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2009年6月

TITLE: 『フェルマータ』
AUTHOR: シキ
DATE: 06/30/2009 16:44:30
STATUS: Publish
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BODY:
『フェルマータ』(ニコルソン・ベイカー/白水社)

これは僕の自伝だ。
アーノルド・ストライン。アーノルド、というよりも縮めて
アーノ、というほうが自分では気に入っている。
年は35。仕事はタイプ。派遣社員。
僕にはちょっとした力がある。指をぱちん、で、宇宙の時間の流れを
とめることができる。世界がとまってる。動き回れるのは僕だけ。
で、僕がやることは。
もっぱら性的な興味を満たすこと。
でも女性にたいして少しでも怖い思いをさせるつもりはない。
最大限の敬意をもって、心からの愛をもって、服を脱がせて眺めさせて
もらったり、ちょっと抱きしめさせてもらったりするだけ。
ぱちん。
時間をもとにもどしたときに、誰にも、もちろんその本人にも気づかれる
ことは絶対にない。

ってわけで、アーノくんの都合のいい一人語りなわけです。
うーん。
一応戸籍上生物学上女性である私としては、勝手なことを、と怒るべきなのか。
しかし男ってのはこんなにも無邪気にバカでエロスなのか。。。まあ
どの程度リアルなのかは深く追求しないけど。
小学生の頃、セクシーな先生のおっぱいを見たい。見たい。という強い情熱
から、力が目覚めた、というか。時間をとめるのも、偶然みたいなきっかけが
必要、で、安定していつでも好きなときに使えるわけでなくて、力が去って
いってしまうこともある、とか。
いろんな方法を試したり苦労したり、非常に馬鹿馬鹿しくもあり楽しくもあり、
かなあ。
目をつけた女性に、自分で書いたポルノを読ませるために時間をとめて必死で
タイプしたり。
せっかく時間をとめるなんてすごいことができるのに、なんかもっと悪いこと
しようよ。金儲け泥棒とか。ってことはできないチキン、あるいは良心的、って
のがほほえましい。かなあ。
あんまり微笑ましいとかいってるのもどうかって気はするけど。
と、微妙に複雑に思いながらも、うむうむがんばれよアーノくん、と、
おおむね楽しく読みました。
下ネタがダメな人にはまったく無理かと思う。
でも平気ならいーんじゃないかな。うんうん。
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TITLE: 「アイ・カム・ウィズ・ザ・レイン」(ネタバレ)2
AUTHOR: シキ
DATE: 06/29/2009 16:35:20
STATUS: Publish
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BODY:
*下、1の続き。

犯人とクラインとの対面、銃を構えるクラインをバットで叩きのめして。
シャツを切り裂いて、犯人がクラインの腕に喰らいつくの!!!!!!
なんというエロス。血塗れの暴力の。
その冒頭だけで死にそうでした。凄い。一気に私も同化する。
おぞましい芸術に。
芸術じゃない。彼は殺人犯だ。連続殺人犯だ。
精神病院、白い部屋。白い服。考え込むクライン。自らを傷つけるクライン。
同化する。
同化する。
同化する。

殺人犯と刑事。死ぬほど好きだ。
2年前、ってことで、ジョシュくんがお髭なしの、ちょっと若者、ウブい感じ
だったりもして。でも狂ってく。
やっぱりジョシュくんはぬぼーっとしてるなあ~と、とてもとっても素敵で
かっこよくって、脱ぐのも脱がされるのも最高!好き大好き!
血塗れ。
狂ってる。
最高!大好き!!!!!

映画は、クラインがシタオを探してるってことで、フラッシュバックで、って
ことなんだけど、もー、ストーリーもなんも、シタオもマフィアもどーでもいいや。
クラインに心奪われて、私の妄想力で脳内補完1200%。
凄すぎる映画のイメージ。
前宣伝見てるときには、なんかキムタクのことばっか言うし、どうしようかなあと
思ってたけれども、でも見るのやめなくてよかった!
自分に他人の傷を引き受けて、とか、乙一ので映画化されたのもあったなあとか
思ったけど、でも、それってパタリロのフライミートゥーザムーンだよね、と
また思いつつ。だからシタオはなあ。
あのあからさまなキリスト教の味付けも。。。
うっかり、聖☆おにいさん のイエスを思い浮かべて、ちょっ、そんな痛いのイヤ
だから!ウリエル呼ぶから!とか思って笑いそうに。うう。もー宗教絡みは
おにいさんsのせいで雑念が入りまくりで困る。。。

