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『生きても生きても』(西炯子/小学館ルルルノベルズ)

『生きても生きても』(西炯子/小学館ルルルノベルズ)

西さんのエッセイ集。
ルルルノベルズってなんだ。よく知らなかった。見た目は
フラワーコミックスと同じようなカタチで、実際コミックの新刊
と並んでおいてあった。へー。エッセイ集が出たのね、と購入。

西さんのことが私は好きで好きですごく好きで、それは私が
なりたかった私、理想の私、私の一歩先を行くとても私によく
似ている人、という思いがある。なんだよ自分スキーか、という
感じでこっぱずかしいけれどホントだから仕方ない。たぶん年齢近い。
たぶん子ども時代の感覚も近い。なんとなく読み取れる範囲でのこと
だけど。地方育ちで親の期待にそこそこそう普通にいい子で、でも
自意識の強烈さは半端なくて、という感じ。まあでも世の中の大部分
の人はそんなもんかな。

マンガが好きなのはもちろんだけど、書いている文章がまた
ものすごく好きだ。ああこういうのわかるそう私だ。と、もの凄く
一方的に共感しまくってしまう。もちろん私じゃないし私の百万倍
スゴイなーとわかっているけど。でも自分でおかしいくらい共感
しまくってしまう。なんだっけ、忘れたけど(忘れてるね私バカ^^;)
西さんがマンガのあとがきだか途中だかに短く書いてたことが切実に
自分すぎると思って声上げて泣いたりしたことがある。ハズいけどホント。

懐かしい文章がいくつもあった。
小説Juneで読んでた。あのー、映画「青い春」の感想文はもの凄く印象的で
私もちょうど映画見てて、読んで、深々とため息ついたりしたものでした。
松田龍平も育ったよねえ。それでもやっぱり特別感はあるよねー。まあそれは
見ているこっち側の問題か。

西さんがかっこいいのはなんだかんだの苦しみも痛みも努力もバカも、
うが~!っとなりつつも、でも自分で引き受けていく感じ、と思う。人のせいに
しないし自分が自分で生きる、という覚悟。腹のくくり方、というか。
世界に一人で立ち向かいますがなにか。というあっさりとしつつもきっぱり
とした覚悟。凄いよなあ。

さすがにお絵かき教室の1回目、あたりは見てないと思うけど、私は西さんの
ことはJuneでの投稿時代から見ていて、デビューになって、と、ずーーーっと
好きでいる。途中まではカンペキにフォローしてたけど、まあその後ほどほど
な感じになって、この頃は新刊見てもあまり買わない。
『娚の一生』がたぶん世の中でメジャーになり人気なのだろうけれど、あれは
私も好きだけど大好き、ではない。

STAYのシリーズあたりからかな。西さんはちゃんと腹をくくって、自分とか
世界とかと和解というか、調和をとっているのだろう、なーと、想像する。
もっと前からかなあ。
しばらく離れていたりしたから勝手な適当な印象なんだけど。
ヘテロな恋愛世界をプロの自分の作品としてきっちり仕上げる。そうなって
きたのじゃないか、と、思う。ほんと私の勝手な印象にすぎないんだけど。

このエッセイ読んだ感じでももともとJune系じゃなくちゃダメだ!というわけでも
ないようなので、そういう方が西さんのナチュラルなのかなあ。ま、June的なのも
嫌いじゃないのは確かだと思いますけれども。
ただ私がついていけない。私はまだそこは夢見るまんまでいたくて、どんなに
西さんテイストであろうとも、ヘテロなセクシャリティには関心が持てない。
もうほんっとーに、ヘテロな恋愛してるキャラのことを全然好きにならない。
ヘテロな恋物語は、どんなに男性キャラが美形だろうが変態だろうが渋かろうが
なんだろうが、かっこいいなーへー(棒読み)、な感じになる。
なんだろう私。
別に男女な恋愛ものでも好きだったりするのはある、と、思うけど、うーん。
ある、かな。んー。面白がるけど大好きになることはない、かな。うーん。
なんかこう、ミステリとかスリルとサスペンス、だとか、恋愛物ど真ん中じゃ
ないものだったらイケルのかも。ううーん。
夢見るまんまというか私はもうほんとーに心底、美少年美青年美中年美老年同士
じゃないと興味持てないんだわー。
西さんにはかなわない。
(はじめからかなうわけないしかなったことない)

なので、この頃の人気ある西さんの世界に手を出すことはたぶんないかなと思う。
それでも、やっぱり西さんが理想で憧れでかっこよくって大好きだ。
見ていたいな、と思う。

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