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2006年5月

TITLE: 古文書返却の旅
AUTHOR: シキ
DATE: 05/31/2006 22:23:56
STATUS: Publish
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BODY:
わたくし初参加させていただいた、短歌の同人誌「遊子」第13号を
友人に送りつけました。
送りつけるっていったらナンですが、あんまりは興味なさそうな人に
も送っちゃった(^^;ごめんね。もらってください。

今朝はサッカーの日本とドイツの親善試合を見る!と、気合いだったわりには
寝てしまっていて(^^;、友達からのメールにてなんとか後半少し見られました。
親善試合だし、とは思うものの、本番に大いに期待!です。

で。
『古文書返却の旅』(網野喜彦/中公新書)

戦後史学史の壮大なる失敗の始末記。かな。
漁村の文書を収集、整理して資料館を作ろう!と意気込んで、月島分室は
生まれた。
たくさんの古文書を借りてまわったものの、その整理、資料館づくりは
うまくいかず、返却されないままの文書が残った。
どーする。

というわけで、網野喜彦がそれを返却しました。という旅行記的でもある
この本。
読みながらなんかこう、動物のお医者さん を連想してしまった。
全然チガウんだけどでも、パワフルな教授のしでかしたことを諦めつつ後始末して
まわるハムテルと二階堂、って気が。。。
ま、もちろん本気なこの事業とマンガをいっしょにしちゃいけませんが(^^;

二神島のことがあったりして、親近感~。そんな歴史のある島なのか。
いってみたいなあ。

なんかこう、ゆったりしてていいな。
ものを見る尺度が長い、というか。歴史学ってそういうものかしら。
面白かったです(^^)
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TITLE: 福音の少年
AUTHOR: シキ
DATE: 05/26/2006 21:06:44
STATUS: Publish
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BODY:
『福音の少年』(あさのあつこ/角川書店)

ひとつのアパートが焼け落ちた。
9人の犠牲者。
それは、事故なのか、事件なのか。
高校生だった藍子。その恋人だった永見明帆。幼馴染みだった柏木陽。
藍子のひみつがしだいに、明らかになる。

あさのさんの、児童文学じゃない小説、というのを初めて読みました。
メインの三人は高校生なので、ヤングアダルトといってもいいくらいなの
かもしれないけれども、まあそれなりに、あだると、つーか、人殺しとか
出てきたりするのでちょっとだけダーク、かなあ。
でも安易に人殺しなんか出てこなくっても別にいいのに、と、思わなくも
ないでもない、かなー。
これは、続きがあるの?
と思わざるをえないような終わりでしたが。
結局一番黒い人、な、殺し屋?はなんの決着もつけないままに消えてしまうし、
明帆も、柏木も、なんかえらく特別な子なんだきみたちは、という煽りというか
フリだけたっぷりされていたわりには、どうってことないままなような。。。
あさのさんは長編向きの作家さんなのかなあと思った。
本一冊ではおさまりきらないようにどんどん話が膨らんでしまうのだろう。
んでもとりあえず一冊、な書き下ろしなわけで、そんでこんな、ええー、これで
終わりー?っていう感じでおわってしまったのかなあ。。。。ううーん。

んで。
声がうつくしい。
ずっと声をきいていたい。
と、明帆くんが反発しつつも柏木にうっとりなところなんかステキ。
う~。
ものすごくそそられる少年たち。
表紙が女の子の絵だったので、いまいち気乗りしなくて読んでなかったけども、
読むとやっぱり満足はしますね~。
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TITLE: 心洞(文庫)
AUTHOR: シキ
DATE: 05/25/2006 00:04:31
STATUS: Publish
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BODY:
『心洞』(五條瑛/双葉文庫)

エナ。
ヤスフミ。
うらびれたつれこみ宿の屋上のプレハブで、ふたりでぐっすり眠る。
それだけでよかった。
それだけで。

でも、それだけでいられるわけはなかった。

文庫の書き下ろしは、嘉瀬と一紀との出会いの短編だった~。
これも運命の出会い、だなあ。
今後の展開を見る限り、エナちゃんはかなり重要な役割だよね。
すみれの邪魔すんなよー。と思ってしまう。
彼女がどうなっていくのか、楽しみ。

