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『根津権現裏』(藤澤清造/新潮文庫)

『根津権現裏』(藤澤清造/新潮文庫)

にわかに秋めいてきたのに、私は着物も禄にない。着古しでもいいから
袷の一枚でも譲ってもらいたい、と、友人の石崎を訪ねようとする。
この頃は岡田もやってこない。
左脚の骨髄炎が痛む。
金が欲しい。性欲を持余す。金が欲しい。

そんなこんなで、それにつけても金の欲しさよ、と、ずーっと金が、
金さえあれば、と、病を抱えた身と貧乏を嘆いている話だった。
なにやってんだあんたたち。
でもなんかちょっと可笑しい。どーんとシリアスな悲惨な貧しい話、
という感じではないのは何故だろう。独り身の男だからかな。友達も
いることだし。でも石崎くんはまあ暮らしに困ってはいないようだけど
岡田は蓄膿を治せないほどやっぱり金がなくて挙句に気が違って自殺
しちゃうというどうしようもなさ。
岡田が何度もやってきてはおいおいと泣き、やめろというのに何度も
宮部のところへ行って、許してくれとすがるのは一体。実際のところ
よくわからないけれど、岡田。どうしちゃったんだ。もうその時から
おかしくなっていたというのはどうなんだろう。
なにやってんだよあんたたち。

章は細かいんだけれども禄に改行もなくだらだらとああでもないこうでも
ない金がないと言ったりやけに観念的になったり、人を非難して憤ったり
金がないと冷や汗をかいたり、なんかともかくどうしようもないのね。
金がないってどうしようもないよなあ。

これは貧しいけれどプライドは一人前な若者たちの深い関係、と、
じゅね脳発動して竹宮恵子の絵に脳内変換して読むとかなりもえる。
岡田が泣きつきにきて、うんざりして呆れて酷い事言いまくるところ
とかすごくいいかも。
それにつけても金の欲しさよ。

芥川賞とった、西村賢太がこの作品、著者にいれこんで再び世に出そう
とがんばってるらしい。ちょっと私には理解しがたいところだけれど。
どうしようもない迫力はあるかなあと思った。

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映画『探偵はBARにいる』

映画『探偵はBARにいる』

水曜日に見に行った。

俺はススキノを我が街とする探偵。携帯は持っていない。用がある時には
電話をしてくれ。夜はたいていいつもいる。

ある夜、車に連れ込まれそうになった少女を助けようとした男が殺される。
その、一年後。
探偵に電話がかかってくる。近藤京子、と名乗った女。簡単な仕事よ、と
頼まれたのは、ある弁護士にある名前を言って、その反応を教えて欲しい
というもの。しかし、その帰り、探偵は襲われ、雪の中に埋められる。
一体、どんな事件に巻き込まれたというのか。

大泉洋が主演。ちょっとだらしない、でも探偵としての矜持とやせ我慢を
持つ男を熱演。だらしないのも情けないのも、力の抜ける笑いもすごく
よかった。あんまり期待してなかったけど、いろいろ評判がよいみたいで
気になってきて見に行ってよかった!
ちょっとレトロ。これ、原作としてはススキノ探偵シリーズ?の二作目に
あたるものらしい。そんでその原作は1993年だったりするから、まあ
レトロなのも納得。映画は舞台今にしてるから、携帯を持つことにするの
がいい感じに描かれていて素敵だったけど、原作ではどうなんだろ。約20年
前、かあ。携帯は誰でも持ってるってわけじゃない頃だよなあ。
お話としては探偵のダメなのも、でもかっこいいのも、ベタな感じがするー
と思ったけど、でも十分に面白かった。見せるねー。思いもよらないどんでん
返しが必要なタイプの映画じゃない。キャスティング絶妙ー!と思った。
みんな似合ってたしキマッてた。かっこよかったなあ。
高島兄のキレキレヤクザっ。可笑しくてコワイ。

で。私がもえもえになったのは当然、年下の相棒、バイトに雇ってるらしい
高田くん。松田龍平!
すごいテンション低くて、ぼさーっとしてて、すぐ寝てて、お菓子ぼりぼり
食べてて。んでも、北大のなんか研究助手みたいで、空手師範代らしくって
喧嘩は凄い強い!無口なほう。友達は探偵一人だけ。なにそのもえもえ設定!
すごいかっこいー!きゃー!きゃー!惚れた~!
乗ってる車はすごいオンボロ。悪口言ったらエンジンかからないからみんなで
ごめん、お願い走って、と言う。その車、車検とおってんですか(笑
そういう道具立てとかもいちいちこだわっててかっこいい。
探偵が根城にしてるバーもね。無口な老マスターがいて。バーテンダーかな。
あれはきっちり美味い酒をつくってくれるね~。いいなあ。飲みに行きたい。

