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『ラギッド・ガール』廃園の天使Ⅱ(飛浩隆/早川書房)

『ラギッド・ガール』廃園の天使Ⅱ(飛浩隆/早川書房)

5つの中編集。2006年刊。

 夏の硝視体(グラス・アイ)
 ラギッド・ガール
 クローゼット
 魔術師
 蜘蛛(ちちゅう)の王

「夏の硝視体」は、『グラン・ヴァカンス』の700年前、ってことかな。
硝視体が見つかり始めた。ジュリーがそれを育ててみようと思いついた、
ジョゼにコレクションを見せてもらった、というようなお話。大途絶から
300年。おだやかな眩しい永遠の夏の景色の世界。

「ラギッド・ガール」は、まだ<数値海岸>開発前夜、という感じのお話。
阿形渓、とても醜い人。直感像的全身感覚の持ち主。あらゆる感覚をすべて
記憶の中に積み重ねている。
彼女のその病が、仮想世界をつくりあげる基礎になる。
とても素敵だった。醜くて。残酷で。世界がぐらつく感覚を味わえて。

「クローゼット」は、事故、か、自殺、か。死んだカイルの痕跡を求める
ガウリ・ミタリのお話。仮想世界が十分に利用されはじめている頃。
<数値海岸>の恐怖のイメージは、アンナなのか。渓のプログラム、アガサ
にそっくりだったアンナ。渓が求めた似姿。渓が、仕込んでおいたのかなあ。
面白かった。

「魔術師」は、鯨の話。鯨の話、じゃないか。鯨の存在の説明があったり
するけど。鯨がメンテナンスされる区界の話。
そして現実世界、物理世界でのインタビュー。AIの人権のための活動家、
ジョヴァンナ・ダーク。いかに、大途絶が起ったか、というお話。
そういうことがあったのか、と、『グラン・ヴァカンス』からのもやもやが
やっと少し解消した。

「蜘蛛の王」は、ランゴーニのお話。生まれ、育ってゆくお話。王として
特別に生まれた少年。<父>の役割をするのは女性らしい。ランゴーニに
こっそりと蜘蛛を与え、成長を眺め楽しむ<父>。その蜘蛛は、区界に
あってはならないものなのではないか。
大途絶の跡、王として世界を維持し、情報収集し残虐を解き放つもの。
何を、しようとしていくのだろう。
<父>は浅井たがね、なのかなあ。プレゼントした蜘蛛、ダキラは、ガウリ
が残した蜘蛛か、な。先にランゴーニに飲ませた薬はなんだろう。プログラム
の書き換えをするものなのかなあ。ちょっともやもや。何故ランゴーニだけ
そんなにも特別になったのか。やっぱり<父>のせいなんだろうけど。
んで、ウーゴって誰。何。もやもやが残る。

三部作、らしい廃園の天使のシリーズの、これが2、ということでいいのかなー。
早く続きを読みたい。どう完結するのか読みたい。
うつくしくて残虐で素晴らしい。イメージが1よりよく見えてきて面白い。
ランゴーニと物理世界の話になるのかなあ。わかんないけど完結が待ち遠しいー。

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『一般意志2.0』(東浩紀/講談社)

『一般意志2.0』(東浩紀/講談社)

ルソー、フロイト、グーグル

2009年から20011年春までの雑誌連載だったそうです。
震災の直前で連載最終回。その時期でなければ書けなかったし、
本にするにあたっての加筆修正をしようとしたらもう全然違う
本になりそうなのでほぼ連載時のままに本にまとめたらしい。

これは、社会思想的エッセイ?未来への提言。未来への夢。
政治への関心が極端に下がった昨今、新しい民主主義、新しい
政治のありかたをさぐるエッセイ、か。

夢を語ろうと思う、と書き始められた第一章。

ルソーとかホッブズとか懐かしいな~と思う。高校時代だっけか
社会契約の話しとか。と、そういうレベルでものすごく分かりやすく
書かれている。すごく面白く読める。
ルソーの思想ってそうなの?と思う。政府との契約じゃなくて、
人々は一般意志を形成し、その意志に政府が従う、というカタチ
なのか。知らなかった。
とかいっても、私は原点にあたることもしてないし知らないので、
そうだったのかー、というのが正しいのかどうか。。。鵜呑みに
しちゃいかん。と、思うけど、まあさしあたりルソーだとか
いろいろな学者の説を紹介しているところはたぶんそうなんだろう
なあと受け止める。引用されてるのをいちいち自分で納得しよーと
するほど熱心にはなれない。
日本の、大澤真幸とかあたり少しは自分でも読んだことがあった
のがあったりするのはちょっととっつきやすく感じる。けどあんま
ちゃんと覚えてるわけじゃないしな。