見に行って本当によかった。監督のイメージの力?監督の狂気に同化する。。。。
しばらくぼーぜんとしてまだ非日常にいるみたい。こころが
あっちにいったっきりみたい。凄く凄かったよかった。

この監督が、次、村上春樹の『ノルウェイの森』を撮るそうで。。。
それなら見ようかなあと思うけど。。。どうなんだろうなあ。
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TITLE: 「アイ・カム・ウィズ・ザ・レイン」(ネタバレ)1
AUTHOR: シキ
DATE: 06/29/2009 16:34:04
STATUS: Publish
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BODY:
映画「アイ・カム・ウィズ・ザ・レイン」 トライ・アン・ユン監督

探偵、クライン。元刑事。
アジアで行方不明になった息子を探して欲しいという依頼を受ける。
全権委任。経費無制限。息子の名前はシタオ。
消息が途絶えたフィリピンへ向かったクライン。
彼の前にシタオを追っていた探偵からの情報によると、シタオは殺された、
という。
しかし、香港での情報が新たに寄せられる。シタオはそこにいるのか。
香港へ向かったクラインは、刑事仲間だったメン・ジーに情報を求める。
無慈悲な香港マフィアのドンポを追っていたメン。女が連れ去られ
る事態に、ドンポは怒り狂っていた。
他人の傷を自分に引き受け、いつも傷ついているシタオ。
刑事をやめた2年前の事件のフラッシュバックに苦しむクライン。
冷酷なマフィアでありながら、女を深く愛しているドンポ。
男達の、深い、傷。

前宣伝なんかではキムタクばっか、男達のうつくしいハダカのことばっか
言ってましたが。
フランス映画ですね。この監督のは、『青いパパイヤの香り』を見たことが
あって。あああの雰囲気。
もちろん全然違うのだけれども。
湿気の多い感じ。草。雨。汗に濡れて。

イケメン俳優が脱ぐぞ~♪ってな気分で見に行くと酷い目にあうみたい。
フジテレビがガンガン宣伝するようなタイプの映画じゃない。
激しい暴力。血塗れ。グロテスク。そういうのがダメ~ってきゃあきゃあいう
女の子やらオバサマやらは、気持ち悪くなるみたいな。ネットで評判みてみた
けど、気持ち悪いとか気分悪いとか多々ありました。
私はそんなことないんだけど。

私は心奪われてしまいました。。。
キリストモチーフなキムタクはわりとどうでもよくて、ボスで残酷なのに
ナイーブなイ・ビョンホンもまあ、かっこいいねくらいで。
主役はクライン。ジョシュ・ハートネットだろう。
2年前。
何があったのか。

少しずつフラッシュバックで明らかになる。
連続殺人犯を追っていたクライン。犯人の考えることを考え、行動を追い続けた
27ヶ月。クラインは犯人に同化した。
犯人は人を殺して、それで芸術をつくる。彫刻。彫像。
人体にグロテスクに開く口、歯。捩れ、組み合わされたカラダ。
早朝4時に、一人でこい、と、呼び出されたクライン。犯人は彼を選んだ。
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TITLE: 『やんごとなき読者』
AUTHOR: シキ
DATE: 06/23/2009 09:20:34
STATUS: Publish
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BODY:
『やんごとなき読者』(アラン・ベネット/白水社)

イギリス。
女王の犬が、宮殿にやってきていた移動図書館のあたりでうるさく
吠えた。
「やかましくてごめんなさいね」
と、侘びを言いに足を踏み入れた女王は、礼儀として一冊、本を
借りていくことにした。
それがはじまり。
いったん読み出した本は最後まで読む。義務としてマナーとして、
そういうふうに育てられたのよ、という女王は、次々と本を読み始め、
読書にすっかりはまっていく。