シリーズ化決定!だそうで。これ作る前からシリーズ化は狙ってたらしい。
私が見に行った時には、エンドロールのあとに、第二弾お楽しみに、的な
字だけの画面もバーンとでてた。次回作もぜひ見に行きたい~。高田くんを
もっと見たいよ。高田くん高田くんっ。あ、探偵も。
原作も読もうと思った。図書館に予約入れてみた。さすがに映画のは順番
かなり待つことになりそう。でもきっと単発だろうな。と、シリーズざくざく
と予約入れてみた。
どうやらちゃんと年をとっていくシリーズらしいので、ほんとは順番通り
読むべきなんだろうなあ。ま。適当に回ってきたのを読んでみるつもり。
楽しみ。

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『綺麗女のたしなみ』(ゴマブッ子/朝日新聞出版)

『綺麗女のたしなみ』(ゴマブッ子/朝日新聞出版)

毎日楽しみに読んでるブログ、「あの女」のゴマさまの本。
基本恋愛関係なので、もう今の私にはあんまり関係ない。。。
いや。
関係ないって思わないで、恋するように心がけないと!ってまあ
無理矢理恋恋追い求めるつもりはないけど。
もう女じゃない、みたいにどうでもよくだらしなくなるのは
やめないと、と思う。根本的にだらだら怠惰な人間なので反省。

ブログを愛読しているので、書いてあることはうんうん、そうそう
と、これまで読んできたことだったりする。
ゴマさまの恋話書くわよ!?とブログで宣伝されてたりしたのに
まんまと釣られてしまった。
人の恋話の相談ならちゃんとしっかりあれこれわかるのに、自分の
こととなると見えなくなっちゃうんだよね、というのが面白い。

恋愛ごとじゃなくても、やっぱり外じゃそれなりの綺麗売りが
できるほうがいいなあと思う。
見栄を張るとかいうことじゃなく。綺麗なほうがいいもんね。
とはいえ、自分のこととなるとなかなかできないっ。
だからなるべく。
こういうの読んで、読んだその一瞬の心構えだけでも、やらない
よりはやったほうがいい。
さりげなくいつも自然に綺麗が身についている人だったらよかった
けれど、そーじゃないから。たまにはがんばる。時々はがんばる。
やがて自然にそうできるようになるといいなあ。

ゴマさまは「考えすぎずによく考えて」とよく書てあるんだけど、
ほんとそうだ。考えすぎの袋小路でムキーってならないように、
でもちゃんと考えることを忘れちゃいけないなっと。
本は可愛いし、一年後の自分のための白鳥カードついてるし、
面白かった。これからもゴマさまファン~♪

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『誰でも美しくなれる10の法則』(ティム・ガン/ケイト・モロニー /宝島社)

『誰でも美しくなれる10の法則』(ティム・ガン/ケイト・モロニー /宝島社)

全米No.1ファッションアドバイザーが教える
というサブタイつき。

ティム・ガンのファッションチェックみたいな番組を教育でだったかな、
やっていた頃なんだかネットで話題だった。自分で見たのは1,2回。
辛口ファッションチェックだけど、自分の持っている服を自分が
見直す、本人をもっと素敵に見せる服選びのアドバイスをする、そして
自分が服を選び買いに行く、というやりかたは面白かった。

本が出たのは7月か。やっぱり評判がよくて、図書館の順番がくるのは
かなり待たないとダメそうだったので買ってみた。
『されど“服”で―』よりは私にはずっと実用的。こっちは対象年齢
みたいなのは設定されてないと思う。ファッションのルールを与えるという
よりは、自分で自分のことをよく見てよく考えるアドバイス、という感じ。
随所に皮肉というかとっても辛口~という言葉遣いはあるし、基本アメリカ
だーということで実例に出てくる名前やお店が私にはあんまりわからない
ものもある。注釈があるのでぼんやりとはイメージしてみる。

やっぱりまずはサイズ。自分にあったサイズの服を着ること。
私も太っているからゆるゆるゆったり大きいの大きいの選ぶけど、でも
ダメなんだねー。試着。試着あるのみ。試着する勇気がないんです。。。
でも試着しないとねー。
きれいな歩き方を。
バーゲンだからという理由で買わない。
あるべきクローゼットの姿。10の必須アイテム。ショッピングのコツ。
バッグ選び。靴選び。香水選び。素晴らしく実用的~。

大事なのは「クオリティ、テイスト、スタイル」。
Make it work!(形にしよう!)

これから秋~という今ごろが一番ファッションとか考えようかなと
思う時期。私は28歳の頃あたりにちゃんとファッションを頑張ること
をしてなくて、あーあの頃ちゃんと頑張ってみておけばよかったなあと
今頃思っている。
安いから、という理由でどうでもいい適当な服を買うのはやめないと。
試着するのが恥ずかしいけれど、合わない服を着てしまうほうが恥ずかしい
いうことをちゃんと考えないと。服を買いに行く服がない。。。と思って
しまうけど、買いに行かないとずーっとそのまんまだということ。
みっともない歩き方をしないように気をつけよう。
テレビで見たみたいにすぐに劇的に変わるってわけにはいかないと思うけど
もうちょっとよく、自分のスタイル、考えるわ。

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『されど“服”で人生は変わる』(齋藤薫/講談社)

ダンテに疲れたので全然違う本をだだっと読む。ふー。
台風の雨が激しくなってきている。風もざわざわきはじめている。
早く通り過ぎて欲しい。


『されど“服”で人生は変わる』(齋藤薫/講談社)

