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『今はじめる人のための 短歌入門』(岡井隆/角川ソフィア文庫)

『今はじめる人のための 短歌入門』(岡井隆/角川ソフィア文庫)

短歌をはじめようという人に向かって書かれている。
月刊雑誌「短歌」に連載したものをまとめたもの。もとは1987年頃。
本が出たのは1988年だそうです。

昔短歌始めた頃に読んだような気がする。たぶん。
でもこの文庫が2011年に出たのを買ってみて、ちょっとずつまた
読んできた。
一応ぼちぼちと、えーとー、一応、短歌やってます、という今になって、
つまり今始めるわけじゃない、一応初心者とばかりもいってられないか
なあ、短歌ちまちまつくるようになってもう6、7年くらいになるなあ
という今になって、読んで深く身にしみる思いがいっぱい。

こんなに親切丁寧に岡井先生が書いていてくださったんだなあ。
そして一応少しは岡井隆を知るようになって見続けてきていて、あー
ちゃんと思想思考が見えるなあというのがわかって面白かった。

最初の方に書いてあった、初心者の人がなかなかあんまりうまくならない
のは何故かと考えてみるに、私(著者岡井隆ね)ほど短歌を好きではない
からではないか、というような言葉にぐっさりくる。
私、短歌、好きかなあ。。。
あんまり短歌好きじゃないかも。短歌、好きかなあ。うーーーん。
なんか物凄く考えてしまった。
あんまり短歌好きじゃないもん。だからうまくならないんだ。
どーしよーかなーと思うね。

とてもやさしい言葉で書かれているし、とても親切に丁寧に書かれている。
でも、短歌はかんたんです紙と鉛筆さえあれば誰でもはじめられます、と
いうことではないというのもはっきり書かれている。
短歌はむつかしいのです。って。素敵。
57577にあてはめてどうでもいい形だけ短歌、っていうのなら日本語
が書ければ誰でもすぐできるけど、そうじゃないんだよ、というところ
から始まっていて素敵です。
辞書は必要。
考えることが必要。
そして近代短歌史を知りましょう、というあたりまで。
面白い。

なんかもうほんといろいろすみません。もうちょっとがんばります。

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