ルソーの唱えた、一般意志を、ネットワークの発達した今、いや、
ネットワークやシステムがもっと発達してゆく未来、50年か、
100年先かの未来、一般意志2.0として、社会形成に使うことが
できるのではないか、という提言。
ネットに書き込まれる人々のつぶやき、検索などなどなどを集合知
として利用し細分化専門家した政治への感想として活用できないか。

ツイッターは、でも、この連載書いていた頃にくらべるとまた変容
してきているだろうから、この本のイメージのようにいくのかなあ?
というのは疑問だけれど、言ってることはすごく面白いしほんとに
そういう利用していけると凄いんじゃないのか、と思う。
プライバシーの問題は?とか解析するアルゴリズムを誰がどんな立場
でつくるんだ、とか、まあそもそもそういうシステムが、とか
考えることは山ほどあると思うけど。現状からしてももうここで言われて
いることが実感できるようになってきているわけで。
ユピキタス社会?今よりももっともっともっともっともっともっと
みんながネットにつながり情報を(意味があることもないことも)
あげていくようになるのは想像に難くない。
ほんとうにそうなった時には、この本で書かれている夢の話が
現実的に実用するかどうかの議論になるだろうなあ。

情報のデータ集積が無意識をつきつけてくる不快、というの、納得した。
アマゾンのあなたへのおすすめ、とか、ついったーのつながりのおすすめ?
とか、私はなんかイヤで、私が欲しいものは私が決めるんじゃーおらー、
と、アマゾンに無駄な抵抗をしておすすめ商品はなるべく無視するけど、
やっぱあれ便利ーとも思う。でも見透かされてくる感じがイヤなんだ。
あれ、無意識をつきつけられるようでイヤなのか、と思った。

この本の提言をもとに、この先どうなるのか、どうするのか、どうできるのか、
いっぱい考えることができる。
現状じゃ無理だけどこの先、には。ホントに集合知が、市民の無意識が
利用できるようになるかもしれない。
どうなんだろうー。
50年後、には生きてるかどうかわかんないから、10年後、いやまあ、
3年後にでも読み返したい。3.11の後、でも、リアルにいけるかどうか。
今もまあ、3.11後だけど、まだなんにも終わってないと私は思ってて、
これ書かれたのは前のことだしな、と思って読んでるから、この先、
というのはいろいろ保留。
思ってた以上にずっと読みやすくて、一気読みしたけど、ダメだな。
立ち止まれ。考えろ、と思う。
夢の話が夢のままかどうか、見ていたいなーと思う。

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『グラン・ヴァカンス 廃園の天使 Ⅰ』(飛浩隆/ハヤカワ文庫)

『グラン・ヴァカンス 廃園の天使 Ⅰ』(飛浩隆/ハヤカワ文庫)

<数値海岸>(コスタ・デル・ヌメロ)の夏の区界に暮らす少年、ジュール。
12歳の少年。少し年上の少女、ジュリー。
二人は鳴き砂の浜へ硝視体(グラス・アイ)をひろいに行く。
ゲストがこなくなってから千年もの夏。
そこに、蜘蛛が襲い掛かってきた。

最初、世界観が、イメージが自分の中でうまく見えなくてちょっと
読むのに時間がかかった。ゲストのための仮想領域、か。そこに住むのは
AI。ゲストの欲望を受け入れかなえるための存在。
イメージがとてもきれいだった。
うつくしくて、残酷。そして淫靡。少しずつ明らかになる残虐。淫ら。
素敵だ。
この世界を設計したものの暗い欲望。ゲストの欲望。現実ではない。
プログラムの中。そこに暮らしているのはAIだから。果てしなくゲスト
の欲望を受け入れる。素晴らしい。
解説にもあったように、この本を読む私がゲストになり、読むという行為
がその世界に遊ぶことに重なり、自分の欲望を差し出されるようでくらくら
する。
でも読みたい。
私はもっと残酷なもっと淫らなもっと激しい世界を読みたいよ。

襲ってくる蜘蛛。
超越的な存在らしきランゴーニ。いや、超越的なのは天使?ランゴーニも
AIだっけ。夏の区界を破壊して天使と戦う武器にする、のかな。その先の
ことがまだわからなくてもやもや。

三部作の構想らしいのでぜひとも完結させて欲しいんだけど。
これ、単行本は2002年に出たものみたい。それも十年ぶりの新作だった
らしい。文庫は2006年ですね。『ラギッド・ガール』って短編集?
が出てるみたいだけど。二部、『空の園丁』がぽつぽつ連載されてる、のかな。
ぐぐったらなんかものすごく長期戦みたいな。。。三部はー。いつになるのだ。
死ぬまでに書いてください、と願わなくてはならない作家なのか。
ちょっと手を出してしまったことに後悔(^^;
パートタイム作家です、ということらしくて、本業がなんなのか知らないけど
んー。でも面白い。SF好きなんだろうなあという感じ。気長にのんびり読もう。
待とう。


