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2006年2月

TITLE: 大満足!
AUTHOR: シキ
DATE: 02/25/2006 21:12:51
STATUS: Publish
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BODY:
本日、というか今朝未明、ですね。
ものすっごい面白い!!!オリンピックフィギュアのエキシビジョンを見ました!
BSはわたしの部屋にはないので(涙)どーやらフィナーレとやらは見逃した。。。
まあでも!
バイオリンの生演奏と、それにのって踊るプルシェンコ!!!
を見たので、大満足!!!
もー。
激萌!!!
すごかったー。かっこよかったー。贅沢、ってアナウンサも言ってましたが、
ほんっっっと贅沢ですね。すごい演出だなあと感動した。
いつ、あのバイオリニスト呼ぶって決めたんだろう。男子が終わってからしばらく
日にちはあったからうちあわせとかそれなりに出来たのかなあ。
でも、「金をとったら私が演奏しにゆくよ」とか約束していたのだろうか。。
ああーっ。なんてすてきなの~~~。うっとり。
ま、アイスダンスの金メダリストもあのバイオリニストの演奏をつかってたらしい。
ハンガリー人だって。
おっさんだったけど。。。もうちょっと美形だったらなあ(妄想)
ま、おっさんだったとしてももえもえモード炸裂でした。
大満足!!!

で。
めちゃめちゃ眠いです。フィギュアには最後までほんとうに楽しませてもらいました。
でももうほんと、眠い日々でした。。。
今日は早く寝よう。
おやすみなさい。
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TITLE: フィギュアのこと。と、『レンダリングタワー』
AUTHOR: シキ
DATE: 02/24/2006 22:55:01
STATUS: Publish
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BODY:
今日は気合いの早起きで、女子フィギュアを見ました~~!
見てよかった~~!!
荒川静香~。クールビューティ~!素敵~~!
あれは文句なしの金ですね。ほんとうにきれいだった。
スルツカヤが転ぶとは!サーシャ、ショートプログラムではあんなに
凄かったのに~。ああもう。うわーん。
オリンピックのプレッシャーとは、どれほどのものなのかと、改めて
思い知った感じです。そして、そんな舞台で、あの演技を仕上げてみせた
荒川静香~。すごいよ。村主もあまりミスなかったんだし、ほんとうに
優雅できれいでよかったのに、あうーメダルに届かないなんてショック。
そんなこんなで眠い朝とはいえとってもいいものを見た!という満足感。
エキシビジョンを見るために今夜も眠れない。。。パヴァロッティだっけ、
開会式で「誰も寝てはならぬ」と歌っていましたね。
ええもううっとり。
寝たいんだけど。寝てらんない。

で。
『レンダリングタワー』(宮沢章夫/アスキー)

別にオリンピックとはまったく関係ないけど、読み終わってた本なので。
マックパワーに連載されてたエッセイ、だそうで。
マックの話がいっぱいで、ああもうだめだめダメもいっぱいで~。
面白い(^^)

愛のメモリーがそんなにも売れたのは2ちゃんのせいなんだと思うよ。
と教えてあげたい。つーか知ってて書いてるんだろうか。
まいーか。

iMacのことを私は決して愛マック、とは言わないから!合間くん、とか
いってるのはあったなあ。。。ああ。人格化の病ですっ。

アップルストア銀座って、なんか行ってみたい。。。そこは魅惑の場所。。。
うーん。
東京オペラシティってゆーのもあるの?
うーん。それも見たい。
。。。見てもどーもしないけど。。。
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TITLE: 夏のうしろ
AUTHOR: シキ
DATE: 02/23/2006 22:14:39
STATUS: Publish
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BODY:
『夏のうしろ』(栗木京子/短歌研究社)

5冊目の歌集、だそうです。
1999年夏から2003年春までの作品。出たのは2003年。

この歌集はすごく好きな歌がいっぱいだった。なんでだろう。同じ作者でも
やっぱすべてが好きとか嫌いとかになるわけはないのだな、と。そんな
あたりまえのことに気がつきます。日々小説はわりと読んでいて、その作品
全部が好きな作者っていうのはごくわずかであり、それは当然なんだけど。
短歌にたいして私はまだまだ構えてしまうというか、ちゃんと見えてない
んだろうなあと思う。
ま、今まで歌集を読み比べるとかしてなかったわけで(^^;ああう~不勉強が
たたりますね。。。ま。えーと。
話がずれました。

