« 2005年6月 | Main | 2005年8月 »

2005年7月

TITLE: 念力家族
AUTHOR: シキ
DATE: 07/29/2005 20:49:08
STATUS: Publish
-----
BODY:
「念力家族」(笹公人/インフォバーン)

念力家族
念力学園
ふるさと
金星のレナ
手紙
生徒会長レイコ
青空の微熱
念力日誌

などなどなどなど。目次をうつしているだけでくらくらします。
念力。
念力だもんね。
念力だ。
念力短歌集です。
すげ~~。

「百年ぶり、変わったねぇ」と交わしあう前世同窓会の会場

とか。

うっとりと「別れの曲」を弾いている 男子生徒の背を椅子にして

とか。
まあ。ともかく。
念力短歌だ。すごい。
面白かったです。エンタテイメントだ、というところを目指してらっしゃるそうで。
それがこのレベルで維持されてガンガンいってるのがすごい。
そして、念力に目がくらまされますが、やっぱとっても素敵な歌が多いですね。
この、「レトロフューチャー」な絵がすごくマッチしていて、図書館で借りたけど
短歌のとこにあったけど、ホントは049のとこにあるほうが似合うみたいな本で
素敵だーと思います。「ちょっと男子、何考えてんのよー!」と、真面目な女子に
憤慨されちゃいそうな感じなのね。ヘンでバカでちょっとマニアックででも面白い
からなあ。
岡井先生の跋文もあってかっちょいい。
新刊は地方の弱小書店わが勤務先にも配本があったみたい。今、念力短歌がキてるのかー!
-----
--------
TITLE: 絵本2冊
AUTHOR: シキ
DATE: 07/28/2005 22:52:15
STATUS: Publish
-----
BODY:
このごろ暑くてどうにも。。。
ん~~。溶けます。

絵本を久しぶりに買いました。

「ふわふわくんとアルフレッド」(ドロシー・マリノ/岩波書店)

ふわふわくんはおもちゃのくまです。アルフレッドといっしょにすんでいました。

とゆーわけで、アルフレッドくんとふわふわくまくんとの愛情物語(^^)

「クマの名前は日曜日」(アクセル・ハッケ/岩波書店)

どんなクマにも名前は必要だ。名前がないと用事があっても呼べないもんね。

とゆーわけで、クマくんとぼくの愛情物語(^^)
んきゅ~。可愛い。ラブラブ。モエモエ(←おいおい^^;)
アクセル・ハッケとミヒャエル・ゾーヴァの二人の絵本なんだよ~。わーい。
というわけで買っちゃった。そのときに、ふわふわくんのも見つけて、これもいい
なあと買ってしまいました。
やっぱクマくんはいいなあ。
絵本いいなあ。
あんまり絵本とか詳しくないけど、やっぱ自分の好みのものはびしっと発見できる
ものです。ふふふ。
-----
--------
TITLE: 日記をつける
AUTHOR: シキ
DATE: 07/25/2005 23:26:03
STATUS: Publish
-----
BODY:
「日記をつける」(荒川洋治/岩波アクティブ新書)

子供は、絵をかくことからはじまる。「おえかき」だ。

というわけで、絵日記からはじまって、日記をつける話しがさらさらと
進んでいく。
おもしろ~~い(^^)

いろんな日記が紹介されている。
働く子供の日記『仕事ばんざい-ランベルト君の徒弟日記』だとか。
そっかー。なんかいい。キャラメルもらいたい。わたしも。なんか素敵だ。
働くおとなの日記。
エリック・ホッファー『波止場日記-労働と思索』だって。
エリック・ホッファーって、角田さんが例えられていた人では。なんか、すごい
日記だ。まさに労働と思索だ~。
おとなの日記は、ずっとおとながつづくんだって書いてありました。
そっかー。そうだなあ。ふむむ~。