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映画「マネーボール」

映画「マネーボール」

アスレチックスのGM、ビリー。
オーナーに、もう少しでいいから予算を出さないか、と交渉する。
しかし、オーナーの答えはN0。うちはヤンキースじゃないんだ。

有力選手がいなくなり、その代わりを探そうと議論を重ねるスカウト達。
しかし、ビリーが選んだのは、二五歳の若いピーターの提案だった。
選手を買うんじゃない。勝利を買うんだ。
データを集め分析し、出塁率の高い選手を選ぶ。
スカウトや監督の反対にあいながらも、ビリーは新しいチームを作った。

ブラピがとってもおっさんだった。しかしかっこいい。
なんかバリボリお菓子?食べてたりそれをぶーっと吐いたり、うえ、と
思う。見事におっさんばっかりの、野球の裏方ばっかりの映画。
野球の映画じゃなかった。GMの仕事の話だった。
仕事の一部、でも大きな一部は、選手の、球団の人間の首をきること。
意見の合わない監督のお気に入り選手をあっというまに放出。そういう
やり方、がリアルなんだろうか。凄いよ。そんなにいきなりトレードって
成立するものなのか。
ある日突然クビになるかも。その緊張感でみんな野球やってんのかなー。
選手は完全に駒扱い。
でもそういうとこあるよなあ。戦力って。面白かった。
セリフ控え目。テンポは速い。間は長いけど。説明も控え目。
ビリーが試合見ると負けるっつージンクスがあるのね。
車を運転している横顔のシーンが何度もあって印象的だった。
ひとりでやるしかない。

娘にはベタ甘で、パパは大丈夫だーといってる。このおっさんだらけの
映画でわずかな潤いが娘たちだね。息子達、にしなかったのは、野球少年
の夢というには厳しすぎる裏方世界だから、かなーと思ってみたり。
ビリーはかつて期待された新人としてプロ入りしたのに、結果が残せず
挫折した男。だからスカウトへの不信感があり、データを信じていく方法
に賭けた。
その賭けに勝った、のに、チームは結局優勝は逃した。
レッドソックスからの莫大な報酬での誘いを結局断ったビリー。

野球に夢を、見ているんだね、と、思った。彼なりのやり方で。

私は野球は好きというほどすきでもないので淡々と見たけれど、野球に
賭ける男って、やっぱりどんなに容赦なくシビアにビジネスに、って
なっても、どっか少年なのかなあと思う。
ブラピは見る映画ごとに喋り方とか違うなーと思う。仕草もスタイルも。
おっさんだったけどかっこよかったよ。おっさん満喫映画でした。

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『狂血』(五條瑛/双葉文庫)

『狂血』(五條瑛/双葉文庫)

革命シリーズ7作目。

少しおかしいんだ。という少年。櫂。
絵が好きだ、という櫂に亮司は君の絵が見てみたいな、と言った。
絵を描きたい、という衝動。一番きれいな絵を。赤い季節を。

文庫も集めているので購入。
書下ろし掌編ついてた。根岸会長の話か。

この先のことまで知っていつつ。読むとよけいに切ない。
多国籍の勢い。血の高揚。過去の因縁。何もかもが複雑に絡み合い
大きな動きへつながっていく。
でもまだ完結はしてないので、この力がどうなっていくのかわからない。
どうなるんだろうー。

この革命シリーズの話に、3.11は関わってくるだろうか。
描かれるだろうか。どうなるんだろう。
舞台は東京。主に新宿。だから、あんまり関係あるわけじゃないけど。
何かの動きに利用するだろうか。できるだろうか。

大川が、実にしたたかでぞくぞくする。
亮司のことを、ほんとうに好きだと思うと同時に憎みもする。
呼吸するように裏切りの道をゆき、隙間に付け入られた人間を大事に
思う人間を挑発する。
愛され亮司が可愛い。
この本の中では、リャンに。櫂に。大川に。
亮司も最後にはどうなっちゃうんだろう。

やっぱりこのシリーズは読むとどっぷりはまってしまう。また一から
全部読みたい。完結が待ち遠しいけど終わってほしくもない。大好きだー。

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『天神のとなり』(五條瑛/光文社文庫)

『天神のとなり』(五條瑛/光文社文庫)

鏑木は、かつて大学の先生をしていたが、ちょっとした事件から
職を代わり、今はヤクザの会社での名目だけの社員になっている。
使われるのはもっぱら小さなトラブルの解決。探偵まがいに働いて
事件の真相を探る。

シリーズな短編集、というのかな。
単行本でももってるけど文庫になったのね、というのを知ってまた
買う。これはそんなに大好きじゃないから買わなくても。。。と
思いつつ買った。軽めだよね。さらっと読む。
鏑木と、手伝いする京二くんと。ヤクザ。その女たち。
舞台が錦糸町。この文庫の表紙には路地から見えるスカイツリーの
写真だった。単行本出たのは2008年。まだこの本の舞台の中
ではスカイツリーの話は全然ない。
今はどんなふうだろうね鏑木。京二。スカイツリーがらみで街の様子
や、景気も変わってきてるだろう。そんな中で彼らがどうしてるだろう
と想像するのも楽しい。

