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2008年10月

TITLE: 映画 「容疑者Xの献身」
AUTHOR: シキ
DATE: 10/29/2008 20:33:55
STATUS: Publish
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BODY:
映画「容疑者Xの献身」

弁当屋をひらいている花岡靖子。娘と二人暮らし。
かつて結婚していたことがある。ろくでもない男。とっくに別れたその男が
あらわれ、しつこくつきまとおうとする。
ついに娘にまで手出ししかねないその男を。
殺してしまった。

見ました。
素晴らしかった!

原作を我慢できずに読んでしまっていて、それはもちろんとてもよくって
あの話をどう映画にしてるのかと、期待。テレビドラマの感じだったら、軽すぎ
てやだなあ、でも、そんなわけないか、と、期待、と不安。

素晴らしかった。
石神と湯川を、見た。
石神を演じた堤真一、今まで正直あんまり印象ないんだけれども(京極堂はなあ。。
いまいちダメだしなあ。。。)今回ほんっとにすごいと思った。
石神の映画です。

そもそも原作でもそうおもってたけど。
探偵役は、いつだって事件のあとにやってくる。主役は、犯人なんだよ。

石神と、湯川先生と並んでて。その2ショットが素敵でよくって。
福山雅治かっこいいなあ。。。つくづく思った。立ってるだけで絵になる男。
授業風景で、メガネでベスト姿で、もう最高にかっこよかった!
コートにマフラーめちゃくちゃかっこいいし!苦悩するのもよかった。かっこいい。
対比して、石神の、ぼそぼそ冴えない感じがすごくよかった。
堤さんだって、ぱりっとかっこいいハンサムいくらでもできるのに、ほんとに、石神
だった。すごい。
全体的にセリフ控えめで、演技も抑え目で、なのにすごくよく見せてくれた。
松雪さんの薄幸の美人、もよかった。
原作の雰囲気をすごくよく映画にしてたと思う。
石神と湯川先生と、酒飲んでるとことか大好き。
山には行かなくてもいいんじゃないの、とか、ラストシーンは石神のとこで
終わっておいてほしかった。。。とか、あれ?と思わなくもないけど
まあ、十分。
ひとつだけなんで!と納得いかないのは、娘ちゃんの自殺未遂のことがなかったこと。
あれがないのはダメなんじゃないかと思う。

拘置所(?)で、天井のしみを見ながら石神が4色問題を描くところあたりから
ボロボロ泣いてしまった。素晴らしい。
すごく、すごくいい映画。

勝手ながら妄想もえもえもあり。いいなあ男の友情。天才の、友情。
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TITLE: 『航路』上・下
AUTHOR: シキ
DATE: 10/29/2008 00:16:16
STATUS: Publish
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BODY:
『航路』上・下 (コニー・ウィリス/ソニー・マガジンズ)

マーシー総合病院に勤務する、ジョアンナ・ランダー。
認知心理学者。臨死体験を研究し、その仕組みを科学的に解明しようと
している。
しかし、臨死体験を宗教的色合いに変えて、話をつくりあげてしまう
やっかいなベストセラー作家マンドレイクから逃げ回ってばかり。
しかし、新たなプロジェクトの共同研究の話を、神経内科医のリチャード・
ライトからもちかけられる。
神経刺激物質によって、擬似的に臨死体験を引き起こせるというのだ。
実際の臨死体験と、引き起こした擬似的臨死体験を比較検討したい。
臨死体験がなんなのか、つきとめたい。
そうして二人で乗り出した研究だったが、被験者不足に悩まされ、ジョアンナ
自身が擬似臨死体験をすることになった。

何かが、わかる。
わかりそうだ。それがなんなのか。臨死体験とはなんなのか。

たっぷりハラハラドキドキの上下巻。
やめられないとまらないの一気読み!心臓病の少女、メイジーが、ベッドサイド
にきてくれた相手を帰らせない、ひきのばしの天才、ひきのばしの女王、って
なってるけど、まさに作者はそれだ。
すれ違い。わかりそうでわからない感覚。謎。
伝えなくちゃ。伝えるための必死の思いは報われるのか。
もうちょっと。
あと少しで。
なんとかなりそうなのに。
どうなの。どうするの。どうなるの!!!
も~。ひっぱられてひっぱりまわされて、読むのをやめられない。
うまいなあ。