この歌集は時事詠というのか社会詠というのか、が、多かった。
アメリカでのテロ、9.11の歌とか、拉致被害者が帰ってきたことの歌とか
バスジャックの少年17歳とかサッカーのワールドカップとか。自分もリアルタイム
に見聞きしていた事で、あーと思う。
だから、といっては短絡的すぎるかなあ、開かれた感じがする。『中庭』はもう
わたしが関与する余地なし、って思ったけど(自分のひがみ根性のせいですが)
この歌集では好きだなあと思って付箋つけたのがいっぱいだ。
うーんと、でも、私は社会詠とかあまり好きじゃないというか自分じゃ絶対ヤだ、
と思うんだけど。でも。
今生きている社会と関わらざるをえないことから、逃げちゃダメなんだろうか。。。
。。。逃げたいー。

あまりたくさんひいてくるのもダメかなと思って悩み抜いていくつか。素敵です。

駅前のボクシングジム青く照りスパークリングする男は兜虫

「省きます、あなたのことは」と世界から告げられしごと雪に籠れり

包まれて値をつけられて買はれゆく花になりたし夏至のゆふぐれ

罠仕掛けたるのちいつも眠くなる蜘蛛をり風のかをるベランダ

さびしさに北限ありや六月のゆふべ歩けど歩けど暮れず

困ったとき心底かなしき顔をする人が夫なり灯ともして待つ

誤訳ひとつあること蜜のごと告げて古き詩集を貸しくれし人
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TITLE: 中庭(パティオ)
AUTHOR: シキ
DATE: 02/22/2006 21:53:53
STATUS: Publish
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BODY:
『中庭(パティオ)』(栗木京子/雁書館)

栗木京子第ニ歌集。
昭和59年秋から平成2年春までの作品の中から選んだもの、だそうです。
出版は平成2年。

うーんと。あまり好きな歌集ではなかった。
読んでいて。
外科医の夫がいて。子どもがいて。平穏な妻として母としてのわたし、という
のが出ている。
平穏な、退屈な。でも、のほほんと幸せというものではないのだけれど。
うーんと。
つまり私が負け犬にすらなれない底辺人生なので(^^;そういう勝ち犬な
(こういう言い方ってもう古いかー?)女のアンニュイみたいのを読んでも
ねたみそねみひがみひくつ、にしかなれないというところ。なのでどうにも
ちょっとー。
でもベタついた感じはなくて、ひんやりした感触、突き放した感触で、すごい
な、と思った。
子どもや夫を、見ているのに。

歌。

あざやかに塗り分けられし人体図の臓腑を呑みてうつそ身昏し

夜に入りてやうやくに雪やみしかな泣きて勝ちたるいさかひのはて

粉砂糖ひとさじ掬ひわたくしに足りないものは何ですかと問ふ

これは文語旧かな、というのでいいのでしょうか。(文語旧かなってのが
なんなのかはっきり理解してないワタシ。。。)読みにくさを感じさせない
ナチュラルですごいです。
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TITLE: 東直子集
AUTHOR: シキ
DATE: 02/20/2006 22:18:13
STATUS: Publish
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BODY:
『東直子集』(東直子/邑書林)

セレクション歌人26
2003年に出た本ですね。第一歌集『春原さんのリコーダー』がはいってる。
『青卵』の抄と、『青卵』以後、というのも。
散文と、東直子論「ナオコ・ゴー・ラウンド」藤原龍一郎 がはいっている。
著者の写真、というか著者ご本人を一度見たことがありますが(お会いした、とまで
は言えない感じだ)ほんとうに、きれいでかわいらしくて歌のイメージを裏切らない
方だ。すてきだなあ。いいなあ。

後ろの初句五十音順索引、を見て。
初句だけでもこんなにも東直子の歌たちだ、とくっきり感じられるかわいさが
いっぱいですね。
ん行 ってのがある。ん!?
ん、と言った
とだけあって。ああもう。参りますね。