最後、まだきっちり解決、という風に終わったわけじゃないので
続くのかなあと思うけど、その後続いている風でもない。残念。
見つけたブツをどうするんだよ。どう使うんだよ鏑木さーん。

微妙にキャラが地味で、錦糸町っていうのも微妙にローカルで、
親しみはわくけど、人気はいまいちなのかなあ。んでも、そう、
スカイツリーがらみでなんか壮大な長編書いたりしないかな。
気長に待とう。

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『ライト・グッドバイ』(東直己/ハヤカワ文庫)

『ライト・グッドバイ』(東直己/ハヤカワ文庫)

退職した元刑事、種谷からメールが届いた。
行方不明になった女子高生をおそらく殺したであろう男がいるが、
警察側としては物証なしに身動きとれない。
その男と友達になって、うちに入り込んでみろ、という頼みだった。

ススキノ探偵シリーズの8作目かな。
アンジェラという天使のように可憐な元男、元自衛官。元レンジャー
と知り合うのはここからか。
なんと高田くんと実力を試しあう試合(?)のとき、熱いキスを!
かわしているじゃないですか!きゃ~。嘘~!高田くん~!もえた。
別に恋人同士になるってほどのことはなかったようで。そっかー。
まあとにかくきれいな人なのねというのはよくわかった。
そんなこんなで、この話の中ではそこそこ高田くんの出番もあり満足。
高田くんとかっつっても高田も50のおっさなわけだよなあ。でも
かっこいい。高田くんのお店すごく居心地よさそう。常連になりたい。

松江華さんと出会うのもこの作品からか。
ほんとに一瞬の登場だけど。

その、容疑者である男。小椋、と名乗る男。
普通なら絶対に絶対に<俺>は一緒に酒を飲んだりしない。生理的嫌悪感
を抱くような相手。小心者で嘘つきで下品で相手によって態度をころころ
変えてとにかくイラつく相手。
メールうざいし。親もおかしい感じで。その親子関係も気持ち悪いし。
友達いないんだ。友達友達、と、一方的に盛り上がって不憫だったりする
のもイラつくムカツク。自分ばかり正当化。悪いのは他人。哀れなのも
ムカツクー。
ほんとーにこいつが読んでいてこっちも大嫌いになっちゃう気持ち悪い奴。
変態でも許せるというか、好きになれる変態とひたすら嫌悪な変態と種類
が違うよね、とつくづく思う。
つまりこんなにこいつダメだ。。。気持ち悪い。。。と思わせる東直己の
手腕かなあと思う。とことん厭なやつとか気持ち悪いとか不気味とかの
登場人物出してくるね東直己。人物造形面白い。

どうにもイライラしつつもぐだぐだしつつも、で、決定打のないままに、
罠を仕掛けても空振りになったり。死体愛好マニアのパーティのふり、の
シーンが素敵だった。アンジェラの魅惑のテクニック。
でも結局、檜垣の側が勝手に崩れて事件は解決に。
探偵、何をしたのかよくわからないなあ。
と、このぬるい感じ、が、作者による緻密な計算のたまもの、ということ
らしい。解説によると。
そうだなあ。
すごく面白かった。
ラストの会話も素敵だった。ライト。どっちなんだろうね。

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『日本の大転換』(中沢新一/集英社新書)

『日本の大転換』(中沢新一/集英社新書)

3.11以降の我々が進むべき道とは?
新しい「革命」へのマニフェスト
という帯。

津波、震災、以後。でもとりわけ、原子力発電所の事故。
今も先の見えない事故。その後、の話。
原子力というのは、地球の生態圏の外部である、太陽圏からの
エネルギーの持ち込みである。
地球科学と生態学と経済学と産業工学と社会学と哲学とを
ひとつに統合した、新しい知の形態が生まれなくてはいけない。
その知の形態に「エネルゴロジーEnergology=エネルギーの存在論」
という名前を与えようと思う。
っていう感じで、原子力、現在の経済以後のエネルゴロジーに
ついてのお話。
これからのエネルギーは自然エネルギーとか。
贈与の関係を。とか。
お話には魅せられる。
産業革命だとか経済活動だとかエネルギー革命の流れとか、
ふむふむと思う。よくこんなに見事に思考が言葉になって表現される
なあと。中沢さんの本を読むと一瞬自分が賢くなったような錯覚を
覚えて気持ちよくて好き。でもそれ錯覚ですからーというのはわかってる。
ほんとうは、うーん、と考え込む。わからないし。
エネルゴロジーがどう展開するのか、私にはまだわからないー。

