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2007年11月

TITLE: 映画 パンズ・ラビリンス
AUTHOR: シキ
DATE: 11/29/2007 00:44:17
STATUS: Publish
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BODY:
映画「パンズ・ラビリンス」

スペインの映画。
スペインの映画ってあんまり(というより全然かな?)見たことがない
気がします。
スペインという国についても、あまりよく知らないです。
スペイン。暗黒時代があったのですか。軍隊とレジスタンスの闘いが?

身重の母とともに、山間部の基地(?)にやってきた少女オフィリア。
母の再婚相手はこの地の独裁者となっている大尉。大尉が大事にするのは
母のお腹の中にいる息子のことばかり。
高圧的で残虐な彼を父親と呼べるわけもない。オフィリアは夜、やってきた
昆虫、妖精に導かれるまま、古い迷宮へ向かう。

ファンタジー。
なんっておもうともうそれはそうじゃなくて。。。ダークファンタジー?
というのともまたちょっと違うと思う。悪夢。
悪夢だと思う。
幻想的でグロテスクなおそろしさが美しさだけれども。
これはオフィリアの物語。
寂しくて不安で怖くてどこにも居場所がなくて不安で不安で不安で不安で。
痛くて血塗れで死と恐怖に満ちた世界の物語。

凄いです。

物凄い完成度だと思う。完璧だ。
あの第2の試練の時の怪物、(怪物だよね?)あの造形美は凄い。あんな
おそろしいもの、よくつくったなあ。こわい。
パンも、なんかこわいです。妖精もきれいとか可愛いとかじゃないし。
昆虫の音で私はずっと怖かったし、気持ち悪かった。。。

凄い。
凄い映画です。
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TITLE: 講座終了
AUTHOR: シキ
DATE: 11/24/2007 14:20:14
STATUS: Publish
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BODY:
昨日で最終日。
抽象美術についての講座、月に一回で、全5回。セキ美術館へ行ってました。

初回が一番わくわくものでしたー。こういうのに行くのが初めてで。
お話も面白くて知らないことばかりで。
二回目のあと転職をして(^^;開始時間に間に合わなくて30分遅れに
なってしまい、ご迷惑おかけしてしまいました。
昨日は祭日だったのでちゃんと行けた。よかった。

抽象美術の歴史的流れ、などあれこれお話、と、そのあと作品を
スライドでどんどん見せてくれる。
正直、眠気との戦いに陥ることもありましたが(夜の講座で、
仕事のあといそいでいって聞くのでした)
行ってよかったなーと思います。

抽象美術がわかるようになったのかというと、それはわからないままなんだけどね。。。
恐れなくてよくなった、というか。
もちろん写真では作品にふれたことになりません。できるだけ本物を
見てくださいね、とのことですが、いろんなのを見て少ーしだけは見慣れた。
そんで、わかんないものはもうしょうがない、と開き直れる。
よいとされるものをわかろうとすることは大事だけれども、やはり
相性とか感性とかで、かならずしも先生だって全部わかっているとは
言い切れない、ってことらしい。
別に評論家になりたいわけじゃないので、見て好きだーと思えるものに
であったらそれでいいんだねえと思う。
いろんな美術館とか行きたいなあ。
勉強はつまり、たくさんたくさんたくさんたくさん、いいものを見る
ということなのね。

なにごとも同じかなあ。
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TITLE: 愛媛ゆかり 日本デザインの先駆者たち
AUTHOR: シキ
DATE: 11/19/2007 23:30:19
STATUS: Publish
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一応お知らせ。
HPのトップでリンクしている私のメールアドレスですが、11/30で
無効になります。
携帯とかニフティのとか、ミクシィとかは変わりありません。
このさるさる日記の登録メールアドレスは変更済なので、もしもなにか
メッセージある時には問題ないかと思います。

さて日曜日には、セキ美術館へ行ってきました♪
「愛媛ゆかり 日本デザインの先駆者たち」
杉浦非水、高畠華宵、柳瀬正夢、真鍋博 などなど。
こないだ県立でも柳瀬正夢やってたなあ。華宵はたいてい見たことあるもの
ですが。でも何度見てもいいので堪能。
バスクリンの広告(?)色っぽすぎませんか。いーですねー。
華宵便箋、ってキャラクターグッズですか?ちょっと違う気がします。
言葉の使い方がそれでいいのか?とちょっと思ったけど。まいっか。
便箋私もほしーです。嗚呼。でも素敵なお手紙を書かねばならない感じがして
もったいなくて使えませんよねえ。まあ、集めて眺めて楽しむわ、と思うもの
でしょうか。いいね~。

