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2007年3月

TITLE: 『いまなざ青山二郎なのか』
AUTHOR: シキ
DATE: 03/22/2007 21:50:51
STATUS: Publish
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BODY:
『いまなぜ青山二郎なのか』(白洲正子/新潮文庫)

青山さんについて書くのは荷が重すぎる、と書きつつ、コンニチハ、と
毎年夏にやってくる一人の編集者魂に負けて、書き綴った作品。

青山さん、って書いてるのはほんとに最初だけで、ジィちゃん、と
書いてあります。
ジィちゃんだったのかあ。

青山二郎の眼 という展示を見て気になったところで。この本は、
口絵写真や、中にのっている写真も、展示で見たものが多くて、おお~
と、なんだか知っている気になって読めて面白かったです。

でも、読んでいてもやっぱりなんだかよくわからない感じ。
それはやっぱり、実際にそこにいた人たちじゃないとわからないこと
なんだろうなあ。
天才を語る言葉はないのでしょうか。
んー。

小林秀雄が読みたい。そろそろ読めるかなあ。読んでみたい。

中原中也って、なんか、イメージと違うんだろうか。
なんか。
なんなんだ。
すごく気になる。
詩はちょっとは読んだことあるけど。なんなんだろう。

河上徹太郎も気になる。全然知らない。読んだことない。うーん。

白洲正子の文章を読むのもこれが初めてだなあ。
正直あんまりそそられない。もうちょっといくつかは読んでみたいかな。
ううーん。どうだろう。
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TITLE: 『J』
AUTHOR: シキ
DATE: 03/21/2007 23:52:34
STATUS: Publish
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BODY:
『J』(五條瑛/徳間書店)

渋谷の駅前にたむろしている、その日さえ適当に楽しくすごせればいいと
思っているだけだった。
秋生は、一人の女に出会う。

強くなりたい。

これは単発ものでしょうか。
んー。五條さんの作品だ、という期待値が自分は大きすぎるかしら、と
ちょっと反省(^^;
五條作品の中では、あんまりは面白い、って熱中するほどではなかったかな
と思う。
秋生が総合格闘技始めて、久野さんに憧れまくるところとか、久野さんの
うも、なんか秋生を挑発してる感じとかよかったけど♪
なので、テロへの怒り、哀しみはふつふつとありました。
Jのほうの言い分を、私は理解できないしわかることはできないと思う。
どこか遠くの貧しい誰かを、思い遣って助けることはできない。しないだろう。
大事な人のことだけ、大事にしたいよ。

格闘技の小説といえば獏さんなわけで、(私にとっては)、獏さんの熱い
熱い熱い熱い、熱いっ闘い、小説を読み続けてきているので、物足りないとか
思ったのかもしれない。
これはこれで感動もありましたが。

結果、まあまあ。か。
これは文庫化されても買わないかしら(^^;
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TITLE: 『「暮らす!」技術』
AUTHOR: シキ
DATE: 03/20/2007 20:02:59
STATUS: Publish
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BODY:
『「暮らす!」技術』(辰巳渚/宝島新書)

「捨てる!」技術2
ですね。
捨てる!のほうは流行ってた時に読んだ気がする。こっちはまだ読んでない
気がする。と思って本日図書館で見つけて借りました。
そうじ力とか続けよう、そこそこ続けられている、のも、去年くらいから
なんとなく、ちゃんと丁寧に暮らすことを考えたいなー、と思ってきたから。
なので、そそられるタイトルでした。

捨てたあと、どう楽しく豊かに暮らすか、ということの提案の本。
 楽しく暮らす考え方10か条
  捨てる ことでモノを管理する
  買う喜び を大事にする
  家は作るもの と考える
  DIYの限界 を知る
  食べる楽しみ を開拓する
  いつもと違う ことを楽しむ
  無駄をする 豊かさを肯定する
  ものぐさ になる
  インデックス型 人間になる
  今を基準 に生きる

 豊かに暮らす実践10か条
  モノの適正量を確認する
  ほしいものは買う 
  家にいる
  そこに関係あるものだけを置く
  おいしいものを食べる
  モノは使いこなす 
  横目で見ておく
  年中行事をする
  手間ひまがかかることをする
  オフ宣言をする