そんでやっぱり、ぞくぞくする大川先生の泥沼っぷりが素敵すぎて
くらくらしまくりです。
どこまでいくんだ大川先生。

そして勢いついて、続き、ハードカバーでまた再読中。。。
面白すぎるよ。
どーしたらいいの。
眠いのに読み続けてしまう。やめられないとまらない。
一気読みすると、人物関係がよくわかります。
早くー。早く続きを読ませて下さい。五條作品こそが、夢を見せるドラッグ。
もうひきかえせません。
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TITLE: ダンディ・ドラゴン & スプリング★タイガー
AUTHOR: シキ
DATE: 05/22/2006 21:57:47
STATUS: Publish
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BODY:
『Damdy dragon & Spring atiger』(高橋なの/司書房)

20年近く前、のコミック。かなー。
なつかしー。なつかしのアニパロコミックスの時に大好きだった高橋なのさんの
伊達正宗ネタのパロディコミック。
+武田信玄ネタ。
ま、武田信玄ネタのほうはちょっぴりでした。
ダンディ・ドラゴンとか、アニパロコミックで本を持っているような気がしない
でもないよーな気がするのだけれども、復刊???ときいてやはり買ってしまい
ました。1200円。高ーっ。(^^;びっくりした。

でも。
番外「夢 夢 また、夢」とゆー、信長さまを慕うお猿と狸のおはなし。
12ページですね。
これが。
とてもとてもとてもよくて、はるばる二十年、ですか、それでも今も私にとって
は不朽の名作。
思い出すだけで泣いちゃうわけでしたが、読み返してやっぱりよくって、
泣かないではいられなかった。
さてどーして。
500年も前にいた、500年(くらい??)も前に生きて、死んだ、ひとりの
ひとのことを思ってこーも泣くのだよ自分。
なにがどうあったってその人ははるばる昔のひとりの武将。今生きていて会える
よーな人ではないのに。
その人が死んだことがどうしてこうも今私は哀しいのでしょう。
ね。
ま。この12ページのために1200円で惜しくはないわい。
もちろん、他のお話もとてもとても素敵で面白くって可笑しくって、凄い。
昔面白かったけれども、こうも時間がたったあとに読み返してやっぱり面白い
ってゆーのはかなり貴重なのではないかな。
再会できてしあわせです。

しかし20年くらい?そんなに生きてきたのか自分~。
ほんとは二十歳すぎたら死なねばとか思ってたはずなのにねー。さていつまで
生きるのかなあ。

伊達正宗とか。熱中した大河ドラマ、じっくりまとめて一気に見たりしたいなあ。
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TITLE: パタリロ! 79巻
AUTHOR: シキ
DATE: 05/21/2006 21:51:55
STATUS: Publish
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BODY:
あやうく遅刻しそうになった。
ゆーべ一時すぎまで飲みにいっていたからというわけではなく。
今朝ちゃんと7時前には起きてゆっくり時間はあったのだけども、その
余裕ゆえに、ちょっとパタリロ読んでみよっかな~と手にとってしまった
のが間違いでしたー。
途中でやめられないよーというわけで、あわわこんな時間だーっ、と
あせるハメに(^^;おそるべしパタリロ。
つーか自分アホやん。。。

『パタリロ!』79巻(魔夜峰央/白泉社 花とゆめコミックス)

パタリロ本編、新刊は久々じゃないかしら。
相変わらずオモシロオカシイ。
アスタロト公爵も出てきてた~(^^)
エトランジュもすごい久々に見た。バンコランがお見舞いに行ってる~。
タマネギいろいろ の、パルン号はルパンですね~。
魔夜峰央さんも映画のルパンを見たのだろうか。
ザナドゥー って。これもなんかなつかしーよーな。前にいつ出てきたのか
覚えてないけど。。。ザナドゥーもかっこいいな~。

最初の 奇妙な果実 は、ミステリ風でなかなか素敵。
ミダス は、手に触れるものなにもかもが金になる、ってのがミダス王だった
のか。。。と。そんでそれが王様の耳はロバの耳、になるのか~。その二つが
結びついたのが面白かった。何の童話なんだっけ。。。

ニセパタ も、パタリロのむちゃくちゃさと天才っぷりが凄くて面白かった~。
ペンギンに同性愛が増えているってホントなのかね。
面白い。

そんなこんなで満足。さー次は80巻になるんですね。
待ち遠しいです(^^)
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TITLE: 怪盗クイーンと魔屈王の対決
AUTHOR: シキ
DATE: 05/19/2006 19:43:35
STATUS: Publish
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BODY:
『怪盗クイーンと魔屈王の対決』(はやみねかおる/講談社青い鳥文庫)

伝説の石、「半月石」(ハーフムーン)が魔屈王の誕生パーティで公開される。
別名、神の石、願いがかなう石。
怪盗の美学にふさわしい獲物はこれだ!と、クイーンは「仕事」に乗り出した!

