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2001年5月

TITLE: 今日の幸せ
AUTHOR: シキ
DATE: 05/31/2001 22:14:39
STATUS: Publish
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BODY:
今日の私の安らぎはグミベアー。
小さな小さな王様 が食べていたくまさんのグミ。
もともとグミ好きなんだけども、このベアグミに出会ってから
なかなか他のじゃ満足できないようになっちゃったよ。
味も好き。フルーティジューシィ(^^)
歯ごたえも好き。
これはかなり固めでしっかりしてるのがいい。満足。
そして何より形が可愛い。ベア~。王様のお気に入りだったってのも
また嬉しいので。
グミベアがささやかな幸せだな。

しかし疲れた。。。はあ。
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TITLE: 樹の上の草魚
AUTHOR: シキ
DATE: 05/30/2001 21:06:37
STATUS: Publish
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BODY:
「樹の上の草魚」(薄井ゆうじ/講談社)

幼稚園児だったヒロシ。桜の樹のある沼で不思議な声をきく。
(そんなことをすると)(おちんちんがとれちゃうよ)
それから度々その悪夢に悩まされるのだがそれは無意識の始まり、だったの
だろうか。
そして8年前。
桜の沼で、巨大な魚を釣ろうとしていたところで、亘にであう。
友達、というもののいなかかったヒロシは、まともに話もできず。釣りの
邪魔をされたことにそのまままっすぐナイフで向かっていってしまった。
そして、そのナイフが過ってヒロシ自身の胸に突き刺さり。二人の傷となった。
再会した二人。
しかし、ヒロシは胸に抱え切れない悩みがあった。彼、は、彼女、になろうと
していだのだった。

という感じかなあ。
両性具有であり、しかし、ヒロシの身体は、進化、とも妄想されるように
男から女へ、生まれ変わる身体だった、というお話し。
亘とヒロシの関係の緊張感と変化。男が女になることの葛藤と苦悩。
しかししかし、なんかこう、説明されて悩まれて進化ではないか、てな説を
披露されて、読むにつれなんともいいようのないイヤな感じだった。。。
たぶん真面目に考えられているんだろう。たぶんいい加減に適当に書いたわけじゃ
ないんだろう。でもでもこれは徹底的に男の視線で描かれたお話に感じられて
しまってたまらなくいやらしく嫌悪をさそうものだった。
ん~。たぶんそう感じるのはワタシの問題、かなあ。面白いし、別にお話として
読ませるし、実際一気読みできるよーな読みやすさ、おもしろさ、であるんだけれ
ども。
亘はどーしてそんなにヒロシがヒロミへ、男から女へなるのが嫌なんだろう。
解りあいたいとか、友達として、とか思うんだったら性別にそんなに捕われなくちゃ
いけないことなんだろうか?そもそもヒロシの邪魔しに沼にきたりするのが嫌。
博物館で見かけたからって、和解したい、と思わずつけていってしまうのが嫌。
許される、許してほしいと思ってるのか?うう~。うんざり。大嫌い。極め付けは
船での強姦。いや、まあほとんど合意だろーけども(^^;それでも嫌悪感のほうが
先にたつシーンだった。勝手にしてくれ。。。
そんなこんな、あれこれぐるぐるとなってしまいました。あんまし冷静に評価できねー
っす。女性作家も嫌いだか男性作家も、やっぱ性別より人によるな。。。と思った。
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TITLE: 書剣恩仇録一
AUTHOR: シキ
DATE: 05/29/2001 22:31:41
STATUS: Publish
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BODY:
「書剣恩仇録」一(金庸/徳間文庫)

秘密結社紅花会、の巻、なのかなあ。
金庸の小説は初めて。
なんかめっぽう面白いらしい、とは聞いていたんだけれども。

えーと、昔の中国で、人間離れした豪傑やら老人やらがやたらめったら
大活躍~!
美少女、美女も大活躍~!なお話。

紅花会とゆー仁侠(?)の結社があって、その第4の、文泰来がなんだ
かんだあって役人に深手を負わされ、追われている。それを助ける妻の
駱ヒョウ。そしてまたそれを助けるもろもろの人々。
ともかくでてくるやつらみんなみんな、なんかもうすっごい拳法だとか
剣技だとかの使い手で、なんかともかくすっごい技をくり出しあって
闘いあってる。
弟子だとか娘だとかで女の子もいるんだけども、またこいつらがとんでも
ないはねっかえりで、喧嘩っぱやくて、言うこと聞かない(^^;
まあ、みーんな喧嘩っぱやくて大変なんだけどね。
あーヤダヤダ(^^;
しかしこんなにみんなそろいもそろってうちかかっていきながら、役人
ににげられ文もとりもどせないって。。。紅花会の連中、弱いんじゃないの???
大丈夫なのかー?(^^;

ともかく。
細かいことは気にせずに。めくるめく戦闘、技の応酬をわくわくハラハラ
あ~んもうバカバカ、ダメじゃんかそんなことでは!とまさに活劇をみる
楽しさでどんどん読んでいこうって感じ(^^)。
金笛秀才がヨワヨワで情けなくてハンサムで素敵かも(^^)どうなるんだろう~。
楽しみ。
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TITLE: 勝負しちゃう?
AUTHOR: シキ
DATE: 05/28/2001 21:56:18
STATUS: Publish
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BODY:
勝負、というほどのことはないんだけれども。
日傘愛用者になってから、やはり今まで以上に他の人がさしてる日傘にも
目がいくようになった。
まあ~やっぱりいろいろありますね。
そんな中、気になるのが黒い日傘。
やっぱり始めての日傘よ(^^)ってんで自分は白にしたのだけれども、
日射しをカット、てな意味では黒のほうがいいらしい。ゴシックロリータ
としても黒ってのはいいらしい。いや、別に私はロリータでもゴシックでも
ありませんが(^^;

今日、お買い物の帰りにすれ違ったおばさま。
黒い日傘でした。
フチにはひらひらとフリル。
それだけでなく、日傘をさしているのに、さらに黒いつばの大きめな帽子を
すっぽりとかぶり、サングラスもしてました。
もちろん長袖ブラウス。モノトーンな白黒幾何学模様、って感じ。黒のパンツ。
そして手にはしっかり黒手袋。
な、なんて重装備なのかしら。
そこまで日焼けに気を使ってらっしゃるのかしら。
片や私は、白い日傘。長袖だけどTシャツ。ブラックジーンズ。足にはサンダル。。。
白い薔薇を持っていたけれども、スーパーの袋もずっしり持ってる。。。
うむむ。
乙女として私の負けですわ。。。

