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映画「捜査官X」

*具体的内容に触れています。結末まで触れています。

映画「捜査官X」

1917年。中国の小さな村にやってきた二人のならず者。
金を出せ、と脅し、襲ってきた家にたまたま居合わせた、紙職人の
リウ・シンジー。必死の抵抗をし、偶然に助けられたように男たちは
死亡した。
事件を捜査しにやってきたシュウ。彼だけは、これは偶然ではなく、
シンジーが実は武術の達人であり、素性を隠しているのだと疑う。
シュウの捜査によって暴かれてゆくリンジーの過去とは。

もとのタイトルは「武侠」というそうで、そっちのほうがとても納得。
シュウ捜査官は前半はともかく、後半はぶっちぎりでリンジーの物語
だった。ドニー・イェンって、すっごいのね。カンフーアクション?
凄かった。
実はタン・ロンという、えーとえーと、なんか殺人集団の2番手な
極悪な感じの過去。でもそれも虐げられた一族の、とかなんとか。
そして今はすっかりまともな小市民の一人としてささやかな幸せな家庭
のよき父親として暮らしている。
金城くんのシュウ捜査官は、天才捜査官、って予告でさんざん言ってた
けれども、えーと、思い込み激しい病んでる危ない変人、って感じ(笑
その思い込みが実は鋭く真実を見抜いていたわけで、うーん。
まあでも日本のタイトルや予告の感じからすると推理もの?ミステリ?
と思ってしまったけれども、そーじゃないので、あれでいいのかなー。

じーさんとの戦い。あのじーさんの、剣をも跳ね返す肉体!
ああいうのって、獏さんの小説で読んだんだっけかなあ。金剛拳とか
なんかこう。気を集めて体を鋼の如くに、とか。シュウが、針で経絡を
ついて、とか、菊地秀行のに針使う人のやつってなかったけ。退魔針と
か。でも読んでないかなー記憶曖昧。なんかそういう、伝奇バイオレンス
読みまくっていた昔を連想してなんだか懐かしい気分になったりした。

でもほんっと、タン・ロンとして戦い始めた後半、ほんっとかっこよくて
激しくて燃えた!凄い!

シュウ捜査官は変人で。でも彼なりの過去もいろいろあって、というの
も面白かった。法を守ることを絶対だ、と、あの思い込みは病的。過去
の話を聞いても、でもやっぱり、変人。。。自分に針をうって、とか
もうひとりの自分と対話しちゃったりして、えええ?と何度もびっくり
する。最後も、えとー。無事?そうじゃない?もう一人の自分の涙は?
ちょっとよくわからない。
でもすごくいいキャラで好きだなあ。
金城くんがかっこいいかっこいいかっこいいなのはもちろんだけど。
髭、丸メガネ。帽子。衣装。短髪。あのスタイル全部大好きー。
黒い傘持ってるのが可愛かったり。
日本映画だったら、このキャラ一回のみなんてもったいない。前日譚
なり続編なりつくってー、と思うところだなあ。
でもこの映画的主役は捜査官じゃないか。リンジーの物語だ。

迫力、緊迫感に大満足。金城くんを堪能~で大満足。面白かった。

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