はやみねかおるの作品読むのは初めて。
夢水清志郎のシリーズとか、都会のトム&ソーヤとか、人気シリーズたくさん、で
気になっていた人です。
児童文学というか、ヤングアダルトくらいになるのかな。小学校高学年くらい~
って感じですねー。でもとくにこの怪盗クイーンのシリーズはそそられるものを
感じていたので(^^;
怪盗の美学!のクイーン、と、仕事上のパートナーです、という無口な青年(?)
ジョーカー。
初めて読んだけど、なんか、超弩級大型飛行船トルバドゥールにのって、
世界最高の人工知能RDが情報収集とか支援してくれてて、というとりあわせ
なんだねー。
本の後ろの解説に、「いっそう華麗に、思いっきりC調に!」と書いてあった。
C調!。。。C調かあ。C調。。。この本出たの2004年だけどなあ。
ともあれ、まんがじみているというか、んなのアリかよ!というつっこみどころ
もたっぷりですが、すごく面白かった(^^)
これはクイーンのシリーズの3作目くらいか。ほかのもみつけたら読もう~♪

クイーンとジョーカーの出会い、という番外編みたいなのもあって、
青い鳥文庫の、えーと、面白い話が読みたい!かなんかのやつに。
それもちょっと読んでみた。
クイーンも修行をおえたばかり。(修行かよ!)少年兵として、かなんかで、
どこかの施設で過酷な訓練をこなしていた、名前もない少年だったジョーカー。
はじめて「友達」ができたとき、そこから脱出した。
雪の日、行き倒れになりかけていた彼の前に、天使のような人が立ち止まった。
それが、出会い。
とゆー。も~。モエます。って話しでしたね~。
いろいろ世界は広がるよーで、楽しく読ませてもらいたいです(^^)
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TITLE: 映画 ブロークバックマウンテン
AUTHOR: シキ
DATE: 05/17/2006 17:09:20
STATUS: Publish
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BODY:
映画「ブロークバックマウンテン」

カウボーイのイニスとジャック。
夏の間羊の放牧をさせ、羊を見張る仕事にふたりでつく。
初対面。夏の間だけの仕事。
言葉少ないイニスと、二週間目にして初めてまともにしゃべったな、と
笑うジャック。
冷えきった夜に、二人でテントで眠った夜。喧嘩じみたセックスが最初だった。

アカデミー賞をとるか、と話題だった、カウボーイのゲイ映画。
やっとこっちにもきたー。
景色が広くてうつくしい。その後二十年にわたって、二人の理想のきらめきの
場所であったブロークバックマウンテン。
主演の二人ともわりと無口で、とくにイニスはぼそぼそっとちょっとしか喋らなくて
映画もドラマチックにもりあげまくります!というつくりではなかったので、
淡々と、むしろつまらないとさえ思わせられつつ。
最後にジャックのシャツを愛おしそうにさわるイニスにやられました。。。
エンドロールの間中泣いた。

最初のセックスも、え、そんな唐突に~。もうやっちゃうのかーとか、
別に愛してるとか言いあうこともなく。
再会の約束をするわけでもなく。
でも、車で走り去るジャック。そのバックミラーにうつるイニス。
そして、道から外れてくずおれて、吐くように泣くくせに。イニス。そんな泣き方
するくせに、ゲイであることに気がついた、というか、ジャックを愛していることを、
そんな自分を受け入れられない。受け入れられなくて余計にキツくて。
臆病で狡い男。
生活に疲れてるんだ。負け犬なんだ。一緒に暮らすなんて選べないイニス。
それでも、ジャックへの独占欲で殺してやるとまで口に出してしまうイニス。
いっそ別れられたら。
それでも、愛していることを、認めることも、諦めることもできない。

ある日突然に、ジャックが死んでしまったことを知る。届かなかった葉書。
ジャックは、心変わりをしていたのかもしれないとわかるけれども。それでも、
その死によって、イニスは永遠の愛を、手に入れたのかも知れない。それはあまりにも
哀しい愛だけど。あまりにも、虚ろな愛だけど。