まあ、それだけの重装備。日焼けに気を使う、という以上のものを感じました。
日光アレルギーとかそういうのかもしれないなあ。よくわからないんだけども。
私もなにかとがんばろう。。。なんて思ったのでした(^^;
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TITLE: ジュネロマンス1
AUTHOR: シキ
DATE: 05/27/2001 14:29:33
STATUS: Publish
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BODY:
Juneの別冊付録で ジュネロマンス というのがついていた(^^;
ハーレクインロマンスと同じ作り。厚紙の表紙、上質ではない本文紙。
二段組。著者がユーリ・E、だそうで、訳、榎田尤利。
え~~~~~~~~。でもこれエダさん本人が書いたんじゃないの?(^^;
んまあでもどっちでもいっか。。。つーかエダさんのだと思うんだけど(^^;

「弁護士は恋を自白する」(ユーリ・E/訳・榎田尤利 ジュネロマンス1)

ニューヨークへ、ダンサーとして飛び出してきたジュンヤ。憧れのカンパニー
のオーディションへ急ぐ途中、誰かとぶつかって倒れてしまう。
アシュリーという美貌の弁護士。英語がわからない、と誤解かれたジュンヤは
痛めた足のこともあってしばらくなにかと世話を受けるうち、恋におちてしまう。
つかのまの夢のようなひととき。
しかし、ダンスオーディションのチャンスをアシュリーの金の力のゴリ押しで
得たことで、大切なプライドも何もかも踏みにじられたと感じたジュンヤ。
喧嘩別れし、それでも実力で合格を勝ち取り。
謝ろうと訪ねたアシュリーのうちで、ジュンヤと離れたことで精神的危機に
陥っていた彼に鎖でつながれてしまった。
しかし。
互いの想いを打ち明けあい、一つに結ばれることで、アシュリーの心も落ち着きを
取り戻し、幸せな恋人同士に、なるのだった。。。

ま~(^^)というまさにラブロマンス。
ジュンヤもアシュリーもかっこいい~。脇役もとてもいい~。シンとかすごい好き
だなあ。せつなさは他のエダさま作品ほどはないにしてもちゃんと深みも重みも
ある面白くて満足の作品。幸せになってね、と切に祈らなくても幸せになるんだ
ろうね~という安心感がいいところかなあ(^^)
面白かった。
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TITLE: ハードボイルドに触れるな
AUTHOR: シキ
DATE: 05/26/2001 22:09:10
STATUS: Publish
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BODY:
「ハードボイルドに触れるな」(榎田尤利/大洋図書)

わーい。エダさんの本だ~(^^)待ってました~!

羽根深雪は27歳。作家になろう、と、しているところ。しかしひどい
肩凝り腰痛眼精疲労などなどに悩まされていた。
高校時代からの親友、神楽坂の紹介で、カリスマ整体師、千疋の治療を
受けることになった。おそろしく美貌の千疋は、なんとかつて一度だけ
雑誌に載った羽根の作品のファンだった。
すばらしく腕のいい千疋の治療によって、羽根は今までにない感覚を
味わう。
試しに、と、応募した、今までとは違うハードボイルド作品によって
見事大賞受賞となったが、今度はそのプレッシャーとなんともいいようの
ないわだかまりで、書けなくなってしまう。
そして、千疋と、神楽坂、二人からの想いに翻弄されることになる。。。

相変わらず素晴らしく面白く、いやらしく、苦しい切なさもある作品(^^)
美空ちゃん、という登場人物~。しかしつい「美空(びくう)だ~」と
読んでしまう私(^^;
続きがあるそうで、凄く楽しみ~。神楽坂と千疋と、ああ~ど~なるん
だろう~。
にゃんこ好きとか、ビアンな妹カップルとか、なにもかもあれこれ楽しみ。
やっぱいいなあ。これからも楽しみにしてるー。続編待ち遠しいなあ。
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TITLE: しゃべれどもしゃべれども
AUTHOR: シキ
DATE: 05/25/2001 22:36:17
STATUS: Publish
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BODY:
「しゃべれどもしゃべれども」(佐藤多佳子/新潮文庫)

噺家二つ目。三つ葉。元気なのがとりえ。でも短気で向こう見ず。ついた
あだ名が漱石の「坊ちゃん」だという。
綾丸良。美青年。テニスをとてつもなく美しいフォームで熱心にやってて、
コーチなんかもしようってのに、あがり性で吃音がでる。従兄弟の三つ葉に
「話し方教えてよっ」と頼み込んだところから物語は始まる。

まあとにかく面白い!
すっごく面白い(^^)寝る前に続きをちょっと。。。なんて読み出すと
やめられないとまらない状態で、ぐいぐい引き込まれてしまった。
なんともともかくキャラクタがいい。
懐かない黒猫の十河五月ちゃんといい、いじめに意地で対抗している村林といい、
テレビだと喋れないもと凄腕バッター湯河原といい。祖母さんも。郁子さんも。
みーんなすっごくいい。
三つ葉のさっぱりしてんだか喧嘩っぱやいんだか情けないんだかの語り的
視点ですいすいと進む物語。しんみりともするし、切なくもなるし、可笑しくも
あるし。爽快にもなる。凄い。
自分にたいする「良し」を、自分に少し、もちたいなあと前向きにさせてくれる。
説教臭くてたまんない作品じゃないので、ちょっとだけすとんと素直になれそうな
気がする。うまいなあ。感激、感動だ。

個人的お気に入りはやはり美青年良くん(^^)可愛いじゃないか。
たっちゃん、とかってなついてるのが可愛い(^^)ちょっとヨコシマモード
でも凄く楽しい~。いいな~。

結末というか、終わりにも、きちんと何もかもがうまくいく、というほど
のことはないのだけけれども、不思議とからりと明るい感じ。問題はあーんまり
は解決されてないよなあ。でもなんかちょっと開けた感じがする。素敵だ。
ホント、とても。気持ち良い作品読んだなあという実感がある。よかった(^^)
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TITLE: 願望と怠惰
AUTHOR: シキ
DATE: 05/24/2001 21:49:14
STATUS: Publish
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BODY:
マニキュアを塗るのは結構好きだ。
本当は爪を切るんじゃなくて、やすりで整えなくちゃいけないんだけども、
とてもそんな余裕がなくて、伸びたと思うとバチバチ切ってしまう。
バイオリンの弦を押さえるのに邪魔なので、少しでものびると気になる。
料理んときもやっぱ短いほうがいいと思うし。
ある程度きれいに伸ばして、ツヤツヤ磨いて、ベース、マニキュア、トップ
と丁寧に乾かしながら爪ぬりぬりしたいなあと思ったりもすることもある。
んでもまあ。
短い爪、きれいに磨いた爪、とかで優雅にバイオリンを弾く、とかもいいな
と思う。
それでも。
現実は。
バイトでは常に手も指も真っ黒になる。乾いてかさかさとかになるし。
爪もひび割れそうになっちゃう。
きれいに色ぬってもなー。すぐ落ちる。。。
うむむ~。
せっせとハンドクリームでもぬるのが精一杯ですね。

