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2008年6月

TITLE: 野村万作・萬斎「狂言の会」
AUTHOR: シキ
DATE: 06/29/2008 22:51:34
STATUS: Publish
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BODY:
野村万作・萬斎「狂言の会」

28日、行ってきました♪今回三列目の席がとれたので、等身大な萬斎さまを見た!
きゃーん。かっこいい~~~!素敵~~!仕草、声、なにもかも最高に素敵
で、うっとり☆細かく表情まで見ることができて幸せでした♪

最初に解説。石田幸雄さん。この「狂言の会」が来てくれるごとに見てるので
自分としては勝手にお馴染み気分。喋って下さってる時と、擬音をやってみましょう、
といって演じて下さる時の切り替わりというか、声の出し方、とかですね。それが
すごくかっこよくて素敵。丁寧に語ってくださるので、そのあとの演目を見る予習
をさせてもらって、わくわく気分高まります。

ひとつめ。「蚊相撲」
にほんごであそぼ でこのごろやってるのを見ているので、おお、とすごく親しみ
を持って見る。萬斎さまが大名。長袴から、相撲をしよう、と準備する、早変り、
ってほどじゃないけど、衣装脱いで代えるところでときめくワタシ。(阿呆)
蚊の精の動きとか、うちわで「やっとな」とやるところはすっごく楽しく笑える~。
大名、の、無邪気な負けず嫌いとか、なんか素敵じゃないか。庶民としては、そこ
笑っちゃうけれども、愛されキャラとしての笑いだなあ。

休憩のあと「千切木」
嫌われものの太郎を野村万作。
連歌の会をしよう、というところの始まり。太郎はでもどうにもわざわざいけずを言う
やつ、ということで嫌われもの。会に呼ばないでおこう。としたところが、やっぱり
やってきて、ぐだぐだ言うので、みんなで踏みつけにする。(ヒドイ^^;)
太郎の妻が、ええい情けない、やられたらやり返せ!とたきつけて家々を回るけれど
留守、なので、空威張りする、ってな話し。
嫌われものを笑っていいのかしら~、と、微妙にいじめ的に思っちゃったりした
けれども、やはり基本滑稽。太郎の嫌われっぷりも、女房には頭上がらない感じも
留守とわかっての空威張りも、からっと笑える。女房に、仕返しなんかやめようよ~
とヨワヨワになって言うのが可愛かったりして。嫌われもの太郎も愛嬌あるじゃん、
ということですね。面白かったー。
この演目のとき、後見を萬斎さまがやっていて、わわ、と、控えてる萬斎さまのほうを
見てしまーう。素敵~。かっこい~~。

そんなこんなで、しっかり楽しませてもらったのでした。きてくれてありがとう
「狂言の会」!またきてね!!!
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TITLE: 『吉田健一対談集成』
AUTHOR: シキ
DATE: 06/28/2008 12:04:23
STATUS: Publish
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BODY:
『吉田健一対談集成』(吉田健一/講談社文芸文庫)

吉田健一のことも、対談相手の数多の人々のことも、あんまりよくは知らない
のに読んじゃいました。
とりあえず父は吉田茂、というのが多少枕にふらる感じか。吉田茂の偉大さ
というか、なんというか、当時の時代の空気というのが今の私にはよくわからない
ことなので、この対談の空気というのにもちょっと距離感を感じる。
作品を読む時には時代を超えて、みたいなのがあると思うけれども、対談という
ものは、その対談の組み合わせとか掲載されている雑誌の空気とか、リアルタイム
な感じとか、そういうのがわかるほうがもっと楽しいんじゃないかなあ。
やっぱり好きな人には生きている時に会いたいですね。
後ろに吉田健一の年譜があってくらくらする。凄い経歴だなあ。やはり生まれ育ち
というものは。。。素敵すぎます。

河上徹太郎との対談が3つあって、面白い。河上徹太郎が師匠って感じなんですね。
なんだか二人の関係性が素敵☆
河上徹太郎は、白洲次郎のことをいくつか読んだ時から気になりつつ、どういうもの
なんだか全然読めてない。どーなんだ。小林秀雄もまだ手を出せてない。読まないと。。。
過渡期なんだ、という話しが印象的。
とはいえ、ちゃんと今、未来にむかってひらかれている感じの話で素敵でさすが。
丸谷才一との対談もあり。丸谷才一がなんか若い感じがする。いいなー。