日記はつけるもの。
というところで、 たまたまそばにある江戸後期の洋風画家、司馬江漢の旅日記
『江漢西游日記』をとりだし、
と書いてありますが。なんでそんなのたままたそばにあるのー?そういうもの
なの。。。あなたのことが不思議だよ、と思いました。
ことばがやさしいし、ものを見るところがやっぱチガウ。面白い。おもしろーい。
今夜も荒川さんはちょこっと楽しく日記をつけているだろうか、と思ってしまう。
日記、つけたくなるね~。
ノートに。
手書きで。
日付けと天気を書いて。
中途半端な日から始めるといいんだって。
いいね。
-----
--------
TITLE: 海境 (その2)
AUTHOR: シキ
DATE: 07/24/2005 16:21:53
STATUS: Publish
-----
BODY:
(キミハモウ飼ヒ馴ラサレシ白兎)憎悪のよぎるみづのするどさ

 これもかなりうっとりしてしまいました。ドラマチックですね。

僕はぼくはどこへ流るる哭きながらくらい水路に舟を浮かべて

 これは思いがけず甘いのが素敵ですね。哭く、という言葉がすごくすきです。

うつくしいこゑで話してゐたきみがさびしい庭でよるを疑ふ
わたくしとそのわたくしの深井戸にあなたはさやと言の葉挿した

 これも素敵ですね~。うっとりものだ。きれいだ。

たくさん読むと、意外と退廃美の世界なんだなあと思いました。す、すいません、
勝手ながら私の感想としてはそう思いました。
これからも、そのうつくしいことばを、楽しみにしています。
-----
--------
TITLE: 歌集 海境 (その1)
AUTHOR: シキ
DATE: 07/24/2005 16:20:49
STATUS: Publish
-----
BODY:
「歌集 海境」(角田純/砂子屋書房)

いただきました。ありがとうございます。「これでもかこれでもかと重い球
を投げて来る」と岡井先生の帯文がついてますが、ほんと、これでもかとゆー
くらいうつくしい世界だと思います。
角田さんの歌、は、ワタシゴトキではことばがむつかしくてワカリマセン。。。
とお手上げ状態になってしまうのも多いのですが、それでもうつくしさは
ずっしりと感じられるのが凄いなあといつも思います。
歌集としてまとまってたくさん読むと。鷺がいつもいる、と思ったり、
575のところで「かな」できれてるのが多いなあと思ったり。俳句??
そしてなにより、水のある風景、海のある風景のなかにいるんだなあと思いました。

今朝もまたみぎはに鷺が挫折とふいひわけあまた振り撒きながら
 
 突き放した感じが好きです。情景が目に浮かぶようでもあり非常に観念的でもあり。

魂きはる昭和は昏し、くらければ火の匂ひする言葉を我に

 かっこいいなあ。火の匂いのする言葉なんてわたしにはないな。

泥濘にこゑあららげる鷺はゐてつぶやいてみるあさの憎悪を

 朝から辛いなと思う歌なのですが、やはり、そこに見るのは鷺で、憎悪という
 重い感情さえも突き放している感じが好きです。

しづかなる海の上にひかりあふれをりあかるきことは寂しかりけり

 あかるきことは寂しかりけり、という潔いことばが素敵です。ひかりあふれる
 海をみて、それは寂しさなのですね。

緩ッくりと闇さぐりうつうみ鳥は距りふかきひびきの空を

 緩ッくりと ってこの表記がすごい。これは真似したーい。使ってみたーい、
 と思いました。私は初めて見たけど誰かつかってる書き方なんでしょうか??

滲みたる月影ぞいま病みをれば、わたくしの舌をけがす朝光

 朝光(あさかげ)にけがされてしまう。すごい。

綿々歌 というのは私は全然知らないものでした。詞書による、事務職っぽいリアル
と、船の手触りとの二人の違いの対比みたいなのが面白かった。しかし、光一郎と純
って、なんだこの名前のつらなりのうつくしさは。申し訳ないですがヨコシマ萌え~
になってしまいました~。(ほんっっとすいません。。。ダメ人間で。。。)
-----
--------
TITLE: 探偵映画ナイト ウブメの夏 他
AUTHOR: シキ
DATE: 07/23/2005 23:02:21
STATUS: Publish
-----
BODY:
短歌研究の8月号、うたう☆クラブにほむらさんとのメールアドバイス過程を
載せてもらいました♪