必要なのは心の余裕かなあ。
時間がないのはしょーがないんだけども。たとえばパソコンにむかって
だらだらしている時間を、自分磨きにかければいいんだけども。
なんか怠惰に流れていってるんだわ。いかーん。
まあもともとがナマケモノな性格だからなあ。やっぱお昼寝の誘惑には
勝てません。。。
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TITLE: 海のある奈良に死す
AUTHOR: シキ
DATE: 05/23/2001 19:01:26
STATUS: Publish
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BODY:
「海のある奈良に死す」(有栖川有栖/角川文庫)

空港で読む本がなくなり、これは前にも読んだことあるんだよなあ。。。と
思いながらも、他に買う気になる本もなく。再読。しかし案の定トリックや犯人
をすっぱり忘れていた私。。。阿呆か(^^;

長編を書き終え、一仕事終えた作家アリスは、出版社で同業者、推理小説家赤星
楽とたまたま会った。これから取材旅行に出かけるらしい赤星は、「海のある奈良」
へ行ってくる、といって出かけていった。そして、それが、生きている赤星の最後
の姿となる。
小浜で死体となって発見された赤星の、仇をうつ、とまではいかないまでも、
小説のアイデアをすくってやりたい、という気持ちで、アリスは事件解決にのり
だそうとした。
人魚伝説、美貌の女社長のシレーヌ企画、ビデオ、毒殺。
犯罪臨床学者、火村が解きあかす事件の謎は、本当の解決といえるのかどうか。。。

アリスと火村せんせーがラブラブだ~。でもあんまり私の好みではないんだよ
なあ。やっぱ本格って私の好みじゃないのか?(^^;もー自分でもよくわからない。
まあジャンルなんてどうでもいいんだけども。
ビデオの話しとか、ちょっと昔な感じだなあとか思う。仕方ないよねえ。
再読にもかかわらず、ふんふん、とフツウに読めてしまう私の記憶力は大いに
問題あり、だけども(^^;まあ、それだけこの作品が面白いのだ、とも言える
のかもしれない。
火村せんせいの過去のトラウマ(?)だかなんだかはいまだにひっぱってるの
だろうか~?それ明かされる作品が出れば読みたいかなあと思う。
でも私はアリスの関西弁がかなりキライだ。。。なんでかなあ。関西弁そのものは
嫌いでもないし、関西弁の出てくる作品とかも嫌いーっていうのはちょっと
思いつかないよーな気がするんだけども、なんかアリスのはイヤな感じ。。。
うーーん。
品がないのかしら?
うーーんーーー。なんかアリスのキャラクタが好きになれないんだよなあ。。。
なんともいいようがない感じだ~。
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TITLE: 真に美しいものに、気がつかない人生なんて!
AUTHOR: シキ
DATE: 05/22/2001 22:15:15
STATUS: Publish
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BODY:
雨だった。
少し寒いくらいに。
ひさしぶりの雨。たまにはいいと思う。でも風が強くて参った。

FRau とゆー女性誌を買ってみた。美輪明広と島田雅彦、和央ようかの名前に
つられちゃった。
美輪さまの舞台、「毛皮のマリー」見られなくてすごく口惜しいなあ。うーん。
なんだかとってもよかったみたいでいいなあと思う。
美輪さまと島田さんのとりあわせってなんかもう凄い。私に読んでくれと激し
く訴えられているとしか思えませんわ。タイトルが「真に美しいものに、気が
つかない人生なんて!」だもの。ああもうまったくその通りですわ。
毅然と美を追求し、体現する美輪さま。抑圧されたい。確かにそう思う。でも
わかってないなあ、島田雅彦。反抗したいわけじゃないのよ。ゴージャスであり
きれいも汚いも極めつくした、心から敬意をもって憧れることのできる人が
欲しいのよ。美を求める乙女の厳しい批判の基準をらくらく超越できる人。
それが美輪さまなのだと思う。なかなかそんな大人、いないものね。

和央ようかさん、舞台メイクしてなくても涼やか凛々しくて、また優しくも
あるきれいな人だなあって感動してしまった(^^)並んで写ってる室井佑月の
顔のにやけてること。。。この~。うらやましいぞっ。
フェルゼンやってる写真も少しあって感激(^^)きれいだわ~うっとりだわ~。
やっぱり宝塚って夢と浪漫だわ~。感動。

乙女のたしなみとして、詩を愛するようにならねば、とか思ったりして。
情けなくも私はあまり詩を知らないし、分かりもしない。なんとなく好きとか
うっとりとかはするけれども、とにかく絶対量として詩を読んでいない。
うーん。
詩も、これからのテーマだなあ。
楽しみ。
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TITLE: 黄昏の囁き
AUTHOR: シキ
DATE: 05/21/2001 12:57:52
STATUS: Publish
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BODY:
「黄昏の囁き」(綾辻行人/講談社文庫)

囁きシリーズ3作目。
表紙が天野可淡さんの人形なんだよな~。いいね。

深夜、訪れる謎の殺人者。「遊んでよ」「これ、あげるから」
繰り返されるフレーズ。過去からの声。囁き。記憶の底に沈んだ黄昏時の
光景の意味は何なのか?15年前、一体何が起こったのか?

兄の突然の死によって故郷に戻った翔ニ。街の大病院の跡取りとして期待
されてきたのだが、兄への両親の冷たい反応にやるせない反発を感じている。
兄の友人だったらしい占部というもの書きという男と共に、兄の死の真相を
さぐろうとし始める。
子供の頃、兄とよく遊んでいたらしい仲間の死。翔ニ自身のぼんやりとした
記憶。15年前に、なにか、おそろしいことがおこったらしいのだが。。。

ミステリというよりはモダンホラーっぽいというか。
解説にあったように、「雰囲気」を大事にしているという感じがよくわかる
作品。霧や雨。黄昏れの真っ赤な夕日の色。繰り返されるフレーズ。シーン。
すこしずつ明らかになる記憶。文章の途切れ方とか、頑張ってる感じ。
面白かったし、翔ニくんの甘ったれぶりとか保護者ぶる占部さんとかラブラブ
な感じ~とモエたりして、さくさく読めた。意外な犯人にびっくりだったし。
ま、私は推理しながら読むわけじゃないので犯人がわかるってことのほうが
少ないんだけど。
んでも綾辻さんって栗本薫の影響うけて小説書いてるわけですか?(解説に
よると)知らなかった。。。島田荘司じゃないの??うむ~。栗本薫ね。。。
どうりで綾辻さんの作品大好きじゃないわけだ。。。
新本格派として、今も絶大な人気を誇る、というか、新作をみんなが待ち望んで
いるらしい作家さんだそうですが。私は別に大好きじゃないんだよなあ。。。
読むし、面白いとも思うけど。新刊でるといいな、読みたいなと思うけど、
待ち望んではいない。。。ってあたり。まあ、新作も是非頑張ってほしいです。
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TITLE: 喪われた故郷
AUTHOR: シキ
DATE: 05/19/2001 10:58:13
STATUS: Publish
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BODY:
「喪われた故郷」(マイケル・ナーヴァ/創元推理文庫)