たいていお酒の入った対談のようで。いいなあ。一緒に飲めたら最高だろうなあ。
どんなことをきいても、さくっと本質を答えてくれそうな気がする。
下らない、って笑って相手にされないか。

高笑いがきこえる、ってなことらしい。うーん。私は知らないので、うらやましい。
映像とか残ってないのかしら?NHK とか「知るを楽しむ」でやってくんないかなあ。
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TITLE: 舞台「黒蜥蜴」
AUTHOR: シキ
DATE: 06/23/2008 00:46:54
STATUS: Publish
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BODY:
舞台「黒蜥蜴」

原作:江戸川乱歩 脚本:三島由紀夫 演出・美術・衣装:美輪明宏
出演:美輪明宏 高嶋政宏 木村彰吾 ほか

梅田芸術劇場へ、見に行きました。

うつくしいもの、宝石をコレクションしている女賊、黒蜥蜴と、名探偵
明智小吾郎の対決と、秘めた恋物語。全3幕。
一幕目。緑川夫人として、宝石商の仲間として、お嬢さんと仲良くなりつつ
誘拐を企てている黒蜥蜴。それを阻止するべく雇われている探偵、明智。
ホテルの一室で、トランプしながら語り合う、犯罪に魅せられた二人。
華麗なセリフの数々。美輪さま演じる黒蜥蜴のセリフこそが宝石のよう。
なんだか軽くてヤなやつである明智。しかし語り合うほどに、犯罪をめぐる
二人は表裏一体、黒と白の絵としてぴったり重なりあう。
誘拐を防いだ明智。しかし銃を奪われていた明智。犯行には失敗したものの
黒蜥蜴は見事逃げおおせる。

二幕目。上手には明智の探偵事務所。下手には黒蜥蜴のアジト。
ライトのみで場面転換していくのがなんだか素敵。役者はさがらずに、舞台上で
影に沈む。幕の最後には、明智と黒蜥蜴とが場を超えて語り合わせていく見栄の
きりかたがかっこいい。すごい~素敵~~。

三幕目。船で、明智の侵入に気づき、長椅子の中に閉じ込めたまま、海へ
沈める決意をした黒蜥蜴。しかし、今なら言える、と、熱い告白を。なんて
素敵な情熱の告白。うっとり。
ラスト、黒蜥蜴のコレクション美術館。工場の廃虚の地下には宝石と、
生人形たち。欲しいものをすべて手にいれたはずだった。しかし。明智は生きていた。
その姿を見て、毒をあおる黒蜥蜴。「男の中でいっとう卑怯な男」をなじるものの。
「心の世界で、あなたが泥棒で、私が探偵だった」明智が、生きていることが嬉しいと、
言い残して彼女は死ぬ。本当の宝石は、死んでしまった。

うつくしい。うつくしい。うつくしい。なにもかも、全てが美しかった。
笑わせくれるところもあり。しかし、衣装もセットも、なにもかもが素晴らしく
美しく。ときに歌うようにつむぎだされる絢爛たるセリフ。嗚呼。舞台だ。夢の
王国はここにある。
最後のカーテンコール、美輪さまと明智が現れ、美輪さまが優雅にターンし、ホール
全体に挨拶をおくって。涙滂沱。美輪さまありがとう~。
見に行ってほんとうによかった。よかったです。
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TITLE: 愛媛ゆかり 花開く戦後の画家たち
AUTHOR: シキ
DATE: 06/21/2008 19:44:21
STATUS: Publish
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BODY:
セキ美術館へ行く。