ゆーべから今朝にかけて、 ウブメの夏公開記念 怪奇!戦慄!探偵映画ナイト
に行きました(^^)京極堂、金田一、明智、の3大名探偵が集結!というわけ
で映画三本立て!(京極堂はエノさんと二人で一組の探偵だろ~)
夜9時からで、終わって4時半! 金曜もシゴトのあとだったし今日もシゴトだったよ。
まあ、今日は遅番の日だったんでわりとダイジョウブだったけど。

ウブメの夏
思ったよりは、よかった。と、言っておきましょうか。。。アベちゃんかっこいい
んだよね。スーツ姿とかメロメロ惚れちゃうわ。でもやっぱエノキヅさん~とは
思わないんだよ。。。堤さんも口調なんかはわりと好きかも。でもあんまし決まって
ないと思うんだよねえ。。。関口は結構似合ってました。
まあ、なにはともあれ、私は原作めちゃ好きなので、どんなデキであっても不満
だろーと思う。物足りないよねえ。ああもっと、みっしり、と、読ませてくれ!
しかし、いしだあゆみはこわかった。。。彼女もとてもふさわしかったかも。
しかし、こーして改めて映画で見ると。。。惨い話ですよね。うむ~~~。

犬神家の一族
角川映画、第一回、ですか。気合いはいってる~。市川コンが凄いってのを。私は
初めて実感したかもしれない(^^;これもテレビで見たことはあったけど、でも
バーン!と映画で見ると、やっぱすげえな、っって思ったよー。みんながいろんな
影響受けたんだろうなあと。最初の名前出るところって、エヴァはこれとったのか。
たしかにすごいかっこいいぞ。
ウブメを見たすぐだったんだけど、ウブメの感じもこーゆーの影響あったりするんじゃ
ないかなと思いました。 石坂浩二、若くてかっこいい~。おじょうさんたち女優
さんも、可愛かったなあ。清純だわ。素敵。怖かったし。すごいな~。

恐怖奇形人間
江戸川乱歩全集 とかですが。石井輝男監督。すげえ。全然わけわかんねえ。
土方巽が踊ってせまってくるよー。ぎゃ~。
あまりにもヤバイ内容なのでビデオ、DVD化もされてないカルトムービー、だそうで。
この映画を、一番大きなスクリーンで、プレミアシートで(夜中なので解放されて
ました。らっき~)見られて、私はシアワセ、なのでしょうか。。。
さすがに時々瞬間寝てしまったけれども(^^;とても楽しい探偵映画ナイトでした。
-----
--------
TITLE: 映画 宇宙戦争
AUTHOR: シキ
DATE: 07/21/2005 00:09:31
STATUS: Publish
-----
BODY:
映画「宇宙戦争」

レイのところに、二人の子どもが預けられた翌朝。
雷鳴と激しい風。空に渦巻く雲。地面に落ちた雷の跡から、「それ」は現れた。
地を裂いて出現したのは、三本脚の機械。
なんの躊躇もなく、それ、は、攻撃を始めた。

宇宙戦争 とゆータイトルだけども、全然宇宙には行ってない。
「これは小さな物語だ」ということらしいですが、ほんとうに。とても小さな物語。
レイと、二人の子どもたちの。
トム・クルーズやっぱかっこいい~!
これは、ヒーローのいない映画、だったけど。超人的な活躍とか、宇宙人相手に
闘うとか、世界を救うとか素晴らしいアクションを披露するとか。そういうこと
なしの、ひとりの平凡な男だった。
平凡な、どころか、最初は子ども二人いた父親でありながら、父親らしくなり
きれてない、おそらくは妻のほうから離婚を言い渡されたんだろうな~って感じの
あんまり頼りない男だった。
しかし、謎の敵、に遭遇し。全然わけがわからない。けれども、逃げる。子ども
を守る、生き延びる、ことに必死になって。
レイは、生き残った。レイチェルを守った。ロビーをとめることはできなかった
けれども、最後には、家族を愛するひとりの男として、かっこよかったよ。