イニスのトラウマとか、社会状況とか、どうにもならないことが多すぎて、どうすれば
よかったのかなんて答えは出ない。奥さんたちもツライしー。
ぐっさりささる映画でした。
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TITLE: εに誓って
AUTHOR: シキ
DATE: 05/16/2006 23:37:13
STATUS: Publish
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BODY:
日本代表の応援番組など見ていました。
なんか、司会とか、生なのか?微妙になんだかなんだかなあ。。。と、テレビ
ならではのヤな感じとかありましたが(^^;
選手の今までのこととか、インタビューとかは面白かった。
んで、キリンのCMがまたすごくかっこよくて、そこでウルっときたりする~。
これまでも、これからも、サッカーが好きだ。
って、うん。私もそーです、とか思う。映像の編集もさすがかっこいいし~。
いまだにただ好きなだけで、今回の23人も、えーとこれ誰?とかわかんないよーな
感じで、全然ツウじゃないけど~。W杯にむかって、ますます盛り上がってきた。

で。
読了本。
『εに誓って』(森博嗣/講談社ノベルズ)

バスジャック。
山吹と加部谷が乗った長距離バスがバスジャックされた。
丁寧な口調で、冷静な対処を求める犯人。携帯電話を使ってもよい、とのことで
乗客達は落ち着いていた。

この冷静さは、どこか奇妙だ。

Gシリーズの4作目。
ま、これも一応バスジャックの事件そのものは終わっているので、一つお話終わり、
でいいのかもしれないけれども、一話完結、というスタイルって感じじゃないなあ。
四季博士の存在なしには語れない感じになってきて、シリーズ全体での長編、という
感じでしょうか。
ま、最近の小説ってみんなそうかも。。。シリーズものって。まあ。
それはそれでいいか、と。
長い話は好きだ。
でもこのペラい感じはどうにも。。。ま、森博嗣のマーケティングターゲットから
私が外れているのだろうから仕方ないなあと思うしかないのね。
シリーズ完結が待ち遠しい。
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TITLE: 戦闘美少女の精神分析
AUTHOR: シキ
DATE: 05/15/2006 23:58:29
STATUS: Publish
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BODY:
『戦闘美少女の精神分析』(斎藤環/ちくま文庫)

「戦う少女たち」
ナウシカ、セーラームーン、綾波レイなどなど。
強く権威的な女性「ファリック・マザー」に対して、日本的戦う美少女たちを
「ファリック・ガール」と呼ぶことにしよう。
おたくとはなにか。おたく市場に広く強く受け入れられる戦闘美少女という
アイテムを分析し、セクシャリティ論、メディア論としての本書。
すごく面白かった。

最初の出版が2000年、だったそうで。
動物化するポストモダン の、姉です、と解説に東浩紀のことばもあり。
この本の前ってゆーと岡田斗司夫だったのかな。今でこそこういうのいっぱい
出てきてるけれども、これが先鞭をつけた本だったのね。
おたくとはなにか、というところから、美少女アニメの流れ、分析、面白かった~。
おたくとは、アニメキャラに萌えることができる存在、ですかね。
セクシャリティの対象としてアニメキャラ、美少女キャラを見ることができる、
ということ。か。

おたくについて、とはいえ、オタクエリートのことを語っているように見える。
おたくがみんなおたくえりーとなわけじゃないやん、とか思うけどまあ、いちいち
細かいこといってられないっすね。
ヘンリー・ダーガーのインパクトが強烈です。
ひきこもり、なのか。
『社会的ひきこもり』も私まだ読んでないなあ。うーん。読もうかなあ。

さすがにこれはほんかくてきよ、ほんかくてき、というか、論理についてくのに
慎重~になり、わたしには難しくてわかんねーとか思うところもしばしば。でも
面白くてぐいぐい読めました。
このくらい距離感がある文章だと、あまり反感なく読めます。

。。。やっぱラクレの 「性愛」格差論 は、カスだったのでは。。。んむ~。
まいっか。
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TITLE: 「性愛」格差論
AUTHOR: シキ
DATE: 05/14/2006 20:13:38
STATUS: Publish
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BODY:
『「性愛」格差論』(斎藤環+酒井順子/中公新書ラクレ)

おたくも!
負け犬も!
ヤンキーも!