弁護士ヘンリー・リオスのシリーズ三作目。
彼はゲイである。ジョシュという恋人とともに暮らしているが、ジョシュ
はエイズ発病の危機にある。リオスも心配したりそのことで喧嘩になったり
している。それでも共に愛しあっている。

今回、リオスの姉からの電話で事件は始まる。
遠く離れたはずの故郷。姉ともずっとまともに話したこともなかったのに。
事件そのものの話し、ジョシュとの関係、そして故郷へ帰ること。それが
この物語りの主題である。

かつて子供への淫行で捕まったことのある幼馴染みのポール。
幼馴染みとはいえ、リオスとポールは友人だったわけではない。
今度は殺人容疑でつかまった彼を弁護するよう依頼されたリオスだったが、
小さな町の警察、裁判所相手に、手をこまねくことになる。何かが隠されて
いると感じ、調べて行くうちに、17年前の事件にいきつくことになる。。。
明らかにされた真実。
幼い子供の孤独と性的虐待という、やりきれない過去だった。

性的虐待という問題は、セクシャリティ問題と切り離せないことなのかなあ。
アメリカって得にそうだと思うけど。日本でもあることだと思うけども、
まだ広く一般に浸透してるとまではいかないかなあ。ん~、まあ、何でも
かんでも幼き日の性的虐待が悪いんだ、ってのもなんかふにおちないんだけ
ど。たまらなく辛い話しだと思う。

リオスとジョシュは幸せになるといいなあ。
リオスも最初の頃より痛々しい感じが減ってきた。ちゃんと食事もしろよ。
仕事もいいけど、人生を楽しんでくれよ、と、思う。
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TITLE: お嬢さま生活復習講座
AUTHOR: シキ
DATE: 05/18/2001 22:16:11
STATUS: Publish
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BODY:
「お嬢さま生活復習講座」(加藤えみ子/ディスカバー21)

お嬢さまことば に続いて、お嬢さまの生活、マナー、スタイルブック。
まーこれはうんうん、素敵ね、と読みつつも、まさに良妻賢母、真面目
丁寧、華美にならず、質素倹約をしたりする感じ。
お嬢さまはオーダーメイドの良い品をきちんと手入れして長く愛用する、
お母さまやお祖母様からの贈り物、譲り受けたもの、代々伝わるものを
自分も丁寧に愛用し、また残す、といった感じですね。
そして自分にみがきをかけて、心くばりを忘れず、ゆったりと、時間を
贅沢に使う暮らし、を、なさるわけですね。

オーダーメイドで、ブランドが一見わからないようなシンプルで良い
服を着る、とか。自分専用のバスルームをもっている、とか。銀の食器
を磨いてみたりする、とか。
お、お嬢様、やはりお金持ちかつ昔から家柄もよく、じゃないとダメ
なのね(^^;って感じ。それはやはりとても憧れるけれども、もー
生まれは変えられませんからねえ。やれやれ。
それに、いくら上質なものだとしても、着まわしのきいて長く愛用する
シンプルな装い、とかいうのも。。。素敵だけども、そーばっかりは
したくないわ。馬鹿馬鹿しいくらいでも衝動買いで気に入ったお洋服とか
買いたいわ~。
仲良しとか、好意ある相手には心くばりもしたいし、お手紙だって書き
たいけれども、みんなに優しく気配りばかりしていたくはないわ。
髪型だって、そりゃあきれいな黒髪でセミロング、ってのもいいけれど
そればっかりではイヤだわ。飽きる(^^;カラーもあれこれ変えたい
し、ベリーショートにだってしたい時もある。メイクだって靴やバック
だって、気侭に遊びたいわ。
やはりいつも上品、いつもシンプル。いつも物静か、なお嬢様なんか
にはなりたくない。
気に入ったマナーとか、お嬢様らしくしてみる、とかいうのはときに
とりいれてめざせ上品!と思うけれども。
わがまま気侭、天上天下唯我独尊な乙女になりたいと思う(^^)
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TITLE: お嬢さまことば速修講座
AUTHOR: シキ
DATE: 05/17/2001 21:55:02
STATUS: Publish
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BODY:
「お嬢さまことば速修講座」(監修 加藤えみ子/ディスカバー21)

新装版、というもの。
お嬢さま言葉を身につけたい、という人のための心得や実践講座。
お嬢さま言葉小辞典、なんてのもうしろにあったりする。
とはいえ、基本的に、丁寧に、うつくしい日本語を使いましょう、ゆっくり
喋りましょう。喋り過ぎはひかえて、微笑みと間を身につけましょう、と
いうところ。

やはりマスターしたい基本の必須言葉は、自分のことは「わたくし」、
相手のことは「さま」。挨拶には「ごきげんよう」ちょっと失礼、なんてとき
には「ごめんあそばせ」ですね。そして語尾には「ことのて」結び。
「よろしくって」
「わたくし存じませんの」
「まあ、素敵なお洋服ですこと!」
ということですわね。

なかなか面白い(^^)
時代錯誤で大袈裟。でもそれがうっとりです(^^)
なかなかねえ。全て実践しようってのは無理がある。自分のキャラに合わない
感じ。でもすごく憧れはあるので。遊び気分で優雅に使いこなしたいものだわ、
と、思いますの。
これも基本的なことなんだよなあと思いながらも、自分でも適当に便利に
使ってしまってるなあと言う言葉が「すいません」。これは禁止だそうで。
ありがとう、か、恐れ入ります、や、失礼いたします、にきちんと置き換えて
いったほうがいいのですよね。

乙女とお嬢さま、は、似ているようでもやはり別物、と思う。でも言葉使い
とか気に入るようなのを心掛けて、上品を目指しましょう(^^)
楽しい~(^^)
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TITLE: 片想い
AUTHOR: シキ
DATE: 05/16/2001 22:29:19
STATUS: Publish
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BODY:
「片想い」(東野圭吾/文藝春秋)

永遠の片想いなんだ。
切ない言葉がじっくり胸に落ちてくる。

大学時代、アメフト部で共に仲間であったメンバ。卒業後も年に一度
集まって、思い出話しに花をさかせていた哲朗。
そしてその帰りに久しぶりに出会った元マネージャー美月。
彼女はとてつもない告白を、した。

性同一性障害のこと。男と女のこと。男の世界?
そういうことについて考える作品だった。嘘というか、秘密というか、
ミステリとしての謎もあるとは思ったけれども。とにかく性とは何か、
についての作品だと思う。
メビウスの輪なんだ、というのはわかりやすい例えだと思う。グラデーション
だというのも。そうなんだよね。100%の男や女なんてありえないし。
思い込み。らしさ、というものに、たぶん多くの人は縛られてる。自覚のない
ままに?どうなんだろう。あんまり自覚のない人のほうが多いのかなあ?