雑誌、Style に連載されたもののようで。初出だと2004年
くらいから2007年。本の奥付は2009年発行。
ちょっと前、という感じだ。

そんで、対象が、28歳前後といったところ。そんで働く女性のスタイル
といったところ。自分はまるっきり対象外だわ(^^;
でもまあせっかくなので心がけとかよさそうなことは気にしておきたい。
時々はチャレンジすること。
時々は基本に戻ること。
クローゼットをいらない服でぎゅうぎゅうにしないとか、色の力を借りて
みるとか、基本で定番で自分でもやってみたいことをやらなくちゃ。
赤は女のパワー。時には思いっきり赤の服を着て女を意識するとか。
安っぽいのは老けて見えるとか。
うう。
ヤバイ。

私は仕事も生活もきちんとできる、「デキル女」「イイ女」を目指して
男の本命の女になる、ということはもう無理ーもうめざそうとも思わないー
というところにいるので、この本に書かれているようなことをいちいち
実践はする気にもならないんだけれども。
自分のスタイルを持つということは考えたいなあと思う。
私が今選ぶのはもっぱら「ラク」であること。ヒールの靴はめったに履かない
し、スカートをはくのも年に数回あるかないか、って感じ。
いつもデニム。いつもゆるっとだらっとしてる。
この本によるとデニムこそ引き算のきわみアイテムらしいので、コーディネイト
に気を使い、自分の存在が問われる、というように書いてあって。
うわあ。なんかもうすいません、と思った(^^;おしゃれじゃなくて
本来的に、労働着、なんも気を使わないボトムとして着ているわ。

「ラクな女」になりたいと思うけれども、それを人から見くびられるような
安い女にはなりたくない。そこをもっと考えないとねえ。
靴をきちんと選ばなくちゃ。ラクな靴を選ぶけど、安い靴はダメだ。この夏に
買った安くて可愛かった靴があっというまに破れ目ができて中敷きが剥がれて
ひしひしと実感したばかり。次に買う靴はラクだけどいい靴を買おう。

そしてやっぱり何をどうあがいたってがんばろうと思ったって、まず痩せる
ことをがんばらないとー。体重は自分でコントロールできるものなんだ。
それをちゃんと考える。痩せるぞ。

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『神曲 天国篇』(ダンテ/河出文庫)

『神曲 天国篇』(ダンテ/河出文庫)

ルネッサーンス☆

天国篇を書きはじめるにあたって、ダンテは、アポロンに助けを乞う。
天国を、ベアトリーチェを、書きしるすことができるように。
そして読者への警告。
小さな舟にいる人は、もう帰るがいい、きっと私を見失うから。と。

読めないでしょあんた達。と退けられてますよ。
私も読めなくて、というか、読んだけど、ものすっごく眠くなり
何度も寝てしまいました。天国は眩しすぎるよ。愛が燃えているよ。
光り輝いているよ。目をあけていられないよ。美しい強すぎる光だ。

トマス・アクイナスだとか、なんかこう、遥か昔、世界史を習っていた
頃に聞いたような名前だな、と思うような有名人(?)が出てきたり。
アダムが登場したり。
マリアが女王で光り輝いていたり。
ベアトリーチェはなにもかもお見通しでダンテの疑問を先取りして
どんどん聞きなさい、と許してくれる。微笑んだら眩しすぎるから
笑わないようにしていたり。
「私が微笑んだりしたら、アンタ眩しくて死んじゃうわよっ。べ、べつに
アンタの目の心配して冷たくしてるんじゃないんだからねっ」という
ツンツン女王様。って、こういうのは違うな。うーん。

現世へのダメ出しがあったり、なんかともかく、神学的教育があったり、
正直よくわかりません。キリスト教にもっと詳しかったらもっとわかる
のかしら。そうでもないのかしら。聖書くらいは読んだ上で読むべき
なのではないだろうか。うーん。聖書も読まないとな。。。
それにやっぱり、翻訳よりは、原語がわかって読んだほうがいいのだろう
なあ。あんまり、詩的な表現とかテクニックがどうもピンとこない。
詩の翻訳って難しいよなあ。

ダンテは政治家で。国務大臣クラスの要職についたりもしていたらしい。
でも政変で故郷フィレンツェを追われ、流浪の身だったりしたらしい。
なるほどーと思う。
そんなこんなでやさぐれて、幼馴染だった、叶わぬ想い人だった
若くして亡くなったベアトリーチェのことをこんなにも天上の佳人として
描いたのかなあ。なんでベアトリーチェがそんなにも聖人なのかよく
わからない。まあ、ダンテにとってはマリア様につぐほどの愛と美の人
だったのね、ということか。

天国篇終わったあと、「詩篇」というのもついていた。
ダンテ当時の詩。う~ん。これも。詩として素晴らしいのかどうかって
私には全然わからない。別によくないんじゃ。。。と思うけど、うーん。
ラテン語の文の世界に、俗語っぽくこういうのが出た、とかが
ルネッサーンスなんだっけ。うーん。まあ。