という、軽いユーモアのお話。女王様ですから。なんだか有名作家
や写真家たちなどなどにも実際に会ったわ、でもあの頃は本のことなんて
興味なくて、という感じだったりして、やーんいいですね、って、読み
ながらくすくすしたり突っ込んだりしてさらっと一気読みでした。
イギリスのお貴族さまとか上流階級は、お馬鹿でなくてはならない、って
のがお約束みたいなものだそうで。
ああそういえば、解説にもあったように、ジーヴスものだって、お馬鹿な
お貴族のぼっちゃまと完璧な執事、で。そう、完璧な執事、つまり主は
ちょっとなんだかね、っていうパターンですね。
女王様も、いろんな物事に、公務に、公平に興味を持つべき、だけれども、
何かにはまる、ってのは好ましくない状態。
でも読書って楽しいわ、と目覚めていく感じは、すごーく、うんうん、って
こっちも楽しく読んだ。
いいな~。

最初に女王の読書の案内役になる、もとは厨房の下っ端だったノーマン少年。
彼が本を選ぶ基準はもっぱら著者がゲイであるかどうか、ってことだったり
して、ああさすがイギリス。
私もそれはすごく重要!と思ったりして。
この本の中に出てくる本は、うーん、ほとんどは知らない読んでない(^^;
マキューアンとかカズオ・イシグロくらいか、知ってる、と思えたのは。
あーあとまあ古典的なのとか。やはりプルーストは読むべきですか。。とか
悩む。うう~ん。いずれ。。。
『僕の犬チューリップ』J・R・アカーリー、というの読んでみたい。最初に
ノーマンが女王におすすめしたやつ。(でも検索で見つけられない。ないのかな?未翻訳?)
犬の本なら気に入るのではないか。

ラストもなかなか素敵で、勝手ながら女王陛下万歳、と思っておきました。
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TITLE: 『邪魅の雫』
AUTHOR: シキ
DATE: 06/22/2009 12:28:56
STATUS: Publish
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BODY:
『邪魅の雫』(京極夏彦/講談社文庫)

あの探偵の縁談話。
しかし、見合いをする以前に次々破談になるのはおかしいじゃないか。
親類である今出川から相談がもちかけられる。
馬鹿馬鹿しく可笑しい話だ、とのんきに聞いていた益田はしかし、
気の重い調査を始めることになる。

人が、死ぬ。

文庫、分冊じゃないやつを買いました。講談社から出るのはこれで
最後ってことらしい。ノベルズの時も分厚かったけれども、文庫で持つと
ありえないくらいの分厚さだー。読んでる最中に真ん中くらいまでくると
背表紙真っ二つになって本が壊れるかと、心配しちゃった。
これは文庫だけど持ち歩き本にはならないなあ。。。というわけでうちで
集中して読む。再読とはいえ、やっぱり切なくなる。エノキヅさーん。
で、やっぱり、関口くんやら青木くんやらがなんかがんばって頼もしい
感じなのも、うるうるもんだ。(とはいえ、やっぱり関くんはいるだけか)
京極堂が優しいじゃないか。
エノさんがつらいから。
ううー。大好きだー。だいっすきだ~っ!

さて今後、このシリーズは出るのかしら。読み終わった瞬間から、もう
この次が、新しいのが、エノキヅさんのことが、読みたい読みたい読みたい
読みたいーと思う。
エノキヅさんに女なんかいらないわ!(と、邪なことを考えますよっと。。。)
エノキヅさんがどっかんどっかん大活躍して京極堂ががっちり閉める小説
を、読みたいです。もっともっとー。
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TITLE: 『トンデモ科学の世界』
AUTHOR: シキ
DATE: 06/19/2009 12:39:35
STATUS: Publish
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BODY:
『トンデモ科学の世界』(竹内薫+茂木健一郎/徳間書店)

トンデモ本の世界 を、面白おかしく楽しんでると学会のいうところの
科学は、受験科学だ!
トンデモ学説とされているものが将来正しいとなる可能性が大いにある!
ってな感じで、いろんな学者のいろんな学説を、なんかとんでもない
というかすごすぎてついていけないけど、なんか凄くていいじゃん!
という本。
って、えーと、ちゃんと説明できないけど。
いろんな学者がいていろんな説があるんだな~。