という帯にて。
私、たぶん、ちょいオタクだし、腐女子だし、負け犬にもとどかぬ
まけまけ犬だしな~。
ヤンキーではないけど。
と、そんなこんなで、読みました。
実は、『負け犬の遠吠え』は読んだことがない。あまりにも評判になりすぎて
いて、なんかもう知った気になってしまったので(^^;ほんとは読まないで
知った気になるのはよくないーとわかっちゃいますがちょっと当分手には
とらないだろうなあ。

サブタイトルが 萌えとモテの間で ということで。
まあもちろん恋愛、性愛、というテーマなわけで。
対談、ですね。ものすごーくさらっと読んで、ふーん、という感じ。。。。
今流行りのものでひとつ対談お願いしますよ、一冊いっちゃいましょうよ~
という感じの本なんでしょう~。
とりたてて目新しい話が交わされているわけじゃなく、(私にとって)
ふーん、と、お風呂読書で読み切ってしまいました。

斎藤環ってほんとにおたく代表ですか?ま、ご本人も、コウモリ的ですとか
いってますが。
とはいえ、私もほんとのおたくっていってもそれがなんなのかはわかんないし
いーんだけど。。。
斎藤環が「関係性」が重要なのですとかいってるけど、それ野火ノビタに
言われるまで気がつかなかったクセに。。。バーカ、とかちょっと思ってしまう
のは私だけ?やおいとか語ってるのを読むのがどうにもいたたまれない感じです。
きゃ。
全編にわたって、どうにもちょっとやっぱりイタイ感じがして、あーうーんー、
とか思う(^^;
とはいえ、文庫になった『戦闘美少女の精神分析』をこれから読みます。
今までこれ読んでなかったんだー。楽しみ。
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TITLE: ハムレット
AUTHOR: シキ
DATE: 05/12/2006 19:44:23
STATUS: Publish
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BODY:
萬翠荘の薔薇展へいってきました~。
朝は晴れてる!と思ったけれどもだんだんに曇り空。
でもはりきって自転車でお出かけ。
今年も薔薇の香りにむせかえり、薔薇といってもいろいろあるよね~と満喫。
白い薔薇を見ては、オスカル~。赤い薔薇はアントワネットさま~。ピンクは
やっぱりロザリー。ティーブラックがアンドレかしら~。とかそういうことを
妄想するワタシ。ま、そんなこんなで楽しみました♪

しかし午後になって今にも降り出しそうな曇り空。
急いで帰ることにして買い物など。

で。帰ってからはDVDを見たー。
「ハムレット」主演 野村萬斎!
演出、ジョナサン・ケント。
イギリスの演出家? 萬斎さまのインタビューが入っていて、英国人に
シェイクスピアを教えてもらいたいなと思って、みたいに喋ってました。

衣装が、黒いマントというか、裾がながーい感じで、お、マトリックスだ、とか
思っちゃった。
そして全員男優!
ガートルード(王妃さまね)は篠井英介、というあやしさ。きゃ~。素敵~。
オフィーリアの中村芝のぶ、って、私は知らない人なんだけども~。なになにこれ
可愛いーー!こ、これはヤバイんじゃ。。。襲われちゃうぞ。可愛い~。
王様もすごく渋くてすてきだったし。
みんなよくしゃべるー。
かっこいい。