とにかくひとまず一応は、読んだっ。

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『神曲 煉獄篇』(ダンテ/河出文庫)

ダンテって、政変で?フィレンツェ追放になったりしているんですね。
それでなのか。
と、基本的なことも知らないで読んでました。


『神曲 煉獄篇』(ダンテ/河出文庫)

悪魔大王を逆様に登ってというか下って、というかで、地獄の底を
抜けると煉獄だった。
澄みきった大気。明るい星のひかり。
威厳ある翁は煉獄の番人カトー。ヴェルギリウスが案内を乞う。
日が昇り、煉獄の山への道を照らす。

ルネッサーンス!
煉獄篇読んだ。煉獄のレンの字がパソコンで出せない私。
相変らずヴェルギリウス先生に庇護され守られまくりのダンテ。
煉獄は登山。登っていく道を探すのがまず大変そう。
ダンテは肉体があるので、煉獄の責め苦を負わされているわけじゃ
ないけれども、登り道が大変です。
山に登り始めるところで、天使に、額にPの印をつけられる。
出たー7つの罪。煉獄を登るにつれて、その罪を清められ、印が
消えてって、足も軽くなる、という仕掛け。面白い。
煉獄は地獄ほど壮絶というかスプラッタではないものの、やっぱり
罪ある者たちで、目を針金で縫いつけられているとか、重荷によって
地を這うようにしていたり。結構大変。それでも、いつか天国へと
いけるようなので、救いはあるのだろうなあ。でも厭だ。。。

イタリアのあちこち出身の亡者たちが、ダンテに現世への伝言を頼む、
という形であれこれ自分の話をする。こういうのは私にはほとんど
わからない人名だし地名で、訳註詳しいので読めばふーん、と思う
けれども、でも、実際これが書かれた当時に読んだ人たちは面白か
ったのかもなあと思う。いいなー。

ヴェルギリウス先生との別れは、なんかあっさりしすぎていてショック。
気がつけば先生の姿は消えているんだもの。
ベアトリーチェの登場と同時に。もっと別れを惜しんだりしてほしかった。

ベアトリーチェは、ドS女王様キャラだー。口調は丁寧だけれども、
びしびしダンテを叱る。それがたまらないダンテ。よかったね。
マテルダ夫人がとてもやさしい。グリフィンかっこいい。
悪を忘却させる力を持つレテの川の水を飲み、善を想起させる力を持つ
エノウエ川に浸り、手を取られ、星の方へのぼってゆく。

次は天国篇だ。

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『神曲 地獄篇』(ダンテ/河出文庫)

『神曲 地獄篇』(ダンテ/河出文庫)

暗い森に迷い込んだダンテ。
豹や獅子に恐れをなして、光の丘のほうへ進むことを諦めた。
谷底へ逃げてゆくと、人影に出会う。偉大なる詩人、師と仰ぐ詩人、
ヴェルギリウスだった。
案内をするという。地獄を。煉獄を。やがて天国へと導くと。
天上で彼のことを心配したベアトリーチェに頼まれたのだ。

地獄の門。「憂の国に行かんとするものはわれを潜れ」
先生ヴェルギリウスに手を引かれて、秘密の世界へとはいっていく。

機会あって挑戦。『神曲』。
詩、なんだけれども、この本では、「第一歌」「第二歌」の前に
その歌のあらすじ的なのがあり、そして歌の終わりには解説というか
注釈というかがついている。文体も口語なのでとても読みやすい。

徹底的にキリスト教の善悪。
地獄に落とされている人に古代の詩人だったり、マホメットだったり
がいて、罪もなんの罪なんだか私にはよくわからないことも多い。
鬼が出てくる巨人もいるなんか怪物もいる予言ぽいのあり、で、あー
なんだかいろんなのの元ネタなのね、と思ったり。
書かれたのは中世イタリア。14世紀頃か。トスカーナ地方の方言で
誰にでも読めるように、とのことだったそうで。今口語訳で読めるのは
原義にかなう感じ。日本語訳をありがとう。
詩、なので、それぞれの歌は長いわけじゃないけれども、さすが地獄。
血塗れ。ざくざく。映像化したらまちがいなくスプラッタグログロと
思う。地獄だもんね。
イタリアの政治的なこととか、私にはよくわからないけれども、地方
の有名人みたいなのが出てきてるみたいで、書かれたリアルタイムに
読んでたら、あーあの人、とかよくわかったのかもしれない~。

ダンテ、気絶しまくり。すっかり乙女!ヴェルギリウス先生が頼りに
なりまくり。手をひき、庇い、抱きかかえたり。これはもえー。と、
地獄に落とされる妄想をしながら読む。楽しい。二人のらぶらぶ地獄
巡り。ダンテは地獄にいる人にけっこう酷い事したりして、怖がりな
のにドSなこともやっちゃうギャップもえ。楽しい。

煉獄篇もがんばって読むぞー。

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『邪悪』(ステファニー・ピントフ/ハヤカワ文庫)

『邪悪』(ステファニー・ピントフ/ハヤカワ文庫)