後半の茂木さんのが不思議具合が大きくて面白かったかも。
というか、心脳問題が!と熱く語ろうとしてくれてるんだけども、
なんか誰にも通じないし誰もわかってない!!
という熱い思いがひしひしと伝わる。

この本、1995年に出てます。昔なんだねー。茂木さんは自分の著作、
一般向け的な著作は出してない頃みたい。
肩書きっぽいのは「生物物理学者。英国ケンブリッジ大学生理学研究所
研究員」ってなってます。
今テレビにもしょっちゅう出て、新書やら文庫やらで一般向けの本を
どんどん出して、あなたは何者ですか偉い人みたいだけど?というのに
なる、なりはじめのところなのでしょうか。
今、マスコミ的活動のほうが忙しいのではないのか?研究ってできてるの?
と、まあ、大きなお世話なことを思ったり。

しかし紹介されてるの、何が凄いのかトンデモなのか、私に知識が
なさすぎてあんまりはピンときません(^^;馬鹿や自分。

興味もったのは、ロジャー・ペンローズ『皇帝の新しい心』とか『心の影』
とか。面白そうな気がした。でもきっと、気がしただけで、私が読んでも
わかんないんだろうなあ~。

科学の世界も最初は発想が肝心なわけで、それは直感とか想像力、で。
面白い。
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TITLE: 『森博嗣の半熟セミナ 博士、質問があります!』
AUTHOR: シキ
DATE: 06/18/2009 09:01:06
STATUS: Publish
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BODY:
『森博嗣の半熟セミナ 博士、質問があります!』(森博嗣/講談社)

科学問答60題!

2005年10月から、2008年3月までの二年半、『日経パソコン』(隔週刊)
に連載した「森博嗣の半熟セミナ」をそのまま本にしたもの。
だそうです。
その前の連載が「森博嗣のTOOL BOX」で、こっちは自分で本を
買った。その時には日経BPから出てたし、(どうやらその後、中公文庫
になってるっぽい。道具箱とかいう名前で)写真が素敵でいい本だと思った
からいいんだけど。
この半熟セミナは、なんで講談社から出てるんだろう。値段も高いですよ。
薄いし。ハードカバーでカラーだし紙も厚めだしとかかもしれないけど
でもTOOLBOXだってそんなで、さらに値段これより安かったし。
まあつまり、講談社も森博嗣もボッタクリじゃね?というものすごい不信感。
大人の事情はまったくわかりませんが(出版業界のことは全然知らないし)
まあその、こんな風に思っちゃうようになっちゃってる自分があさましい感じー。ともあれ、もう自分の貧しい懐からの出費はできないな。
ああでも百年密室シリーズの完結が出たら買うかも。ああもう。馬鹿。

で、本の中身は。
科学問答、ってとおりに、博士と助手の会話で、自転車が倒れないのはどうして?
とか、飛行機の話とか鉄道の話とか、ちょっとした科学的疑問に答えよう、という感じ。
でもこの本でなくては、という感じは私にはしなくて、うーん。
私は科学とか理系的なことはちっともわかってないけど、ふーんとかへーとかいう
程度の知識で、凄い面白い新発見が書いてあるわけじゃなくて(そんな新発見がこんな
軽い読み物になってるわけないか)ちょうどいい軽~く読める本だった、かな。
雑誌で、こういうカラーで見開きページで、さらっと読めてふむふむ、とそこそこ
楽しくて、というページがあるのは歓迎だと思うけど、(そういう趣旨の文章だし)
この本わざわざ買うかなあ????
まあファンのための本なんでしょう。

って、こういうことをぐだぐだ書いて見苦しいですね。
かつてすごくハマっていた、というわけで、自分自身の勝手な都合でぐちゃぐちゃ
書いてたりします。もうやめた、って読むのをやめたのに、暇ができて図書館で
すぐ借りられると読もうかなあとかしてる自分が見苦しいですね。
ぐだぐだは言わずに、適度に楽しんでいくようにしよ。
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TITLE: 『漱石とグールド』
AUTHOR: シキ
DATE: 06/16/2009 12:14:03
STATUS: Publish
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BODY:
『漱石とグールド』8人の「草枕」協奏曲(横田庄一郎編/朔北社)