んがっ。
やっぱり萬斎さまにめろもえめろめろもえもえ~っっ。
きゃ~っっっっっ。あああ~も~~~~どうしよう~っ。(どーもならん)
ちょっと長髪、で、ダメ王子ハムレットー。
なんてなんて。なんて素敵なんでしょう~。ハムレット、すごいダメじゃんー。
とってもエロい芝居だった。
ハムレットってこんなにえろい話しだったっけ。。。以前、渡辺謙さんがやってた
ハムレットをテレビで見たことあるけど、こんなにえろいとは思わなかった気が。。。
やっぱ芝居って、演出でー役者でー、すっごく違ってくるんだよねえ。
ホレイシオとハムレット、ラブラブだなあ。
王妃、篠井の手にくちづけする萬斎さまには激萌でした。。。
しかしひたすら激しさばかりが印象に残りました。そういうものなんだろうか。
でもとっても満足堪能いたしましたっ。萬斎さま。声もいいけど、手も最高!はー。
大好きです。
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TITLE: ちょっとだけ俳句のこと と、『風の男』
AUTHOR: シキ
DATE: 05/12/2006 00:57:04
STATUS: Publish
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BODY:
淡交ムックで、おとなの楽しみ俳句入門 というようなムックが出ていて、
中沢新一さんが対談をしている。
というのを教えてもらったので、むむっと立ち読み。
とても鮮やか~。
思っても見なかった読み方で、面白くてかっこよかった~。
かっこいいな~。うっとり。
俳句かっこいいなあ。というかやっぱり中沢さんかっこいー。素敵ー。
言葉のつまらなさ、とか言われちゃってた(^^;んむ~。そうだけどでも
そうじゃないちからもあるわけで、(もちろんそんなのはわかってる上での
発言ですね)つまらなさも、それをこえてゆけるのもことばのちからでしょう。
おもしろかった。
短歌、つーか和歌は、支配層のもので、とかいうのもあり。なるほどーと納得。
俳句かっこいいけど、しかしわたしは短歌が好きだ。
そーいややっぱり政治とか国とか考えざるをえないという感じがするのは必然
なのかしら、と、納得してみたりして。ま、もともとたぶん私は政治ネタとか
好きなの。詳しくないし、よく知らないしわかんないんだけど。必然だったの
かしら。んーでも俳句も読めるひとになりたいなあ。んーでも、やっぱまずは
歌をもっともっと読まないと。。。読める人になりたい。なる。うう~っん。

で。
『風の男 白洲次郎』(青柳恵介/新潮文庫)

読みました。
白洲正子にたのまれて、というわけで書きはじめたものだそうで、それは
やっぱり、あの人は凄かった、とか、いいところメインで書いてありますね。
最初は、白洲次郎語録、というものにしましょう、と、始めたことだそうですが、
聞き書きで評伝で、エッセイっぽくもあり、というもの。
でも。
知れば知る程、次郎かっこいい~~!
写真もわりとたくさんあって、かっこいいです。26才、帰国直後、という
写真は、うっとりものの美青年、きれいー。かっこい~。
おじーさんになってからも素敵。スキー場にいるのとか、庶民の日本人とは
かけはなれた見栄えのよさ。ハリウッドスタアのようでございます。
外人を迎える、とか案内、とかの写真みても、どっちが外人なんだよ、と思う。
中学生のころに外車を乗り回し。
80になるまでポルシェを乗り回し。
料亭に招かれて、しかし宴席の顔ぶれを見回して、「今日はこんな会合だったのか」
と、席にも座らずそのまま風のように帰ってしまった、とか。
リアル花形満かよ。
リアルエノキヅさんだー。
マンガのよーなすばらしい人物。憧れですっ。
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TITLE: 萬斎満開 まちがいの狂言
AUTHOR: シキ
DATE: 05/07/2006 14:33:09
STATUS: Publish
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BODY:
DVD『萬斎満開』
見ました~♪
やっぱ楽しい。「おれも眠らう」で、カエルになって。るりり、っていってる
のがとてもかわいくて素敵でモエ。
鏡バージョンの まちがいの狂言 ややこしや~ややこしや~ も、とても
素敵でした~。鏡バージョンって私、テレビで見た覚えがないなあ。あんまり
たくさんやらなかったのだろうか。。。

で。
『まちがいの狂言』
グローバルバージョン、だそうで、英語字幕つき。
会場がすでに黒草の島で、客入れんときから、ややこし隊がややこしや~ややこしや~
って、いたずらしてるところからはいっていてかなり楽しい。
開演のときに、アラームは解除してください、とか携帯は切って、とかのアナウンス
も、萬斎さまがやっていたよーで。それもややこしや~で、ステキだった~。

舞台はさすが。
セットらしいセットはナシ。黒草のさがる黒い幕と、白草の下がる白い幕。
中央に大きな幕。一応、二階、になるのか、上の段があった。
まさに一人二役。
入れ代わり立ち代わり。
すっっっっごーい!!!!!
よく動くなあ。魅せられました。
最初こそゆったりでしたが、ぐいぐい引き込まれ、テンポ早いし。でも笛や囃し、
謡いがはいってゆっくりにもなる。
おもしろーい!すごーい!
ほんと、門番やってるシーンは凄い!