1905年、ニューヨーク州ドブソンで起きた事件。
ウィンゲート家に滞在していた若い女性が殺害された。ひどく残酷に。
切り裂かれ、何度も殴られ、あたりに血が飛び散っている。髪が切り
とられていた。
小さな町。12年ぶりの殺人事件。赴任してまだ半年足らずの若い
警官であるサイモン・ジール刑事が捜査にとりかかる。

このあとシリーズになるらしく、三作目までは書かれているらしい。
翻訳は2作目が出たところくらいみたい。

心に影を持つ30歳、もとはニューヨークでばりばり働いていたらしい
刑事が、田舎で鬱々と暮らしていたところに起こる難事件。
事件から間もないのに、突然届く、協力したいという知らせ。
コロンビア大学で犯罪研究をしているという、アリステア・シンクレア教授。
二人で協力して容疑者を追う。

時代が昔で、指紋をとる、ということすらまだ一般的ではない、新しい
技術、というあたりがちょっと面白い。
犯罪研究っていうとなんかFBIプロファイリングみたいな感じだけれど、
(実際現在のそういうのも参照にはしたみたい)当時にもそういう研究は
あった、というのは事実みたい。
アリステアが富貴層で、微妙に胡散臭い(笑)
ジール刑事が心の傷があるとやらで、微妙に辛気臭い(笑)
大学の研究室と、ほとんど一人でやってる警察の刑事、というとりあわせ
で、そういう時代だから、ってことでいいのか、なんなのかちょっと私は
戸惑いがあった。
やっぱつい、鑑識呼んでー、とか、刑事が一人でどんどん捜査ってありなのか?
とか、そういう余計なことがちょっと頭をよぎる。昔だからいいのか。
前半のほうはなんだかまどろっこしい感じがしたけれども、後半にはだいぶ
ぐいぐい読める。事件が起こって捜査の糸口をもとめて右往左往で何もわから
ない状況から、犯人に迫る、ってなるわけで、前半がまどろっこしいのは
仕方ないか。
これ読んだ限りではあんまりどの登場人物も魅力的でもなく、事件に引き込ま
れるほど面白くもなく、ふむふむと平熱で読み終わり。
2作目も図書館予約しているので一応楽しみにしておこう。

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『ゴーストライター』(ロバート・ハリス/講談社文庫)

『ゴーストライター』(ロバート・ハリス/講談社文庫)

元英国首相、アダム・ラングの自伝のゴーストライターを引き受ける
ことになった男。
前任者の死の謎を追ううちに自らの身にも危険が迫る。

映画を見てよかったんだけど、もうちょっと説明がないかと思って
本も読んでみた。
映画はかなり原作に忠実なんだなあと思った。最後の最後まで謎は
明らかではないし、明らかになったあとにはなにもない。その検証
なんかはもちろんなされないわけで、ミステリってわけじゃないん
だなと納得。
読んでいる最中は映画のキャストで脳内再生。
本の感じとしては、あんまりユアンくんて感じじゃないんだけど、
まあこれは翻訳の感じ、ってことだから仕方ないか。
文章も最初は読みづらく感じた。そのうちなんとか慣れる。

読んでみて結果。すごくいい映画だった!

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きみがだいすき

余韻にひたって今日も抜け殻。。。
岡村ちゃんのライブ。ちらほら見たところ8日もすごく盛り上がってた
みたい。7日よりよかったかも、とかいうのを見ちゃうと、なんだとー!
と心穏やかではいられない気もする。いいな~。二日とも行けたらいい
なあ。というか名古屋も大阪も、追加であるらしい渋谷も全部全部全部
行きたくなっちゃうよ。

少しは冷静になってライブを思い出す。
服装は基本スーツ。今日もDC!だったのかはわかんない(^^)
黒っぽいというかダークグレーとかなのか、遠目にはちょっと不明。
最初は眼鏡してた。あの上半分くらいが黒い大きめ眼鏡。最近の写真や
ぶーしゃかるーぷでもしてたのと同じだと思う。老眼鏡だったらどうし
よう(笑)それでもいいけど(^^)
歌ってる途中で外してた。
最後の最後のほうにまたかけてた、かな。んー。もう記憶曖昧だ。
眼鏡スーツ男子なんてもう私の好みど真ん中!岡村ちゃん素晴らしい!

衣装替えはあった、けど、すごく変わったわけでもないかと。遠目には
やっぱ基本スーツ、ってことくらいしか(しかも私ファッションわかん
ないし)。シャツの色が変わったわ、とか思ったり。
あとからの、白っぽいシャツに、黒っぽい細いネクタイをゆるくしてる
姿がたまらんかっこよさ!もえるー。すてきー。かっこいー。

ぶーしゃかるーぷをさんざん見たり、雑誌見たりしたので、今の岡村ちゃん
の姿ってこうなんだなーというのはそのとおりで。登場してびっくり、
ってことはなかった。
おっきいなーと思う。それは前々からだけど。背っがっ179!
岡村ちゃんのダーンスもびしばし踊ってたし(^^)
そりゃー昔のまんま、ってわけにはいかないさねーと思ったけど、いや
でもやっぱり、岡村ちゃんのダンスは岡村ちゃんだけのダンス!
かっこよかったなあ。