アラン・ターニー
サダコ・グエン
ジョーン・ヘブ
石田一志
相澤昭八郎
河村満
長谷川勝彦
樋口覚

グレン・グールドが、15年にわたり漱石の『草枕』を愛読していた。
ということらしく、漱石とグールド、というテーマでそれぞれが書いた
ものを集めました。という本でした。
が、図書館で借りたんだけども、最後の最後んところでページがなくなってる。
がーん。借りる時には気づかなかった。。。
というわけであんまりちゃんと全部は読んでない。
グールドが『草枕』を愛読していたのか!ということにびっくりして
ちょっと借りてみた、というところ。なんか使えることがあるかなと思った
んだけども、うむむ、ちょっと私には使えない感じ。
パラパラと見てみた、程度で返却しちゃいます。ごめん。

漱石の『草枕』。えと、情に棹させば流される、みたいなあれだな。
昔読んだと思うけど、あんまりは覚えてない。漱石を読み漁ったのは高校生
のころだ。高校の図書館の新潮文庫で大体のとこは読んだと思う。
繰り返し読んだのは『こころ』くらい。(授業であったからさ)
忘れてる。でも漱石先生好きだ~という尊敬の思いは変わらず。自分もかなり
いい年にもなってきたし、また再読していきたいなあという思いはあるなあ。
あと、これは読まずにとっておこう、と思って、『明暗』だけは読んでない。
もったいなくて。
主要作品年代追って読んでいって、最後に『明暗』読みたいなあ。
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TITLE: 『女性を美しくする言葉』
AUTHOR: シキ
DATE: 06/16/2009 09:29:23
STATUS: Publish
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BODY:
『女性を美しくする言葉』(中原淳一/イーストプレス)

 「美しい」と「醜い」をくらべれば、
 「美しい」ほうがいいのにきまっています。
 だから私たちの身のまわりのすべてを
 美しく彩りたいものではありませんか。

 内面に美しいものを持った人が外観が美しければ、 
 もっといいのではないでしょうか。

お友達がプレゼントしてくれました。わーい♪
中原淳一の、うつくしいについての名言(?)の数々。素晴らしい。
何よりも、きっぱりと断言している強さが、素敵です。
「美しい ほうがいいのにきまっています」
素敵です。
そうありたい、と。きっぱりと、美しさを求めていく姿勢を感じます。
こんなに素敵に断言してくれるってなかなかないなあ、と思います。
私もこういう強さを、欲しい。なかなか軟弱者で自分に甘くて弱くて
情けない自分で恥ずかしい。
もちろん、この本の言葉のすべてに共感したりすべてを実践したりは
できないのだけれども、甘ったれた考えでよしとするようにはならない
ようにしなくては、と思う。
美しくあるのはかくも厳しい道のり。
と思うのは、今の自分がいかに美しくないかなんだわ、と思う。
すんなりとこんな風に強く美しく生きている人もいるのかなあ。うーん
でもきっと、誰にも見せないところで自分に厳しくして美しくなって
いるのではないかしら。
美しい人はみじめさを見せびらかしたりしないと思うから。
少しずつでもがんばろー。

 本は私達の一番賢いお友達です。
 あなた方は決して
 本を読む生活を忘れないでいて欲しいと思います。

大丈夫、それは忘れません。
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TITLE: 『誰の死体?』
AUTHOR: シキ
DATE: 06/13/2009 19:14:15
STATUS: Publish
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BODY:
『誰の死体?』(ドロシー・L・セイヤーズ/創元推理文庫)

浴室で死体が発見された。
まったく見知らぬ死体。身に覚えのない死体。
素っ裸で眼鏡だけかけた男の死体。
つかまったそのうちの実直な男は、知り合いのピーター・ウィムジイ卿に
助けを求めた。