昨日の佐藤真由実のたとえで言った風にいうと、東直子の世界はもちろん
スローライフ系雑誌の天然生活クウネルリンカラン和風が暮らしいい的イメージ。
ふわふわやわらかく、切なさもやさしさもパステルカラーの感じ。
でももちろんふわふわばかりではなくさくっと、人の心までつきささってくる
ところもあると思う。
佐藤真由実の歌のほうがひらかれている感じではあるなー。
東直子の世界はどっちかというと閉じてる感じ。そのぶんハマるとヤバイ気がするかも。
うーん。
ヤバイ。
うーん。いやいやハマらないけど。

好きだった歌。

おとがいを窪みに乗せて目を開く さて丁寧に問いつめられる

そうですかきれいでしたかわたくしは小鳥を売ってくらしています

あの川にとびこんでゆく少年の身体の中のしくみになりたい
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TITLE: プライベート
AUTHOR: シキ
DATE: 02/19/2006 21:32:38
STATUS: Publish
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BODY:
『プライベート』(佐藤真由実/中央公論新社 マーブルトロン 
                     マーブルブックス言ノ葉絵本2)

マスカラがくずれぬように泣いている女を二十五年もやれば

上の歌も本の中では一行で書いてあるわけじゃないからどっかに「女を」の前
に一文字あきとかあるのかもしれない。ないのかも。えーと。
とてもきれいな本で、文字に濃淡つけていたり、赤だったり(ピンクか?)
何行にもなっていたり、横書きだったり、と。まさに絵本、になっています。

女の歌、ですねー。
きっちり戦闘服として、ファッションもメイクも決めているような。
仕事も恋も両方こなす、というような。
21日頃に発売になる女性ファッション誌系、のような。(J、キャンとかマキア美的
ヴァンテーヌ、ビズ、などなどなど)。
短歌をやるってーと、スローライフ系の、クウネルだとか天然生活とかリンカラン
とか、和風が暮らしいい、みたいな女の子なイメージだけども、佐藤真由実は
そっちじゃない感じ。
男に、お前は俺がいなくてもダイジョウブだろう、強いだろう、って言われて
しまいそーな。そんなわけねーだろ!!バカー!アホー!ボケー!って感じ。
恋愛はがっちりヘテロな感じだなあ。
書を捨ててちゃんと町へ出ていってる感じ。
現代の女性の共感を強くよぶだろうーという感じ。
もちろん、スローライフなとこもあるな、と、思うけど。

いいことがあってもいいななんとなく好きだった人が花くれるとか

そんないいことが、あってもいいな。
いいな。
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TITLE: 放浪の天才数学者エルデシュ
AUTHOR: シキ
DATE: 02/16/2006 22:05:18
STATUS: Publish
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BODY:
『放浪の天才数学者エルデシュ』(ポール・ホフマン/草思社)

天才数学者!
変人!なんてすてきなんだ~~ポール・エルデシュ!
一日19時間数学の問題を解きつづけ、1500もの論文を書き、重要な
発見証明共著の数々。
83歳で死ぬまで、数学数学数学数学。
数学のことしか考えない天才。滞在先の友人の家で早朝からフライパン
叩いて起こし。おはようもなしに、数学の問題を話しはじめる。

それでも迷惑をかけられても、たくさんの人に心から愛されたエルデシュ。
天才数学者。
なんてすてき。

本、すごく面白かった。
でも、数学に関する話はあんまりついていけません~。
なんかすてきな問題だなあ、と、眺めるのみ(^^;
かなり感動もしちゃったりなんかして。
ほんっとに素敵だから。

エルデシュ以外にもたくさんの数学者の話しがあったのだけども、一番好き好き
なのはG・H・ハーディ。
ケンブリッジ大学。トリニティ・カレッジ。「アポスルズ(使徒たち)」という
学生弁論部に所属していた、だって。この部は同性愛、より高度なソドミーを
実践していた、だって~~。んでもハーディはボーイフレンドもガールフレンド
もなく、「精神的ホモセクシャル」だった、と。
神童で運動神経もいい、ハンサムで自意識過剰で自殺未遂は二回。偉大な業績を
残し、非凡な論文100本以上を残す。
なんてっ。なんてそそられる人物なのー。素晴らしい~!!!