真鍋博とか?
本の装丁なんかの、見ていて楽しかった。
セキ美術館は小さくて階段だらけの建物だけどなかなか好きです。
今回はオルゴール鳴らしてるの二回も聞いちゃった。アンティーク(?)の
でっかいオルゴールがあるんだよね。
いい遊びができたお休みでした。
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TITLE: 劇団四季 「エビータ」
AUTHOR: シキ
DATE: 11/18/2007 00:56:07
STATUS: Publish
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BODY:
劇団四季の「エビータ」 見てきました!
地方公演だからでしょうか、それとももともとでしょうか。シンプルな
舞台装置で、でも効果的に使われててさすがー。
アンドリュー・ロイド=ウェーバーの作曲なんだ~と思ってわくわくで
見に行きました。
んー。
アルゼンチンのファーストレディーだったエバ・ペロン。
ミュージカルさ最初、だったのかな。マドンナが主演した映画を見たことが
あり、それはかなり面白かった覚えがあり。
舞台ももちろん面白かったです。
でも、地味。。。(^^;
ミュージカルといえばタカラヅカ!ベルばらを愛する私なので~。
アルゼンチンの貧しい民衆たちの群舞とか。。。それはもちろんそれなりに
いいシーンですが。衣装とかつまり民衆なわけで。
やーん。貴族さまの仮面舞踏会とかが好きなんだよ私。という偏った趣味
なので、地味だなあと思ってしまいました。
音楽も。やはり「オペラ座の怪人」は死ぬほど傑作の名曲ばっかり!だった
んだなあと思ったなあ。「エビータ」でも十分楽しませて聞かせてもらった
んですけれども。
大満足!とまではいかなかったかなあ。でも満足~ではあります♪

んで、帰宅後はサッカーの応援。
ベトナム相手。勝った!よかった!けども、まったく全然安心じゃないので
しばらくハラハラですね。もー。

で。
ふとBSの番組欄みたら、D・ボウイのライブをやってるじゃないか!!!
わわわわ~~~~!知らなかった!!!!慌てて途中からだけども録画。
はー。かっっっっっっっっっっっっっっっこいいいい~~~~。
80年代ですね、スーツとかで、グラム・ロックばりばりのころよりは
身綺麗な、だいぶ人間ぽいスタイル。そして素晴らしくハンサム♪かっこいー!
髑髏もって歌う演じるシーンとかあり。おお信長さま!と思う。
ボウイはもちろん見た目も最高ですが、改めて、声も音楽も最高!!!!!と
実感。天才だなあ。凄いなあ。
案内人とかって、番組の最後に、サエキけんぞうさんがしゃべってた。
ボウイは京都に家があったころがあって。とか。ああああ。京都であって
みたかったよ。。。はあ。
思いがけずボウイを堪能して。素晴らしい土曜日でした。
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TITLE: 『「雪の島」あるいは「エミリーの幽霊」』
AUTHOR: シキ
DATE: 11/15/2007 23:47:11
STATUS: Publish
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BODY:
今日はいい口実とばかりに、ぼじょれーぬーぼーを飲みました。
つい、買ってしまった「ツイン・ピークス ゴールデン・ボックス」とかいう
10枚組のDVDもちょうど届きましたし~。ああ~。もー。たまんないっすね。

とはいえ。一応読書日記なので。

『「雪の島」あるいは「エミリーの幽霊」』(吉増剛造/集英社)

詩集。
大きな本です。1998年に出た詩集ですね。
羽生さんの対戦に触れた詩句があったな。素敵。

…… がたくさん使ってある。
レイアウトに凝っている。****で、注釈がたくさんある。
それすらも計算された飾りかなというところでしょうか。
日本語だけじゃないし。(読めません)
マジックメモでもらったものがもっと整理され作品としてプリントアウト
されたもの、という感じかなあと思った。
9年前に出た本、か。初出はもっと前(1995年とか)だったりするから、
そのころにはこういうスタイルになってました、ということかなあ。
でも他の詩集読んでないからなー。読もうかなー。

たいへんやさしく丁寧な声が聞こえて来るような。詩人の思考をなぞって
いけるかのような気がする。
でも、あのねえ。詩についてはわかりません。
ただ読むだけ。素敵。かっこいい。きれい。だだ読むだけです。
手紙、だったりするんですね。
言葉を、声を、届けようとしている作品だろうか。
私はそれを読むだけです。
すごく素敵。読んでうれしいです。
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TITLE: 『草迷宮』
AUTHOR: シキ
DATE: 11/13/2007 23:38:26
STATUS: Publish
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BODY:
『草迷宮』(泉鏡花/岩波文庫)