セイヤーズの名前はわりとよく聞いてるというか、主人公(?)の
ピーター・ウィムジイ卿もなんか有名だなと思っていたものの、なんとなく
手にしてなかった。勝手なイメージで、ピーター卿ってそれなりに老人なの
かと。。。そうでもなかった。むしろ青年、ってとこですね。
戦争のフラッシュバックに苦しんだりするシーンがあったりして、
完璧な執事であるバンターくんとのやりとりとか素敵。二人が昔の軍隊仲間?
ってのがまたとってもイイ!
イギリスお貴族さまの探偵趣味。って、すごいいいわ~。
警察にも、おばかなのと、慎重だけど話の分かるのととかいたりして、
いろいろキャラもそろってる感じ。お母様、公妃さまとかいわれてて、まあ
やっぱりとっても絵に描いたようなキャラ。
これはものすごく漫画化に向いているのではないのでしょうか。マンガに
なってないのかなあ。

ま、そんなこんなで、楽しく読んだけれども、まだそんなにハマルとかいうほど
でもなく。
ぼちぼち図書館でゆっくり読んでいこうかなあ。
長編としてはこれが最初のもの、らしい。けど、短編が先にあったりするのか。
ま、短編もそのうち。。。

訳者あとがきによると、シリーズがどんどんあって、そのうち恋愛ものに
なっていきそうな。それはかなりつまらない。うーん。ま、一応読んでみる、
かなあ。
勝手に妄想して読み替えちゃう。やっぱお貴族さまと執事っていいな~~~。
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TITLE: マンガ買ったの2冊
AUTHOR: シキ
DATE: 06/12/2009 20:52:46
STATUS: Publish
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BODY:
『あずまんが大王』一年生 (あずまきよひこ)

買っちゃいました。
持ってなかったのでこれはいい機会~と思って。
(4巻だけは買ったんだけど)
3年生、って3冊にまとまるのはなんかすっきり感があって
私は歓迎。
どんどんつられます。毎月出るってことで、あと二ヶ月楽しみです。

ちよちゃんがもうかわいいなあもうもう。
榊さんもすきー。大阪かわいい~。もう~かわいいな~もう~。
ゆかりちゃん先生のように生きたかったと思う。。。

『恋する暴君』5巻。(高永ひなこ)
まだ続くらしい。楽しみ。えろすで今回も先輩はかわいくて
面白かった。
前後編の、おにーさんの話は。なかなかの重さ。
本編とは違うこういうのも好きではある。
ちょっと懐かしいこういう重さ。ジュネ系かな~と
思った。小説で読みたい。。。いやでも、これからも
話展開していくのかなあ。どうなっていくのか楽しみに待とう。
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TITLE: 『KUNIMORI』
AUTHOR: シキ
DATE: 06/05/2009 19:15:34
STATUS: Publish
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BODY:
『KUNIMORI』(五條瑛/中央公論新社)

武原耕太は、亡くなった伯母、都築由江のすべての財産を相続した。
特に贅沢をしていたわけではない、結婚もせずひとり寂しい暮らしを
していたのではないかと思っていた伯母だったが、住んでいたマンション
の部屋のほかにも実は、かなりの資産があった。
寂しかったのではないかという印象を覆すように、生前は人々の世話を
ひきうけ、活発に様々なつきあいがあった。
伯母のあとをひきうけてから、突然耕太のところに謎めいた訪問者が
やってくる。
カサイに連絡してくれ、と意味不明な伝言。
おばさんのところへ行けって言われてた、という、中学生の男の子。
伯母は、耕太にいったい、何を残していったのか。

東京の下町での暮らし。
伯母がほんとうは何をしていたのか。
現在進行中の謎の会社の夜逃げ(?)と、行方不明のこどもの祖父。
耕太といっしょにいろんな謎を追いかけて、面白くて、一気読み。
盗聴をきれいにする、専門業者、って、そういうの、いるのかなあ。
いるんだろうなあ。
そんなこんなを思いながら。
探偵役やる、中瀬がなかなか素敵。これからなんか他にも作品に登場
しないかなあ。あるいは中瀬主役でも。
耕太は寂しくて優しくていい人だ。
潤くんかっこいい。おとーさん、危険な人。潤くん、ひとりでおとなに
なってて、切ない。おとーさんみたいな、危険な男に育ちそうだ。
でも、耕太と暮らしたこの短い間の思い出が、きっと支えになるだろう。
彼らの、その後、たとえば10年後を、見たいなと思った。
ほろり。
よかったー。
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TITLE: 『目薬αで殺菌します』
AUTHOR: シキ
DATE: 06/03/2009 10:31:06
STATUS: Publish
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BODY:
『目薬αで殺菌します』(森博嗣/講談社ノベルズ)