太陽と緑の党みたいなものを設立しようと思う、というあとがきで
結ばれている。
ぐぐったら、10月のニュースで、11月にも結党か、みたいな記事が
あった。11月になってるけど、その後どうしたんだろう。
この本出たのは8月。もとの雑誌掲載と、講演は6~7月頃のことみたい。
思考をしていくのと、実際どう動くのか、というのがどうなっていくのか
見たいなあ。中沢さんどうするんだろう。
実際の政治に選挙に参加してくわけでもなさそうな気配ではあるみたい。
選挙に出るっていったらまたなんか違っちゃう気がするからその方がいいと
思うけど、どうなんだろうなあ。
日本の転換期に、なるといいなあ。

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映画「グレン・グールド 天才ピアニストの愛と孤独」

映画「グレン・グールド 天才ピアニストの愛と孤独」

グレン・グールド。1932年、カナダ、トロントに生まれる。
神童といわれ、14歳でピアニストデビュー。55年にアメリカで
レコードデビュー。『バッハ:ゴールドベルク変奏曲』は話題を呼び
ベストセラーとなる。
コンサートを嫌い、独特なスタイルが評判を呼ぶ。
美しき天才ピアニスト。

この邦題はなんかどうかと思う。
ミーハーなものでうっとりしに見に行ってきた。ドキュメンタリー。
グールドの映像いっぱいあるんだね。写真も。ほんと美少年。美青年。
繊細な。長い指のきれいな手。寒そうに手袋をしてコートにマフラーに
大事な脚を短く切った椅子を抱えて。
んでも、若い頃はふつうに会話も明るいし気さくに話しているようだし
コスプレもしてたり。
交流があった人々のインタビューがたっぷりで、恋人なんかも語ってた。
まあ、結婚向きって感じはしないよね。
でもいいなあグールドの恋人。
でも大変だろうなあグールドの恋人。
仕事で一緒だった人たちも、大変だったろうなあ。完璧に納得いくまで
やるグールドと一緒にやるのは。でも魅せられるんだろうなあ。

写真や映像を撮られることは気にしなかった。
演奏を始めればそれに集中してまわりのことなんかどうでもいいみたい。
鼻歌うたうよりもらくらくとピアノをひきこなす。ぷ、プロのピアニスト
ならああいうもの?それともやっぱりあれは凄いのか?ともあれ音楽に
なんも詳しくない私の目から見るとあの演奏とピアノのひきこなしっぷり
は凄すぎるーと感激。うっとり。うつくしい手。うつくしい音楽。
おっさんになってちょっと髪の毛がさみしくなってきてもやっぱり素晴らしく
かっこいい。そして後姿が多くて。孤独。
誰もに愛されたろうけれど、彼の孤独。彼の天才。特別な存在。
天才はいるんだなと思う。

バーンスタインとの共演、しびれるー。
バーンスタイン、あれはでも賛辞なんじゃないの。新聞だか音楽評では
酷評されたりしたらしいけど。ソリストと音楽の解釈は違います、と演奏の
前にわざわざ断ったバーンスタイン。私の音楽とは違うけれど、特別な
相手、グールドだから自分をまげて彼に従う演奏をする、とコンサートの
前に話す指揮者なんてね。もの凄い。その場で聞いた観客が羨ましい~。

ラジオ番組づくりに熱中したり。テープをきりはりして。
今、グールドがいたら、絶対にコンピューターで音楽つくったよねえ。
録音技術、メディアの発達した時代に生きていてくれてよかった、と思うけど、
今生きていてくれたらどんな音楽をつくりだしてくれたのだろうと思う。

クラッシックの常識破り。斬新な音の解釈。誰かがインタビューで、
グールドは作品をのっとって自分の色に変えてしまう、と言ってた。
解釈をつきぬけて向こう側までいってしまう、というようなことを。
かっこいい。
バッハのよさを台無しにしてしまったかも。でも、バッハが思いもよらなかった
ようなバッハの作品の一面を聴かせてくれるって、それはやっぱりバッハと
対等に向き合うほどの天才だったんじゃないかな。
って、音楽なにもわからない私の勝手な思い込みと印象だけど。

五〇歳で死ぬ、と言っていて。ゴールドベルク変奏曲を再び録音して。
そして間もなく実際なくなる。きれいに。哀しいけれど。特別な存在だった
という証のように、後世の私は思う。天才はやっぱり、たまにいるんだね。
うっとりでした。

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『ラーメンと愛国』(速水健朗/講談社現代新書)

『ラーメンと愛国』(速水健朗/講談社現代新書)

 第一章 ラーメンとアメリカの小麦戦略
 第二章 T型フォードとチキンラーメン
 第三章 ラーメンと日本人のノスタルジー
 第四章 国土開発とご当地ラーメン
 第五章 ラーメンとナショナリズム
 