数学者って、頭よすぎてヘンになりがち、みたい。
神の言葉を知ってしまうからでしょうか。
こわい。凄い。

エルデシュの独特の言葉、で、子どものことは「エプシロン」だって。いいな~。
小さいから。可愛いじゃないか。

ハーディの言葉が引用されている。
「数学者が作る様式は、画家や詩人の様式と同じように美しくなければならない。
(中略)
数学の美しさを定義するのはきわめて難しいかもしれないが、あらゆる種類の美しさ
にも同じことが言える、美しい詩がどういうものかよくわからなくても、美しい詩を
読んだときには、その美しさに気づかずにはいられない」
なんてすてきな言葉だろう。そう。うつくしさは圧倒的だ。
私には数学がまったくわからないけれども。詩も、わからないけれども。
美しさに気づかずにはいられない自分でありたいです。
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TITLE: 江戸の男色
AUTHOR: シキ
DATE: 02/15/2006 23:37:21
STATUS: Publish
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BODY:
『江戸の男色』(白倉敬彦/洋泉社新書)

上方・江戸の「売色風俗」の盛衰
ということで、美少年愛とか、男色とかの歴史を、主に図でたどっていくもの。
春画の男色版、かなあ。
役者買いとか、陰間茶屋とかの話しがメイン。僧侶とか武士の念者のちぎりとか
は少しだけ、かな。

ともかくたくさん図があるので(^^;さすがにちょっと、休憩時間とかに
読むのが、うーん、ちょっっっっっとはばかられた。(でも読んだけど)
しかし、こういう図画って、うーんと、今でいうところのアダルトえろ本、って
ことじゃないのかなあ?図から実際にこのようであっただろう、と(割り引いて
考えるとはいえ)推察するのって、ありなんですか。
今ものすごくいろーんなあだるとえろ本が日々あふれているわけですが、その
うちのいくつかが何百年後かに残ったとして、ふむふむ、当時このようなことが
行われていたのですね、とか、推察されても、それはちょっとどうかと思うの
だけども、まあ、そんな単純な話しじゃないのかな。
昔は出版そのものがそれなりにタイヘンだったのだろうし。
絵としてすぐれているか、そうでないか、ってのはもちろん厳選されているよう
で。うーんしかし、この表情が、とか書かれていても、わたしにはその表情とか
なかなか読み取れなかったよ。

図に書いてあるセリフ(?)もあって、道端でやっちゃってる図で
「かんにんならぬ。ここであふたが百ねん目じや」とむらむらもえもえな男と
「まあ、またんせのふ」とせいする若衆、とか。
旧かなのうねうね感と過激さとのギャップがめちゃ面白い~。
寺子屋の先生と生徒とか多いらしい。バリエーションはもうなんでもありで
楽しそうです。
江戸よりは上方が本場ってのもすてきでした。
男色最高~。
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TITLE: レタス・フライ
AUTHOR: シキ
DATE: 02/09/2006 23:55:42
STATUS: Publish
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BODY:
『レタス・フライ』(森博嗣/講談社ノベルズ)

短編集。
9編。
森博嗣の短編はかなり好きじゃないんだけども、つい買ってしまう。。。
ああなんて私はイイお客サンなんだろう。

以下ネタバレすると思います。

「ラジオの似合う夜」
は、おーこれは林さんですか。とか。おいおい~林さんやりたい放題だな。。
なんてゆーかこう、男の子の願望なの?自分では全然ダメ男だと思っている
けれども、次々と女のほうから言い寄られ愛されて流されて関係を持つけれど
僕のほうは夢中になるわけじゃなくて少し苦い思いとか感じちゃったりなんか
する、周りからはほっとかれない実はキレもの大物な僕ちゃん。
やれやれ。