愛媛・感動の美術家たち展-第4期展
愛媛ゆかり 花開く戦後の画家たち

というもの。戦後の、と銘打ってますがあまりそういうことは意識なく見ました。
見に行ってよかった~、という満足感あり。ちっともいいと思わないものもなくは
ないけど(私は絵とかわかりませんしー)すごく素敵だ、とじっくり見たものあり
で、もちろんながらチラシでみるのよりずっっっっと色鮮やかだったり緻密で繊細
だったりで。やっぱりできうるかぎり本物を見るべき、と実感。
「黒いひまわり」というのが、とてもインパクトあって大好きだった。その部屋へ
入った瞬間その絵の前にいってしまった。すごくいいなあ。
戦後っていうのは、現代絵画ってことなんでしょうか。抽象もすこしだけあり。
狂う、とか思いつつ見る。抽象っていいなあとちょっと思えるようになってきている
自分だけど、(よしあしとかは全然判断できない)でも、これだとちょっともの足りん~
と思う。
「横笛を吹く少年」というのの解説つーか、作者のひとこと、みたいなのにちょっとモエ。
モデルになってくれてその後も親しくしている、みたいなの。素敵☆妄想モードで見る。
自分にとって一番興味がないテーマが、「生活-日常と非日常」。。。
静物とか、祭りの絵とか。。。すみません。。。興味ないです。
「山羊休む」も好きだった。赤が。血まみれ、とかちょっと思ってしまう。ゆうべ
『狂血』を一気読みしたばかりだからか。。。

絵、いいなあ。

帰りには雨。
今年の梅雨はよく降る。
でも渇水になるよりはいい。
でも明日は降らないでほしい~。
勝手なものです。
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TITLE: 『アムステルダム』
AUTHOR: シキ
DATE: 06/18/2008 23:27:41
STATUS: Publish
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BODY:
『アムステルダム』(イアン・マキューアン/新潮社)

モリーの死。
魅力的な女性だった。その葬儀に集まった男。かつてモリーと恋人
だった男たち。
モリーの最期を見取った男へ軽蔑と苛立ちを持っている男たち。
作曲家として賞賛を浴びているクライヴ・リンリー。
新聞の編集長をしているヴァーノン・ハリデイ。

イアン・マキューアンを読むのはこれで2冊目。文章の淡い感じとか
淡々とすすむ感じとかで、最初何がおこっているのかよくわからなかった。
最後読み終わると。
ほわー。と、思う。
丁寧に、途中まではクライヴとヴァーノンとを追って見てきたはずなのに、
その飛躍を見失ってしまった感じ。おいてけぼりにされた感じ。
こういうふうに小説となりまとまり本になったのね。と、感心する。

モリーは、一体本当は、なんだったんだろう。
魅力的な。男に惚れられる女性だった。ということだけがわかる。でも
物語は彼女の死の後のこと。モリーのことはわからない。
どうしてこんなことに、というのも、納得できるようで、納得できないようで。
でもすっきり道筋がわかるわけではないのがリアルというものかなあ。
現代的、というものかなあ。
素敵な読後感。
うーん。決して幸せではないのに。というかどうにもどうしようもなくて
暗澹たる気分にもなるのに。

ブッカー賞だとかいうのをとった本、なんですね。
正直そんな絶賛のような(本の後ろに絶賛コメントいくつか。。。)ほどに
面白いっ、と思わないんだけれども、まあそもそも、面白い!とコーフンする
タイプの話しではないので。
まさに味わう、という感じ。
わかった、とか思わなくてもいいのかなあと思う。またこの著者の他の作品も
読もうと思う。
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TITLE: 本、三冊分。
AUTHOR: シキ
DATE: 06/15/2008 21:51:31
STATUS: Publish
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BODY:
一日雨の日曜日。三冊読了。

『若者が<社会的弱者>に転落する』(宮本みち子/洋泉社新書)

2002年刊。パラサイト・シングル、なんてののあと、という位置付けに
なるのでしょうか。6年前。若者が崖っぷちにたっている。結婚したくない
男女。モラトリアム期間の長期化。大人、として社会に参加できないまま
ずるずると年齢だけを重ねて行く。社会が危機感を持っていかねば。という本。
子どもが消費の王様になっている。

『下流志向』(内田樹/講談社)

