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2008年8月

TITLE: 『執事の分際』
AUTHOR: シキ
DATE: 08/21/2008 23:07:42
STATUS: Publish
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BODY:
『執事の分際』(よしながふみ/白泉社文庫 コミック)

フランスに、革命が起こる30年ほど前のこと。
シノワズリ(中国趣味)の伯爵と、平民の出会い。

貴族のうちで働くこととなったクロード。
見目麗しいおぼっちゃま、アントワーヌ。
革命のせいで、亡命することとなり、身分もさしあたり関係なきごとく
なった時、執事はようやく、愛してますと、告げることができる。

最初のは、番外編、というか、プロローグ的なもの、か。
短編のシリーズ。クロードと、アントワーヌのお話メインですね。
シリーズというか。ふたりのエピソードのつらなり。
いままでさんざんいいという評判ばかりきいてきたものの、よしながふみを
読むのは初めてだなあ。
間違いなく面白いんだろう、と思っていたので、さしあたり買うものがなく
執事ものかあ、と気になっていたこれを買ってみた。
予想より、えろいシーンあり。なんかイメージとして、えろいシーンは
あまりない人なのかと思ってました。
商業誌だけじゃなく、同人誌の話しもまとめているからかな。
やー。
クロード素敵☆
いいわ~☆☆☆
アントワーヌもおぼっちゃまぶりが素敵だし~。
やっぱ執事の丁寧語な責めは最高だなあ。いい~。

しかし、ベルばらではあれほどの悲劇、運命のフランス革命だというのに、
こっちでは「そういえばそんなことがあったんだった」ってなもんですか(笑)
まいっか~。

これから文庫、ちまちま買ってみよっか。よしながふみ。
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TITLE: 映画『スカイ・クロラ』
AUTHOR: シキ
DATE: 08/21/2008 00:35:41
STATUS: Publish
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BODY:
映画『スカイ・クロラ』 押井守監督作品。森博嗣原作。

ショーとしての戦争。終わりのない愛。

というようなコピーがポスターにあったと思いますが、えええっそんな
いきなりネタバレ!?とびっくり。というか、アニメ化、というところで
まず、キルドレのいきなりのネタバレ!?とびっくりだったのですが。
いっとき森博嗣の本を出るたびに買って読んでいたので、『スカイ・クロラ』
も、たぶんシリ-ズ途中までは読んでいると思う。
今回の映画を見始めて、あれ?と戸惑う。
シリーズ全部が原作なのか。
結局途中で読まなくなったので、原作の最後まで映画でやってるのかどうかわかんない
ところですが。映画としてよくまとまって、ちゃんと一本として完結
している感じ。なるほど、そういうシリーズの話だったのか、と、よく説明
してくれていて納得。(ちがうのかもしれないけれど)

なにはともあれ、空での戦闘シーンのうつくしさが、重要、だと思うんだけど。
CGは凄くて、実写かと思うかのような。で、なんか、サンダーバード
みたいと思っちゃった。いやその、すごく実写みたいだから。ってでもつまり
やっぱそこは微妙にCGだから、ペライというか、おもちゃめいたところも感じて
しまって、それがなんか、サンダーバードみたいってゆーか。
もちろんものすごくすごくよくできてたんですよ。
でもやはり飛んでる感とかはナウシカだとかラピュタだとかのほうが爽快かなあ。まあ
あっちはわりと人の生身だからか。でもこんなに凄いCGやらなくても、アニメはアニメ
でアニメらしく描いてくれればいいのに、と、思わなくもない。

なにやらまた小難しい感じの映画になってましたがそれもまたちょっと微妙。
イノセンスくらいつっぱしってわからん、ってなると圧倒されますが、これはそれなりにちゃんとわかりやすく説明もいっぱいある
ので、ふうん、と、それなりに納得。でも、なんか小難しい感じ
はあるので、うーん、と、なんっか、微妙、としか言えない感じ。。。どーなんだろう。
もっと突き放してもいいのでは、と思わなくもない。
そもそも原作もそーだし、押井守監督もそうなんじゃないの?と思うんだけどな~。
どっちのファンにも、なんかちょっと違う、と思わせる出来上がりなんじゃないだろうか。
英語と日本語、とかもなんか使い分けてたなあ。でもなあ。。。