えすえふ というよりはパニック映画つーか、ホラーだったよーな(^^;
怖かった~~。なんかわけわかんないまんまにどんどん街は壊され人は殺され
群集は暴徒となり、パニックは人を狂わせる。
レイチェルがきゃーーきゃーーーうるさいんじゃ。
ロビーが若い男の子のバカっぷり発揮して勝手なんじゃー。
レイだって怖くてパニック寸前、ってのがまた不安なんじゃ~~。
というわけで、もうずっと、ハラハラしっぱなしでした。

日本の大阪では何体か倒したらしいぜ、というのが一瞬笑った。そうか。さすが大阪。
強いぞ大阪。まあ、いろーんな噂が勝手にはなされているというだけのシーンだった
んだけど。
やっぱパニックにはなってはいけません。ねー。
-----
--------
TITLE: スターウォーズ雑感(その2)
AUTHOR: シキ
DATE: 07/19/2005 23:09:07
STATUS: Publish
-----
BODY:
アナキンくんの葛藤の源はオビ=ワンかーと思う。オビ=ワンのほうは、弟と思っていた!
愛していた!と、クワイ=ガンの愛を横取りされた~的葛藤から脱していたみたいだけど
アナキンくんのほうはなかなかそーはいかなかったのねん。パドメは渡さない!って
こだわってたし。パドメとの年の差カップルだったのもなかなか不安だったんだろーなー。
パドメもなかなか立場が、とかで、安心させてあげられなかったんだろうな~。
一度は僕は悪い弟子でした、でも感謝します、と、礼をつくしたのに。でもやっぱり
対決するのはオビ=ワンで、彼を憎む!と叫ばずにはいられない。ああ~なんて深い
絆なのだ~!ええもう。わたくしモエモエです。たまりません。
師弟愛って、ストイックで素敵~。オビ=ワンはまたクワイ=ガンと語るよーになるみたい
なラストだったし。フォースとともに、って、そういやエピソード6の最後でもルーク
の前に亡きジェダイ勢ぞろいって感じだったし。。。死んでも語れる、ならば、パドメ
を救う道はほんとうは暗黒面なんかじゃなくてよかったんじゃないか、と思う。
アナキン。。。可哀想だー。まあ、フォースとともに、穏やかに最後は(6、でね)笑顔
だったから。救われたのだよね。
よかった。
-----
--------
TITLE: スターウォーズ雑感(その1)
AUTHOR: シキ
DATE: 07/19/2005 23:08:03
STATUS: Publish
-----
BODY:
映画スターウォーズ シスの復讐 の、さらなる雑感。

まず悲劇のはじまりは、クワイ=ガンがあんなに早く死んでしまったこと、かなあ。
オビ=ワンもあのころは若くて、いきなり出会った子どもに師匠が凄い凄いといって
るのに嫉妬したんだよね。アナキンくんも師匠がクワイ=ガンであれば、自分を見い出
して、奴隷の境遇から救い上げてくれて、自分を信頼して賭けてくれたんだもの。
素直に教えを受け、育ったんだろうと思うんだよね。
オビ=ワンとだと、やっぱ、兄弟弟子関係、ってのがぴったりだったんだ。
オビ=ワンにも嫉妬をし。パドメがけっこうオビ=ワン信頼しててたよりにするのも
気に入らない~。僕のほうが力があるんだ!パドメ愛してるんだ!ってなわけか。
でも、オビ=ワンを嫌いになれるわけもなくて、師として敬う気持ちも嘘ではない、
みたいな。揺れまくってんだよね~。
そこにつけこむ議長、皇帝なわけですね~。アナキンの力を認め、一人前扱いし。
議長こそが、父の役割を演じ、アナキンを手に入れたんだなあ。
不在の父をめぐる物語。
私がお前の父だ! と、エピソード5でだっけ、ルークに告げるダースベイダー。
エピソード6で皇帝から息子を救い、アナキンが父として生きることができた。
善の心が残っている、とパドメが信じたのは間違いじゃなかったのね。
というわけで、不在の父をめぐり。皇帝を殺す、ということで父殺し、とも読めるし、
父をのりこえ、父として生きる瞬間まで描ききった、というわけで。
これはやっぱ神話っぽーい、と思う。
アナキンくん、泣きながら皆殺しを実行、とか。子殺しですね~。
やっぱ、ダースベイダーの物語りだったのだねえ。ルークとかまさにどーでもいい。。
っってそれは言い過ぎかしら(^^;
まあ、壮大な物語ってでもみんな神話になるんだろうなあ。
-----
--------
TITLE: スターウォーズ シスの復讐
AUTHOR: シキ
DATE: 07/18/2005 23:51:12
STATUS: Publish
-----
BODY:
映画「スターウォーズ エピソード3 シスの復讐」