「学びからの逃走」「労働からの逃走」というテーマで。2007年刊。
上の本で危惧されてたようなことが現実問題として深刻な現状を分析。かな。
すごく面白かった。子どもたちは消費の主体として、教育と「不快」とを
等価交換しようとしている。ニートは等価交換できない「労働」から逃避する。
今もっとも価値あるものとされているのは、労働ではなく、消費、の力なんだよね。
ものすごく実感する。教育は、等価交換できるものではない。労働も。そうかー!
と、なんかすごくわかった気になりました。
それが見失われているから、なんかうまく合理的にというか損得的にというかで
答えを見つけようとして見つからなくておろおろ、とかになっちゃうの。
もっとおせっかいになろう!ということらしい。
すごくまっとうだなあと思う。

『不機嫌な職場』(高橋克徳+河合太介+永田稔+渡部幹/講談社新書)

なぜ社員同士で協力できないのか
実際自分は仕事なんて仕事ーやるだけのこと自分だけでもくもくとやりたいし
コミュニケーションとか無理、と思ってて、不機嫌な職場の一旦を担ってるー
と思いながら読みました。
これはぜひとも経営者とか、エライ立場の人みんなに読んでもらいたいかも。
というか、ニートになりてー、と思う。モウヤダ。
で、この本でもやっぱり、助け合いましょうよ。笑顔で仕事できるようになることが
結局いい会社となり業績アップにもつながりますよ、ってこと。
笑顔で仕事??そんなのありえない、とか思うほどには私も病んでますが、

認知されたい欲求、っていうのが、なんだかんだいっても、一番大きいこと
なのかなあと思う。三冊とおして読んでみて。
誉められ必要とされ認められることが一番。でも、そのためには。誉められたいたい
ばかりではなく、誉め、認め、見守り、という自分からの働きかけが大事、ってことか。
でもなー。
それができないんだよ。
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TITLE: 『ネットオークションで騙す。』
AUTHOR: シキ
DATE: 06/11/2008 22:55:12
STATUS: Publish
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BODY:
『ネットオークションで騙す。』(ケネス・ウォルトン/光文社)

全米を揺るがした絵画詐欺犯の告白

イーベイはインターネット上のオークションサイト。
軍隊時代につきあいのあったフェッターマンが、そこで絵画を転売しては
相当の利益を上げている、どうだやってみないか、と誘われた。
わたし、ケンは新人弁護士としてやっていたが、あまりに容易く儲かりそう
なその話に、のることにした。
最初はおっかなびっくり。
中古屋でみつけたなんのへんてつもなさそうな、自分自身でさえ、これが
転売できるのかどうかよくわからないいくつかの絵。
写真をとり、オークションにかける。思いがけない値段がつく。
最初は、騙したりなんかしていない。
最初は、とまどいばかりだった。

実話、なんですねー。
正直、別にそんなに重大犯罪だとは思わないけれども~。ネットオークション。
サクラ入札も。。。そんなに重大犯罪って感じしないけれども~~。
入札するほうだってリスクは承知の上なんじゃないのかー!?
その金額が大きくなりすぎただけで、新しい状況の注目を集めただけで。
タイミングが、運が悪かった、というだけなんじゃないのかこの著者は。
と、思ってしまうけれども、本人の本だからなあ。公平に書いているようでも
やっぱりそれはワンサイドからの視点なんであって、自己弁護になってる
ところもそりゃああるよね。
フェッターマンには別の言い分あるかもしれないし、新聞記者たちだって
それぞれにそれなりに言い分はあるだろうし。

ともあれ、すごく面白かったのは確か!
実話なんだーというのは正直あまり関係なくて、面白いクライムノベルという
感じ。海外の話~と思うし、自分はオークションやらないし買わないので。
それにやはり、どうにも、ネットは自己責任、と思ってしまうところあるので。
うーんでももちろん、偽装は犯罪だ。
その後、酷い目にあいつつも、なんとか復活し、ちゃんとお金儲けもし(まっとうに!)
こういう本を出している。彼はちゃんと頭いい見る目のある人物なんだなあと思う。
面白かった~。
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TITLE: 『カラヤンはなぜ目を閉じるのか』
AUTHOR: シキ
DATE: 06/08/2008 22:27:12
STATUS: Publish
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『カラヤンはなぜ目を閉じるのか』(中広全延/新潮社)