うーん。
なんか期待しちゃったけど期待ほどではなかったかなあ。
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TITLE: 『グロテスク』『ダブルフェイス』
AUTHOR: シキ
DATE: 08/19/2008 22:11:55
STATUS: Publish
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BODY:
『グロテスク』(桐野夏生/文藝春秋)

怪物的に信じがたいほどの美貌の妹、ユリコ。スイス人の父とのハーフで
あるのに、姉のわたしは美しくはない。ユリコとは全然似ていない。
やっとの思いで離れ、バカなユリコには決して入れるはずのない名門Q女子高
にはいったのに。そこもまたわたしの居場所ではなかった。

東電OL殺人事件を題材にとっている。とはいえ、もちろん小説。
妹とわたし。女子高でのあきらかな差別、区別、格差。意地悪さ。年をとって
いくことの残酷。女であることの残酷。女であることのグロテスク。
カリスマ的ユリコな要素はちょっと無理、と思うものの、どの女のどのどろどろ
暗黒面も、多かれ少なかれ身に覚えある。。。という突き刺さる感じ。
ユリオが出てくる最後はどーかと思ったけれども(なんか唐突で、こういう終わり
にしたいのかあ、と笑っちゃった)がっつりぐいぐい読ませます。で、マイナス
パワーを存分に浴びて、あああああヤダ。。。と、鬱になりますね。ううう。
どうしたって女のほうに分類される自分がほんとヤダなあ。まあ、男ならいいか
ってわけでもないけどなあ。
街娼になって殺されたいな。。。イヤだけど。でももうそうするしかないような
気になってきた。働いて、年をとって、誰にも認められずだれにも優しくされず。
年寄りの醜い娼婦と蔑まれながら殺されたい。

すっかりとりつかれてる。

『ダブルフェイス』(久間十義/幻冬舎)

これも、東電OL殺人事件を題材にしたもの。
事件の裏には、政界の圧力とかスキャンダルとかがあるんじゃないのか、という
感じ。
だけれども、そのことは結局つめてなくて、なんか、刑事のほうの、恋人との
あれこれとかあったりして、正直非常につまらない。。。。
ノンフィクションのほうとか、『グロテスク』のほうが明らかに上出来です。
まあ、比べて、ってくらべるのもヘンですが、『グロテスク』がいちばん凄い。
ノンフィクションは、文章はあまり好みではないけれども、やはり事件そのもの
についていく感じが魅力だった。
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TITLE: 『東電OL殺人事件』『東電OL症候群』
AUTHOR: シキ
DATE: 08/16/2008 20:25:09
STATUS: Publish
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BODY:
『東電OL殺人事件』
『東電OL症候群』  (両方ともに、 佐野眞一/新潮社)

1997年、事件は起こった。
東電につとめるエリートOL。年収は一千万を超えていたという39才の渡辺泰子。
彼女はしかし、昼の仕事の後には、渋谷、円山町で街娼として客をとり続けて
いた。そして、殺された。
犯人とみなされたのは、客となったことのあるネパール人。
彼女に何が起こったのか。
犯人は本当にそのネパール人なのか。
事件の風化を許さないノンフィクション。

この事件のことはなんとなく覚えていて、この最初の本が出た時に話題だった
のも覚えていて、図書館で見かけた時に、そういえばーと気になって読み始めた。
殺された泰子に共感する女性読者が多くいた、という続編の話しにもあるように、
泰子は私だ。
と思ってしまいたい気持ち、なんかすごくわかるー。なんでなのかとかよくうまく
言えないけど。と思う私も30代後半となっていて、エリートとはほど遠いにせよ
働く独身女で、多少なりともファザコンっぽいとこもあるかなと思い、
こういう風に思うようになった今、これを見つけて読んでしまうのもなんか運命か。
なんてな。
ノンフィクションなんですが、えーと、なんかこう、著者の思い入れというか
大仰な書きっぷりがなんかちょっとねえ、と思わなくもない。
本が出たのが、最初のが2000年、続編が2001年ですね。
捕えられたネパール人、これを読む限り、どうしたって犯人じゃなくて、警察に
無理矢理犯人にされてるみたいなんだけども。ググってみたところ、まださらに
上告中らしく、決着はついていない事件なんですね。。。ホントに冤罪だとしたら
あんまりだ。
いつか結審したら、また著者は本出してくれるでしょうか。
気になります。

