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『駆けてきた少女』(東直己/ハヤカワ文庫)

『駆けてきた少女』(東直己/ハヤカワ文庫)

スナックから出たところで、廊下の端に男と女が揉めていた。
若い女だ。嫌がっているようだ。ほっとけなくて、軽く声をかけた
俺。いきなり、男がナイフを取り出し刺してくるとは予想外だった。

探偵、今回はイキナリ刺されてる。
でも、腹の脂肪のおかげで傷はたいしたことなくて、というのが
笑い話でススキノに広まって。というところから始まる。
刺してきた相手を探そう、としたのだが、どうやら俺が思う以上に
大きな揉め事に関係し、巻き込まれることになる。
巻き込まれるというか、自分から巻き込まれにいってるよーな。

探偵もそろそろ50が目前、といったところ。
今回、高校生の女の子に絡んでいろいろ動くことになったりして。
んでも、ちょっと説教くささのほうが鼻につき、あんまり今までの
みたいに探偵馬鹿だけど好きだちょとかっこいいじゃん、という
感じがあんまりないように思った。これは私の好みの問題、かなー。
あんまりすっきりもしなかったしね。

探偵が、ふらふらしてて。金のためにあくせくしなくちゃいけない
凡人を微妙に馬鹿にしてるのが、なんかうるせー、と思ったりした
からかな。私も金にあくせくしながら上司の愚痴や悪口言ったり
する凡人のほうだからね。自分で選んだ仕事だろ。という探偵の正論
もかっこいいというかいいよねーとは思うけど、そうはいかねーこと
のほうが多いさ、と、思っちゃう方にいるからなー。
今までの話だと、探偵かっこいいじゃん、と思ったんだけど、なんだ
か今回は、あんまりかっこよくもなかった。。。余計なお世話なのでは?
という気持ちのほうが大きくなっちゃったなー。

高田はやっぱ素敵だけど。高田も探偵と同い年なわけだけど、相変らず
すっげー強いみたいではあるし。なんか恋なのか!?みたいなのもちらっと
あって、そんなのやだー、と、勝手にきゃあきゃあ思う。

格闘のあれこれ、なんかこういうのって、と思ったけど、獏さんを
読み続けてきてるから、あ、と、ちょっと思ったんだ。丁寧に動き書く
よねー。こういうの好きなんだな私。面白い。

そして、解説、関口苑生。シリーズの全体がちょっとわかった。
突然年齢が飛んだりしたのも。そんで、この話は、どうやら他にも
合わせ読んだほうがいいのがあって、3部作みたいになってる、って。
えええー。
今回もね、残りのページが少なくなってきたのにまだ話がよくわからない?
と思っていたの。一応は終わったけど。まあでもすっきりはしなくて、と
いうのがー。3部作と思って読んだ方がいい、みたいなオススメがあり、
なんとなく納得。でもなんかヤメテよねーとも思いつつ。図書館にさらに
予約。『ススキノ、ハーフボイルド』と『熾火』を。
他のシリーズや作品に手を出す気はないんだけど、さてどうしよっかな。
『残光』は読もうかと思う。『フリージア』はどうしようか。うーん。
まあしばらくは、ススキノ探偵シリーズ読む。早くくるといいな。

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