なによりね、あーなんだかにこやかだな~とか、ああ~笑顔だよ~とか。
遠目にもそういうの見てすごくすごくすごく嬉しかった。
近くで笑顔見られた人々がうらやましい~。
オペラグラスを持っていってたんだけれども、取り出して見る余裕なし
だった。必死で見つめて踊ってはしゃいでたから。それにまあ、周りも
ぎゅうぎゅうではないにしろびっしり人なわけで。バッグ開けて出して
ってする余裕なし。でも笑顔大きく見たかったなー。
でも笑顔なんだな、ってわかるくらいには見つめたから。幸せだった。

弾き語りのとき、「かっこいいとこみせたーくてぇーっ」ってなことを
歌ってくれたんだけど、すっごい嬉しかった。
岡村ちゃん、ライブでかっこいいとこ見せるぜ!ってがんばってくれた
んだなー。
とくに弾き語りの時の声は昔と全然変わらない、セクシーでうっとりな
のびやかな強い声で。みんながしんとなって聞き入っていたからね、
すごくよく聞こえた。
最初から、歌詞のひとつひとつ、言葉のひとつひとつ、とても丁寧に
歌ってくれた感じがした。ありがとう、って云ったり。おじぎしてくれ
たり、そういうのもすごく心のこもった丁寧な姿を見せてくれたと思った。
もちろん、びしっとばしっとかっこよく踊って歌って演奏して盛り上げ
まくってくれたし。
最後投げキッスをいーっぱいくれたのも嬉しくて嬉しくて。
あいしてるよー。やすゆきあいしてるーっ。岡村ちゃんの方もあの会場
のみーんなを、べいべーってあいしてくれてるのねーっと感じられた。
ありがとうー。ありがとう。大好き岡村ちゃん。やっぱりどんなものでも
岡村ちゃんにかないやしない~ってのを思い知らされた。
だいすき。これからもずっと、あいしてるー。

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2011 岡村靖幸LIVE「エチケット」  STUDIO COST 9月7日

2011 岡村靖幸LIVE「エチケット」  STUDIO COST

行ってきたー!岡村ちゃんの復活ライブ!!!!!
初日!9月7日!

えーと、あくまで個人的覚書日記。岡村ちゃんあいしてるあいしてるーっ
と叫ぶだけの日記です。

昨日はもう朝からドキドキハラハラワクワクソワソワ胸が苦しい。
遠くからくる友達と待ち合わせ。
まずはスカイツリー見学(笑)足元から見上げる。
三月に見たときよりは、てっぺんのクレーンなくなってるし、かなりでき
てきてるんだろうなあという感じ。しかし足元、周りのほうはまだまだ
工事中の雰囲気でわくわくもあり。
ぽかーんと見上げたあと、二人ともそわそわで、胸が苦しいといいつつも
なんかちょっとだけでも食べておくか、と、ミスドへ入る。
新木場のあたりもなんもないらしい、けれども、スカイツリーあたりも
まだこれといって賑わうってほどじゃなく、なんもない。久しぶりに会う
ので、近況おしゃべりしたり。
でももう岡村ちゃんのことしか考えられないっ。

CDとセットでライブチケットの発売があると知ったけれども、その時に
は、うーんーライブか……。見たい!けど見たくない……と複雑な心境。
昔、広島で一列目でコンサート見たんだよね。
あの時が幸せすぎた。あの時が人生のピークといってもいい。あのライブ
のあとに死んじゃえばよかった。
今見に行って、どうなんだろう。どうなっちゃってんだよ。
うーん。と逡巡してるうちにCDとのセットは売切れ。うーーんーーーと
迷い、それでも、先行の抽選に応募してみた。初日。初日のほうがチケット
とれるかどうか厳しいかと思ったけれども、でもこの抽選に外れたらそれ
で諦めようと思ってた。当たったら行く。運命に賭ける!という思い込み。

で、抽選あたった。整理番号はいいほうじゃないけど、それでもチケット
とれてしまった。どうしよーっ。
で、友達から久しぶりにメール。ライブ行くの?って。友達も初日のチケット
ゲットしていた。運命~。一緒に行く相手もできた。一人でも行くつもり
だったけれど、昨日会って番号みたら同じく1500番代。運命ー!

会場は、物販が早い時間からやってるみたい、だったけれども、私達が
到着したのは17時半くらい。一旦物販は撤収してた。あとは中で、との
ことで、先にグッズ買っちゃうぞ、と思っていたのにちょっと拍子抜け。
開場は18時。わりとさくさく番号よばれて、20分すぎくらいには入場
できた。ドリンク代として500円必要、と言われていたので、500円
玉をぎゅっと握り締めて入る。ドリンクチケットもらって、えー、でも
ドリンクって?と思ったんだけど。

まずはグッズを見に行く。Tシャツがいろいろ。ポスターとか、タオルとか。
んむ~~~でも正直これが欲しい!ってほどのことはない。私もう、Tシャツ
とかいらないんだよー。ストラップは、あったら買おうと思っていたので
一応買った。でもあんまり気に入ったわけじゃないー。前みたいにもっと
金属ゴツイのとかかっこいいのがよかった。。。あとリストバンドを
買ってみた。友達にお土産ーってしよっかなーと。自分にも。使うかどうか
はわからない。まあ記念に。散財は控え目に。