ひっぱられ具合にイラっとくることもありつつ(笑)いろんな邪魔する
(当人たちに悪意は無い場合でも)人物たち山盛りで、もうタイヘン。
こ、こんなことになるとは。

凄いなあ。うまいなあ。
読みきったぜ。という満足。満足です。
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TITLE: 大正ロマンごっこ♪
AUTHOR: シキ
DATE: 10/25/2008 20:08:25
STATUS: Publish
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BODY:
高畠華宵大正ロマン館へ行きました♪

今日は 大正ロマンごっこ 少女の茶話会 というイベントがあったのです。

「華宵・夢二と『少女の國』のさしえ画家たち」という企画をやっていまして、『少女の國』という大正のころの少女雑誌の挿絵の原画を堪能できます。
は~。
うっとり。

そして、その『少女の國』の読者少女たちが茶話会をおこなっていた、というのをもとに、その再現をして、大正少女文化を体験、学びましょう、というイベント。
きゃ~~♪
素敵!!!

音楽鑑賞、とか、『少女の國』に掲載されていた楽譜をもとに、みんなで歌をうたいましょう、とか。
少女雑誌の投稿欄を読みあったり、華宵便箋で、大正ロマンな少女になりきってお手紙を書いてみましょう、とか。
紅茶にケーキ(ピラミッドケーキ。というお名前!バームクーヘンでした)、森永キャラメルをいただいて。
記念撮影、名刺交換(名刺にする用紙もいただいちゃった。可愛い!)
韻律体操、という、これまた雑誌にのっていた、バレエの準備体操みたいな?体操をちょっと実演。
なんか可笑しくて楽しい☆
お土産に華宵のポストカードやボールペンもついて、も~~すごく楽しかった!

なりきり乙女で、お手紙を書いたものを発表してくださったけれど(もちろんみんなロマンなペンネーム。学芸員さんが朗読してくれた)
とってもロマンでなりきってて面白かった!みんな凄いわ☆

ドレスコード、で、リボンを装いにとりいれること、というわけで、
私も女装(笑)
ロマン館のみなさまも、とっても素敵にリボン使ってらして、モガで
素敵だった~~☆
大正ロマンなお着物姿も歓迎、ってことで、着物姿の方もいて華やか。
素敵~。あ~私も着物でさらっとお出かけできるようになりたい。。。

司会進行してくださった方の、お話わかりやすく楽しく親しみやすくて
すばらしい。

最後に、ロマンちゃん会認定証をいただく。
可愛い~。素敵~!!!
特に裏の、少女心得(5ヶ条)には感激!
細部まで丁寧につくってくださっていてほんとうれしい。宝物に
しますわ☆

ひとりで行って、どきどき緊張でしたが、会がすすむにつれてお隣
の方とかと会話できた。
みんなロマンちゃん仲間だ~。

こんな素敵なイベントをありがとう!
ロマンちゃんな少女の心得を忘れずに生きてゆきます☆
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TITLE: 『ドゥームズディ・ブック』上・下
AUTHOR: シキ
DATE: 10/23/2008 22:03:32
STATUS: Publish
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BODY:
『ドゥームズディ・ブック』上・下(コニー・ウィリス/ハヤカワ文庫)

オックスフォード大学、史学部。
歴史研究の学生であるキヴリンは、過去への時間旅行へゆこうとしていた。
中世へいきたい。
選んだのは1320年。まだ黒死病は猛威をふるう以前だし、勉強熱心な彼女の
準備は万端のはずだった。
予想されるずれは問題になるほどとは思えない。
中世をしっかりと見て、記録して、帰ってくる。
ダンワージー先生がそんなに心配するようなことはなにもないわ。
しかし、彼女の予想外の出来事ばかり起こる。もちろん、ダンワージーも予想だに
しないようなことが。
過去と、現在。猛威をふるう病との闘いが。

