたいなあ。
エディとかもっとでばってほしいー。
葉山くんが活躍するのを見たいなー。

『プラチナ・ビーズ』の頃、サーシャと出会ってたけど、その後
もう会わないのかなあ。
エディがサーシャの動きを見逃すわけないだろ、と、思う。
日本が騒がしくなったら米軍に都合が悪いことも多々あるだろう。
革命シリーズと交差しないかなあ。
……河西、って、革命シリーズに出てきたっけ?うー。わからん。

最後が「エピソード1 街角の向日葵」だし。続く、ってことだよね。
続き、読みたいー。

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映画「裏切りのサーカス」(二回目)

*映画、原作の具体的内容結末まで触れています。


映画「裏切りのサーカス」

二回目見に行ってきました。
一回目見て、満席状態で最前列はしっこなんてところで見てしまい、
あーなんかすごくかっこいいし好きな感じがするのに人がわからない
なんかもういろいろ無理、と思い。原作読んでもう一回見なくてはと
決意してました。
せっかくなので、と、ジョン・ル・カレの作品を書かれた順に読んで
いって原作まで到着。最初からスマイリー出てきてたから、スマイリー
のことはだいぶ知ってるわ、という気分で、余裕の二回目鑑賞。
リピーター割引で1000円になるので、月曜日に。それでもそこそこ
なお客の入り。今度はちゃんとよく見える席に座れた。

今度は最初から、あ、これがコントロールか、ジムなのね、とわかる。
原作を読んだ後だと、映画は話が時間通りに進んでいる。ストーリーは
随分すっきりシンプルにコンパクトにまとめているんだなあと感激。
一回目のときは、誰だろう何だろう?????という混乱ばっかりだった。
人の顔がわかんなかったの。。。
人の顔、すぐ覚えられる人と苦手な人、っていると思う。私は後者。
ゲイリー・オールドマンくらいはわかったけど、他の人は全然わからな
かった。あ、ピーターくんもわかったけど。比較的若者金髪、って特徴で。
アンのこととか、登場人物のことがわかっているのはラクだなあと実感。

あの長くじわじわな小説をすっきり映画にしたなーと。でも原作と変わって
て気になったところもあり。
ピーターくん若手でパシリなイメージ。スマイリーの部下って感じ。
スマイリーがさらっと非情なこと言うのにぞくぞくきた。いいよねー。
原作だとピーターくんはもっと大人な感じでかっこいいし、別にスマイリー
のパシリて感じじゃない。スマイリーが原作よりもだいぶ非情でかっこいい。
トビーだったかなー。あの飛行場で追い詰めていくのとかたまらんね。
だんだん飛行機がせまってくる!
ああ映画だ。映画ならではのかっこよさ!

あと、ピーターくんがゲイの設定になってる?身の回りの整理つけとけ、
みたいに言われたあと、別れたのは男だったなーと。すごいさりげなくて。
原作だと音楽やってる女学生とつきあってたのになー。なんで変えたのか。
ジムとビルの関係の示唆を強化する?うーん。
でもごく短いシーンだったけどすごくきゅんときたー。好き。

ラストには、ジムがビルを撃った、けど。
あれも原作では、ビルが殺されていたのは銃じゃないし、犯人も不明だと
思うんだけど。。。ジムだったのかなあ。うーん。ジムは、銃持っていた
のはわかるけど、ビルを撃ったかどうかは、私はわからなかった。。。
映画から帰って終わりのほう読み返したけど、うーん。
でも映画の結末としてはすごくうまくまとまったなと思う。
あの音楽、あの歌の中、なんて切ないシーン。
私は、愛があるから殺したと思う。ビルも、ジムだからあの表情だった、と。
いい。すごくよかった。
あ、コリン・ファース、と今度はちゃんと顔を認識。

あの部屋のあのテーブルにつくスマイリーのかっこいいこと。
スーツもビシッと。かっこいーいっ。
でもかっこよすぎてスマイリーじゃない~。スマイリーは、身に着けるもの
は高級でもどこかちぐはぐで、もっさりおじさん(じーさん)なのに~。
アンが戻ってきたらしいのもなんかちがう~。アンのところへ出かけていく
のはスマイリーなのに~。
まあでもいっか。
ほんとにかっこよかった。隅々まで。
ロンドンの街。70年代の雰囲気。車。タイプライター。数字の暗号文。
石と霧の闇の色。外国語。なにもかもなにもかもめちゃくちゃ素敵だった。
渋い~。
じーさんたちを堪能しまくりました。

本も続き読むー。映画二回目見に行ってよかったし。大満足!