現代の大いなる堕落論として、極めて魅力的、と思う。
同時に、所詮男の著者の男目線か、とも思う。どうでしょうね。
ノンフィクションならでは。結局どうなのかということはわからない。
でも十分に読みごたえありました。 
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TITLE: 『のだめカンタービレ』21
AUTHOR: シキ
DATE: 08/15/2008 22:29:02
STATUS: Publish
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BODY:
『のだめカンタービレ』21巻 (二ノ宮知子/講談社KC)

のだめも21巻ですか~。
一時ほどの熱狂はしてないのですが、発売されてるのねっ、と気になってて
やっと今日買いました。

ルイと千秋。
のだめと千秋、でやりたかったようなコンチェルトを聞いてしまうのだめ。
千秋もほんとうはのだめとやりたかった。けども、まだ、やれない。ルイと
やる。出し惜しみしてる場合じゃねーだろ。という言葉。そうなんだよね。
千秋さまもまだまだ新米指揮者。駆け出し。期待の星とはいえ、出し惜しみ
したりしてる場合じゃない。いやもちろん、どんな有名指揮者になったとしても、
一回一回の舞台に出し惜しみなんかしちゃダメ。ダメだった舞台を見た客は
基本的に二度と見に来てはくれないもんなんだよ。

パリ編にきて毎度のことながら、芸術の世界に生きようとするって、
なんて辛いんだ。大変なんだ。厳しいんだ。うわあああん。って、思う~~~。
ルイと千秋を見て聞いてしまったのだめ。
でものだめはそうはいっても千秋さまと恋人同士だし~~~オクレール先生
だって、今回はミルヒーだって、のだめのことを見込んであれこれ手助けして
くれるじゃないかあああ~~。
うわ~ん。

私なんか誰もいません。
誰も手助けしてくれないし誰も認めてもくれないし励ましてもくれないし。
いやまあそもそも才能がないんだからないものねだりなわけでつかのだめと
くらべること自体が間違いってわかっちゃいるけどあああーいいなー千秋さま
の手料理食べて甘えて匂い嗅いで(おい)プロポーズしたいよ~(おいおい)
うわーん。

とまあ、なんか意味不明な辛い気持ちになりながら読みました。
どう決着がつくのか。楽しみデス。
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TITLE: 映画『ダークナイト』
AUTHOR: シキ
DATE: 08/15/2008 05:39:47
STATUS: Publish
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BODY:
映画『ダーク・ナイト』

バットマンシリーズ。
前作、バットマン誕生の続編、ということになるでしょうか。
バットマンの人、監督ともに同じ。アルフレッドも同じ。きゃ☆

ゴッサムシティでバットマンの活躍が知れるようになり、悪人たちは
怯え始めていた。バットマンの真似をするものもあり。
しかし、一切のルールをまったく無視する怪人、ジョーカーという男が
現れる。バットマンと対決するというゲームを最高の楽しみとして、悪人
たちを圧倒し、新たな支配者となろうとする。

てか。もうあらすじとかどーでもいい。(あ、もちろん言うまでもなく
こりにこってて、ゾクゾクとする展開ですっごい面白かったんです)
ジョーカー。
ジョーカー。
ジョーカーの狂気というか、本気でヤバい怖さにひたすら圧倒されました!
凄い。
この役を最後に亡くなってしまったのがなんだか運命なのかと思ってしまう
くらいに(もちろん後付けの勝手な妄想ですね)強烈すぎでした。
正義の側に立つがゆえに、限界があり、甘さがあり、自らに悩むバットマン。
ジョーカーはどんな倫理もルールも軽々と飛び越える。
翻弄され、後を追いかけることだけしかできない警察とバットマン。
苦悩するウェイン様と励ますアルフレッドもとっても素敵でしたが。
もちろん私はジョーカーに圧倒されひきずられ魅入られました。信じられない
ほどの悪。
素晴らしい。

結構長い映画、ですが、まったくダレることなく、凄い展開が続々きて
もう怖いもうやめて、って思いながらいっそみんな殺されてしまえ、と願って
いた。凄い。凄い。
光の騎士、としてゴッサムシティの希望、といわれる検事の変貌も凄かったし、
それにまた苦悩するバットマンも素敵だったし。
バットマンを一方的に熱愛するジョーカー最高だし。
凄い。理想的映画だった。
もう2、3回見たいくらいだ。。。また見に行こうかなあ。
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TITLE: 『フロスト気質』 上下巻
AUTHOR: シキ
DATE: 08/13/2008 04:08:09
STATUS: Publish
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BODY:
『フロスト気質』上下巻(R・D・ウィングフィールド/創元推理文庫)

