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『国境』(黒川博行/講談社文庫)

『国境』(黒川博行/講談社文庫)

詐欺師を追って北朝鮮へ。

疫病神コンビの第二作。出版社が違うなー。シリーズっていうほど
のことにはしてなくて、単発で時々書く、って感じなのかな。
舞台は前作から一年後あたりみたい。
年齢がわかった。この中では、桑原39歳、二宮36歳、悠紀ちゃんは
22歳。二十代半ば、後半?くらいに思ってたので、ちょっと若いなー
と思った。

そして北朝鮮か。。すごいところを舞台に選んでやってるなあ、という
のにまず驚いた。動けないでしょ?どうするのどうなるの。
でもちゃんと桑原は無茶してるし二宮はついてってなんとかしてる。
凄いなーと思った。
国境を越えるとか無茶だ。夜にうろうろしまくるのも。あああなんかもう
危ない怖い危ない怖いとひやひやする。
この本が出たのは2001年だそう。この文庫が2003年。北朝鮮の
事情なんかはテレビで見る程度のころしかしらない。著者は北朝鮮行った
のかなあ。行ってはないかな。参考資料いーっぱい。で、もちろんフィクション
なわけだけど。面白かった。こわかった。

桑原のむちゃくちゃっぷりがもうほんっとかっこいー!喧嘩しまくり。
こわい(笑)
今回撃たれたりいろいろ大変。でもやっぱりかっこいいなあ。二宮くんは
そりゃ巻き込まれて酷い目にあってるけどでももうちょっと心配して
あげたほうがいいんじゃないのか。めちゃめちゃ助けられてるじゃないか(笑)
このコンビは腐れ縁でお互いが疫病神扱いだけど、いいなあ。
自分が生きるために相手置いて逃げるっていうのもいいなあ。
共倒れになるほうが駄目だもんね。
二宮くんも一人のときにもがつがつ動き回るのがいい。面白いなー。
二人ともひたすら金、金のために駆けずり回る。命懸け。そこまで命かけなくて
いいんじゃないのかなー。でも男だねー。かっこいい。

話はかなりデカイことになって、金の桁もデカイことになって凄い。
本家筋が出てくるとそうなっちゃうのか。
桑原も二宮も末端、現場で苦労してます、という感じがよかった。
とにかく、生きててよかったよ。ラストもほろっとさせてくれちゃって、
うまい。
中川っつー刑事は今後もかかわってくることがあるかなあ。癖ありそうで
面白い。
やっぱり私は登場人物に惚れる作品がすきだなー。面白いっ。

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