Gシリーズの第7弾。
目薬に劇薬(?)混入事件が起こる。
個人的恨みの犯行か、無差別な悪質いたずら事件か、製薬会社を狙ったものか。
その製薬会社の内部調査を依頼される赤柳。
加部谷恵美は製図の課題に取り組む日々。
明け方まだ暗い時間に大学からアパートへ帰ることもしばしば。
近道としていた階段で、転んで怪我をしたこともある。
友人雨宮との帰り道に、死体を見つけてしまう。

久しぶりに森博嗣を読んでみる。
この本が出てるのは2008年9月。
すごく久しぶりで、ちょっとあれこれのぞきにHP見にいったりしたよ。
一応は引退、ということにしてるのそうで。でもまだ本は出るみたいな。
研究生活、鉄道模型その他趣味生活のためにもう十分資金稼ぎできました、と
いうことみたいでなにより。
いろいろひっぱって整理つけたりするみたいで、まだ今年も本はでるし
予定的にはあと7年くらいは本が出るみたいですね。このGシリーズ、前ので
おわりなのかどうなのかみたいな噂もいろいろあったと思うけど続くのね。
全12冊の予定らしく。まだまだ先は長いのね~。

今回も、事件は起こったけれどもあんまり解決したって感じではないし
というか、事件なんてささいなことで、もっと壮大な計画のごくごく一部、
みたいな。まあこれはずっとそうだけど。
また多少ネットうろついて。ファンの間でも海月くんは誰なんだとか赤柳は
誰なんだとか、諸説いろいろ。私も気になる。誰なの~。
加部谷ちゃんはええまあがんばったんでしょうけど。うらやましいわキス(笑)
青春ですねえ。
そんなこんながすごく好きじゃねーわ森作品(^^;
でもこうしてふらっと図書館で借りてぱらっと読むのは、たぶん今後もするだろう。
なんだかんだいいつつ、いっときはすべて買うわ読むわしてたので、世界すべてが
つながるみたいだねえというのも見たいかなあと思うし。
でも、スカイクロラの世界は繋がらない、って最初言ってたと思うんだけどなあ。
結局繋がるのかな。あれはひとつかふたつかしか読んでない。。。読もうか
どうしようか悩む。

とまあ、自分の懐を痛めてない範囲なら、なんだかなあと思いながらも心地よく
読んだ。また図書館で読んでない本見かけたら読もうと思う。
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TITLE: マンガ2冊
AUTHOR: シキ
DATE: 06/02/2009 10:12:11
STATUS: Publish
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BODY:
最近買ったコミック。

『さよなら絶望先生』第十七集(久米田康治/講談社 少年マガジンKC)

表紙が切望先生じゃない!のに絶望した!
めくった裏表紙でした。開けないでよ。のさらに裏。。。先生~。
スイッチはいっちゃった、の話。私がスイッチはいるのはまあやはり
腐な感じのところだねえ。
加賀ちゃんのホクロを押すと政権替わるの、って。ひそかにオザワさん
っぽい人が押そうとしてた。うぷ。その前にオザワさんが変わっちゃったね。
毎度面白く読みました☆
命先生もっと出てこないかなあ。

『パタリロ!』82巻(魔夜峰央/白泉社 花とゆめコミックス)

久しぶりにパタリロそのもの。
パタとタマネギの話がほとんど~。マライヒはちょっとだけ。バンコランは
一コマだけ。寂しい。パタのミステリっぽいのとかハードボイルドっぽいの
とかをまた期待したいけど、もうやんないかなあ。
バレエの話もあったりで。
バレエがいま一番の興味関心なんだな~。

今回、エッセイマンガみたいなのとかいろいろ、おんなじ時に4冊出してた!
で、帯で、一コマずつあって、4冊買うと4コママンガ完成、って。
ううむ~~~。
さすがにやめました。。。ずるいよ~~。
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