私は先に本読んでしまってるのでいっそうよくわかっちゃったのかもだけども、
生で舞台でいきなりこれ見たかったなあ。わくわくっぷりがもっと凄いだろうと
思うとクヤシイです。でもDVDでも見られてよかった。うれしいー。すごい面白い。
素敵~~~。

最後に萬斎さまひとりすすっとあらわれておじぎ、の姿はたまらなくうつくしい。
うっとり~。大好き~。
素晴らしい舞台をありがとうー!
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TITLE: プリンシプルのない日本
AUTHOR: シキ
DATE: 05/06/2006 10:17:56
STATUS: Publish
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BODY:
『プリンシプルのない日本』(白洲次郎/ワイアンドエフ)

友達が その時歴史が動いた だかなんだかで見た、って教えてくれた
白洲次郎。
きけば聞くほど、それってエノキヅさん??という感じで興味津々。
本はいろいろ出ているみたいだし、今、占領を背負った男、とかいう本が
出て人気らしいなーと思ったんだけど。(そもそもその本がNHKの元ネタ?)
まずは本人の著作を、というわけでこれを読んでみました。たぶん今月、新潮文庫で出るみたい。

文藝春秋に連載というか、時々書いたりしていたものをまとめたもの、ですね。
言いたい放題というか、政治家のみなさん、ちゃんとしなさいよ。というもの。
1950年ごろの政局とか、あんまりよく知らないので、面白さというか、言ってる
ことがそうピンとくるわけじゃないですー(^^;
でも、きっちり正論でありつついやらしさは感じないし、お茶目さんだな~って
言葉使いもはしばしに見えて、かなり好き(^^)
民主主義とか、議会政治とか、ぐちゃぐちゃやってる日本の政治に比べて、
次郎さんは本質が見えてるんだろうなあ、という感じ。
ケンブリッジに留学してるし、アメリカにもしばしば行ってたりしたみたいだし
そんなこんなで英米かぶれとか悪口言われたりしてたらしい。
開戦前に、戦争になる、東京は焼け野原になる、と予見し、疎開し(開戦前から!)
百姓をやって食料生産だ~って自分で畑を耕し、焼け出された友人を食わせてやって
いた超エリートって、すげー。

一番最初に、作家、今日出海の文章が載っている。幼馴染みなんだって。
育ちのいい野蛮人、と、白洲次郎のことを書いている。
その文章がとてもとても素敵だった。幼馴染みならでは、なんだろうなあ。
ぶっきらぼうでけなしているようでもありつつ、しっかり尊敬し心から親しく
思っているのがよく伝わる。このぶっきらぼうな書きようが、もーー!!激萌!っ。
たまりませんねえ。うっとり。
最後のほうに、座談会、というのもあって、この今日出海と河上徹太郎と三人で
話しているんだけども、その話しっぷりも、芝居の一幕??ってなぶっきらぼうで
文士的。(勝手なイメージですが)まあ、昔のものだから、自然な話し言葉とかいう
よりは書いた感じになってるのかなあ。でもほんと、素敵だー。うっとり。
かっこいい。
かっこいい。
かっこいい~~。

遺言は一行。「葬式無用、戒名不用」だって。
シビレます。
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TITLE: 鏡姉妹の飛ぶ教室
AUTHOR: シキ
DATE: 05/05/2006 22:09:38
STATUS: Publish
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BODY:
『鏡姉妹の飛ぶ教室』(佐藤友哉/講談社ノベルズ)

鏡佐奈。
鏡家の三女。ごくごく普通でありきたりで平凡な女子中学生。
ごくごく平凡な一日、のハズだった。
天変地異が起こって地震で学校まるごと地面に沈んじゃうよーなハメに
陥るなんてね。

とゆーわけで、平凡な一日だと思ってたら突然地震で、学校は
地面の中で、クラスメイトほとんど全部はぐっちゃぐちゃのぐちょぐちょの
死体でバンバン落ちてきて、その学校でかろうじて生き残った数名、の
中に、殺人者とか闘牛とか狩りする方とか、生き残ったけど殺戮とか狩りとか
復讐とか、弱いものイジメにあってたけどてんぱってなんか突然強気になった
りしたり、そんなこんなの中で、普通だけど本気で家族、妹のためにがんばるー!
佐奈ちゃんなのでーっすっっっっ!!!