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『ティンカー、テイラー、ソルジャー、スパイ』(ジョン・ル・カレ/ハヤカワ文庫)

*具体的内容に触れています。


『ティンカー、テイラー、ソルジャー、スパイ』(ジョン・ル・カレ/ハヤカワ文庫)

ジム・ブリトーは、臨時の教員として小学校にやってきた。
トレイラーをひいたおんぼろ車でやってきたところを見ていたのは、
ビル・ローチ少年ただ一人。最初に知り合いになったのも彼だった。

雨の夜、最悪の気分で帰宅したスマイリーの部屋に、ひっそりと
ピーター・ギラムが待っていた。迎えにきたのだ。ギラムの車にのって
行く先は、情報活動のお目付け役である内閣直属のオリヴァー・レイコン
のところだ。すでに引退したスマイリーが聞かされたのは、サーカスの
内部に、裏切り者がいるという情報だった。

映画「裏切りのサーカス」の原作。
新訳が今年出てるみたいだけど、図書館で早く借りられた2006年の
文庫で読んだ。
最初出たのは1975年。1986年文庫になってたよう。

で、映画とはまた時間軸が違うのかな。やっぱり混乱しながら読んだ。
読みながら、えーと誰が誰だ。。。ビル?ジム?パーシィ?トビー?
ロイがプアマンか?ええええー?ティンカーとかテイラーとかかなり
終盤になるまでそんな呼び名出てこない。テイラーがビル・ヘイドン
だったかな。コントロール、は名前は出てこない。コントロール。
すでに死亡。かつて裏切り者の正体を突き止めようとしたけれども
ダメだった。それがチェコでの事件。ジム・ブリトー、作戦時には
エリスという名前だったジムが撃たれた事件。不祥事。コントロール
の片腕とみなされていたスマイリーが引退に追い込まれた事件。
サーカス内部での権力争い。

私は特にビルとジムがどっちがどっちなんだ、とかなり終盤まで混乱。
短い似た名前。。。ジム・ブリトーがチェコで撃たれて今小学校教師。
ビル・ヘイドンは今もサーカスで偉くなっててアンの愛人だったこと
あり。アンの一族でもある。スマイリー大変だな。
ビルがジムを見出した、という過去でいいのか。そんでジムはビルを
愛していた過去がある。今も?そこはちょっと微妙。まだ愛してる、
と、思いたいのは私の思いいれかなー。

じっくり、じっくり、スマイリーが過去の記録を調べ、過去を知る
人物と対話し、少しずつ真相に迫ってゆく。そのじわじわ具合の濃密さ、
時間の行き来に混乱しつつ、真相が見えそうで見えない、肝心の、で誰
なんだよ、というのが最後までわからずひっぱられて、最後の方は
読むのをやめられなくなりドキドキドキドキで読みきった。

ウィッチクラフト作戦とか、情報提供者マーリンとか、テスティファイ
作戦とか、それはなんなんだよーっていうのも私にはなかなかすっきり
わからなくて。
もういいやわかんなくても、と、微妙にそのへんは放置しつつ読む。
読み終わると一応なんとなくはわかった。と、思う。うん。たぶん。
わかってるか、自分で自信ないけど。
ピーター・ギラムくんはかっこいいな~と改めて惚れる。

解説によるとスマイリーは70歳みたい。『死者にかかってきた電話』
のときが50代後半だったんだって。映画のあの感じは忠実なんだな。
でも着実に進む明晰さは凄い。
面白かったなあ。
映画もう一回見に行こう。
三部作、ってことらしい続きも読もう。楽しみ。

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『不可能』(松浦寿輝/講談社)

『不可能』(松浦寿輝/講談社)

  平岡は雨の日に地下にいることを好んだ。


と、この、平岡というのは平岡公威、三島由紀夫なのねということは
明記されてないまでもすぐわかるように描かれている。
現在も三島が生きている、という設定。あの事件、の後、死ななかった。
囚人となり、年月が過ぎ、解放されて80を超える老人となっている
今の平岡。
初出が2006年だから、えーと、三島って1925年生まれですか。
リアルな年齢設定だとすると81歳くらいな感じか。
実際まだ生きていることもありえるよなあ。

本人はもう何をするでもなく、財団管理をする人間にすべて任せて、
好みのそっけない家をつくり地下室をつくり、バーの雰囲気をつくり
人間はわずらわしいので、鏡と石膏像とを相手にし。
明晰だが、俗事からは遠くはなれて酒を飲みうとうとと酩酊し眠り。

こういう「老い」なのか、と、とても納得させらた。
私はまだ老いの実感というほどのものはないけれども、まあもう勿論
若さとはだいぶ遠くなっているわけで。
こういう「老い」に説得力があると思えるし素敵だ。。。とうっとり
する。

短編の重なり、という一冊で、ROMSという悔悛老人の会、という
のに参加、ってあたりからだいぶリアリティというよりはお話めいて
くる色が強くなってしまうけど。話としては面白くなるし盛り上がる。
謎めいた芸術家の卵、らしい、S…君がとても羨ましくなる。何者?
いいなあ。ときめいた。
すっかり枯れた老人みたいなこと言ってたくせに、やっぱり怪物な
三島、たいへん素敵でした。