ドリンクをもらいに行く。
カクテルあったけれど、カルアミルクはない。ざんねーん。
で、ビールにした。ハイネケン。ビールと水は、缶、ボトルでハイ、と出
してくれるのですぐ。カクテルもでもかなりさくさく出されていた。
つまみもなしに、そわそわしながらビール飲みきる。オールスタンディング
で、きっとぎゅうぎゅうの会場中に持ち込む気はなかった。
水にしとくべきだったかもーと話すけれども。
意外と会場中に持ち込んでる人もいたけど、でもそれ、自分にも回りにも
邪魔でしょ?と思った。。。

会場の中に入ったのは18時50分くらいかな。もうちょっと。開演19時。
もうちょっと。岡村ちゃんがほんとうに。
ステージの白い幕に、青紫のライト。あー岡村ちゃんだよねー。この色
だよ。岡村ちゃんのステージがー。始まるっ。始まるっ。

昔岡村ちゃんのオールスタンディング行ったことあって、その時は張り切っ
て前の方真ん中のほうではしゃいだけど、でもぎゅうぎゅうぎゅうぎゅう
すぎて、死ぬ!潰れる!無理!マジ死ぬ!助けて!という経験をしたので
今回は後ろの方狙い。階段になってるところがあって、そこに陣取ることが
できた。ステージからまあ遠いとはいえ、よく見える。ぎゅうぎゅうで
死ぬようなことはない。私にはもうあの真ん中フロアに行く勇気はないよ。

19時5分。もう時間だよーって思ってるうちに、音楽が、新アレンジの
どぉなっちゃってんだよ になる。
きゃ~~~~~~~~嗚呼嗚呼嗚呼ああ~~~~~~~~~~!!!!!

始まったら、もう叫んじゃって叫んじゃって!
やすゆきーーっ!きゃ~!
頭の中はかっこいいかっこいいかっこいいかっこいいかっこいい!が
ぐるぐる回る。ライブの重低音。全身に音がぶつかってくる。震える。
岡村ちゃんがいるー!岡村ちゃんだー!きゃ~!
歌う!踊る!きゃ~!
私も歌う!踊る!精一杯手を差し伸べて岡村ちゃんあいしてるーと叫ぶ!

岡村ちゃんにしかできない歌!岡村ちゃんにしかできないダンス!
岡村ちゃんのギター!死ぬほどかっこいい!なにそれ!知ってたけど
やっぱりすっごい!すっごいかっこいい!!!

会いたかったぜ~!って、私も会いたかったよ!
二度とはもうはーなしたくなーい♪ って、私ももう離したくないよ!
きみが大好き♪ だいすきだよ岡村ちゃん!
岡村ちゃんの歌の全部、私が岡村ちゃんに言いたいことだよー。
踊って踊ってずーっと踊って、叫んで一緒になって。
ぎゅっと切なくなって。バラードはたまんない。

一旦幕。
もちろん拍手は鳴り止まない。
ローランドの弾き語りもあったよ!相変らず、なんでそんなに自由自在?
ジョージア~、とか、卒業写真~とか、君が代も痺れるかっこよさ!
かっこいいとこみせたーくて、ってうたってくれた。
みんなの情熱でくらくらで酸欠なのさーって(笑)私もだよ!酸欠だよ!
その酸素ください!
ピアノのとこに、水と酸素置いてるのね。
弾き語りの時の歌声は、しんとみんなも聞きほれていた。とても素敵で、
全然変わりなくすごくかっこよくうっとりのいい声でステキすぎて泣く。

ギター弾きだしてもジャカジャカガンガン弾いてたまんなくかっこいい。
なんでそうなにもかもが自由自在で完璧で凄くて圧倒的でかっこいいの?
やっぱり岡村ちゃんは特別!やっぱり岡村ちゃんは最高!
やっぱり岡村ちゃんは天才!天才!天才シンガーソングライターダンサー!

盛り上がって盛り上がって盛り上がって、最高で、ラスト、
あうとおぶぶるー。
ふええ、っと、どっと震えた。泣くだろっ。
岡村ちゃんの笑顔。岡村ちゃんの投げキッス!
投げキッスをぶんぶんバンバン投げまくってくれた!もちろんそのキス、
受け取ったよ!あいしてるー!ありがとうー!やすゆきーーー!!!!!