吉増剛造さんが、鏡花をこのごろ読み返していて、ねえ、いいんだよ、
と、おんな系図だかの最初のところを朗読、というか、暗唱、してくれて
それがほんとうによくって。
鏡花を読もう!と思いました(^^)あのルビいっぱいの、独特のリズムの
文面が思い浮かびましたねえ。

とりあえず本屋にあったものの中で買ってきた。

最初は読みにくく感じる。だんだんひきこまれていくと心地よくのって
いけるのが素敵。
化け物屋敷、ですか。
でも、明はそれでも留まろうとする。
葉越明、って名前がまた素晴らしい。きれいだなあ。
妖しの世界がすいとひらけてくる感じがとてもきれい。
ストーリーを追うというよりは、文章を堪能という感じかなあ。
言葉使いがとってもうっとりもので素敵。
衣装の描写とか事細かで、絢爛。鏡花にはこの世界がくっきり見えて
いたのだろうか。かっこいい。

 横雲が。

って、そんな終わり方!?とびっくり。でもなんかそれも素敵だなあとうっとり。

言葉を覚えたいと思う。
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TITLE: 『盤上の海、詩の宇宙』
AUTHOR: シキ
DATE: 11/12/2007 22:43:25
STATUS: Publish
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BODY:
『盤上の海、詩の宇宙』(羽生善治 吉増剛造/河出書房新社)

吉増剛造の本を何か買おうかな~とネットで見ていたときに、おお、羽生さん
との対談なんてあるんだ~と気になって、図書館をチェック。
で、あったので、借りてきました。
で、借りてきてぱらぱらとして、あとがきというか、最後に「通訳あとがき」
というのがあって、柳瀬尚紀さんがちらちらと書いてるのを読んで。まだ本文
読んでないのにこれはいい本だ!と確信。すぐにパソコンつけて注文して
しまいました。(ついでに、羽生さんと柳瀬尚紀さんと対談してるのか、と
『対局する言葉』という文庫も注文。届くのが楽しみ)

で。
安心して読み始めました。
NHKの番組があったのですねえ。わ~。それすごくすごくすごく見たい。
再放送しないかなあ。って、1997年の放映なんですね。10年前ですか。
いいなあ。そのころ吉増さんのことはまったく知らなかったしこの番組の
事も知らないけども。羽生さんすきーだったけどなあ。チェックした覚えなし。
残念ーー。すごくすごくすごくすごくすごくいい番組だったみたい。む~。

で。
本文。対談です。対談なのでとても読みやすいし、二人の声とか喋り方とか
知っているので(羽生さんはテレビでみたことがあるくらいーだし、吉増さん
だってたった一回聞いたことがあるってだけだけれども)呼吸というか声の
リズムがはいってくるようで、すごく面白かった。
吉増さんがすごくうれしそうに話してるのではないかなあというのを感じた。
羽生の頭脳にこの言語感覚、言語表現化する才能、よくぞ両方もっていてくれた、
という感じ。羽生さんがとても丁寧によく考えよく話しているのを感じた。
素敵ー。
ああもう。そりゃあいい番組だったろうさ。
最後に、吉増さんが羽生さんに捧げる詩、というのがありました。
これ、この前聞いた、ぎょうもさんへ、っていうののスタイルに近い感じが
して、読んでる声がきこえる気がした。いいなあ。
羽生さんが途中、吉増さんの初期のころの詩(?)、どう読むのですか?と
きいていて、それに答えて少し朗読して、というシーンがあり、それはすごく
どきどきする。すごくいいなあ。たまんなくいいなァ。うっとり。
いいものを読んじゃった。とっても満足です。
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TITLE: 『吉増剛造詩集』
AUTHOR: シキ
DATE: 11/11/2007 14:53:42
STATUS: Publish
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BODY:
『吉増剛造詩集』(吉増剛造/ハルキ文庫)

吉増剛造って誰。
と、ほんとーに全然知らない状態から先週いきなり出会ってしまった。
まずは手軽に読めそうな文庫があるなーと、これを買いました。

編解説。稲川方人によると(すみません、この方も詩人なのですね。
すみませんでもわかりません)長い詩が多かったり、詩集独特の形状
だったりして(どんなだ?)文庫に組むのは難しい、とのこと。
詩集のなかからいくつか、というものだったり、編年体ではありません、
ということだったりするようです。

「航海日誌」が素敵でした。詩人の日記。素敵。結婚にいたる日々、が
あったりして。素敵。思考。素敵。
あ。ゲイテイストを勝手に感じた先週の出会いでしたが、ちゃんと女が好き
な人みたい。と、これまた勝手にそんなことをあれこれ思ったりしますが。
それでもいーや。(ってなにをエラソウに)

