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『日本の大転換』(中沢新一/集英社新書)

『日本の大転換』(中沢新一/集英社新書)

3.11以降の我々が進むべき道とは?
新しい「革命」へのマニフェスト
という帯。

津波、震災、以後。でもとりわけ、原子力発電所の事故。
今も先の見えない事故。その後、の話。
原子力というのは、地球の生態圏の外部である、太陽圏からの
エネルギーの持ち込みである。
地球科学と生態学と経済学と産業工学と社会学と哲学とを
ひとつに統合した、新しい知の形態が生まれなくてはいけない。
その知の形態に「エネルゴロジーEnergology=エネルギーの存在論」
という名前を与えようと思う。
っていう感じで、原子力、現在の経済以後のエネルゴロジーに
ついてのお話。
これからのエネルギーは自然エネルギーとか。
贈与の関係を。とか。
お話には魅せられる。
産業革命だとか経済活動だとかエネルギー革命の流れとか、
ふむふむと思う。よくこんなに見事に思考が言葉になって表現される
なあと。中沢さんの本を読むと一瞬自分が賢くなったような錯覚を
覚えて気持ちよくて好き。でもそれ錯覚ですからーというのはわかってる。
ほんとうは、うーん、と考え込む。わからないし。
エネルゴロジーがどう展開するのか、私にはまだわからないー。

太陽と緑の党みたいなものを設立しようと思う、というあとがきで
結ばれている。
ぐぐったら、10月のニュースで、11月にも結党か、みたいな記事が
あった。11月になってるけど、その後どうしたんだろう。
この本出たのは8月。もとの雑誌掲載と、講演は6~7月頃のことみたい。
思考をしていくのと、実際どう動くのか、というのがどうなっていくのか
見たいなあ。中沢さんどうするんだろう。
実際の政治に選挙に参加してくわけでもなさそうな気配ではあるみたい。
選挙に出るっていったらまたなんか違っちゃう気がするからその方がいいと
思うけど、どうなんだろうなあ。
日本の転換期に、なるといいなあ。

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