「刀之津診療所の怪」は、れんちゃんですか??わ~。フランソワ??
えっとー。なんか忘れてるけど、んっと~。。。と、それが面白かった。
懐かしーとか思っちゃう。けっこうなんだかんだで、今の、Gシリーズ?に
絡んでくるのでしょうか。
ぬ~。
もういっそすっぱり切ってくれれば本を買わないよーにするのになあ。
まあ、なんだかんだいいながらもSMの頃からの客もひっぱっていこうという
作者の企みでしょう。む~。ええもうほんと、ワタシなんてイイお客さんだー。

他の作品は、私はともかく森博嗣の短編が好きじゃないので。。。妙にポエムなの
がほんとついていけない。私にはポエムはわかんない。わかるようになりたいけど
でもまあ、森博嗣のはわかんなくてもいい。
さくさく講談社ノベルズのシリーズ進めてください。で、きっちり結末つけてほしい
けど、終わらせる気はないのかな。うーん。余生に十分なお金くらいもう稼いで
いるのでは?終わらせてほしいなあ。
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TITLE: 青卵
AUTHOR: シキ
DATE: 02/06/2006 21:10:01
STATUS: Publish
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BODY:
『青卵』(東直子/本阿弥書店)

第2歌集、だそうです。
第1のも読んでないのですがー。

『短歌はプロに訊け!』なんかで、私が短歌に出会った最初の最初のほうから
知っていた歌人だけども、まとまってたくさんの歌を読むのはこれが初めて。
甘く。
やわらかく。
やさしく。淡く。
きれいな歌。そっとやさしく読まなくちゃだめ、とか思う。
そう思わせておいて、でもちゃんとしっかりしなやかなちからはとおっている
んだろうなあと思う。
ポエムというのでしょうか、詩的飛躍というのでしょうか、イメージの飛躍が
すてきでわたしにはなかなかついていけない。
女の子の、少女の?歌だなあ。
不思議ちゃんでありつつも、きっぱり冷静だったり突き放したりできる感じ。
こういうタイプの歌って、簡単にちまたにあふれている気がするけども、やはり
それはタイプ、というだけで、この完成度ってゆーのは~。ぐ~。

文語もつかってみました、というのがありましたが。それも違和感なくおさめ
られていて素敵でした。んむ~。見習いたい。。。

好きだった歌

波音がわたしの口にあふれ出す鳥が切り裂く空に会いたい

水滴が小さな魚に見えてくる雨の匂いにしずまる真昼

完全なあなたでしたと薬品の並ぶ廊下に抱きとめられる

蛇の骨に小鳥の骨がつつまれたまま少しずつ愛されている

ふたりしかいない気持ちになりました水のゆくさき鳥のゆくさき
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TITLE: ハレアカラ
AUTHOR: シキ
DATE: 02/05/2006 22:29:50
STATUS: Publish
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BODY:
『ハレアカラ』(加藤治郎/砂子屋書房)

<ハレアカラ>とは、ハワイ語で、<太陽の家>だそうです。
1994年刊。90年から93年の作歌。

不安、とか。
読んで、とてもこわくなる歌集でした。
具体的になにが、というのはちょっと難しいけれども、世界がこわいと
考えこまざるをえない感じ。
言語警察とか、やわらかいのにざっくりきますね。

もちろん、端正でうつくしい歌です。
ロマンチックで素敵でうっとりもいっぱいしました。

まんさらなんがっちゃーみ とか、そういうことばってなんだろう。沖縄?
口語短歌はものすごい軽い~。
や、軽くないのもあるけど。
でも文語でもきっちり歌ってる。
んぐ~。見習いたい。。。

好きだった歌。

SにのぼってIにゆきつく幻のタイプライターを這うかたつむり

ちぎれた耳を紙に包んでおりましたブルー・ベルベットお菓子のようで

なにもうむことのできないコマンドのあるひ苺をあらうゆびさき

じき君を見すてるつもり靴音は修道院の雨もりだろう

パレットに青い絵具をまぜているもうきみの樹は燃えあがるけはい

ブルー・ベルベット は、わたし、大好きな大好きな映画です。く~。
ほか、たまらなくうつくしいですねー。うっとり~~~でした。
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TITLE: 念力姫
AUTHOR: シキ
DATE: 02/04/2006 22:43:59
STATUS: Publish
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BODY:
『念力姫』(笹公人/KKベストセラーズ)
 