私自身は。性同一性障害と名付けなくてはならないほど大変だったわけでは
ないけれども、性について、セクシャリティについて、あれこれ思い悩んだこと
はある。たぶん誰にでもあること、かな。
子宮だとかとりさって、絶対妊娠しない身体になりたいとか結構切実に願って
いたこともある。男になりたいとも思っていた。今も解消したわけでもない
けども、まあ、それなりに折り合いつけてやっている。
この作品に出てくる人々の想いは複雑で、とてもこれで解決、というわけに
いくものではない。この結末も、これでよかったというものでもない。
男とか女とかじゃなくて、自分は自分でいられるように、そのことについて
他人にとやかくいわれることのない世の中になるのが一番なんだと思うけど。
どうなんだろう。
たぶん、いや、絶対、私の中にも差別はある。思い込みもある。捕われている。
らしさ、というものに。ニュートラルになれるといいのに、と、思う。
自由な心を持ちたい。
でも正論ばかりじゃいられないとも思ってしまったりする。
正論をはく人の話しもわかるけれども、違和感もある。それは自分の甘えだとも
わかってるんだけども。甘えを自覚しつつ甘える弱い自分。。。うぐぐ。。。
あれこれ考えさせられる作品だった。引き込まれる面白さもさすがだなと思った。
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TITLE: ベルサイユのばら
AUTHOR: シキ
DATE: 05/14/2001 22:24:16
STATUS: Publish
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BODY:
観劇感激日記。5月12日。よく晴れた土曜日。
待ちに待った宝塚歌劇「ベルサイユのばら」公演へ出かける日。
今回は フェルゼン、マリー・アントワネット編。主役はマリー・アントワネット
といっていいだろう。歴史というか、話しがよくわかるのはこれだと思う。
ま、原作とくらべるとすっごいダイジェスト版ではあるけれども(^^;

そしてオープニング。
舞台は一つの絵のように、きらびやかで優雅な額縁仕立てで枠が飾られていて。
「ベルサイユのばら」の飾り文字、ピンクな小公女、ブルーな小公子たちの
歌と踊り。「ごらんなさい、ごらんなさい、ベルサイユの、薔薇~」
マンガの絵のマリー・アントワネットの後ろから、本人登場(^^)オスカル、
アンドレも同じように登場(^^)わ~きゃ~かっこいい~!
アントワネットの歌、「青きドナウの岸辺に~」には思わず感涙。このうた大好き
なんだなあ、私。ビデオで見た初演の時のアントワネット役の人が、もーーーー
素晴らしく歌がうまくて、この歌のときなんかまさに鳥肌のたつようなうつくしさ
だった。名曲~。
フェルゼンも登場。素晴らしくかっこいい!!!たまりませんわ。
物語りは素晴らしく。お馴染みの決めセリフ。笑い。優雅な踊り。うつくしく
切ない歌。本当に何もかも華麗で、豪華で、光りにあふれ、乙女の夢だった。
歌に、セリフに、甘いうつくしさに、死のシーンに、別れに。何度も涙がこぼれてしまう。
本当に本当に素敵。
今回、やはりいっそう衣装とかセットが豪華に、華やかになっていたと思う。
メインカラーは赤、深い赤、だったのかなあ。アントワネットが紅薔薇だからかな。
フェルゼンがまたもうかっこいいのなんの!うっとり。立ち姿だけでクラクラきて
しまう。アントワネットと並んだ時の衣装のバランスも絶妙で、さすが宝塚~!と思う。
素敵です。
ベルばらの場合はもう様式美を極めた舞台、ということらしくて。その完璧なバランス、
しぐさ、決め具合がやはりたまりませんでした。そうよ。そのしぐさよ。その立ち方よ。
その動きなのよ~~~(^^)ああ、もう、メロメロ。私、悶絶しそう~。
って、そうだ、失神のシッシーナ婦人はいなかったなあ。モンゼットの奥様だけだった。
ま、いっか~。
大好きな大好きな宝塚の「ベルサイユのばら」。見ることが出来てよかった。
そして。オスカル、アンドレ編も、是非是非また見にいきたいと思う。
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TITLE: 恋恋蓮歩の演習
AUTHOR: シキ
DATE: 05/13/2001 19:50:01
STATUS: Publish
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BODY:
昨日は宝塚観劇、サッカー観戦、と、盛り沢山な一日でした。
ベルサイユのばら やはり最高でした~。ああ。うっとり。。。
夢の舞台とはまさにあのこと。うつくしく、華麗で、ゴージャス。
憧れを目の前にして涙あふれる一日でした。

サッカーも。憧れの妖精、ピクシーのプレーを見ることができてよかった。
延長でなんとか勝ち!うう、よかったー。ともかく勝った。
グランパス現在三位。優勝、ああ、優勝させてあげたいっ。がんばれ~!!

で。
本日読了。
「恋恋蓮歩の演習」(森博嗣/講談社ノベルズ)

えーとVシリーズ、六作目、かな。
今回舞台は、世界一周の豪華客船。
紅子さまはじめ、お馴染みのメンバが乗り込む(宮崎まで、一泊二日の旅だけど)
船で起こる、殺人?と盗難?事件の謎。

保呂草さんって。。。今まで別にそんな悪いイメージはなかったのだけども、
これってこれって、良く考えたら(よく考えなくても、だけど)ヒドイわー。
うう。
オトナなんて汚い!
と、思わず少女のように叫んでしまいたくなりました(^^;
まあ、そもそもこのシリーズのキャラクタの有り様は、一見淡々と、クールに
書いてあるよーで、相当ドロドロ、ヒドイと思っていたけれども、改めて今回
思い知りました。やっぱキライだ(^^;
そーだよなー。
まあねー。こういうキャラクタとかでも好きだ~気にならない~場合はいいんだ
ろうなあ。でもワタシの好みではないというだけのこと。
謎、というかトリックに関しては言うことなし。興味ないから(^^;
紅子さまが片平をいたぶっていたところはとても素敵だった(^^)
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TITLE: 神様がくれた指
AUTHOR: シキ
DATE: 05/11/2001 22:55:17
STATUS: Publish
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BODY:
「神様がくれた指」(佐藤多佳子/新潮社)