精神科医から診た“自己愛”
というサブタイトルがあって、おっと。もっと音楽的な話しかと思って
図書館から借りたのですが、予想とは違ったなー。

病跡学、というのがあるのですね?
夏目漱石はどんな神経症だったか、とかみたいな。
そんな感じで、カラヤンの病跡をさぐる、みたいな。いや、そんな感じ
ではあるけれども、そういうわけではない、みたいな。
なんかよくピンとこなくて読めてないな。。。
自己愛性人格障害、というのがあるそうで。ナルシシズム、みたいなのか。
えっとー。正確にはいろいろ書いてあったけども、ま、わりとその専門的な
ことは私にはどーでもいい感じ。。。
カラヤンを診断するとして、自己愛性人格障害、と判定できる、という感じ。
でも実際にはカラヤンは精神科に受診しにいったりしてるわけではないんで。
「自己愛性人格をもつ人」という用語を使うことにしよう、という著者の
主張あり。

カラヤンは何故目を閉じるのか。
目の前のオーケストラよりも、理想の音楽を自分の内に聞いていて、それに
集中するため、だったような。
音楽から時間をとりさり、オケとの対話を拒み、指揮者という支配者、王者と
して君臨するカラヤン。
うつくしいこと。
完璧であること。
それを求め、周囲にも認めさせるカラヤン。

確かに身近にいると、とか、家族だったら、とか、つきあってはいけない
人格だったりするのかもなあと思うけれど。
でも私にはカラヤンが残した作品しか関係ないので。完璧であろうと、
うつくしくあろうとしたカラヤンでしかありえない指揮者像を、ひたすら
かっこい~!と、うっとり眺めたい。
カラヤンは妄想ではなく、現実を彼の理想に平伏させるだけの力が、才能があった。
奇跡的な素晴らしさだと思う。
カラヤンのうちに鳴り響く理想の音楽の世界を妄想して、うっとりです。
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TITLE: あれこれ6冊分
AUTHOR: シキ
DATE: 06/07/2008 23:23:24
STATUS: Publish
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BODY:
ここしばらくで、買ったり読んだりした漫画などなど。

『菫の騎士』 榎田尤利/大洋図書 シャイノベルズ

ファンタジーBL(笑)。菫、と形容される方が攻の黒い騎士、なのは
なかなか素敵かも。領主さまは薔薇です。ファンタジー的な味付けという
のは私はあまり興味ないので、別に妖精とかいらん。。。と、ちょっと思う(^^;

『ビューティフル・プア』榎田尤利/リブレ ビーボーイノベルズ

榎田さんのが立続けに二冊出た五月でした。こっちは、すばらしい美貌の
貴族、ただし没落し貧乏な貴族さま。自分を売りに出してまで守りたいものは。
という感じ。画商の手先(?)としてあんまし興味ないハズの侯爵さまの
お相手にのりこんできた日本人くんが攻。安心して楽しめました。

『由利先生は今日も上機嫌』木下けい子 大洋図書 ミリオンコミックス

タイトルと、表紙の感じでつい買ってみてしまったコミック。
編集者、六車くんは、気難しくて気紛れ我が儘なミステリ作家、由利先生の担当。
先生のわがままにつきあって健気につくす。
先生のわがままとかいじわるが素敵~☆六車くん可愛い~☆これはすごく気に入った。
ジャケ買いしてみてよかった☆
先生の攻っぷっりがすごく意地悪だけど優しくてかっこよくって素敵っ。
軍医くずれ、とか、いつも和服で。とか。なにかとすごく好み!時代としては
京極堂あたりといっしょなのでは、と思う。そういうのもイイ!猫の平蔵も可愛い!
いいですね~。

『さよなら絶望先生』第十三集 久米田康治/講談社 少年マガジンコミックス

『由利先生-』が気になったのも絶望先生にはまりまくりだからかも。
やっぱり面白かった。アニメ終わってほうけてるのとか共感~。
ガマンしない大会!とかもう~身につまされる~~。絶望した!