たっぷり上下巻、たっぷり堪能の作品。凄く面白かった。
『犬は勘定に入れません』の姉妹作、というか、こっちのほうが先なんですね。
コミカルなのかなと思ってましたが、実際前半のほうは、なんかちょっと可笑しい~、
という軽さもあったけれども、だんだん深みにはまって、酷になってきて
下巻のほうは容赦なくて、ぐいぐい一気読み。
最後までどうなっちゃうんだ、と、はらはらしっぱなしでした。

なんか、泣けるSFとしての評判高いらしい。
ま、そんな評判知らずに読んでよかった。凄くよかった。
すごくよすぎて、余計なことなんか一切考える暇もなくひたすら読んだ。
素晴らしい。

前半のほうは、ちょっとドタバタというか、コリン少年とか、アグネスちゃんとか
全然つかまらない休暇中のベイジンゲームとか、話つうじないギルクリストとか
役立たずの秘書フィンチとかなんかもう、イラっとすることいっぱい~~~!
なのに、なのになのに。後半のこれでもかという勢いに降参。
素晴らしい。

もう一回、『犬は勘定に入れません』を読みたいなあ。あっちはもっとほっとする
感じだったと、思う。ちゃんと覚えてない(^^;たぶん前よりもっと楽しめるの
ではないか。
こんなにぐいぐい読みたい気持ちにさせられる。素晴らしい~。
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TITLE: 『一反木綿から始める生物学』
AUTHOR: シキ
DATE: 10/21/2008 22:31:37
STATUS: Publish
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BODY:
『一反木綿から始める生物学』(武村政春/ソフトバンク新書)

妖怪を生物学的に語る。
って感じでしょうか~。。

まじめに考察、というよりは、エッセイですね。
(まじめに考察はできないか)
一反木綿に似たクラゲがいるとか、生物学的に妖怪、キメラはつくれるか
否か、というような。
DNAのこととか、免疫の話とか。
 お化けは死なない~♪
のは、細胞が老化しないように、テロメアが短くなるのを防ぐ働きがある
からじゃないのか、とか。
癌かよ、みたいな。

生物の多様性と妖怪の多様性は共通している、とか。
。。。なんか、好きなこと話して、こじつけているように思わないでもない(笑)

さらっと楽しく読む新書、というぶんには満足でした。
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TITLE: 『暗黒館の殺人』上下
AUTHOR: シキ
DATE: 10/20/2008 21:26:48
STATUS: Publish
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BODY:
『暗黒館の殺人』上・下 (綾辻行人/講談社ノベルズ)

九州。熊本県の山深く、人里遠く離れたところに、その館はあった。
そこにはよくないものが棲む。
暗黒館、と呼ばれるその館に、迷い込むもの。

上下巻、ともに分厚く重いっ。
いまさらですが、図書館でぽいと借りられたので、読んでみました。
8年の歳月をかけた超大作!ですね。
一応館シリーズ、ということですが、一応たぶん私はそれなりに館の
やつ読んでる、ハズだけれども、あんまり記憶がない。。。
たぶんシリーズ全部は読んでないのかなあ。でもそれなりに読んでる
と思うけど。。。
ということで、ほんとならシリーズ読みとおしてこれにもとりかかった
ほうがいいのかもしれないと思いつつ。
まあでももちろん、これ単独でも読めないわけではないです。
いろんな謎をめいっぱいめいっぱいひっぱってて、イラっとすると
いうか、気になってついつい先を読んでしまうというか。

ものすごく。
もんのすごく、読みながら眠くなった。
そういう術中にはまってる正しい読み方なのかもしれない。
すっごくすーっごく単純に言えば、これって、夢オチですか。。。
ま。
そんな単純なこといっちゃいけませんか。。。
うーん。びっくりした。というか。
館シリーズに思いいれがあれば、おお!と思うのかなあと思ったり。
でも思い入れのない私としては、あんまり。。。というか。。。
中村青司になんの思い入れもないですから。。。興味も。。。
なら読むな、ってとこか(^^;
そうだよなー。私、綾辻の作品はそこそこ読んでるはずだけど、あんまり
記憶に残ってなくて、つまりあんまり好きじゃないんだよな。
なら読むな、だなあ。