この平岡に、私はどうしても岡井隆を重ねて読んでしまう。
講話かなんかで、この本の話をしていたのを聞いて、読んでみようと
思って読んだから仕方ないし、岡井隆も巨大な歌人、詩人、文学者と
して80を超えて、という存在だから。
脳内でのビジュアルはすっかり岡井隆。三島が実際年を取った顔って
知らないのでね。こんな「老い」って、素晴らしい。かっこいい。

6月に三島由紀夫のなんか映画が公開になるんじゃないかな。
井浦新が演じる三島由紀夫。どんな風になっているんだろうか。
物凄く楽しみです。
図書館の順番待ち、偶然によって今日読んだのだけれど、今日は
ちょうど寒い5月の雨の日。まさにこの本を読むのにぴったりの日
だった。最初の一文からすっかり引き込まれた。よかったです。

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『寒い国から帰ってきたスパイ』(ジョン・ル・カレ/ハヤカワ文庫)

今朝の金環日食、見ました。
曇りがちでどうかなーって思っていたけれども、少しは見られた。
日食グラスを買いそびれていたので、超適当に、段ボール箱に
穴を開けて、ピンホールな感じで、わー、ほんと欠けてる~と、
一人地味に楽しみました。
鮮明な映像はテレビに頼るってことで。満足。

『寒い国から帰ってきたスパイ』(ジョン・ル・カレ/ハヤカワ文庫)

ベルリン。東側から脱出してくる男を、リーマスは待っていた。
アレック・リーマス。イギリスの諜報部員。
男は境界までやってきていた。あと少し。しかし、東ドイツの哨兵の
ライフルが男、カルルを捕らえた。

イギリスに戻ったリーマスに与えられた新たな任務は、東側に潜り込み
相手を騙すこと。これが最後の任務として、リーマスは動き出した。

ル・カレの三作目。しかしこれが世界的大ヒットになって、作家として
認められた、という出世作みたいです。
この作品にも、スマイリーは出てくるけれども、すでに諜報部を引退
した影の存在として。
ひたすらリーマスを描き出していく。
東側に潜入、といっても、相手を騙して逆スパイにしたてられるように
自ら仕向けていく、というわけで。地味。
接触。
移動。
派手なアクションはなし。まあゼロではないけど、007みたいのに
比べたらゼロに等しいくらい。
尋問。
尋問。
尋問。
リーマスの動き。東側のフィードラーの動き。ムントの動き。
息詰まる。
どうなっていくんだろう。気付かれるのか?騙しおおせるのか?
でも本当は?誰が誰をどう騙そうとしているのか?ドキドキする。

リーマスが一時だけつながった女性、エリザベス。なんの変哲もない
ただの女性。つきあった、ともいえぬような一時の関係。しかし、
リズの存在を弱点として巻き込まれてしまう。
国家諜報のため?思想のため?より大きなもののための小さな個人の
犠牲?
最後まで読んで、その幕切れにしばし呆然。虚脱。面白かった。

ムントって、『死者にかかってきた電話』の時に出てきてた男で、
それをめぐっての騙しあい策略あれこれ。この本の中に、過去の事件、
スマイリーとの因縁として出てくる。
どうやら翻訳はこれが一番最初にされたみたいだなあ。これがヒット
して知られるようになったってことなんですね。
もちろん過去の事件は事件で、この本は十分凄く面白く読めるけど、
でも私は順番的に順当に読めてよかったなー。
スマイリーのことを少しは知って読めてよかったと思う。

この作品は1965年に映画化されたらしい。どんなだったんだろう。
ほとんど会話劇になるんじゃないかなあ。でも渋くて凄いかっこいい
よなあ。ちょっとどんな風なのか気になる。

さて次はいよいよ『ティンカー、テイラー、ソルジャー、スパイ』読む。
できれば読んでもう一回映画見に行きたい。いけるかな読みきれるかな。
楽しみ。

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  ◇

        ◇

                                     千坂麻緒

  まだ熱が冷めないあんなに泣いたのにあんなに夜の蜘蛛とゐたのに

  華やかなイルミネーション少しづつ蒼ざめてゆくあなたの肌は

  真つ暗にしないと今は眠れない頭の中の影を消したい

  唇の血の味真冬一篇のシェイクスピアのソネットを恋ふ

  この目には涙が足りなくなつたのでもう青空を見るのはやめる

  珈琲をハンドドリップで淹れてみる満たされるつて錯覚したい

  夕食を一緒にとる日を重ねゆくこころはなくとも相槌くらゐ

  先に死ぬ方が幸せ冬日さす窓の汚れが白く輝く


                            (未来 2012年5月号)

++++++++++++++++++++++++++++++

今月はタイトルつけなかったので◇。
パタリロの口、と思うことは内緒。

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『高貴なる殺人』(ジョン・ル・カレ/ハヤカワ文庫)