ラーメンから現代史を読み解くスリリングな試み!
という帯。
ラーメンの歴史というよりは戦後日本の歴史の流れな感じ。
アメリカの小麦戦略から始まるか。戦前にもラーメンはもちろん
あったようですが。中華そばとかですね。今のラーメンの
イメージ的なところは、戦後。チキンラーメンが一気に広まって、
というところから、かな。
すごく読みやすく分かりやすくふむふむと思う。読みやすすぎて
わかりやすすぎて、単純化しすぎているのかな、と思うけど
ざっくりした感じではいいのかなー。

田中角栄が道路つくって地方への観光が始まって。
札幌ラーメンのブーム。喜多方ラーメンというご当地ラーメンの
成功、というのはなんだかとても納得した。
B級グルメもかなりそうだと思うけど、ご当地グルメは観光の
ためにつくられ仕掛けられたもの、というメディアの在り方なんか
がわかりやすい。

貧乏下宿のお手軽夜食、というインスタントラーメンから、
今はご当地ラーメンならぬご当人ラーメン、店主が職人的になり
こだわりのラーメン道、ラーメングルメになってきた流れ。
ラーメンポエムは、根拠なんてない日本の職人こだわりのイメージ
を勝手に演出するヘタウマ筆書きの人生訓みたいな。作務衣の演出
みたいな。私はあんまりそういうのに乗り切れない。
美味しいラーメンがいっぱいあるのは嬉しいけど、店主のこだわりで
敷居が高くなるとかいうのは無理ー。
ラーメン二郎のコミュニケーション消費、というのもわかるけど、
自分は参加できないー。
そういうのも遊びとしてやってるんだろうけど。カメラがなくても
リアリティショーのようにふるまう感じ、が、なんだか無理なんだけど。

ラーメンだけが単価を上げてきている、というのも凄い。
昔はラーメンもっと安いものだった。今確かに、こだわり麺屋の一杯は
1000円近くになってきているよなあ。
安いチェーン店というのもあるけど。

メディアの流れ、という面も書かれている本で、そういうのも面白かった。
不況の後のプチナショナリズム、というのも。ラーメンの表記がカタカナ
が減ってひらがなになったり、「麺屋」「麺処」になったり、というのも
言われて見ればそうだなあ。
ラーメンポエムが書いてあるような、こだわり麺屋に行きたいな。
店内をじっくり観察しに行きたい。
美味しいラーメンが食べられればほんとはどうでもいいんだけど。
面白かった。

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『リトル・ピープルの時代』(宇野常寛/幻冬舎)

『リトル・ピープルの時代』(宇野常寛/幻冬舎)

ビッグ・ブラザーの時代は終わり、今、リトル・ピープルの時代。
偉大な父は居ない。今、我々自身が小さな父として判断する時代。
世界の<外部>はもうない。グローバル化しネットワーク化し、
世界にあるのは<いま、ここ>。
革命ではなく内部に潜ること。ハッキングするように変えていく。
虚構の時代の後の新しい<反現実>は、<拡張現実>だ。
今ここの世界を多重化してゆく拡張現実。リトル・ピープルの時代は
ハッキングすることで世界を変える<拡張現実の時代>だ。

というような感じのこと。前半は村上春樹の作品を元に、その後は
ウルトラマン、仮面ライダーというヒーロー作品を元に。
ビッグブラザーの壊死と、その後の現在、リトル・ピープルの時代を
描き出している。
ウルトラマンがビック・ブラザーの時代で仮面ライダーがリトル・ピープル
の時代、というわけ方とか、すごい分かりやすくて面白かった。
村上春樹の限界と失敗。リトル・ピープルの時代を捉え損ねていること、
それを描き出したのが平成仮面ライダーの作品群。
平成仮面ライダー、大体見てるんだけど、まあ日曜の朝のことではあるし、
ご飯とか作ったり食べたりしながらぼさーっとしか見てないので、
あんまり細々は覚えてなくて。たまに見逃したりもしてて。
平成のライダーたちは何を戦っているのか、何と戦っているのか、なんか
わからん。。。と、ついていけてなかったところが、この本読むと、
へー。なんかなるほどー。と、ちょっと分かった気がした。
な、なんか、そんなにも時代を映す作品だったとはー。

で。だとしたら今のフォーゼはどう読み解くんでしょうね。
懐かしアメリカン青春学園ドラマをなぞっているこのノリの仮面ライダーは。
ということを気にしながら次回からライダー見ようかな。

「父」の物語。父をめぐる物語?
「父」というキーワードの頻出してくる本でもありました。ビッグ・ブラザー
やら春樹やらヒーローやら、なるほど「父」の概念かな。
んでも、最後のあとがきで、個人的思い出の父のことはなんか辟易。いやまあ
著者ご本人にとっては大事なことだというのはよくわかりましたが。
この本は批評つーか評論つーかなんではないのかなあ。そういうのに個人の心情
はいらないよ。と思うのは私の勝手な思い込みだけど。もうちょっとドライに
論じてくれないだろうか。と思っちゃうので、あとがきは読まないほうが私は
よかった。。。