若きスカイウォーカーは、暗黒面に堕ちたのだ。
アナキン・スカイウォーカーの死。ダースベイダー卿の、誕生。

いやーーーーー面白かったですね~~。すごい。この長い物語。アナキンの物語
だったんだ。あのエピソード4へつながる物語。あのエピソード6の結末へむかう
物語。いろいろなことが明らかになってきて、高揚感!そして感動でした。

パドメの出番がちょっと少なかったな~。でも妊娠して、アナキンと幸せになろう
としていたのに。あんまり哀しかった。
でも、議員でもあったわけだよね? 万雷の拍手の中で自由は死んだ、とか言って
る場合じゃないだろ!そこで君たち、ノー!を言わなくちゃいけないんじゃないの!?
議長に言ってちょうだい、って、アナキンに言うのじゃなくて、議会に提言しなくちゃ
ダメなんじゃないの!?ううー。まあ。議員としてよりは妻として、という風に気持ち
変わっちゃってるんだろうが。でもアナキン可哀想だったなあ。あちこちでいろいろ
言われて、あちこちで板挟みになって、って感じ。
議長の暗黒の誘いも強いけど、ジェダイ評議会もそう素晴らしい正義って感じでは
なかったんだよね。。。アナキンの情熱を、力を、受け止めいかすだけの力が、ジェダイ
のほうにもなかったんだ。
むしろやっぱ、皇帝の深謀遠慮が、すげーです。そんでもって、実際ちゃんと、
手足を失い、火に焼かれ、憎しみと怒りの塊のアナキンをみずから迎えにゆき、蘇らせ
たんだもの。アナキンは皇帝に仕えるだろう。うむー。

オビ=ワンが~。いきなり最初からアナキンといい感じで仲よくて~~!
愛してたと言ったのに。ああー。いっそそこで殺してやれば!うう~~~。

展開がかなり早くて、アクションもたっぷりで、ユーモアもあって、すごく面白かった。
あの、ナントカ将軍が、機械なのに咳き込んだりしてておもろい、とか思ったんだけど。
微妙に生身だったりした、んだよね。うむー。ダースベイダーになってゆくアナキンを
思うと笑い事じゃなかった。。。
結末はわかっているのだ。エピソード4へと続く物語なのだから。どうなるのか、じゃなく
どうしてそうなったのか、という過程。それであってもこの緊張感でがっちり描き切って
くれて大満足でした。
-----
--------
TITLE: 抒情装置 (その2)
AUTHOR: シキ
DATE: 07/17/2005 15:28:35
STATUS: Publish
-----
BODY:
*(その1からの続きです)

末梢の奴隷にあれば中枢は指のまにまに文字出だし来つ

 中枢は末梢の奴隷 という本がなかったっけ。島田さんの。。。と、これは個人的に
 ひっかかりました。養老センセイとの対談本でしたね。末梢のほうが中枢の奴隷、に
 なってる。そうか。そうかなあ。