イギリス。デントン。
嫌味で規則規律経費削減見栄ばかりに気をとられているマレット署長のもとで
フロスト警部は下品さマイペースをつらぬきながら、続々と起こる大小様々な
事件解決に奔走する。

てな感じで、警察小説シリーズ第4弾、です。(警察小説っていうシリーズ
だったのか)
前のが出てからめちゃめちゃ時間がたってると思う。新刊として並んでいる
のを見た時にはびっくりでした。ついに上下巻になってるし。
相変わらず寝る暇もなく事件事件事件で、タイヘンなことになってて。
それなのになんとなくなんとか解決がついちゃうのが凄い。面白い~~~!!

今回の新人くんは、リズ・モードという若い女の子の部長刑事。
かつてデントン署勤務だったものの、娘の轢き逃げ事件の痛手からデントンを
離れていたジム・キャシディ警部代行。
相変わらずのマレット署長。
どいつもこいつも、フロストの邪魔をする。。というか、邪険にされても
仕方ないフロストのダメっぷりだったりなんだけれども。実際手柄をあげるのは
フロストなんだけれども。それぞれの手柄に横取りされても、文句言わないんだよね。
マレット署長にたいするフロストの態度は見習いたい。。あんなヤな上司にも
耐えていけるフロストは凄い。。。ま、見習えないなあ小心者で凡人の自分には。。。
子どもに絶対的に優しいとか、意外と細やかな思いやりがあるとか、フロストは
なんだかんだいってもやっぱり魅力的。根本の確かな正義感はゆるぎない、とかね。

健気に捜索を続ける捜査員下っ端なみなさんとか、今回いっそう素晴らしく感じた。
働くって大変だなああ。って、そういうことに感心するようになったのか私。
前回からそれだけ歳月が流れたってことでしょうか。

もちろん、読んでいる最中は、大変だタイヘンだ、どーするのどーなるの、
またスカかよ!と、なにかと熱中してそんな感慨抱いてる場合じゃないんですが。
じっくり読もう、と思っても、面白くてついつい読んじゃっても~上下巻だけど
一週間もたなかった。。。
そして、著者が亡くなったそうで。フロストシリーズは、翻訳出るとしても
あと二作ほどでおしまい、なのですね。早く訳して~とも思うし、でもゆっくりでも
いいかも~とも思う。どっちにしろ出れば絶対読む。待ってます。
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TITLE: 『ぼくには数字が風景に見える』
AUTHOR: シキ
DATE: 08/11/2008 22:28:42
STATUS: Publish
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BODY:
『ぼくには数字が風景に見える』(ダニエル・タメット/講談社)

サヴァン症候群。自閉症スペクトグラム。
著者は、そういった病名を持つ男性。
きまった日課が崩れると不安になり、数字を数えると少し落ち着く。
数字は小さい頃から大好きで、数字それぞれに色や形があり、数字の連なりは
うつくしい風景に見える。
πを暗記、暗唱して、てんかん協会のチャリティに役立てるイベントをきっかけ
にして、注目の人となる。
数字、語学の天才であるが、一般的な人とは違うところが多い。自立して暮らせる
のは、かなり凄いことだ。

映画の『レインマン』のような特殊能力があるけれども、施設でないと暮らすのが
難しい、というタイプの人。
だけれども、愛する人と出会い、自立している。
ボランティアに参加する意欲はあるし、一人で海外へ出かけて行くこともできる。

すごく不思議で面白かった。
生きるのが辛いこともいっぱいあるようですが、基本的にすごく幸せに暮らして
いるのがほんとーに凄い。
で、ゲイな人なんですね。
この本の評判は聞いてたけど、そこは全然知らなかった~。そこがわかってまた
俄然魅力的でした。
愛する人と静かに暮らす、って素晴らしい~。

数字が風景に見える、というその感覚、とてもわかるとは言えないけれども、
でも読んでいて不自然なところはどこにもなくて、淡々と書いているけれども
ものすごくものすごく大変だったんじゃないのかこれ。。。というのがたくさん
あって。なにより家族が凄いなあと思うし、恋人も凄いなあと思う。
もちろん著者が凄いのは言うまでもないです。