『高貴なる殺人』(ジョン・ル・カレ/ハヤカワ文庫)

伝統を誇るカーン校。
閉鎖的な階級社会。そこから一通の手紙が、ある雑誌へ届く。
カーン校の教師の妻からの助けを求める手紙。
ミス・ブリムリーはその手紙のことをスマイリーに相談した。
かつての仕事仲間なのだ。スマイリーのつてからカーンへ電話を
かけてみると、彼女は亡くなった、という。
手紙で彼女が恐れていたとおりの事態。様子を探りに、スマイリー
はカーンへと旅立つ。

スパイ小説じゃなくてこれはミステリでした。
そのせいか、けっこうすんなり読めた。ミステリな感じのほうが
私は読みなれているのかな。でもやっぱり細部はあんまりクリアな
感じがしなくて、んんん?としばらく悩んだりもしながら読んだ。
スマイリーの動きがなんだかよくわからない。スマイリーが何を
閃き考えたのか説明ない。でもなんだか事件解決にむかってて凄い。

イギリスっていいわー。このガチガチの階級社会!というのを
とても楽しく読んだ。
こわいわ。陰湿だわ。素敵。
いろいろな話を聞いていくんだけど。その話がすすむごとに、
人物のいろんな面が出てきてひっくりかえっていって、その
ひっくりかえりに対しての検証はしなくていいの?と思うけど
いいのかなー。
まあ警察の捜査じゃなくて、スマイリーはほんと部外者で
ただ話を聞くしかできないし、逮捕するわけでもないし、いいか。
実際の操作裏づけなどなどはちゃんと警察がやってるみたい。
このじわじわな感じが結構好きだった。

さて次は、出世作らしき『寒い国から帰ってきたスパイ』読むー。
楽しみ。

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根津美術館「KORIN展」

根津美術館行ってきました。KORIN展。

「燕子花図屏風」と、「八橋図屏風」を見比べる!というのがメインですね。
根津美術館所蔵の国宝と、メトロポリタン美術館所蔵の「八橋図」が
100年ぶりに一堂に展観、とのこと。

橋のないカキツバタの屏風のほうが先に描かれ、それから10年の後、
(ん?10年の後でいいのかな。ともかく橋のほうが後、だよねたぶん)
よく似た構図でありながら橋があるのが描かれた。
見比べて。
最初は橋があるのが好きかなあと思ったけれども、二度三度と見に帰ると
うーん、橋がないのもやっぱりいいかも、と思う。
金地はふかく色が沈んで、葉の緑があざやか。カキツバタの青も深い。
少し色がかすれこすれ落ちてるのは劣化、なのだろうけど、それも迫力
あるなあと思う。
結構な大きさなのでやっぱり少し離れて、花の配置のリズムなんかを
見渡すのがいいのでしょうね。
ほんと構図的には橋があるかないかの違い以外はそっくり。
花の上のほうの空間が橋のほうはちょっと狭く感じるかなあ。でも見比べ
ているから狭く感じるだけかなあ。橋がないほうは空間が間延びして感じる、
と、最初思ったんだけど、これもやっぱり見比べているからかなー。空間
あるほうがいいかも、と思ってきたり。
見比べるって面白いなあとつくづく思ったのでした。

終わりのほうの「青楓朱楓図屏風」も好きだった。楓のもわもわが可愛い。
こっちは本当に色鮮やかだった。

屏風って迫力あるなあというのがよくわかりました。

角皿、「銹絵寿老人図角皿」と「銹絵梅図角皿」素敵でした。欲しい、と
思っちゃった。光琳のデザインいい、ってな説明があったように思いますが
ほんと、皿の横のほうまでデザインされてていいなーと。

同時開催の仏像を見たり青銅器をみたり、宝飾時計きれいだなー!とか、
茶の世界はわからない。。。とか、堪能しました。

そしてお庭も散歩。
緑がうつくしいです。
カキツバタ、本物咲いてました。
絵を見て本物見てと、なんか嬉しかった。
お庭、面白いですね。あちこちに石像とか仏像とか狛犬いっぱいだったり。
ひとしきりぐるぐるして、緑を満喫しました。

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映画「ロボット」

*具体的内容結末に触れています。

映画「ロボット」

バシーガラン博士は、10年の歳月をかけてロボットを完成させた。
自分と同じ姿。
100人分ともいえる学問、ダンス、スポーツ、あらゆる才能を
プログラミングし、人間に勝る存在と言える、高性能人造人間。
だが、人の感情を理解しないロボットは危険な存在であるとして、
ロボット学会みたいなの?に認めてもらえない。
バシー博士にとって恩師であった、なんか悪い博士は(名前忘れた。。。)
自分に造れなかった高性能ロボットを造り出したバシーに嫉妬する。
チッティと名づけられたロボット。
なんとか感情を覚えさせようと苦労し、雷に打たれるという奇跡?の
末、怒り喜び、愛を知ったチッティ。バシー博士の恋人であるサナに
恋をする。しかし、ロボットと人は愛し合えないのよ、とフラれてしまう。
チッティの暴走。一度は壊されたチッティを悪い博士が救い、人を殺す
力を与えるチップを差し込む。
自らの複製を作り出し、100人のチッティはサナを誘拐し、ロボットの
王と王女として暮らそうとする。
バシー博士はサナを救い出し、チッティの暴走を止められるか!?