最高!大好き!あいしてる!だいすきっ!かっこよすぎ!
の、二時間あまりでした。
素敵だー。素晴らしいー。

終わってから、友達と顔を見合わせるも、二人とも言葉がない。
かっこよかったね。と、ぼそっという。
呆然。
やられすぎて呆然。
岡村ちゃんに魂とんでいっちゃった。
かっこよかったね。
こんなにかっこいいんだね。
どうしよう。どうしよう。
ぽつんぽつんとそんなことを云いながら立ち尽くす。
人がゆっくり出口へ動くので、なんとかゆっくり、歩き出す。とりあえず
出よう。

ゆっくり外に出てから、アスファルトにしゃがみこむ。動けない。
つ、疲れた。
か、かっこよかった。
しばらく二人で呆然となりながら、なんなのなんであんなにかっこいい
んだ。すごすぎる、とぼそぼそしゃべる。
しばらくしてから、やっぱ来てよかったね、と話す。
今日見にこられた運命に感謝。大好きだよ。

途中、MCの人のおしゃべりも面白かった。レコーディング秘話あり。
アドベンチャーは、なんかもうほんっとぎりぎり、マスタリング?
だかの朝に録り直ししたらしい。そんなぎりぎりまで粘って作った
CDなんだねえ。
MCの人がしゃべるのも、岡村さんの休憩のためなんで、と、7分
時間を計ってしゃべったり。
ホーンセクションかっこよかったなあ。

ステージは、バンドがいて。岡村ちゃんがいて、というだけのもの。
上に、ピーチマークかかってた。舌ぺロリとか、クマとかでなく、
シンプルな、初期のピーチマーク。大好きだよ。
いい場所で見られたなあと思う。階段なので、前の人の頭で見えない、
ってならなかったし、そういう、後方にいよう、階段にいよう、と
いう、オトナな人が周りだったんで、押されたりとかぎゅうっとなら
なくてすんだし。ま、階段で押されたらキケンすぎる。
始まった瞬間の、フロアの真ん中、前のほうへぎゅ―っと人が集まる
のを見て、あううやっぱ下にいなくてよかった、と思った。私には
あれはもう無理。
会場みーんなが、やすゆきーってあいしてて、ノリノリで、手を差し
伸べて、ゆれて、素晴らしかった。
歌うよねー。踊るよねー。タイミングもバッチリだよねー。
楽しかった。幸せだった。岡村ちゃん大好き!ありがとう!
ありがとうーっ!

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『リプレイ』(ケン・グリムウッド/新潮文庫)

『リプレイ』(ケン・グリムウッド/新潮文庫)

ジェフ・ウィンストン。43歳。妻との仲は冷え切り、仕事は
ぱっとしない。1988年。10月18日。ジェフは死んでしまった。
そして、目覚めた。大学生の自分として。

タイムスリップというかタイムトラベルというか。でも精神だけ、で、
過去の記憶もあって、というもの。
人生のやり直しができる!
どっかで面白いというのを見て読んでみた。
ほんと面白かった!
最初の混乱のあとの一回目のやり直しってのは理想的だなあ。
んでも死から逃れられなくて、またやり直しになって、そして。
と、リプレイのごとにいろんな試行錯誤があり、仲間はいないかと
探そうとしたり、世界をよりよくできないかとやってみたり。
一回目のリプレイのときはふんふん、とよくある感じで読んでいた
けれども、それが二回目、三回目となるにつれて、切なくなる。
苦しくなる。
本の残りのページ数が減るにつれて、ああどうなるのこの結末は!
と、早くよみたいけどなんだか苦しい、とドキドキです。
そしてラスト。ああ。人生って。なんて思ったりしてほーっとため息。

かなり愛の物語、だった。あんまりSFという感じはしないかなあ。
ファンタジー?まあジャンルはわからないけれど。
しかしやっぱり人生ある程度お金がなくてはダメなんじゃないのー
と思う。そこはシビアだわあ。面白かった。

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『MASTER キートン』1(浦沢直樹/小学館)

『MASTER キートン』1(浦沢直樹/小学館)

平賀=キートン・太一。
考古学の大学講師。一方フリーの保険調査員として世界を飛び回る。

権利問題だかなんだかんだか、よく知らないけれどもオトナの事情で
長らく絶版だった、らしい。完全版、として復刊!という煽りに釣られて
まずは一巻買ってみた。
面白い~~~という評判はかねがね聞いていて。

短編なので読みやすい。
ロイズの保険!とか、サバイバルに長けた軍人経験、とか、でも今日頃は
冴えない講師、とか、娘にヨワイ。奥さんにほれてるのに離婚、とか、
いろいろなにかと、あー、と思うようなキャラ設定。連載開始は1988年
らしいので(ウィキみたところ)、20年以上昔なのかと思うと、うん。
アメリカのミステリっぽいイメージ、か。ハリウッドの映画みたい、か。
インディ・ジョーンズとか。インディ・ジョーンズの映画最初が1981年
かー。(ウィキ見た)ま、もちろん全然違う話。
ほろっと泣かせるような話を挟んできたり。
娘、百合子がヤワラちゃんだ、としか見えなくてなんだか(^^;
連載がヤワラと同じ時期だったみたい。凄いなあ。

原作というか、脚本ということで二人名前書いてあって、話づくりしてた
のはその人たちなのか?マンガかいたのは浦沢直樹だろうからうちあわせ
をして、なんだろうけど。ま、事情はわかんないし私にはどうでもいっか。

エレクトリックオーガナイザーとかいうのが出てきて、そういうのは
時代を感じるなあ。それは何?今でいうところのパソコンだとかUSB
だとかのことなのか。
面白かったので引き続き買っていこうと思う。

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