これは、あれですね。江南くんと、鹿谷くんとがらぶらぶで、
玄児くんと中也くんとがらぶらぶのえろえろもえもえですね。
そういう妄想はありありだけれども、やっぱどーしてもキャラもえする
ほど文章好きにはなれないし。。。
まあ、なら、読むな、だな。
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TITLE: 新書2冊
AUTHOR: シキ
DATE: 10/14/2008 23:38:48
STATUS: Publish
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BODY:
『友だち地獄』 ―「空気を読む」世代のサバイバル  土井隆義 ちくま新書

 KYがなによりも嫌がられるこのごろの学校。人間関係。
「教室は地雷原」という言葉を紹介し、いつ、どんな地雷を踏んでしまうか
せいいっぱい気をつかって「優しい関係」を築いている子どもたち。

子どもに限らず、若者たち、というところ。
私自身はたぶんあんまり空気読めないほうなので、ほんとキツイ気は
実感する。でも、もう若者って言える年じゃないんだけど。。。
私の実感と、現役の若者(?)の実感もたぶんまた違うんだろうけれど。
そもそも、他人とわかりあえない のが前提。だけれども、だからこそ、
純粋さを希求する切実さ。

生きるって大変だよね。。。

『ぼくが最後のクレーマー』 クレーム攻防の方法  関根眞一  中公新書ラクレ

 『となりのクレーマー』というのが確かに話題になってたなあという記憶あり。その著者の第2弾、ですかね。
その『となりのクレーマー』というのは読んでないのですが、これが目に付いて読んでみました。

クレームってツライよね。と、接客業わりと長くやってたので(まあ今も図書館カウンターなんて、接客業ですが)理不尽なクレーマーに泣かされたこともあります。。。
クレーマーは寂しがりや、なんつっても、そんなもん知るか!!と・・・思う私は根本的に接客業に向かないんだ~。
不況の世の中、ますますお客様の立場が大事にされ、クレームつけられるほうは、おろおろするばかりかと。
あー。
。。。やっぱり世の中金ですな。
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TITLE: 『きょうの猫村さん』
AUTHOR: シキ
DATE: 10/12/2008 22:10:05
STATUS: Publish
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BODY:
『きょうの猫村さん』1巻 2巻(ほしよりこ/マガジンハウス)

家庭の事情で、遠く外国へ旅立ってしまったぼっちゃん。
猫村ねこは、まだ子猫だったころのある雨の日、ぼっちゃんにひろって
もらって助けられた恩を忘れず、だいすきなぼっちゃんにいつか会いに
行くために、働いてお金をためて勉強しようと思っている。
村田家政婦の求人広告を見て応募した。猫だけど、家事はてきぱきこなす。

 つ、つかえるわね、猫。

と、奥さんをうならせ、見事そこへいつくこととなった。
初めての派遣先は犬神家。わけありの家庭らしかったが、懸命につとめ
ようとする猫村ねこ!得意料理はネコムライス。
ちょっとおせっかい。ちょっとうっかりもの。愛すべき家政婦猫村ねこ!

って、猫村さん大ブームだったころには読み損ねてたけど、図書館にて
発見。
1巻2巻と続けて読みました。

これ、ネットで連載してるのって、一日一コマなんですか。。。
まとめて読めるってすばらしい~。本になってくれてよかった~。

お話はまあ、なんつーかお昼のドラマのパロなのか、コントなのかという
くらいベタベタで、まあそこをあえて笑うってことですね。
なんといっても猫村ねこ!
猫ですから!!
時々見せる猫なしぐさが可愛い~☆
とってもベタだけれども、猫だからなんかほほえましくおかしくステキに
見えるじゃないの。可愛い~。おせっかいおばさん的猫だけど。

文庫になってるのを最近見たけど。図書館で見つけてらっきー☆
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TITLE: 『オタクに未来はあるのか!?』
AUTHOR: シキ
DATE: 10/08/2008 22:33:13
STATUS: Publish
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BODY:
『オタクに未来はあるのか!? 「巨大循環経済」の住人たちへ』
(森永卓郎 岡田斗司夫/PHP研究所)