マッキーこと辻牧夫はプロのスリだった。
おじいちゃん、に、(血はつながってないけども育ての家庭、早田家の
おじいちゃん)にスリの腕を鍛えられた。
それでも、しつこいオマワリにつかまって刑務所から出てきたばかり。
迎えに来てくれたおばちゃんに引き連れられて帰宅途中、少年少女たちの
スリグループに出会う。
見事な腕前。しかしたまらなくイヤな感じ。おばちゃんの財布をとった
ヤツらを追い掛けるのだが、返り打ちにあってしまう。
腕を外されて行き倒れになりかけたところを、昼間薫が、助ける。
昼間薫は、占い師。小柄で、女装してマルチュラという名前で占いをしている。
もとはエリート育ちらしい。しかしいささかギャンブル好き。なりゆきで辻と
同居生活をすることになり、かかわっていくことになる。

そんなこんなで、少年たちのスリグループを追い掛ける話なんだけども。
スリの仕事とか、占い師の仕事。幼馴染みのはかなげな咲との恋。
めざすスリグループとの遭遇。
後半はもーすごくハラハラドキドキでたまらなかった。面白かったー!凄い!

私的に好きだったのはやっぱ昼間薫くんだー(^^)
女装の占い師。なんだかコンプレックス。実は優秀。実は寂しがりや。ああー
なんて素敵なのだ~(^^)丁寧なしゃべりかたも素敵。辻くんにほのぼの
させられてるのも素敵。いいキャラだなあ。

少女永井さんとか、少年少女たちがなんか痛い。辛い。
たまんないなあ。
でもともかく救いのあるラストでよかった。いい物語りだったなあ。凄い。
大満足な一冊だった。
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TITLE: 良い人のふりなんてもうやめる。
AUTHOR: シキ
DATE: 05/10/2001 22:07:52
STATUS: Publish
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BODY:
他人にイヤなことをされたからといって自分も他人にイヤなことを
するようでは同レベルに落ちる、ということなので。本当はにっこり
笑って許してあげなくてはいけないのかと思う。
でもそういう心の広さ、あるいは余裕は持ち合わせていない。
小心者で、人に嫌われたくないない、むしろみんなに愛されたい愛されたい
と思ってしまう私は、良い人らしくしなくちゃな、なんて思ってしまう。
そーはいっても本当に良い人ではないので、内心ムカついたりイライラ
しまくったりしてうじうじ悩んでしまう。
馬鹿だ!
愛されたいとか良い人だと思われたいとか、いじましく卑屈な考えを
持つ人間なんか嫌いなくせに、自分はそーしている。馬鹿っ!
なんで自ら嫌いな人間に堕ちて甘んじているのだろう。
嫌われてもイヤなヤツだと思われても、自分で自分のことうじうじイヤだ
とか思ってるほうがもっとイヤじゃないのか。
世界中に嫌われても、自分が自分を愛せるんだったらそれでいいだろう。
乙女を志すものとして、今の私はどう考えても失格。みっともない。
もっと素直に根性悪になろう。
イヤなことがあったら素直にイヤだと思おう。
なんでイヤなことあったことをもしかして私も悪いのかも、なんて自己否定に
考えなくちゃいけない?どう考えても自分は悪くない、んだったら悪くない
んだよー。唾棄すべきは相手であって自分ではない。
毅然としていよう。
馬鹿は馬鹿だと見下していればいい。その馬鹿さに気付かせてあげるほど親切
な人間にはなれない。
自分で自分を愛せるように。気高き乙女になるように。志は高く。孤独を
おそれずいこうと思う。
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TITLE: ラグナロク洞
AUTHOR: シキ
DATE: 05/09/2001 20:13:53
STATUS: Publish
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BODY:
今日はクイックマッサージで極楽気分(^^)
足裏マッサージも初体験。うぐ、ちょっとイタイ、ってとこもあったけど
も、気持ち良かった。じわじわとあったかくなって効いてる気分。ああ~
やっぱマッサージはいいわ~。

「ラグナロク洞」(霧舎巧/講談社ノベルズ)

<あかずの扉>研究会影郎島へ

自称名探偵の鳴海さんと、僕、カケルは、影郎村という岐阜県の山奥へ
出かけてきていた。台風の近付いてきている時、嵐の山荘もの、になる
のでは、というカケルのイヤな予感は見事適中。山荘ではなく、洞窟の
中に、閉じ込められる羽目になる。

そんなこんなで、今回の道具立ては、嵐の山荘モノ、と、ダイイング・
メッセージ。ダイイング・メッセージ講議、なんてのが語られている。
あー。
やっぱり私はこういうのはかなりニガテ。。。
つくづく感じるのは、新本格派、だとか、そのへんって、もう、プロアマ
とわず、マニア同志でサークル活動やってんの?ってこと。誰々の説があって
でも僕はこう思ってて、みたいな。お互い先行作品をふまえて、書き連ね
られていくのね。まあ、そういうジャンルなのだ、といってしまえばそれ
はそうで、そうなんだねえというしかないんだよなあ。
今回の作品もべつにつまらない、と投げ出すようなことはないけれども、
いかにも作者がトリックつくって、仕掛けつくって、そのトリックを語る
ために、こういう設定にして、こういう話しにして、登場人物はこうして
みました、というのが見えてくるよーで、なんだかなあと思った。。。
物語りじゃないんだよなあ。まずトリックありき。
まあ、そういう小説なんだもん、っていうことなのだろうなあ。で、私は
そういう小説だとあんまり面白くはないと思う、ということなだけだなー。

後動さんの過去、とかがまた小出しにされていたぞー。いつお話つくる
んだろうか~。父親とのなんか確執とかありかな?それだとちょっと楽しみ
かもしんない(^^)
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TITLE: 小泉総理~
AUTHOR: シキ
DATE: 05/08/2001 22:05:12
STATUS: Publish
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BODY:
連休明けの荷物が結構たっぷり入ったらしい。
しかし新刊はなし。
どーゆーことー。
講談社ノベルズを楽しみに待っているところだけれども、また配本が
なかったりするかもしれないなあ。うぐぐ。別の本屋で探したほうが
いいかなあ。

