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『キャッツアイころがった』(黒川博行/創元推理文庫)

『キャッツアイころがった』(黒川博行/創元推理文庫)

顔は潰され、指はすべて切り取られた全裸の遺体が見つかった。
唯一の手がかりといえるのは、胃の中から発見された、最上級の
キャッツアイ。

サントリーミステリー大賞を三度目にしてとったもの、みたい。
最初から佳作になっててデビューはしていたらしい。黒川さんの
疫病神じゃないやつはどうなんだろう?と思って読んでみた。
1986年の作品らしいので、なんだかやっぱり時代が違うよね
という感じはする。
主な舞台は京都。でも大阪もインドも岡山も、と、フットワーク
軽いよねー。そういうのは変わらずなのだろうか。
連続殺人事件の被害者の一人である美大の学生の友人たちが
事件の真相にせまる、って感じ。警察も動いてるけど、あんまり
活躍ってわけじゃない。美大の女子大生コンビが探偵役。
ううーんと。えーと。やっぱり好きじゃない(^^;
なかなか面白いと思うけど、やっぱり作品重ねてうまくなってる
のかなあというか。読みにくいし、キャラもしっくりこない。
関西弁なのは素敵だけど、人物像は弱い。桑原、って名前が出て
おお、と思っちゃったけどもちろん疫病神の桑原さんとは関係ない。
まあそもそも私が女性キャラが探偵役ってのにまったくのりきれない
から私にとっては駄目ってことだと思う。

かなり悲惨な連続殺人ってことになるのに、学生さんのノリの軽さ
のバランスがしっくりこないかなあ。
疫病神のシリーズはヤクザで喧嘩暴力ばりばりだけど、まーヤクザな
だけに、実際に人殺しやってるわけじゃないもんな。過去はあるけど。
だから会話におもろいなーと笑えるけど。
どーもこの作品での女子大生ちゃんたちの会話のノリは私には駄目
だったなあ。気が向いたら、もうちょっと最近ので、ハードそうなの
を、読んでみるかな。

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