三月が残酷だとは聞いてない 窓の向こうに梅枝は揺れて

 これは上が圧倒的に好きです。でも三月は残酷なのですね。素敵だ。

シーザーが普通名詞と知るまでを仮りに少年期と括らむか

 そこまでが少年期、ですか。すごく素敵だと思います。知ることで終わってしまうこと
 があるのですね。感傷だ。甘いけれど冷たさもあって好きだ。

歌の引用たくさんしてしまいましたが。
たくさん心ひかれる歌がありました。歌集としてまとまって読む、ということで
見えることとかあるんですね。雲に自意識があるといつも思ってる?これから雲を見る
たびに、ああ自意識が、とか思ってしまいそうです。
端正でうつくしい世界で。ユーモアもあって。
題詠マラソンには私も参加したので、あー、と、勝手に親しみを増してしまいます。
岡井先生にうす気味わるく思われるなんてうらやましいかぎり。
うつくしい歌集を、ありがとうございました。
-----
--------
TITLE: 抒情装置 (その1)
AUTHOR: シキ
DATE: 07/17/2005 15:26:24
STATUS: Publish
-----
BODY:
「抒情装置」(資延英樹/砂子屋書房)

そっけないような箱にくるまれた、白い、歌集。薄紙につつまれた、
タイトルなど文字のバランスもとてもうつくしい。すっきり細い線の四角も
とてもうつくしい。きれいな本だなあと思いました。

「八月に礼」
世界からわたしを消すならそれはそれ世界のひとつのあり方である

 というのが一番最初の歌。
 ああ。この距離感なんだなあと思う。この世界との距離感、が、私は好きでした。
 クールである。大人である。かっこいい。

「用途」
用途からはづれつつある夕凪を鋏はすべり落ちてゆくなり

 岡井先生もとりあげてらしたが、鋏も夕凪も、用途から外れてしまう感じが
 目眩を誘うようで好きです。すべり落ちてしまうんだ。自分もすべり落ちてゆく感じがする。

月に咲く百合の花粉が飛んできて積もつたやうにそこは濡れてた

 うっとりものです。大好きです。色気があってうつくしい。

「イラクの年-裏」
他愛ない一言だった 表情を読むひまだけはあったわたくし

 どんな一言なのかわからないけれども、そうですか、表情だけは読んでいたのですか、
 と思ってしまう。そのバランスが凄いと思います。

コワレモノなのか壊れたものなのかどちらか分からぬままに扱ふ

 何を扱っているのだろうと思う。モノなのかヒトなのか。わからなくてもそれを
 扱わなくちゃいけないのか。なんとなく、実感できる感じがする。わかんないんだけど。

生き延びてしまつたぼくらの手にあればそは何であれ責任といふ

 そうなんだ。と、ずっしりきました。生き延びてしまったよ。

「沙汰」
そはまるでをはりが凡てのはじまりにすぎなかつたかのやうにゆふぐれ

 これは一行で見た感じがとても素敵でした。意味としてもうっとりですね。好きです。
 閉じているのか、開いているのか。なんともいえないなあ。切ないけれども甘いと私
 は思いました。

いまいちど此処に立つとき願はくは虹の片脚としてありたし

 ぼくの場所から虹がたちあがれ、という壮大なうつくしい願いだなあ。かっこいい。
-----
--------
TITLE: 終戦のローレライ 2,3,4
AUTHOR: シキ
DATE: 07/14/2005 23:18:13
STATUS: Publish
-----
BODY:
「終戦のローレライ」2 3 4(福井晴敏/講談社文庫)

伊507。
椰子の実の歌声をのせて、彼等は海へ還った。

ううーーー。
もうね。伊507が最後の闘いに挑み、そして「帰ろう」と消えてゆくあいだ。
読みながら泣いて泣いて、ひっくひっく、涙ボロボロ。
ありがとう。

なんかまあともかく大感動なのでなんも言わなくても、ともかくこれ読めばいいから。
これ読むしかないから。

なんかやっぱガンダムとか思い出しちゃうし。エヴァとかですねー。
しかしなんていうか。
ほんとの本気で「哀しいけどこれ、戦争なのよね」とずっしり重い。
どうすればいいの。
どうすればよかったの。
何が正義なの。誰が正義なの?