ところで今回、小泉総理が表紙になっている週刊誌とかある。
アエラとか。今日は週刊朝日も、だったかな。
国民による支持率史上最高、なんだっけ。さすがの人気というか、
小泉さんの表紙効果。さくさく売れてる。なるほどね~人気あるんだ、
と、そんなところで国民支持率を実感。
そしてアップな顔写真をみるにつけ、つくづく、ドクターマシリトに
似てる。。。ホントそっくり。。。と思う(^^;みんな思ってるよね?
あの髪型とか狙ってるのかなあ。そーでもないのかなあ。んむ~。
昨日の演説のニュース、少しだけ見た。
精力使い果たしましたよ。。。とかおっしゃってましたが、オイオイそんな
くらいで疲れ果ててはダメでしょう~。これから先まだまだ厳しいこと
たっぷりでしょうね。どこまで言ったことやれるのでしょう。
しかし自民党も、小泉さんに協力していかないと国民に批判されるだろうし、
かといって小泉さんにやりたい放題されるのも納得しがたいだろーし、どう
するんでしょうね。
とりあえず郵便局が民営化されるのかどうかが気になる。自分的に一番それが
身近な問題なような気がする。
米百俵の精神、で、現在の痛みに耐えて、未来へ希望をたくそう、というのは
立派だけれども、現実問題どーなんだろう。
まあ、私は今でも社会のはみだしものだからなあ。未来への希望はあまりない
ですわ。ほどほどに期待しておきましょうか。
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TITLE: カレイドスコープ島
AUTHOR: シキ
DATE: 05/07/2001 21:47:56
STATUS: Publish
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BODY:
「カレイドスコープ島」(霧舎巧/講談社ノベルズ)

<あかずの扉>研究会竹取り島へ

今度はユイの友達の招待、ということで、東京ながら南の孤島へメンバは
出かけて行くことになる。
月島と竹取り島。
二つ並んだその島の、月島のほうには三つの家が住み、竹取り島からの
年貢のようなもので暮らしているらしい。
祭り、が行われるその日、島へむかったカケルは死体らしきものを海へ
投げ捨てている面をかぶった男達の姿をみた。
島の秘密とは!
次々起こる殺人事件の犯人は!?

今回もなかなかの分厚さ。
読みごたえはあり、かなあ。んでもやっぱりお気に入りキャラのいない
私としては夢中で読み進むというものではなかったなー。
犯人もわかんなかったし。へー、とそれなりにびっくりでした。
えーと、前作が館もの、で、これは孤島もの、だそうで。
まーミステリファンとしてはたまらないのでしょーか。
やっぱ私は本格ミステリファンというにはほどとおいのかなあ。別に
だからって燃えないんだもんなあ。

後動さんとかユイだとかの過去、っつーかなんか出会いっつーか、
<あかずの扉>研究会の出来たいきさつ、とか、そのうちやるんだろうなあ
と思う。そのへんをひっぱっていくのかなあ。
。。。あまりひっぱられすぎないことを願う(^^;
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TITLE: 反省
AUTHOR: シキ
DATE: 05/06/2001 22:19:16
STATUS: Publish
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BODY:
連休にも関係なくフツウの日々を過ごしてきて。
今日は休みで一日ごろごろだらだら過ごしてのほほんした。
ゆーべ、ついつい夜更かし。。。というか、明け方まで起きていたので
今日は昼過ぎまで寝ていた。
うう。ランチくらい食べに行こうと思っていたのに出かけそこねた。
結局今年のゴールデンウィークも何もしないまま終わってしまった。

ホームページの本の日記のまとめが自分としては今週一番の成果。
さるさる日記を始めてから一〇ヶ月分で、あの量は多いのかどーか
よくわからないけれども。
まとめようとするとやっぱ多いと思った(^^;メンドウクサガリな
私としては。
読み返しつつ、なんだか自分でも何書いてんだかよくわかんねーと
思ったものもあり。。。あーこーゆー本読んでたあの時こーゆーことに
興味もってたんだなあって思い出したり。
結構はりきって、どうこうしよう!と書いているのに、あんまり実行
できてなかったりして(^^;
捨てる!生活 の実践というか、すっきり片付いた部屋にはなってないし~。
チャンドラーも読み進んでないし~。古典文学にもなかなか手が出てない
しなあ。
興味の持続がない。飽きっぽい、という自分の性格を改めて実感した
日記まとめ作業だった。やれやれ。
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TITLE: ドッペルゲンガー宮
AUTHOR: シキ
DATE: 05/05/2001 21:59:56
STATUS: Publish
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BODY:
「ドッペルゲンガー宮」(霧舎巧/講談社ノベルズ)

<あかずの扉>研究会流氷館へ
というサブタイトル(?)つき。
大学のミステリ研究会みたいなものに入りたかった二本松翔くんだが、
そういったクラブはすでに潰れていた。代わりに、というか、飛び込んだのは
<あかずの扉>研究会。
メンバーはカケルを入れて六人。自称名探偵や、ホントに名探偵、霊感少女に
無邪気少女、鍵明け名人。そしてカケルは推理小説好き。
依頼を受ける、という組織ではないのだけれども、突然訪ねてきた高校の教師
に、一年前から行方不明となっている女生徒を探す手助けをして欲しい、と
頼まれる。
そして。のりこんでいく先は流氷館。その館にしかけられたトリック。次々
起こる殺人。犯人探し。動機探し。謎は解けるのか。犯人にたどり着けるのか。

新本格派、らしい。島田荘司推薦!ペンネームを考えてくれたのも島田氏だと
いうから、まさにバリバリ新本格派ですねー。
なかなか分厚くて読みごたえあり。
しかしキャラクタに馴染めなかったなあ(^^;どの人にも思い入れがもてない
し。謎ときのほうに挑戦する気のない私としては、ふんふんと素直にひたすら
読んでいっただけ。新本格派だ!おお!というほど興奮することもなく。。。。
夢中になるほどは面白くないと思う。。。
これでも丁寧に書いていってくれてるのだろうけれども、やはり独りよがり
なんじゃないのか?作者?と思ってしまう感触があり。デビュー作、なんだよね?
仕方ないかなってことかもしれない。
読み慣れると気にならなくなるのかも。あ、書き慣れて、ってことでもあるのか。
まーしかし、なんにしても動機は。。。弱いんじゃないのかあー?なんか全然
説得されなかった。。。研究会のメンバとかにもリアリティはあまりなし。。。
好きになれなかったからかなあ。名探偵の苦悩も、残された人々の落ち込みも、
うすっぺらな気がする。まあなあ。好きになれなかったからかなあ。

なんかつまんないと豪語してるみたいだけども(^^;そこそこの分厚さを
投げずに、ガンガン読んで行けたので、やっぱそれなりに面白いんだろうーとも
思う。とりあえず、あと二作、出てるのを読むつもりだ。
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TITLE: 戦争論争戦
AUTHOR: シキ
DATE: 05/04/2001 21:50:02
STATUS: Publish
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BODY:
「戦争論争戦」(小林よしのり・田原総一郎/幻冬舎文庫)

対談、というか、討論、というか。
なんとなく読んでしまったけれども、小林よしのりの「戦争論」も
田原総一郎の「日本の戦争」も読んでないんだよなー。
戦争反対で、戦後のほうがよかったんだ、という田原総一郎。
小林よしのりも、別に戦争賛成ってわけじゃないみたいだけども、
公の意識をもとう、とか、戦争をした兵隊さんは偉い、とかいうあたり。
ともかくお互い譲らない感じ。
面白い。
熱いよなー。