えー。久しぶりに堪能したインド映画。
スーパースター!と、どーんと紹介されるラジニカーントが、ロボットと
バシー博士と2役。キャアーステキーッ!ラジニーッ!☆
ヒロイン、サナはアイシュワリヤー・ラーイという女優さん。
インドの女優さんて、なんていうか、豊か、な美女だと思う。うつくしい
きれい可愛いすっごい色っぽい。そりゃあロボットも惚れるよね!と納得
するしかない美女。私もひたすらうっとりした。ゴージャス美女。
ぐぐってみたら、ミス・ワールドだったりしたみたいで、嗚呼本当に世界一
の美女なのですね。

ロボットが歩き出したらまず躍らせるあたりさすがw
造詣的にはターミネーターっぽいかな。でも人間の皮かぶってない状態で
眉毛があるのがとても間抜けな顔です。歯はリアルだし。なんだろうこの
へんのバランス感覚は。わからん。オカシイ。
いくらなんでもそれは!?と、何度ツッコミ、それでいいのかーっと思った
ことやら。さすがスーパースターの映画はなんでもありだ。スーパー凄い。

一応正義?の側のはずのバシー博士は、ロボットを軍で採用してほしい、
ってことに熱心だったりするのが微妙。まあ人間が死ななくてすむ、と
いうことらしいけど。軍、への感覚が日本とインドじゃ違うのかな。
軍事利用したいから、アシモフの三原則は入れてないとかね。

「第一法則:ロボットは人間に危害を加えてはならない.
またその危険を看過することによって,人間に危害を及ぼしてはならない.

第二法則:ロボットは人間に与えられた命令に服従しなくてはならない.
ただし,与えられた命令が第一法則に反する場合はこの限りではない.

第三法則:ロボットは前掲の第一法則,第二法則に反するおそれのない
限り,自己を守らなければならない.」

ざっくりぐぐってみたところこんな感じですね、三原則。軍事利用したいから
人間に危害加えますよ、って言っちゃってて、バシー博士も結構なマッド
サイエンティストかーって思ったなあ。その辺も笑いどころなんだろうか。

ま、もうとにかく細かいことはどーでもいい!
ラストのほうの悪いチッティが100人。これはマトリックスの
エージェントスミス的な感じ。
いろんなフォーメーションでインド軍?や警察と戦うんだけど。
ス ゴ イ(笑)
球体になったり壁になったり筒になったり蛇になったり巨人になったり(笑
どういうこと!wwなんてシュールな画面ww
トランスフォーマーもびっくりだよ。

インドって。ラジニさまって。なんかこう、根本的に発想が違いすぎるの
気がする。インド哲学なの?神秘なの?どうしてこうなのか圧倒されるー。
そして楽しいインド映画。歌って踊ってさすがのゴージャスさで素敵~☆
とにかくキラキラしてる。
とにかく数で押してくるw
とにかく眩しく素敵すぎるよ!かっこいいよきれいだよ素晴らしいよー。

感情を覚えたロボットが、最後には自分で自分を破壊する。って、これ
大感動「ターミネーター2」と同じ。ちょっと切なくほろっとしたりも
しないでもない。けど。
ヘンだー。なんかやっぱりすごかったなあ。楽しかったです。

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『死者にかかってきた電話』(ジョン・ル・カレ/ハヤカワ文庫)

『死者にかかってきた電話』(ジョン・ル・カレ/ハヤカワ文庫)

ジョージ・スマイリーは秘密諜報部員だった。
だが大戦後、年をとりすぎた彼はすでに重要な任務に就くことはない。
ある夜、二日前に尋問した相手が自殺したと知らされる。
調査はたいしたものではなく、ごく友好的に尋問は終わり何の問題も
ないはずだった。
外務省の事務官だったフェナン。何故自殺したのか。
最後の様子を確認しにフェナンの妻に話を聞きに行ったスマイリーは
偶然時間を知らせる電話を受ける。
誰が、なんのために頼んだ電話だったのか。
自殺に疑問を抱いたスマイリーは調べを進めた。

映画「裏切りのサーカス」が好きな感じだったのによくわからなく
終わってしまったので、本を読んでみようーと思い図書館でいくつ
か借りた。映画の原作はしばらく順番待ちだったので、どうやら
スマイリーもの、って感じで何作かあるようなので、まずはこれから。
処女作だって。
時代的には第二次世界大戦直後、といったところかな。
これが発表されたのは1961年。