という中身で。このごろはわりとやってるなーということもあり。納得したり
やってみよっかなと思ったり。ともあれ、もうしばらくは、モノを捨てたり整理
したりをやらねばねばです。
ほどほどに。ちゃんとしたいなーと、思います。
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TITLE: 『カラヤンとフルトヴェングラー』
AUTHOR: シキ
DATE: 03/18/2007 22:43:22
STATUS: Publish
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BODY:
『カラヤンとフルトヴェングラー』(中川右介/幻冬舎新書)

ベルリン・フィルに君臨した帝王。カラヤン。
カラヤンは、四代目の首席指揮者。三代目が、フルトヴェングラー。
カラヤンはフルトヴェングラーに尊敬の念の言葉を残しているが、フルトヴェングラー
のほうは、22歳も年下のカラヤンに、深い嫉妬をし、潰そうとしていた。
ベルリン・フィルをめぐるかけひき。

そんなこんなの事情を、私はまったく知らなかったので、とっても面白く
読みました!凄いなあ。指揮者って。指揮者って。なんて素敵なんでしょう~。
うっとり。

カラヤンは有名なのでさすがに私も名前は知っている。けれども、その演奏が
どうなのかとか、知らない。。。CDも持ってない。聞いたことあるのかもしれない
けれども、わかんない。うーん。
フルトヴェングラーについては名前も知らなかった。ライブ録音とか聞いてみたい
と思った。気になる。二人の指揮者の演奏、聞き比べてみたいなー。

ナチとのかかわりが、そんなにもあったのか、というのも、知らなかった。
音楽がそんなにも政治だったとは。
あの戦争のころに名のある人間、才能ある人間として生きる、生き抜くことって、
たいへんなことだったんだなあ。また戦後、どう生きていくかも。
戦争って。
やっぱり、何をどう考えても、戦争なんてあまりにも不条理。。。おそろしい。
独裁者恐ろしい。恐ろしい。

なんだかもっと深く知りたいと思うなあ。演奏がききたい。
とてももえもえです。うっとり。指揮者の闘いって、もー。なんて
夢とロマンなんだあ~。素敵すぎる。いいなー。いいなあ。
クラシックっていいなあ。
最高です。
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TITLE: 『悪魔が目を閉じるまで』上下
AUTHOR: シキ
DATE: 03/14/2007 01:08:10
STATUS: Publish
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BODY:
『悪魔が目をとじるまで』上下(デイヴィッド・リンジー/新潮文庫)

ヒューストン。
カーマン・パーマ刑事は異様な死体に向き合っていた。
いくつもの噛み跡をつけられ。埋葬のポーズのように両手を組み合わせ。
顔には丁寧な化粧がほどこされている。
連続殺人事件になった。
事件を追ううちに、秘密のレズビアンのネットワークを知ることになる。

『きれいな猟奇』を読んだときに見かけた本で、これは、と思って読みました。
サイコな感じの連続殺人事件、というわけで、『羊たちの沈黙』系列というか。
レズビアンをメインであつかっているのか、という期待もったけど、まあ
そのへんはそこそこ、かなあ。被害者たちがその秘密のビアンのネットワークで
SMにハマっていたらしい。という。
ビアンであることは異常なことじゃないわ、という主張はくりかえされるけれど
印象として残るのは異様な異常な事件、というわけで、なんかあんまり、どうだ
かなあ?と思った。
ま、そのへん気にしてしまうのは私の個人的問題。
上下巻とはいえ、読むのにとても時間がかかり、そうだわたしは海外ものが苦手
だったのだ、と思い出してしまった。たぶんあんまり私の好きなリズムじゃない
のかなー。
まあ、パーマは女性刑事で、私にとってあんまり魅力的ではないし、FBIの
分析官グラントもいまいち魅力的ではなく。。。
やっぱり私にとっては大好きキャラがいるかどうかが重要。
そのメインキャラたちがガチのヘテロな感じなのでつまんなく思う。

