スタンレー・ホークの事件簿
年末なので慌ててメモメモ。
スタンレー・ホークの事件簿ってシリーズ。
『仮面―ペルソナ』スタンレー・ホークの事件簿Ⅰ(山藍紫姫子/角川文庫)
タフでクールな不良刑事、スタンレーと、その上司、冷たい美貌の
ロスフィールド警視。連続殺人事件を追う。
って、でもこれどっぷり耽美小説なんですけど。なんでフツウの角川文庫?
ともあれ、初めて読む山藍紫姫子。前々から名前は知っていたし、BL流行り
のずっと前からの作家さんですよね。
この本は1996年に刊行のもの。一緒に入ってた「ウロボロス」という
のは1998年の小説JUNE掲載だって。
なにかと懐かしい感じがするわけだ。
事件のこととか、なんか超能力??とか面白かったけど、やっぱりなんで
そこでそういうことをするのだ!?と、今だとちょっと笑ってしまう。
夏にこの文庫新刊で見て、へー、と思い、殺人事件~と思って買ったので
ジュネ読むぞーという心構えとはちょっと違って読み始めたせいもあるか。
もちろんそういうことになるだろうとわかってはいたんだけどね。
『葛藤―アンビヴァレンツ』スタンレー・ホークの事件簿Ⅱ(山藍紫姫子/角川文庫)
えーと一応事件は起ってるけど、きみら仕事しろよ。
仕事もしてるしまあ解決もしてるみたいだけど。
らぶらぶ三角関係なのがとてもステキで面白かった。
やっぱりなんだかどうにも懐かしい感じ。
これも1996年刊行のもの。
シリーズ、は、たぶん4まで続くのかな。順調に文庫化されるよう願ってます。
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