3.11の震災によって書き直しをして書き上げられた本だ、ということだけど、
それもなんか余計なことな気がする。
時代分析とか作品分析とか、それらは震災前のものを書いているのだから。
この本書いた心情として3.11のことが大きかった、というのは著者としては
まあ大事なんですねというのもわかるけど。やっぱり私個人としてはそういうの
いらん。
なんか。若いわね。甘いわね。というのが最後の読後感として残るよ。
震災後の日本。東京。日常と非日常。そのことはよくわかるけど。それまだ
なにひとつ語れてないんだから。

そんなこんなで、ちょっと個人的には辟易してしまう余計なことが気になった
けれども、春樹、ウルトラマン、仮面ライダーの分析、解釈は面白かった。
『ダーク・ナイト』も。
『1Q84』は続編出るのかなあ。村上春樹はどうするのかなあと気になる。
今個人的関心として、ピングドラムが気になるので。かえるくんはどうしてる
かなあ。どうなるのかなあ。

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『ピグマリオンの冷笑』(ステファニー・ピントフ/ハヤカワ文庫)

『ピグマリオンの冷笑』(ステファニー・ピントフ/ハヤカワ文庫)

コーラスガールが、主演女優の衣装を纏い、舞台で死んでいた。
残された手紙。
殺人はひとつでは終わらない。

サイモン・ジール刑事は、ドブソンの刑事でありながら今回は
昔なじみのマルヴェイニーに頼まれてニューヨークで捜査に加わる。
前回の事件から交際をしばらく避けていたアリステア・シンクレア
に、この事件でまた捜査協力を依頼する。
謎めいた手紙。連続してゆくであろう殺人。犯人像をさぐるには
アリステアの協力が必要。って、でもなんか、アリステアってほんと
に役に立ってるのかなー?と思う。途中で単独捜査始めちゃうジール
の仲間として必要な気はするし、アリステアの人脈でいろいろな人に
手伝ってもらうことができたので、やっぱ必要か、とも思うけど。
アリステアは探偵役ってわけじゃないんだな。ジールのがんばりに
かかってるね。なんかいろいろ可哀相だなあジール。
ちょっと自分の不幸を嘆きすぎじゃねーか暗い!とジールのことを
思うけど、まあ実際いろいろ気の毒。で、なんかその暗いよ!って
とこが私から見るとどうにもかっこよくなくて惚れないなあ。

お父さんとの再会があり。
どうしようもないダメ親父。でもハンサムでなんか色気あって、今
病でゲホゴホ、って、お父さんに惚れた。
ジールが父の息子なのだ、ということをこれから受け入れて少しは
色気出てくるんだったらいいなあ。

犯人はまあ狂気、って感じで。最後に実はお前か!ということで、
実際動機がどうこうというようなことはあんまりわからなかった。
モデルにしたような人物がいるみたい。あとがきによると。
あと、演劇界の大物とか実在の人物?でも私は全然そういうの知らない
からわからない。アメリカだとみんな知ってるのかなあ。
もうちょっと犯人のドラマが読みたい気がする。
今回も一週間くらいのスピード解決だな。目次見ると日付順で。
その間に二人、三人目の殺人が起ろうとしていた、ということか。
大変だ。。。
うーん。読んだ。けど。どうかなあ。あんまりは好きじゃない。
登場人物が魅力的じゃない。2作目まで読んで誰のことも好きじゃない。
次が出たらどうかなあ。ま、また図書館だな。

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映画『三銃士』王妃の首飾りとダ・ヴィンチの飛行船

映画『三銃士』王妃の首飾りとダ・ヴィンチの飛行船

ダルタニアンはパリへと旅立つ。
さっそくいくつものトラブルに巻き込まれながら、憧れを抱いていた
三銃士と一緒に枢機卿の兵士と戦いを始めた。

2Dで字幕で見た。
お話は基本王妃の首飾り、なんだと思う。飛行船もってきたのは派手に
空で船の戦いやりたかったんだろうなあ。三銃士って、もうみんなが
あれこれアレンジし放題なんだろうなあ。基本のキャラ設定がしっかり
してるからもう面白楽しく見るしかない。実際、すーごく楽しかった!