これが出たのが平成3年となってるから、14年前か。
出たころは鮮烈だったのかなあ。
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TITLE: 中村屋!
AUTHOR: シキ
DATE: 03/09/2007 23:13:40
STATUS: Publish
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BODY:
中村勘三郎襲名披露公演のテレビ見てました。
かっこいいなあ。

門弟さんがお亡くなりになったのですねえ。
ほんとうに。家族なんだなあ。代々続いているんだなあ。

一瞬だけど、内子座もうつって。いいなー。行きたかったなあー。でも
あんなのチケットとれないよ。。むー。
内子座で、昔玉三郎を見たのは私の人生の宝物。はー。うっとり。

高校の体育館を急遽芝居小屋に(デカかったけど)しての公演は、とても
うらやましかった。
あの高校生たちー。なんて贅沢なんだっ。む~~。いいなあ。
見ているうちにほんとにみんなの顔が変わっていくのが面白かった。
やっぱ生であの熱意を舞台を見て、ひきつけられないわけはないよねえ。
素敵だ。
がんばりたまえ中村くん。って書いてた男の子が、楽屋挨拶いって、最後
見送って思わずひざまずいていたのが印象的。そうさせちゃうかっこよさがある
んだろうなあ。うーうらやましいぞ高校生君!

父と息子。
門弟さんと役者。
舞台っていいなあ。
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TITLE: 『東京から考える』
AUTHOR: シキ
DATE: 03/08/2007 23:50:25
STATUS: Publish
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BODY:
『東京から考える』(東浩紀・北田暁大/NHKブックス)

格差・郊外・ナショナリズム

年齢同じ。東京近郊で産まれ育ってずっときた二人が、東京で考える、
東京から考える対談。

読み終わったのはもーかなり前。この二人の対談かあ、と期待して
読んだんだけれども、期待ほど面白くはなかった(^^;
所詮地方、田舎モノな自分としては、東京の地理感覚がまったくピンとこないし
東京で東西格差が、とかっても、へ~、としか言い様がないなーと思う。
東京という街にあんまり興味関心はないので。。。いやすごく憧れ~はあるけれ
ども、都市としての東京、ではなく、見たいイベントがある、とか会いたい人が
いる、というソフト面の東京。あんまり、リアルというか、現実の東京の都市に
興味はないんだ。
東京の地名なんかがすぐわかる感覚で読めるともっと面白いのかもしれない。

とはいえ、「考える」という話しなので、今の社会って、どーなの、という
抽象ではある。ジャスコ的郊外、というのは、もちろん地方でもある風景なので
そういうのは実感としてわかる気がしないでもないかなあ。
ジャスコ。
『下妻物語』を思い出しましたよ。いちごたちのすべてを支えているジャスコ。
でも絶対それを認めず我が道をいく桃子。そういうことなんだなあと思う。
私は桃子でありたい。
でもジャスコに(ま、実際ジャスコにはいったことないけど)流されていってる
ところも多々あるよー。むむ~。

あと、金さえあれば(出せば、か)街の風景がつくれる、というのがよく
わかった。
バブリーな感じというか。
西武やらなんやらで、でかいショッピング施設、駅、マンション。で。テーマパーク
な街のできあがり。
ん~。
やはり世の中金なのね。
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TITLE: 映画 「パフューム」
AUTHOR: シキ
DATE: 03/07/2007 21:16:45
STATUS: Publish
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映画「パフューム」

悪臭にむせかえるパリ。市場。魚のはらわたの中に産み落とされ、産声をあげた
ときから、母親を死刑においやった特別な子ども。
グルヌイユは永遠にとどめておきたい香りを見つけた。

香水。ある人殺しの物語。
原作をぞくぞくしながら読んだので、あまり映画に期待してはいけないと
思っていたんだけども。でもやっぱ期待して見にいってしまったよー。
さすが映画。展開が早いというか、なんかこれは唐突なのでは??と思わない
でもないんだけれども、でもよくまとめてあるのではないでしょうか。
いきなり。赤ちゃんなわけで。赤ちゃん。あんな血まみれに。すげー。
赤ちゃんなのに演技してる!ように見える。