生きるのが大変、ってことは多かれ少なかれ誰にもあることだよ。なんとかがんばろーよ。
と、なんか素直にそう思っちゃったりして。
淡々とした書きぶりがそういう素直さとかやさしさを引き出してくれる感じ。
「ブレインマン」ていうドキュメント、日本でも放送されたそうで。見てない~。
見たいなあ。いつかまた再放送しないかしら。
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TITLE: 『湯めぐり歌めぐり』
AUTHOR: シキ
DATE: 08/05/2008 03:50:22
STATUS: Publish
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BODY:
『湯めぐり歌めぐり』(池内紀/集英社新書)

温泉と歌人。
というエッセイ。

最初に「子規と道後温泉」があり、ふむふむと読む。
これはごく短いものでした。

かなり感動してしまったのは、「晶子と箱根」とか
「修司と恐山」とか。「牧水と水上温泉」とか。牧水がくるぞ、いるぞ、
というので、田舎の歌をつくる人たちがふらりと宿に訪ねてきたりするの。
田舎にいる身としては、なんか納得~~というか、いじらしいというか、
ほのぼのとするけれども哀しいというか。こういう交流というのがあるのだ。
なるほど、と思う。

池内紀といえば翻訳、しかしらなくて。『香水』はこの人が訳していたかな
というくらいしか知らないです。ドイツ文学者とかではないのか?と思って
いたので、短歌少年であった、とかいうのは全然知りませんでした。
うーん。凄い人というのは何でも知ってるのね、と思わせてくれてうれしい。
文章ももちろん素敵。
そっけない。
きりりとしている感じ。
引用されている短歌もますます素敵に見えます。

宮沢賢治が歌をつくっていて、それがいつまでたってもとても下手だった、
でもそれを何度も推敲していたり、結局あふれて、歌から詩へ、さらに物語
になっていったりしたようで。
そういうのもよく知りませんでした。そうか。下手なのか。歌人ではなく
詩人で、物語る人だったのか。なんかいいなあ。
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TITLE: 『啄木鳥探偵處』
AUTHOR: シキ
DATE: 08/04/2008 00:34:34
STATUS: Publish
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BODY:
今日の午後は子規記念博物館の特別企画展示、外骨 を見に行った。
名前程度しかしらない外骨ですが、かなり面白かった。色きれいだった~。
外骨すげえ。
ざくっと楽しんで、記念講演?を聞く。前半ややつまんないと思ったけど
後半はだいぶのってきて、面白かった。
その後、まだ明るい午後ながら、道後ビール♪夏はこれですなあ。

で。まったく関係ないけれども、読了本。

『啄木鳥探偵處』(伊井圭/創元クライム・クラブ)

石川啄木。病がちながら傲岸不遜。探偵を始めたという。
金田一京助。大学講師の身である。啄木に心酔してしまっていて、抗議しつつも
彼の頼みを無下にはできない。
新聞を賑わす怪しい事件の解決に乗り出してみたり、依頼人がやってきたり。

って。
えーと。
1999年刊行。ホームズ役が啄木で、ワトソン役に金田一。
短編連作ミステリ、というところでしょうか。
しかし。。。正直いって私には面白くなかった。
たぶんキャラモエ狙いで行こうとしてるのかなあ?って感じですが、でも
それにしてはどっちも魅力を感じない。。。
啄木と金田一京助かあ!と、期待を持って読んでみたのに。。。
というか、まともにじゃなくて、お笑いか?と読むほうがいいのかなあ。
でもそれにしても別に笑えないけど。

舞台となってる明治終わり頃、とか、道具立てというか、いろいろ好きそうな
設定ではあるのに、どうしてこんなにも乗れないのか。。。
文章が下手なんじゃないのか。。。いやでも新人賞的なものとってるわけで
けっこう上手いよってことなんだよね?
しかし読みながら退屈で、読み終わるのに凄く時間がかかってしまった。
そもそもこの二人がもしかして腐なのかしら☆きゃ☆ってこと狙いなのかも
だけども、そんなの勝手にこっちが深読みするから楽しいのであって、わざわざ
書かれてもただひくだけですやん。
なんだかなあ。
なんだか、私がいうのもなんですが、おしい、って感じ。もっと面白くなる
素材だったのでは??うむ~。
もったいない。
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