映画はやっぱ短いので、いろいろはしょってあったんだなーと思う。
原爆乗せた飛行機撃ち落していーんかい!!!と思ったけど(^^;原作ではそのへん
のこともちょこっとフォローしてて一安心。まあ、艦長たちは原爆がなんであるかとか
全然知らないまんま撃ち落しちゃったよーだが。こわいわ~。
フリッツがめちゃめちゃかっこよかったなあ。
艦長ほんっとかっこいいし。パウラ強いし。
浅倉かっこよかったのに最後は哀しかったなあ。

自由を腐らせない日本に、なれ。
-----
--------
TITLE: オペラ 「カルメン」
AUTHOR: シキ
DATE: 07/07/2005 23:47:20
STATUS: Publish
-----
BODY:
のんびり楽しくオペラを見て帰ってきたのに、ロンドンではテロ!?
。。。世界はどーなっちゃうの。

オペラ「カルメン」
チェコ国立ブルノ歌劇場オペラ。
ビゼーのカルメン!バレエ「ボレロ」つき。という公演でした。
なんでボレロつき???ラヴェル?だよね?まあよくわかんないんですが。。。
カルメン が、全4幕で、その4幕目の前に、ボレロがあるの。
バレエでちゃんと見るのって初めてです。オリジナル振り付け、らしい。いろんな
人がボレロの振り付けしてる気がするなあ。よくわかんないけど。
すーーーごくよかった~。かっこいい。きれい。エロい~~。
ボレロってやっぱエロいもんなんですね。これってせっくすのえくすたしーって感じ
なのかなあ。やっぱ色気だ。バレエダンサーの身体ってほんっっとに素晴らしいなあ。

カルメン も、ちゃんと見るのは初めて。
なんとなくイメージは知ってるし、曲は有名なのが多いし、字幕つきーでもあったので
はじめてでも大丈夫でした。
カルメン。
まさに運命の女。
ホセは真面目に可愛い彼女に惚れていたハズなのに、カルメンの歌ひとつで堕ちてゆく
一方。すべてをなくすのか。すべてを。
自由!自由よ!と、自分を決めつけようとするまわりに反抗しまくりのカルメン。
男を翻弄している悪女のようでありつつも、かたくなで潔いよねえ。ホセに自分を殺せ、
と、挑発している。自分でも自分を持て余す感じなのかしらとおもったり。
んー。運命の女は、いさぎよく死んでゆくのね。

最後はなんかあっけない。。。と思ってしまった(^^;
でも、4幕目、ボレロのあと、の、冒頭、闘牛士のパレードよ、という、あの序曲の
メロディで歌うコーラスの祝祭に満ちたきらめきはさっすが~ゴージャス!!(^^)
いいな~。人の歌声ってすごいな~。
かっこいい~。
それぞれのアリアももちろん堪能~。
四幕それぞれに黒とか赤とか白とかイメージカラーの統一された衣装なんかも素敵だった。
なんか、謎のマスクマン?あれは死に神?髑髏だったのかなあ。ちゃんと見えなかったん
だけど。あの彼はダンサーなんだろうなあ。あれも素敵だった。
楽しんできました(^^)
-----
--------
TITLE: スローダンス 一回目
AUTHOR: シキ
DATE: 07/04/2005 22:17:36
STATUS: Publish
-----
BODY:
スローダンス の一回目、見ました。
月9とゆーのを見るのはものすごく久しぶりだ。
深津ちゃんが好き~というのと、ツマブキくんが好き~というので見てみようかと。
しかし、ミソジの悲哀を語る深津ちゃんのセリフが痛い(^^;
私なんかそれ以下!以下以下以下!なのにぃ。シゴトないし(一応働いてはいるけど
さあ)男ないしー。まあ、負け犬の仲間入りさえできない日々でつらいわ。
ツマブキくんはやっぱ素敵だ。可愛いかっこいいと思う。
が、今、ローレライ を読んでいるので、折笠くんが!なんて思いながら見てしまう。
で。
この二人の恋模様、の展開らしいのですが。
それよりもヨコシマなワタシのツボにぐっとくるのは、ツマブキくんと兄との関係!
なんでもできて優秀でモテモテでエリートでかっこいい兄を真似してきてばかりだった
よ、と何やら屈折しているツマブキくん。
どーやら昔の彼女もおにーさんが原因でうまくいかなくなったっぽい。
いきなりおにーさんは優秀なエリートサラリーマンの道からドロップアウトするみたい
な感じで、むむ、なんかまたツマブキくんのコンプレックス刺激するよーなこと
するよーな展開になるのじゃないかと予想。
きゃ~~。いい!すごくいい!すごく楽しみ!!
今後もこのドラマま見よう。
と。
そんな興味のもち方でいいのか自分。。。そんなんだから負け犬にすらなれないのだ。。。
まあ仕方ないなあ。
-----
--------
TITLE: 終戦のローレライ1
AUTHOR: シキ
DATE: 07/03/2005 22:23:23
STATUS: Publish
-----
BODY:
テレビでスターウォーズエピソード4を見つつ。
ん~~。やっぱあの音楽のゾクゾクワクワクはたまりませんねえ。
そんで、オビ=ワンがルークにお父さんは戦士だった、ダースベイダーにやられた
とか、あのクローン戦争のとき、とか語って聞かせるのがなんかすごく感慨深い。
しかしフォースって便利やな~。
ハン=ソロかっこいいな~~。受けだなあ~~~。きゃ~~~~。