対談。
オタクを語る、というか、オタク経済について語る。
さらっと30分で読める。
オタク経済っていってよく知らないとかわかんないとかいう人が
さらっとさくっと知りたいかなあというときに読むといいのかも。
私としては。。。わりと知ってることばかりで、まあ、図書館で見つけて
暇だし読んでみようかな~という程度で借りてみた、というわけで、期待
もないが発見もないという感じ。。。
まあほんと、さくっと総括見るにはいいかなあというところ。

最後のところで、暫定的2008年のおたくの定義として
「今のおたくは、作品のリアル化より、現実のファンタジー化を求める」
とありました。
ふむふむ。
んでもここは「おたく」より「オタク」と書くとこでしょう。
って、そんなこだわりを覚える自分がぷちオタクな感じでイヤだ(^^;

しかしやっぱり。世の中金ですね。。。
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TITLE: 『予知夢』
AUTHOR: シキ
DATE: 10/08/2008 00:49:13
STATUS: Publish
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BODY:
『予知夢』(東野圭吾/文春文庫)

17年前から、ぼくと彼女は結ばれる運命だった。

ストーカーによる単純な事件と思われたものが、その動機をさぐるうちに
超常現象につきあたる。
ポスターガイストの起こる家には、殺された男の死体が埋められていた。
自殺した女のその自殺の様子を、事件の二日前に見た少女。

短編集で、毎回不思議が不思議でなくなる快感を味わう。
湯川先生はクールだし、草薙刑事はテンション低めながらも刑事としての
仕事をしっかりこなす。
いいコンビ~♪

つくづく、ドラマでの柴崎コウはいらないよな。。と思う。
まあ、ドラマとしての華は必要なんでしょうが。
こういうすっきりとした短編で、ああいうドラマつくるのが凄い、と
ほめるべきなのか。。。
この解説に、湯川先生のモデルは佐野史郎、とあったよ。
うーーーむ。
ま、これは、福山雅治にしてくれてよかった。。。かっこいい~~☆
佐野史郎も嫌いではないけれども、でも佐野史郎だったらこんなにハマって
ミーハーに見たりはしなかったかと思う。

容疑者X の映画は、石神がいいらしく、かなり期待。
早く見に行きたいな~。
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TITLE: 『問題は、躁なんです』
AUTHOR: シキ
DATE: 10/06/2008 22:05:20
STATUS: Publish
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BODY:
『問題は、躁なんです』(春日武彦/光文社新書)

正常と異常のあいだ

というサブタイトル。
うつ病はだれでもかかる心の風邪、という認識が広まりつつある中で、
まだあまり病としての躁病がひろく知られていないのではないか、という
感じで、躁病を紹介、解説(?)した本。

エノキヅさんは躁病じゃん、という感じですが(^^;

破綻していないかぎり、エネルギッシュで行動力があり、と、一見
頼もしいような躁病。
しかし、病であるからして、思いつきはどんどんあふれるけれどもそれを
最後まで実らせる努力はできないとか、自己評価があまりにも過大で怒り
っぽくなり、イライラし、怒鳴り始めるとか、やっぱりすごく困ったこと
になったりする。
躁病のほうがうつ病よりは少な目らしい。
たんにエキセントリックな、とうつる人が実は病である可能性も。。。
他人事としてみる分にはドラマチックで面白いけれども、身内とか自分が
とか思うと、ツライなあ。

毎度のことながら、春日先生の文章は読みやすいし面白い。
臨床の現場でなんかすっごいことになってるんじゃないのか?と思うけど、
適度に面白く淡々と書いてて素敵。
随所に素敵な本の引用、紹介があったりして、その読書センスにもうっとり。

自分もほんとうはおかしいのではないか。ほんとうは病気で、異常なのでは
ないか。
という不安は常にあって、いやいや全然平均的というか平凡でフツウすぎる
くらいフツウだ。と自己認識し、でもそこが妄想なのでは?ほんとはみんな
迷惑してるのでは?とぐるぐる不安になって。
という、それこそがきわめて平凡な悩みを覚えることがあって。
春日先生の本にひかれたりするのはそういう不安や興味をたしなめてくれる
んじゃないかなあという小さな期待があったりもする。
でも読んでも結局やっぱり不安だねえ。
春日先生自身がなんかきわどいところにいるみたいで素敵だし。
心の病はわからないです。
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TITLE: 『ぼくはきみのミスター』
AUTHOR: シキ
DATE: 10/05/2008 23:51:23
STATUS: Publish
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BODY:
ぼくはきみのミスター』(作 トーマス・ヴィンディング 絵 ヴォルフ・エァルブルッフ/BL出版)

ある日、一匹の小さな犬がやってきて、一緒に暮らしたいと言った。

って。
小さな犬がおしかけでやってきて、わたしの意見におかまいなしに、どんどん
やってきていつのまにか小さな大事な友達になっちゃうお話。
んきゃ~!これはらぶだわ!えろい!もえる!!!