読みました!
短歌だけではなくて、詩と、歌詞と、文章の入った本。
17歳の詩集って。若いなー。素敵だなー。若さだな~。あとがきにも
若さとは無謀である、とか傲慢である、とかありますが。(ほんとに
哲学者のことばなのかなあ。すみません不勉強にて^^:)
そういう若さをちゃんと作品にして、時をへて本というカタチに仕上げてる
のはまぎれもなく才能なんだろうなあと。とてもとてもうらやましい。

うさんくささやアヤシサ満載で、面白かった。
そしてそういう中でうつくしいロマンチストなところもありで、その
バランスがとても素敵だった。

うるわしき転校生が透視した宝石箱の中の毒蛇

魂はきっと水色。結界をはりめぐらせて春の令嬢

ふりむけばタイム・リープの少女いる渡り廊下はひかりにみちて

などなど、好きな歌たくさんで、うっとりしたり、笑わせてもらったり。
ゾンビ先生の一連は、たぶん私は短歌ヴァーサスで読んだんじゃなかったっけ。。。
最初、なんだこれ!!????と思ったものですが。
読めば読む程、すごい。。。と、圧倒されます。なんだこれ!???という
ちからがすごすぎます。
これからもいろんな御活躍、楽しみにしています。
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TITLE: 執事の特権
AUTHOR: シキ
DATE: 02/02/2006 22:15:33
STATUS: Publish
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BODY:
『執事の特権』(榎田尤利/大洋図書 シャイノベルズ)

原田仁(はらだしのぶ)は、ダメモトのつもりで受けた乃木坂製薬の
最終面接へ呼ばれた。
しかし。
営業職の希望のはずが、秘書として見習い採用となる。
わがままで感じの悪い最悪と思われた上司、は、ふたつ年上なだけの27才、
見た目だけは、人形のように整った美貌の男。乃木坂乙矢だった。

執事だ~。もえ~。
えーとしかしあのー。執事って。特権って。こんなことまでしちゃっていいのっ。
いいわけないじゃーん(^^)
ん~。
とっても楽しませてもらいました。
きれいでわがままで暴君で、でもトラウマありーの年上の上司で受け!
もりだくさんだなあ~。
世話焼き体質で耐える体育会系男で攻め!旦那様、って丁寧口調なのに
攻めだ~。きゃ~。すてき~(^^)
そんで富益に見つかってるし。
か、可愛い。ふたりそろってばかっぷる。可愛い~。

手袋が必需品、て、連想、エドワード・ケアリーの『望楼館追憶』。
まあ、テイストは全然違うし意味としても逆って感じだけども。
手袋フェチもいいなあ。。。(腐ってるなワタシ^^;)
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TITLE: グールドを聴きながら
AUTHOR: シキ
DATE: 02/01/2006 23:35:53
STATUS: Publish
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BODY:
二月。
どうやら私が歌集を読んでいないことがバレバレらしいので(^^;
今月、と、来月くらい、かなあ。歌集を読もう強化月間、と個人的に決定。
しかし何を読めばいいのかわかんない~。というわけで手当りしだい。。。
今持ってるものでも読んでないのあるし。うーん。
しかし本日は図書館で興味あるやつを借りてきて三冊読了。
関係ないけどボーイズラブも一冊読了。はは。歌集ばかり読み続ける自信ナイ。

で。
上記とはチガウけれども読了メモ。

『グールドを聴きながら』(吉野朔実/小学館文庫 コミック)

文庫化だーというわけで買い。

何度読んでも。
なんどよんでも。
なんど、よみかえしても。

死にたくなるようなうつくしさだ。

こんな恋に堕ちたい。
このさくひんたちのせかいにいきたい。

グールドを聴きたいな~と思っていたのにまだきいていない。

「でも どうせ いつかは 死んじゃうのに いらないでしょ なんにも」
そうだ。
そうだなーと思う。

「どうせ 死んじゃうんだ 俺は 楽しいことを ひとつも 見逃したくない
 死ぬまで 楽しく
 生きる!!」
うん。
そう。
今わたしはこっち。死ぬまでできるだけいっぱい楽しいこと知りたい。

海へ、いきたいなあ。
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