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映画「マネーボール」

映画「マネーボール」

アスレチックスのGM、ビリー。
オーナーに、もう少しでいいから予算を出さないか、と交渉する。
しかし、オーナーの答えはN0。うちはヤンキースじゃないんだ。

有力選手がいなくなり、その代わりを探そうと議論を重ねるスカウト達。
しかし、ビリーが選んだのは、二五歳の若いピーターの提案だった。
選手を買うんじゃない。勝利を買うんだ。
データを集め分析し、出塁率の高い選手を選ぶ。
スカウトや監督の反対にあいながらも、ビリーは新しいチームを作った。

ブラピがとってもおっさんだった。しかしかっこいい。
なんかバリボリお菓子?食べてたりそれをぶーっと吐いたり、うえ、と
思う。見事におっさんばっかりの、野球の裏方ばっかりの映画。
野球の映画じゃなかった。GMの仕事の話だった。
仕事の一部、でも大きな一部は、選手の、球団の人間の首をきること。
意見の合わない監督のお気に入り選手をあっというまに放出。そういう
やり方、がリアルなんだろうか。凄いよ。そんなにいきなりトレードって
成立するものなのか。
ある日突然クビになるかも。その緊張感でみんな野球やってんのかなー。
選手は完全に駒扱い。
でもそういうとこあるよなあ。戦力って。面白かった。
セリフ控え目。テンポは速い。間は長いけど。説明も控え目。
ビリーが試合見ると負けるっつージンクスがあるのね。
車を運転している横顔のシーンが何度もあって印象的だった。
ひとりでやるしかない。

娘にはベタ甘で、パパは大丈夫だーといってる。このおっさんだらけの
映画でわずかな潤いが娘たちだね。息子達、にしなかったのは、野球少年
の夢というには厳しすぎる裏方世界だから、かなーと思ってみたり。
ビリーはかつて期待された新人としてプロ入りしたのに、結果が残せず
挫折した男。だからスカウトへの不信感があり、データを信じていく方法
に賭けた。
その賭けに勝った、のに、チームは結局優勝は逃した。
レッドソックスからの莫大な報酬での誘いを結局断ったビリー。

野球に夢を、見ているんだね、と、思った。彼なりのやり方で。

私は野球は好きというほどすきでもないので淡々と見たけれど、野球に
賭ける男って、やっぱりどんなに容赦なくシビアにビジネスに、って
なっても、どっか少年なのかなあと思う。
ブラピは見る映画ごとに喋り方とか違うなーと思う。仕草もスタイルも。
おっさんだったけどかっこよかったよ。おっさん満喫映画でした。

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