と、図書館の児童書の棚で見つけて借りてきて読みました♪

ドイツの児童文学、かな。あのー、アクセル・ハッケの『小さな小さな王様』
みたいな感じ、と思って手にしてみました。
似てるってわけじゃないけれども、似た匂いを感じるというか。
素敵です。

ミスターって呼んでもいいよ。って、この生意気な小さい犬は言います。
いい子でいるってなこと言っておきながら、わがままで結局やりたいように
やって、「わたし」は困らされたり憤慨したり。でも大事な友達なんだよ。

ミスターはお話が好きで、「わたし」はミスターにいろんなお話してあげる。
動物の出てくるお話。
でもなんか、教訓とかあんまりわけわかんないような?いろんな国の御伽噺、
ってことなんだけど。これは作者の捜索じゃなくて、ほんとにある、いろんな
国のお話なのかなあ?
面白い。
一冊の本だけれども、たくさんのお話を読めます。

「わたし」のところに、友達が訪ねてくる時があるけれども、その解きは、
ミスターはしゃべったりなんかしない、ごくふつうの可愛い犬として、
きゅんきゅんいったりしてちゃっかり可愛がられたりします。
友達が帰ったあと、「わたし」は、昨日はどうしたんだよ、ってからかったり
して。
なんかもう~。すごくいいじゃないか!!
可愛い!ミスターも、「わたし」も!
自分の本を選ぶ目に自信を深めました(笑)
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TITLE: 本日のお出かけ
AUTHOR: シキ
DATE: 10/01/2008 23:30:43
STATUS: Publish
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BODY:
映画「パコと魔法の絵本」見に行きました。

泣けない大人が泣く映画。

色彩感覚はさすが素敵。
役者たちもものすっごくすっごくヘンでした。。。。はじけてるなあ。
パコがめちゃくちゃ可愛い!!可愛い~~~!!!
そりゃあ頑固じーさんも改心しちゃうよなあと納得させるほどの
可愛さでした。かわいい~~~☆

しかしお話としては、「いい話」「泣ける」というセオリー通りか。
味付けはすっごいけれども、うーん。
でもせっかくなら、もうちょっと深いとこまでつっこんで描いてみせて
泣かせて欲しいかも。
あのオカマさんにしてもさあ。院長先生だってヘンだもん。なにか
あったりするぞーとか。
それぞれのこと、ちょこっとは触れてて、でもそれっていかにもペラい
ことしかいってない。
うーん。
まあ、一人ひとり丁寧に描くとかそんなことしてたら時間がいくらあってもたりないか。。。
これを見に行くかどうかすごく迷ったのは、予告どおりの「いい映画」
だったらちょっとなあ。。。と思ったんですが。
うーーーん。
はじけてハズしてるけれども、私にとっては、このバランスだと
ベタすぎると感じる。
やはりお金集めるためにはこんくらいやらなくちゃダメだったん
でしょうか。。。

午後、子規記念博物館。
特別展 栗田樗堂 
地味~。でもじっくり~。売茶翁の肖像画(?)が妖怪のようだ。。。
と、相変わらずたぶん本筋と関係ないことでひとり楽しむ。
子規よりも一代昔ですかね。墨が薄い。。。古いから?保存状態
が、とかいうことなのかなあ。よく読めない。

 ものいふか田螺の口の水の泡

という句がお気に入り。可愛い。他にも結構好きかもと思ったり。
すっかり貸切で見てきました。
のんびりたっぷり見られてよかった。
けれども、それでいいのか、と余計な心配をしてしまったりも(^^;

午後はすっかり晴れてすばらしい青空。
今一番いい季節だな~♪
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