私が慣れないせいか、読むのにすごく時間がかかった。
場面転換なリズムというか、変わり方にいちいち、ん?え?とひっか
かってしまった。わかりにくい。。。
まだ映画の原作読んでないけど、評判的にもそもそも原作がわかり
やすいものじゃないから映画もちょっとわかりにくいかも、という
感じみたいで。そーなのかーという感じがこれを読んでもしたなあ。
映画でなんか謎だった、元妻、レディ・アンとのことがわかったり
ピーター・ギラムくんのほうがなんか偉そう、とか、映画のことを
ちらほら思いながら読んだ。ゲイリー・オールドマンは確かによく
もっさり感は出してたかな、とか。
そもそもスパイものなのに、主人公がもっさりとした年を取った
小太りの小男、っていうのが凄い。
すごくやられちゃうし。ご無事でなにより。大丈夫ですか、と、
なんだかハラハラじゃなくて心配しちゃう。
文章も派手さはなくてそっけない感じ。最後の報告書読むまで
ちゃんとわからないよーな。まあわかるけど。
ディーター・フライ氏はこっちからあっちのスパイになったのね。
スパイって複雑。。。
この文章と雰囲気に私ははまっていけるかな。続けて読む。楽しみ。

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『蝋人形館の殺人』(ジョン・ディクスン・カー/創元推理文庫)

『蝋人形館の殺人』(ジョン・ディクスン・カー/創元推理文庫)

パリの予審判事、アンリ・バンコラン。
メフィストフェレスのごとき男。お洒落、優秀、かつ悪魔的な彼が
手がけるのは、蝋人形館で消えた女性がセーヌ川で死体となって
浮かび上がった事件だった。

今年3月に新訳になって出たようで、積んであった表紙がかっこよくて
買ってしまった。燕尾服シルクハットマント仮面。素敵。
バンコラン、といえば、パタリロと思うけど、当然こっちのほうが古い
ですよね。アンリ・バンコランなんて名前だけでうっとりしちゃう。

読みながら、バンコランはパタリロのバンじゃない。ちがうバンコラン
ちがうバンコラン、と思うものの、どうにも脳内にあのビジュアルが
出てくるので、表紙を見直して、こっちこっち、こういうバンコラン、
と、脳内映像を修正。
でもキャラ的にもパタリロのバンコランと似通ったところあるなあ。
このバンコランを参照したところあるんだろうなーと思ってみたり。

この本は、1932年に書かれたもの。1930年代パリかあ。うっとり。
今読んでもすごくどきどきわくわくで面白かった。怪しげ~。素敵~。
とても鮮やか。

語り手は、ジェフ・マール。パリにきているアメリカ人。バンコランの
友人、という位置づけなんだと思うけど、助手というか、かなり危険に
捜査を手伝っている。昔は、警察も民間人も区別はそんなにないのかな。
てゆーか予審判事の権力がどんだけ?というのがピンとこない。
小説なんかでは見るけど、実感としてはわからない。
警察よりは上なのは確からしいけど。なんかともかくかっこいい。

この小説のラストには最高に痺れた。電話のシーン。
バンコランまさに悪魔。凄い。
面白かったー!

カーって名前は知っていたけれども読んできてなかった。こんなに
面白いとは知らなかった。バンコランシリーズは読んでいこう。
『夜歩く』なんてタイトルは有名。というか、おんなじタイトルが
横溝正史のにある。そっちも読んでないなあたぶん。読んだっけ。
そのうち読もう。

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『未踏』(髙柳克弘/ふらんす堂)

『未踏』(髙柳克弘/ふらんす堂)

句集。

著者29歳のとき、2009年刊。
収められているのは2003年から2008年の句。
若い著者である、というこちらの思いもあるけれども、やっぱり
なるべくそれ抜きに考えてみても、やっぱり若さがかっこいいな
と思う。

俳句って、きりっとしていてもともとかっこいいと思う。
さらにこの句集はかっこいい。本のつくりもかっこいい。天が黒いよ。
箔押しの表紙、中表紙だったりして。
世界をゆったり受け入れるというよりは、きりっと世界と対峙して
いる感じが、やだ若くてかっこいい、と思う。
ときどきはひらがなの多いやわらかい句もあって、それも魅力的。
やわらかい、んだけれども、ちょっと冷たい距離がある気がする。
うーん。どうだろ。やっぱり私の思い込みが入ってるかなあ。
好きだからそう思ってしまうっていうのもあるよなー。

