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映画「宇宙人ポール」

映画「宇宙人ポール」

*ネタバレあります。

コミコンにやってきたイギリスからの旅行者、SF作家のクライヴと
イラストレーターのグレアム。ただしどっちも売れてるわけではなさそう。
オタク趣味の延長、という感じ。
かねて憧れていたSF作家にサインをもらい、コスプレいっぱいのイベント
を楽しみ、念願の聖地巡礼、車を借りてアメリカ西部の旅に出発する。
目の前で事故った車に近づいてみると、暗闇から表れたのは、どっからどう
みてもグレイタイプの絵に描いたような宇宙人。ポール、と名乗ったそいつ
は、アメリカに馴染みまくっていた。
だが、ふるさとへ帰りたいらしい。なりゆき上ポールを望みの場所までつれて
いくことになった二人。ドタバタロードムービー。

ポールは六〇年前に宇宙船の事故でおっこちてきて、それから米軍基地に
囚われていたらしい。あんまり本人に自覚はなくて、いろんなSFネタを
提供し、文化的影響を与えまくっていた、らしい。
いろんな小ネタ山盛り。スピルバーグとは当然会話してる。X-ファイルの
モルダー捜査官はポールのアイデアなんだってさ。
私にわかるネタはごく一部なんだろうなーと思ったけれども、それでもニヤ
ニヤしてとっても楽しい。

男二人で旅してるとやたらゲイ扱いされるとか、アメリカの田舎って感じとか
はしゃぐオタク、バカバカしいのになんか繊細なイギリス人な二人とか。
キャラ面白い。
途中で加わるルースは、厳格な父親に囚われていたも同然。妄信的なキリスト
教信者で、進化論が冒涜!とかヒステリックなったりするのも、なんかそういう
のあるんだろうなーと思う。
ポールは煙草、つーか大麻か。スパスパやるし、やたらフレンドリーで下品で
これまた古いアメリカ映画の典型的なアメリカ人ってな感じ。
追っ手になるエージェントもオタクくんが一人いて、大人になれ、とか上司に
冷たくあしらわれたりして可笑しい。
どうにもコミュ力がいまいちだったりてんぱったり、あーなんかオタクおたくー
って感じとかすごく可笑しい。そして自分もそうだあああ、と自分の姿をそこに
見てイタイ、とか思う(^^;
そんでも一緒にそんな聖地巡礼する親友がいて幸せじゃないか君たち!
ちょっと切なくなったり、ちょっとほろっとしちゃったり。でも基本的には
ずっと可笑しくてバカバカしくて、何やってんだーという感じ。

ポールが寄り道したいたいところがある、って、最初におっこちたところの
おうちに行くのはきゅんとさせられた。
彼女、ずっと独りでいたんだ。変人扱いされて。
うわ、うちが、とびっくりしたけど、最後ポールと行く、というためには
よかったんだねーと思う。

しかし最後、二年後、って、賞とって立派になってー。見た目は変わってないけど。
んで、『ポール』って作品みたいだけど、えっとえっと、それはこの映画?
メタメタになったのかな?と思ったり。
でもまあどっちでもいいか。
とても楽しかった!

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Comments

こんばんは。
こんな形ですみません。
さっそく歌集『ひかりの椅子』を送ってくださってありがとうございました。
お礼を言うのに経路がなくて、こちらを探してお邪魔しました。

ではまた・・・

Posted by: フルカワ | December 29, 2011 at 09:30 PM

お。ありがとうございます。
最初の依頼状に私のメアドもありますよー。
どうぞよろしくお願いします(^^)

Posted by: シキ | December 29, 2011 at 10:35 PM

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