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『ROMES 06 まどろみの月桃』(五條瑛/徳間書店)

『ROMES 06 まどろみの月桃』(五條瑛/徳間書店)

シリーズ3作目。
夏のピークを終えて平穏な日々の西日本国際空港。
密輸摘発にROMESを利用するようになり、水際での摘発数が飛躍的に
あがった。
しかし、捕まるのは末端の小物ばかり。
密かにもっと大きな、ある男の罠が幾重にも張り巡らされていた。

相変らずの成嶋さんと可愛いワンコのハルと。振り回される砂村くんと。
砂村くんのもと同級生、探偵をやってる堤。
ROMESの活用もますます幅広くなって、面白い。
空港を狙うのはやっぱり派手で、ゆえに強いメッセージを発したい
テロリストの標的にされる。しかし決してそれを許さないための万全の
警備をめざす成嶋さんたち。
でも今回、いつもシステムにしか向いてない成嶋さんの意識が、人間の
ほうに、人の強い思いのほうに、向いている感じがちょっと違ってて
ちょっと新展開なのかもと思った。
まだシリーズ続くかな?続いて欲しいなあ。もっともっとずっと成嶋
さんや砂村くんを読みたい。砂村くん、今回も体張ってがんばったのに
あんまり報われてないし出番もちょっと少なめでかわいそうだし。
外部の動ける人間、てことで今回は堤さんが便利に使われてたしね。

チベットのこと。
私はごくごくわずかにしか知らないけれども、五條さんの視線はいつも
理不尽な苛烈な運命にしたたかに立ち向かい決して諦めない人を描き出す。
すごく強い。どんな泥にまみれたとしても、とても美しい強さを見せて
くれる。強い思い。すべてを捨ててかけた願い。凄かった。

月桃のお茶、というのが素敵に使われていて、私は知らなくて、飲んで
みたいなあと思った。ハーブティーのようなものみたい。素敵な名前。
月桃。月桃の娘。沖縄に行ってみたいなあ。

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