数えたわけじゃないけれども、「蝶」がよく出てくる。
羽化するもの。うつくしいもの。飛ぶもの。儚いもの。幻のようなもの。
そういうものに思える。

できれば著者が年を重ねて、句がどう変化していくか、しないのか、
見ていきたいなあと思う。面白いだろうな。

いくつか、好きな句。素敵です。

  ことごとく未踏なりけり冬の星
  ゆふざくら膝をくづしてくれぬひと
  やはらかくなりて噴水了りけり
  白桃の舌のちからにくづれけり 
  蝶の昼読み了へし本死にゐたり
  つまみたる夏蝶トランプの厚さ
  マフラーのわれの十代捨てにけり
  飾るものなし花冷のくびすぢに
  悉く見限りし眼や蟇
  キューピーの翼小さしみなみかぜ
  雪降るや何かと嗚呼の明治の詩
  孵らざる卵の数やぼたん雪 
  春昼の卵の中に死せるもの
  くちびるのありてうたはぬ雛かな

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『消失グラデーション』(長沢樹/角川書店)

*ネタバレになってると思います。

『消失グラデーション』(長沢樹/角川書店)

藤野学院。バスケ部の椎名。女子バスケ部のエース、網川。
いろいろと問題のある網川がある日、屋上から落ちている
のを見つけた椎名。しかし、何者かに襲われて気を失って
いる間に、網川は消えてしまった。

第31回横溝正史ミステリ大賞受賞作、とのこと。2011年
9月に刊。受賞作を改題、加筆修正の上単行本化、ですね。

同性愛絡みのことが随時出てきて、でもそこがなんだか微妙で
イラっとするなあと思いながら読み進める。
文章や表現、比喩の感じとか、言葉遣いが、私の好みからすると
むず痒くってあーうーむーんがーと思いながら読む。
でも不安定な揺れる高校生たち、ということなので、そういう
もんかなあ、と、納得するしかない。
椎名の一人称視点なので、わかっているようで何もわかってない
のに振り回されていくのでもどかしい。
相棒というか探偵役な樋口は探偵役らしくなかなか肝心なこと
をしゃべってくれないしね。

で。
まあそういうもやもやもどかしさなんなんだよ、という、
もやっと感は、最後のほうまでいくと、あーそのせいなのか、
と、一応納得はする。
そうして最初からぱらぱらみるとなるほどねーという感じ、でも、
ある、かな?
しかしヒカルくんはなんなんだか。ヒカルくんはいかにもどうも
軽い都合いい登場人物で、そこはちょっと納得できないなあ。
でも外部の人間が必要だから仕方ないのか。んー。

読み終わるとよくできてるなと感心するし面白かったし、へーと
思う。
でもなー。
高校生たちっていうのが私にはもう無理なのかも。リア充だろっ、
っていうのも私には無理なのかも。心が狭すぎるワタシ。
同性愛的なこととか性同一性障害だったりとか病気のこと等等、
そういうのの扱い方も、なーんかどーかなーと思う。でもこれは
私の個人的問題だな。
そしてこれは、漫画家とかアニメ化とかドラマ化とかしづらいよね。
昨今の風潮的には残念なのでは。美形キャラがいっぱい、バスケ部
だし爽やか風にもできそうでビジュアル化したら受けそうなのに。
大幅アレンジしてざっくり削っていけばいいのか。
と、余計な心配をしてみたりもしました。
図書館で借りてさくっと読むぶんには満足です。

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映画「バトルシップ」

*具体的内容、結末まで触れています。

映画「バトルシップ」

遠い宇宙に、地球とよく似た環境であると推察される惑星が発見された。
その星へ向けて信号を送るために、強力な電波装置(かなあ?)をNASAは
開発。衛星から信号が送られた。

ハワイ沖で、13カ国海軍による大々的な演習が行われていた。
宇宙から飛来してきた5つの巨大物体。香港にひとつ空中分解して墜落。
さらに太平洋に沈んだそれを、偵察にゆく駆逐艦。
そしてそれは、動き出した。

壮大なSF、みたいけど、基本的にはB級おバカ映画だなーと思う。
アメリカ映画あるある、みたいな。いろんなパロディ込み、みたいな。
ちょいちょい笑ったー。

優秀な、弟思いのお兄ちゃん。ダメおバカな若者が兄の命令で兄と同じく
海軍へ。海軍で優秀な才能があるとは認められるものの、問題のほうが
大きくて相変わらずの単純馬鹿で、クビになりかけのポッパー中尉。
提督の娘とつきあってる。
そのきっかけが馬鹿馬鹿だったけど、彼女は馬鹿マッチョ好きなマニアック
レディなんでしょうか(笑)まいいか。

お兄ちゃんが素晴らしく優秀だなーかっこいいなーと思っていたら案の定、
真っ先に尊い犠牲に。うるる。お兄ちゃんっ。
んで、それにカッとなったた馬鹿ポッパーくんは突撃命令。ええーっ。
無駄に犠牲になる海自のみょうこう。(どうでもいいけど、「みょうこう」
ってひらがなで見るとちょっと間抜けっぽい)
ポッパーとライバル的因縁?なナガタたち一同を助ける、というので
いったんはひくポッパーくんの駆逐艦JPJ。
早々に司令官たちがやられちゃって、なりゆきでポッパーくんが階級一番上
で、艦長!になってて、海兵さんたちたいへん。