日曜日なんかの朝のテレビとか、朝まで生テレビとかで、田原総一郎が
喋ってるのはよく見るので、なんか口調の感じまで聞こえてくるよーだった。
小林よしのりのほうがもーお手上げ、ってなってるみたいだったなあ。
自分の主張を曲げるわけじゃないけど、もう平行線で、モーダメ、って
なっちゃうみたいな。

どっちが正しい、ってものでもないんだよなあ。
うーーーーーん。
私は戦争についてあまりきちんとしたことを考えきれてない。
物語りとしての戦争は好きだけども、現実問題、戦争はもーぜっっっったいに
イヤだ。
日本の自衛のために、公の意識をもとうよ、って言われても。。。でもでも
戦争はイヤだ。
私は戦争になったらまっ先に死にたいと思う。それは自分勝手なことかもしれない
とも思うけれども。戦争で戦うのはイヤだ。
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TITLE: UNKNOWN
AUTHOR: シキ
DATE: 05/03/2001 21:52:31
STATUS: Publish
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BODY:
「UNKNOWN」(古処誠二/講談社ノベルズ)

アンノン。
自衛隊内部で、盗聴があった。
ことが大きくならないうちに、処理するために派遣されてきた
調査班の朝香二尉。その補佐をすることになる野上三曹。
一体誰が。どうやって。不可能なはずの盗聴をしかけたのか。

自衛隊だよー。
自衛隊の話しだけども、基本はミステリだからあんまり抵抗はない
かなあ。んでも別に自衛隊好きにはならないけどなあ。。。別に悪意も
ないけど。

ともかく朝香二尉がなんか素敵(^^)若いし、(27歳)スマートだし
顔も美形、というか、可愛い系?さわやかな笑顔で人の懐に入り込む
らしい。天涯孤独な身の上らしい。部下を思い遣る心の優しさと、鋭い
頭脳。うーん。素敵だ。
野上三曹は22歳。正義感強い男。なかなかこいつもさわかや君。
ふたりのコンビがいい感じだった。

トリックっつーか、盗聴器を仕掛けたなぞ、とかは私は相変わらず
わかんなかった。んでもそれほどたいしたことないんじゃないかー、と、
思う。いや、わかんなかったくせに、だけど。
動機、とかいうのも、あんまり納得はできない。
自衛隊だから、ってことがあるんだろうか???それにしてもなんか
なんだかなあって気がした。。。
朝香さんと野上くんのキャラクタがなかったら読めない作品だと思う。
まあ、それで十分かな。
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TITLE: 空飛ぶ馬
AUTHOR: シキ
DATE: 05/02/2001 22:19:35
STATUS: Publish
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BODY:
「空飛ぶ馬」(北村薫/創元推理文庫)

噺家円紫師匠と、女子大生の「私」。
シリーズらしい。北村薫のデビュー作だそうだ。
日常の中に潜む、ちょっとした不思議。それを「私」が円紫さんに
話すと、たちまちその奥にあった本当のこと、が、明かされる。
時にそれはイヤな気持ちにしかならないような、知らなければよかった
というようなことでもあるし、ほっと心安らぐ理由があったりもする。
おだやかな語り口。
季節の情景。さりげないユーモア。
人気があるのもよくわかる。面白いなあ。素敵だなあ。いいなあって
素直に思えたらお気に入りになるのだろう。
でもなあ。。。。
私はやはりそう素直にいいなあ、って微笑ましく納得はできない。
事件そのものはまあいい。
お話そのものも別になんの文句もないし。面白い。
ただキャラクタが好きになれないんだよなあ。。。

理想的な女の子、なのだろうか、と思ったりする。
スマートで、理知的で、ちょっとお茶目だったり。清潔そうで、純真だったり
する女の子。女性、というほどに成熟はなく、むしろ色恋なんかの感情を潔癖
に遠ざけていようとするような。本好き内気な読書青少年の理想、だったり
するのだろうか、と思う。
そういうのがヤダヤダ、って私は思う。
善人ぶってるんじゃねーよ。と思う私は、つまり、自分が悪人だから善人が
信用できねーとか思ってて、心清らかな人々の物語が嘘くさすぎて読めない、
ってことなのだろう(^^;心清らかな人は、うんうん、いいなあこういう
お話、と、素直に好きになったりするだろうか。悪人だったとしても、
ああ、こういうのいいなあ、よし、自分ももっと素直になろう、とか思えると、
好きになるのかなあ。
んでもなあ。
私には、この、リアリティを出そうとしている女の子像がなんだかウンザリで、
読み進みながらも、あーハイハイってちょっとなげやりになってしまった。
まあ。私が悪いのよ。いいお話だわ。面白かったわ。それは分かるわ。はい。
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TITLE: ネバーランド
AUTHOR: シキ
DATE: 05/01/2001 22:14:58
STATUS: Publish
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BODY:
「ネバーランド」(恩田陸/集英社)

「トーマの心臓」をやる予定だった。
んだそうだ。
んん~。大胆なことをおっしゃる。
あの名作をやる~?!できるわけですか?ええ!なんて。ちょっとひいて
しまうんだなあ、私は。

名門高校の寮に、三人だけ居残りすることになった、美国、寛司、光浩。
そしてそこに乱入してくる統。
なんとなく、居残りを決めた美国。しかし他の三人には、何かしら家を
離れている理由があった。美国にも密かな心の重荷もあったのだ。

てな感じで。
ほんの一週間足らず。夜毎の飲み会や告白によって作られる濃密な関係。
高校生諸君の悲惨だったり悲痛だったりする悩み。告白。しかし一晩明ければ
どことなくふっきれる明るさも同時にあるような。
面白いかった。
読みやすいし。ドラマチック。
しかしねー。光浩くんの話しはあまりにもあんまりにも酷いじゃないかと
思う。うぐぐー。いくら強い、頭の良い、良い子であるとはいえ、そんな目に
あわせるなんて作者酷いじゃないか!と思ってしまうくらい。
さわやかっぽくしめてるけども、そんなの嘘だ、とか思ってしまうのは
ワタシの深読みのしすぎかなあ。
もう少し成長してから書きたい小説の原形になるような気がする、と、これも
あとがきに書いてあったことだけども。
うーん。
確かに。
この小説だって十分っていえるんだろうけれども、やっぱり、なんかこう、
もっともっと、もっとドロドロだったり深いこととか、関係の有り様とか
あるだろーと思う。ごく一部を切り取ってきただけ、みたいな感じが私は
してしまう。本当にいつかまたこの作品のさらなる深みをもった作品を書いて
くれるのだったら。また読んでみたいと思う。
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