グルヌイユ、原作のイメージよりはきれいだった。ま。映画だし。
ひょろりとしてなんとなくいつも斜にかしいでいるような姿で、よかったなあ。
香りを。
あふれる無数の香りを、どうするのかと思っていたけれど。よく演じていたと
思う。くんくんされて、ヤな気分になるーという感じ。無気味な怖い感じ。

私は原作をわりと最近読んでひたって行ったから、なんか、ダイジェスト版か?
てな早さを感じつついろいろ見ながら補完していったけれども、原作知らないで
行ったほうがもっと楽しめたかも、とも思う。
それともわからなくて???になるか。笑っちゃうか?
うーんでも映画のあとだとストーリー知ってしまうわけで原作をぞくぞくしながら
読むこともできないかと思うし。
うーん。
どっちもどっちか~。

ともあれ見に行ってよかった。満足です。
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TITLE: 冬季子規塾
AUTHOR: シキ
DATE: 03/06/2007 20:20:28
STATUS: Publish
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BODY:
日曜日にはとっても暖かかったのに、昨日は強風。春の嵐。で、今日は
また冬の寒さ。
三寒四温ってこういうの?

4日には、子規記念博物館へ行きました。
冬季子規塾、というのがあって、馬場あき子さんの講演。「今日の短歌」。

万葉集は今こそ読むべきなのではないか。
歌よみにとって、万葉集は根源のエネルギーとなるものなのではないか。
という、万葉から始まりまして。
子規の話しもあり、それから戦後、そして現代。ちゃんと 今日の短歌
まできました。凄い!
お話がとてもわかりやすく丁寧でありつつきっぱりしゃきりされてて、
こちらを笑わせてくれたり楽しませてくれたり、脱線しましたね、という
こともありつつ本筋を失うことなく。
素晴らしく充実した90分ほどを過ごさせていただきました。
月の、歌われかたの変遷、とか。
桜の変遷、とか。
例もわかりやすくて素敵だったし。
いろいろ歌をひいてくださるのも、う、知りませんでした、というのが
多くて勉強させていただきました。
穂村さんの歌もひかれてて、それは私も知ってた(^^)

万葉から現代まで見渡せる目、というのが凄いなあと。
そして、鬼、という強みももってらっしゃる。
『鬼の研究』ははるか昔私読んだけど、中身とかは覚えてない(^^;
獏さんの影響で読んだ気がするなあ。中学生くらいんとき。今こそちゃんと
読むべきかしら。うん。読まねば。

昨日(5日月曜日)も、短歌絡みの飲み会があり、とても楽しかった。
んぐー。
がんばろうー。
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TITLE: 『秘密』3
AUTHOR: シキ
DATE: 03/01/2007 22:32:35
STATUS: Publish
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BODY:
『秘密』3(清水玲子/白泉社JET COMICS)

5年前に一体何を見た?
残された脅迫めいたメール。死体は、皮をすべて剥がれ、首を切られていた。
科学警察研究所法医第九研究所にまわされた脳から解析できた、死体が最後
に見た映像、犯人の姿は、着ぐるみ姿だった。

わーん。まってましたー!
相変わらずうっとりものの絵で素敵すぎます。
そして、皮剥いだ人間の絵。。。うう。なかなかリアルにかき込まれています。
さすが。
そしてやはりとても哀しい。
どうしたら。
どうしたらいい。
どうやって、生きればよかったのか。
それは許されることではない。それでも。

だれにも知られたくない、秘密。

薪さんが犯罪者のほうに近付きすぎてしまう。あっちにいってしまう、という
あやうさがたまりません。
青木ー。青木くん。ちゃんとつかまえておけー。
追い詰められていく緊張感がたまりません。
ぞくぞくする。

大切なことは、なんだろう。
命だと、言い切ってくれる人が、欲しい。

短い、「不思議な秘密」。すっごいこれ怖いです。
もうひとつ、「現実の秘密」なるほど~。とよくわかるお話でした。
このシリーズは間隔あいてもいいから、ずっと読ませてほしい。待ってます。
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