宇宙人がやってきて、とりあえず通信設備みたいのが、最初に地球到着の
時に壊れちゃったから(衛星?にぶつかって香港に落ちた。ええーっw)
一旦バリア張って、通信設備のっとり作戦、を、敢行。宇宙人側もタイヘンだ。
トランスフォーマー!って感じですっごい強そうデカイとかだったりする
んだけれども、とにかくそのバリアの中での戦いって限定されてるから。
エイリアン側も3つか4つ。海軍側は最初3隻いたのに、一隻で結局は
戦うことに。限定された場、ってしたのはよかったかも。通信、レーダーが
遮断されているので、結局アナログな戦いになる。うっはー!

足をなくして義足のマッチョ退役軍人が無気力さから一転戦う男になるとか、
天文学者?なメガネくんがヘタレなりにがんばるとか、あるあるー。

宇宙人側がやけに人間的だったり。
ヘルメットでのモニタ画像?で、緑は攻撃対象じゃない。赤は攻撃!とか。
攻撃対象にしてるのはなんなんだろう。人工物とか、武器とかか。
生き物とか武器もってないとか、敵じゃないと判断すると、ただ無闇に破壊
殺戮するわけじゃない。
でもよーわからん。気にしなくていっか(笑)新しい星探しにきたの?
地球とよく似た惑星からきた、ってことなんだろうから、そこそこ地球人的
だったりする、ってことなのかなー。
まあなんかいろいろつっこんだりしながら見る。楽しい。

そして!やっぱり!海軍!海軍!海軍!わーい!かっこいい~!激熱!
私はミリタリー全然詳しくないけど海軍とか空軍とか燃えます。
記念艦ですよ、っていうミズーリってゆーのを、退役軍人おじーちゃんたちが
ごごごごごごごごごご!と動かし始めた時には!やだおじいちゃんかっこいい!
と、うっかり感動!
なんでやねん!なんで動く!?なんで燃料あるの?なんで使える砲弾あるの?
うそお~!とはいえ、すっごい燃える!
ヤマト?これアメリカンなヤマトなのか。と思ってみたり。
というか、三笠!三笠が動き出してエイリアンと戦う!?と連想して激燃!
いいですねー。
孫子の兵法だ!って。なんか全然違うらしーけど、でもあれ燃えたなー!
かっこいい!
もう細かいことはどーでもええわー!(笑)ひゃっはー!

最後の最後、エンドロールのあとに、イギリスの田舎?に落っこちてきた
あれ、が、うつって。あわよくば続編あるのかな?まーでもここで終わって
おけばいいんじゃないでしょーか。
浅野忠信も、ナガタ艦長としてかっこよくがんばっててよかったです。

ユニバーサル映画百年記念だそうで、そういうイベント的にまさしく娯楽大作!
なのかね。
えーっとかうそーとか、笑って突っ込みながらも、さすがの大迫力を堪能~。
楽しかった。


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映画「裏切りのサーカス」

映画「裏切りのサーカス」

英国情報部にもぐりこんだ、ソ連のスパイを見つけ出せ。
特命を受けたジョージ・スマイリー。幹部を探り始める。

スパイものだけど、派手なアクションはなし。
ゲイリー・オールドマンだけど別にクレイジーな役柄ではなし。
なんかすっかりおじいさんになっている。。。メイク?もう実際
そういうお年なんだっけか。

冷戦時代、ということで70年代が舞台らしい。
車とかレトロで素敵。街並みも素敵。どんよりとくすんだ景色。
石の冷たさ湿った空気を感じる。ヨーロッパって素敵。
スーツのおっさん、じーさんがいっぱい。素敵。
が。
そういうどよんとした世界の誰もが意味ありげで、そして私には
もう誰が誰だかわからなくなり、話もわからなくなり(^^;
画面に見とれるばかりで終わってしまった。
本を読もう。。。

映画の日ってのをなめててごめんなさいというか。行ったらほぼ
満席。そんなに人気とは知らなかった(^^;
なので久々に最前列で端っこのほうという状況。見づらい。
そうでなくても私はあんまり人の顔がわからなくて、えーとー
最後追及されてるこれは誰だっけ。。。。という始末。馬鹿です。

私のゲイリー・オールドマンの強い印象っていったら「レオン」だ。
でも今回のこれは非常に淡々と渋かった。立ち姿がかっこいい。
音楽とかスクリーンの絵とかかっこいいすてき、と、なんかわからなく
なっているのに眺めていて雰囲気味わえるのもよかった。
ドキッとする死のシーンもよかった。

でもねー。ほんとわからなくて完全に敗北。明日のほうがもう少しは
人が少なかっただろうか。本読んで予習していけばもっと面白かった
だろうか。もっといい状況で見たかったなと、自分が残念だった。

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