『パタリロ!』81巻 魔夜峰夫/白泉社 花とゆめコミックス

久しぶり~に、パタリロ本編。バンコランとかマライヒとかまんまで出てる話
ってのも久しぶり~、と思う。もちろん安心して楽しく読みました☆

『薔薇十字探偵?氈x 京極夏彦/講談社ペーパーバックスK

セブンイレブンと共同開発(?開発、か?)な、コンビニ用のペーパーバック。
つか、セブンイレブンないんですけど!!このへん!とムカつく。(アマゾンで買った)
講談社なんかキライだーー。バカー!
でもやっぱりエノキヅさん最高~!と、嬉し気に読んでしまった。自分が一番バカ。。。
 
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TITLE: 『思想のケミストリー』
AUTHOR: シキ
DATE: 06/03/2008 00:31:36
STATUS: Publish
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BODY:
『思想のケミストリー』(大澤真幸/紀伊國屋書店)

日本の近代史において、思想の中心的担い手は哲学者たちよりは、
文学者や文藝批評家だった。

てなまえがきで、なぜなのか。
言葉が、日本の思想の言葉が、日本人のなかにはいってこないものとして
あるからではないか。
外来語としての思想の言葉。それは日本語表記の特徴として、漢語であったり
カタカナ語として記され、外来語、であることから逃れられない。
文学作品は、特異であるがゆえの普遍性を持つ。それを読み解くことが、思想
へとつながるのではないか。
。。。って感じのまえがき、だと思うけど全然違うかも。
やっぱりあんまり何が書いてあるのか、よくわらかない。ああああもう私が
馬鹿すぎてごめんなさい。。。。

で。
図書館でかりているのでいい加減返却せねば、というわけで、興味あるやつだけ
(わかるかも、と思うやつだけ)部分読み。
漱石の『こゝろ』についての講義。講義だけに、話し言葉なのでちょっとわかりやすい
感じがする。明治の精神、というか。他者によって恋愛を承認される、というような。
遅れることが原罪であるような。うーん。やっぱり「他者」との問題か。
啄木の閉塞感。とか。
宮沢賢治の銀河鉄道、大乗とファシズム。とか。
三島由紀夫。イデアとしての「金閣寺」。これはなんかよくわかったように思う。
イデアだよねー。
村上春樹の『アンダーグランド』『アフターダーク』のこと。
わかるようなわからないような。。。。オウム的なものへの関心は相当強い、という
ことか。関心が強くない人なんていないか。
『アフターダーク』の視線、の問題。それがネット社会へつながる、かなあ。これは
ちょっと疑問。

そのくらいだけ読みました。
面白かった。
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TITLE: 『虚構の時代の果て』
AUTHOR: シキ
DATE: 06/01/2008 23:06:58
STATUS: Publish
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BODY:
『虚構の時代の果て』(大澤真幸/ちくま新書)

オウムと世界最終戦争

世界最終戦争、というのは、第二次世界大戦のこと、だそうで。
その後、50年を経て、日本で二つの戦争が起こった。阪神大震災と
オウムの一連の事件、である。

震災も戦争と見るのかあ。

理想の時代、と、虚構の時代。その終焉の象徴的事件として、連合赤軍の事件が
あり、オウムの事件があった、というもの。
この前『不可能性の時代』で読んだので流れとして。ずっと先に出ていたこれを
読もうか、と、思ったんだけれども。
めちゃめちゃ読めなかったー。何が書いてあるのかわからん。読んでいてすぐに
とてもとてもとても眠くなったりして。脳がもう無理、と言っているのかしらーと
思う(^^;ああああ馬鹿なんです私、すみません、と思う(^^;
読んだけれども、たとえば誰かに読んでどうだった、と聞かれても、えーと
オウムのこととか書いてあったよ、としか言えない感じ。。。わからん。ぼんやり
とは、なんとなくは、ふーん、と思ったりなんだけれども。
それ言えないので、さっぱりわかってないってこと。

でもそもそも、連合赤軍のことも、オウムのことも、理屈を超えてしまったところ
にいってるから。わからないってことを、わかろうとしても、もうわからないんじゃ
ないのかなあ。と、思うけど、どうだろう。

いつかなにかとつながるかもしれない。
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