ミレディがミラで、やっぱ一番魅力的。アトスは愛の裏切りに傷つく男w
ポルトスはおしゃれ力持ちwアラミスはもと司祭?で色男。ダルタニアン
は無鉄砲若者。コンスタンスに一目ぼれ。ヘタレ王様。悪い枢機卿。
とにかく衣装が豪華!綺麗!華麗!いいよねえ王様お貴族様。お城!豪華!
アクションもかっこいー!
飛行船での戦い燃えるー!
もう細かいことはどうでもいいや、と気にしないでわーすごーい!と
楽しめる映画~。なんでやw!嘘だw!どういうことだよw!と心の中で
つっこみながらすごい楽しい。
ベタでいい。ベタだからいい!(^^)
これ続編作っちゃおうかな~という感じなのかな。でもきっと一番面白い
のは王妃の首飾りの話だろーけどな~。でも、オーランド・ブルームの
バッキンをもっと見たい気もする。アラミスもかっこよかったし。

三谷幸喜脚本の、人形劇 新・三銃士 をやってたころにすごいハマッて
見ていたので、どうにもその実写版、という気がしてしょうがないわ、と
思いながら見た。バッキン、すごい人形と似てると思うんだよなー。
キャラは違うけど。あのバッキンがこうなるかーと思いながら見た。素敵。
ロシュフォールは人形劇のほうがかっこよかったぞ。枢機卿も映画のほうが
ちょっと軽いキャラな気がするw
人形劇も衣装もセットもとってもゴージャスで素敵だったんだよなあ。
飛行船は出てこなかったけどw

個人的には2Dで問題なく満足。あんまりわざわざ3D見たい気はしない。
2D上映があるなら選んでそっちを見たいなあ。この映画も、あーきっと
このへんが3Dでくるんだろうなあというのはわかるけど、普通に見たので
私は十分に満足した。楽しかった。

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映画『ミッション:8ミニッツ』

*ネタバレするかも。

映画『ミッション:8ミニッツ』

列車の中。
混乱する男。目の前の女性は彼を知っているようだが、彼は
彼女を知らない、という。
そして、列車は爆発した。
目覚める男。狭い暗い場所。報告しなさい、と呼びかける声。
男は、列車爆発事件の犯人をつきとめる使命を帯びて、事件8分前に
意識を送り込まれた空軍大尉、コルター・スティーヴンスだった。

監督、ダンカン・ジョーンズ。
以前予告を見たときに、無限ループなタイムトリップかな?と思ったけど、
タイムトリップとは違うみたい。意識だけ。量子物理学?平行世界?
起きてしまった過去、列車事故を止めろというわけではなく、その犯人が
その後企むさらに大規模テロを防ぐために、犯人をつきとめろ、というの
が、ミッション。脳の記憶だとかなんとか。さらっと少し説明あったけども
まあ、スティーヴンスにもよくわかんないことなんで、見てるほうとしても
そうなんだ、と思うしかない。SFだけどもさらっとしてるかな。
D・ボウイの息子~。『月に囚われた男』はみたいと思いつつ微妙な気が
勝手にして見なかった。でも見ればよかった。見ようかなと思った。これが
面白かったから。

何度もやり直すこの感じ。きっとゲームとかラノベとかにありそう、と
思ったり。『クォンタム・ファミリーズ』も連想。
でもその世界観のこだわりじゃなくて、スティーヴンスの行動、彼はどう
なっているのか。彼はどうしていくのか。そういうところがメインなので
あんまりSF的には気にしないで見た。
説明は最小限で、繰り返しが続き。犯人をつきとめようと。目の前の彼女
だけでも救おうと。スティーヴンスの行動が切々としてきてひきこまれる。

主演のジェイク・ギレンホールは『ブロークバック・マウンテン』とか
『ゾディアック』とか出てるって。見たのになあ。私やっぱり俳優の顔が
なっかなか覚えられない(^^;
かっこよかった。

繰り返しに戻るのは意識。でも、意識をのっとられたことになる?もともと
の男、先生の意識はどうなっちゃったんだろう、と思う。
死んじゃう男、だとしても。でも。あのラストの時。うーん。ちょっと微妙な
気がする。めでたしめでたしなのかなあ。平行世界?うーん。どうなの。
あのあと先生の意識も目覚めて混ざるの?大尉のまま?うーん。
先生が無事に生きる世界もあるのかも。事故が起らなかった世界。でも、事故
が起ったままの世界。世界が無限にある?それとも?
グッドウィンのところにメールが届いた、ということは世界は干渉することが
できるの?つかメアドいつゲットしたのよスティーヴンス。雑談してたときかな。
いろいろ考えちゃう。
ピングドラムも、そういや運命の乗り換え、みたいなもので、まあ、どうなって
いくのかよくわかんないけど、どうなのー?
考え出すと混乱。わからなくなる。

意識をプログラムとして繰り返し利用されるより、死んだ方がいい、よね。
父に電話を、とかこだわってるところ、父か。と勝手にボウイの息子だからな。
父にはこだわりが。と全然関係ないことを思ってみたり。ほんと関係ないのに。
スティーヴンスを死なせた後のグッドウィン。彼女の世界はどうなったんだろう。
彼を死なせた、ということは事故のない世界へ?時間が戻ったことにならない、
のかな。世界が変わった、ということになるのか。。。

90分あまりの作品で。無駄に長いところが全然なくて、さらっとしててよかった。
満足。

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