詩、については。
ほんとに、自分が詩歌のわからない人間で情けなく思う。たぶん単にこの
文庫一冊読めといわれて読んでもあんんんんんまりどうにも思わなかったかも
しれないなあと思う。どうだろう。うーん。
「!」とか、「、」とか多い。そういう楔がやはり気になりました。
突き刺さってきますねー。
作品でいえば「アドレナリン」というのが好き、かも。
通信がうつくしい。素敵。

 ボクワ地獄ヲ通行シナカッタ
 キミタチ精霊ノ子タチニ至急電ヲ送ル
 ミルクヲ飲ムヤウニ
 花ノ名前ヲ覚ヘルヤウニ

きれいだ。
「狂人走れば不狂人も走る」
というのも素敵。好き。

 凄凄

せいせい というリフレインがかっこいい。
というか、もうほんとうに、なにもかもが凄くてかっこいい。ヤラレっぱなしです。
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TITLE: 『ラブシーンの言葉』
AUTHOR: シキ
DATE: 11/08/2007 17:14:19
STATUS: Publish
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BODY:
『ラブシーンの言葉』(荒川洋治 四月社)

荒川洋治が、たくさんのラブシーン、(えろシーン)の
紹介をしている本。でした。

なんか不思議。とても不思議ー。
えろいところばかり抜書きされているのだけれども、
荒川さんが紹介していると、なんだかほんわりあったかい
感じです。

詩や短歌、俳句も多少ひかれていました。
大辻隆弘さんの歌も発見。

 指からめあふとき風の谷は見ゆ ひざのちからを抜いてごらんよ

谷、の字が出せませんでした。のでこの字で書いてしまいますが。すみません。
うっとりです。

よかったね。
とか、
二人は、二人で考える。
とか。
そういう短いことばがやさしくて、えろ小説のえろしーんを
やさしいものに変えてしまう。
なんだか不思議ー。
えろいけどふしぎー。

いい本読んだな。
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TITLE: 久万美術館
AUTHOR: シキ
DATE: 11/04/2007 22:50:04
STATUS: Publish
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BODY:
久万美術館へいってきました。
「造形思考の軌跡 森尭茂 彫刻の70年」
という企画展示。

抽象の彫刻。か。鉄とかが多く。
天使といえば翼、ということか。旅人、とか。風のかたちとか。
細い線の組み合わせ、というか。とげとげしたのとか好きだった。
風で歩き出しそうだったりする。
スチールなのに。
固いのに動きが。
最初は抽象はなあ、と難しそうに思ったけれども、かなり楽しめました。
抽象の講座をきいてる効果が多少はあるかもしれない。

で。
イベント。詩人、吉増剛造氏による、「TAKASHIGE MORI氏に捧げる
cineの風の暮れなずむ川のkotoba」
という、うーんと。講演?がありました。撮り下ろし(?)の映像もあり。
シネ、といってた。映画、ですね。撮影も編集も音楽も全部自分でやるんだって。
しかも運転しながらカメラ回してナレーション自分でしゃべって音楽もかけてる。
危険。でも、そういう危機に自分を追い込むんだって。凄い。なんだその凄み。
たぶん登場の瞬間から圧倒されました。たぶんオーラ?が違う。詩人かあ。と
思った。たくさんのペンを上着にさしてもってるの。白いシャツで素敵。たぶん
ゲイではないそうです。が。ゲイテイストあふれてると勝手に感じました。
ちょっと人間ではない感じ。天使とか妖精とか。そういう天国的天使的サイドに
いってる感じ。凄い。
マジックメモ、というのを配ってくれて。カラープリント?カラーコピー?
限定150枚のこれは出版物なのです。という。通し番号がふってあって。ああもう。
びっしり、細かい文字で、カラフルな文字で講演(?)のメモ、シナリオ、なの。
そのしゃべるリズムが。凄くて。もう夢に出てきそう~。ひきこまれました。
泉鏡花は私も大好きです。
ぎょうもさん、ぎょうもさん、しぼう橋ですぜェ。
映像も凄く独特で。酔いそう。そして心から作品をいとおしんでいるのが伝わって
きた。すごい。ぜんぶひとりでやらなくちゃ。という感じは私は岡村ちゃんを連想。
作品全てやらなくちゃならない。アーティストなんだなあ。

吉増さんは、にこやかで丁寧で、でも極一瞬、詩人の傲慢、という感じが見えると
思ったときがあったりして。もうそういうのたまんないですね。
時間、異様に厳守なんです、とかいってたりして。うっとり。
今日はものすごくいいものを見た聞いたと思う。満足~~!でした。
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