で。
「終戦のローレライ」1(福井晴敏/講談社文庫)

1945年。
日本。
夏。
ひとつの潜水艦が日本をめざしていた。
<しつこいアメリカ人>に追われ、魔法の杖をもっている、大型潜水艦。
一方日本、呉では、浅倉大佐に、絹見少佐が呼び出されていた。
久々に実戦の任務を受ける。
伊507。ドイツからきた潜水艦。その特殊兵器の回収任務だった。

折笠くんたちがローレライに乗り込むまででこんなに長く深い物語なんだね。
艦長は亡くなった弟の亡霊に悩まされているし。
浅倉大佐、めちゃめちゃ色っぽくってかっこいいじゃないですか~~。
うそお。
赤い唇。妖艶な赤い唇で命令するんだ。かっこいい~。
いよいよはじまり、というところ。
一巻はちょっと薄め物足りないわ。
これからです。

しかし戦争の話しは辛いな。。。
-----
--------
TITLE: 映画「ミリオンダラーベイビー」
AUTHOR: シキ
DATE: 07/01/2005 23:33:51
STATUS: Publish
-----
BODY:
雨が降った~!わーい!
しかしまだ水不足解消というわけでは。。。一晩中降ってくれてもいいよー。

映画「ミリオンダラーベイビー」

マギーはボクサーになりたかった。
フランキーは今まで育ててきたボクサーに去られていた。
トレーナーになる。と決めた。その時はただ、基本を教えるつもりだった。
いいマネージャーが見つかるまでな。

いうまでもなく、アカデミー賞作品。名作なのだろうという評判はわかって
いながら。
くー。
泣いてしまった。
非常にストイックに抑えた演出で、静かで深い作品。
大袈裟なセリフや音楽もなく。
まさに、俳優たちの力を存分に見せてもらいました。

どうすればいいの。
こんなとき、どうすればいいというのだろう。
神様だって、答えてはくれない。
あたりまえの正論なんか、救いにはならないでしょう。

涙は、号泣ではなく、心のそこから静かに溢れてこぼれてしまった。
彼女の闘いは、彼女が決めるものだ。
彼女の人生は、彼女のものだ。

ヒラリー・スワンクって、凄いなあ。でも、もう、見ているだけで痛くて苦しく
なってしまいそうです。
クリント・イーストウッドは、渋いかっこいい、おじいさま俳優だなあ。
凄い。
いいですね。いい映画を見た、という実感でした。
-----
--------

|

« 2005年6月 | Main | 2005年8月 »

さるさる日記より」カテゴリの記事