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『愛犬家連続殺人』(志麻永幸/角川文庫)

『愛犬家連続殺人』(志麻永幸/角川文庫)

阪神大震災、オウム事件、の陰で注目度が低かった埼玉愛犬家連続殺人事件。
その共犯者が自ら綴る驚愕の書。

だそうです。
映画、「冷たい熱帯魚」の元ネタらしいというわけで、あの強烈キャラ、
「ボディーを透明にしてやる」の話がどういうものか見てみたくて読んだ。
運転手をしただけだ。脅されて怖くてなすがままになっただけだ、という
共犯者、山崎。映画では社本になってた人のモデル、か。
これ、本人によるノンフィクションノベル?ということらしいけれども、
ほんとにほんとはどのくらいなんだろう。それこそゴーストライターが
いるのかなあと思う。こんなに書ける?

映画の映像を思い浮かべながら読んだ。映画と違うのももちろんあり。
でもこれが真実、という感じでもない。。。やっぱりちょっとリアルには
思えない。想像力を超える、というか。あー映画で見るならいいけど、
こういうのその辺の人が本当にやったんだよ、というの、信じられる幅が
私にはないというか。うんうんわかるーって思ってもそれはそれでヤバイ
と思うけど。著者が本当に共犯者本人というなら、当事者なりのそれなりの
脚色はあるだろうし。
真実なんて、わかるわけないか。

共犯者さん。いくら脅され仕方なく。ただの運転手だった、という主張
とはいえ、警察や検察に対しての保釈つけろ執行猶予つけろ女抱かせろ
あれこれあれこれ。自分がやったことへの反省ゼロというか、一切悪びれない
この書きっぷりは一体なんだろう。。。
やっぱ映画の社本とは全然違う。。。
うーん。
面白かった、というような内容じゃないけれど、これがノンフィクション
ノベル?というのがなんだか凄かった。映画よりも無茶苦茶やってる。
人間てコワイ。

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