ってお話。

えーと。
まあ、それなりに面白く読みました。
えとー。
弱いとかそういうの、弱いとか、強いとか、生まれながらにダメな奴は駄目、とか
強いからってどうにかなるのかとか。
でもなんかともかく本気の本気の本気の本気でがんばれ!とか。
そーゆーことですか?
まあ正直、読んでてウザイです。
まあ、こんなにウザイくらいたたみかけて力説して力説して力説して力説して力説
してもしてもしてもしてもしてもしてもしてもしても、まだ不安なんだね?
んー。

これは鏡家サーガとやらの例外編、だそうで。
えとー。佐奈ちゃん死んでるじゃん。フリッカー式につながらないけどいいの?
まあ。いいんだろうなあ。。。作者がもうこのくらいからもうヤダとかなってる
のかなあ。。。。
こんなんにケストナーのタイトル使うなよ。。。。
泣くこと厳禁だぞ。

あんまりわたしはやっぱり妹モエーとかじゃないから、この本のターゲットからは
外れてて読んじゃダメだったんでしょうね。読んじゃった。ごめんね。
ここまで力説されるとそれなりに感動ではありました。でも、好きにはなれなかったよ。
鏡家サーガとやらをそれなりにちゃんと読んでくればよかったのかなあ。
まあ、気が向いたら読みます。
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TITLE: クリスマス・テロル
AUTHOR: シキ
DATE: 05/04/2006 21:40:37
STATUS: Publish
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BODY:
『クリスマス・テロル』(佐藤友哉/講談社ノベルズ)

来年受験生だってのに。
小林冬子は、サボっていたある日、突然の衝動に突き動かされるままに、
港から船に密航してしまった。
到着したのは外国、ってほどのことはなくて、離れ小島。
奇妙なんだか親切なんだかな男の手伝いをするうちに、ある男の監視を命じられる。
働かざるもの食うべからず、というわけで、いやいやながら仕事、として男を監視
しはじめる冬子だったが、ある日、その男が忽然と消えてしまう。
何故!?
納得がいかないまま日常に帰されたが、またしても奇妙な偶然で、島へ戻った
冬子がたどりついた真相は。。。

えーと。
なんか、佐藤友哉の絶筆宣言??????
。。。。。。馬鹿じゃないの?????

えっとー。
鏡家サーガとやらは読んでないままこれ読んでしまいましたが。
冬子ちゃんて、フリッカー式でちらっと出てきていた彼女かなーと。
まあ、そんなこんなで、佐藤友哉作品はいろいろつながってるひとつの世界って
ことかなあ。
まあ、最近の小説って、みんなこんなで、もー。いーかげんにしてくれ、とかちょっと
思わなくもないでもないかもしれなくもないみたいな。。。
これはまあ、えーと。
問題作、とかゆー感じらしい、けど。
でもこのあとも本出してるよね?作者。
まあ。。。。
こういう、小説だけとメタで作者の嘆きとか叫びとか好きな人、とか、作者の
大ファン!とかいう場合には楽しいのかもしれない。。。
読んでいて、それなりには面白かった。かなあ。
最近の若いものってこーなの?とか、なんか自分がすごく一気に年寄りになった
気分にさせてくれる作品でした(^^;そういう狙いなのかなあ。まあ、それはそれで
とても成功してるのではないでしょうか。
がんばってください。
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TITLE: 若者殺しの時代
AUTHOR: シキ
DATE: 05/03/2006 20:59:51
STATUS: Publish
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BODY:
『若者殺しの時代』(堀井憲一郎/講談社現代新書)

クリスマスが恋人とふたりでロマンチックにすごす日、になったのは
1983年から。
恋愛のレートがあがり、それまで、大人になる前、のただの元気もて
あましっこだったやつら、を、「若者」として、消費者、として
つくりだし、経済のターゲットにされてきたのは1980年代。
貧乏人がめいっぱいがんばってはじけて遊び、狂っていったバブル80年代。
それから、若者であることはゆっくり殺されていることになった。

さくっと読める新書。
1983年て、いろいろなことの境目になった年なんですね~。
いろいろなことが変化し、そして後戻りはできない。
停滞の90年代。
崩壊の地震。
テロ。
1999年に、恐怖の大王がやってきてほしかった。
そういう実感はわかるな~。
そう思っていたな~。

しかし、著者よ。
あなたは1958年生まれ。
バブルでなんかヘンだって思いながらもオイシイ思いをした人たちでしょー。
あんたに言われたくない。

と、被害妄想なワタシなのでした。
けっこう面白かったし、あーうんうんそんな感じ~と思うんだけども。
このごろ流行り?の80年代語り、かーとも思う。
40代になった人たちが、あのころ、って感じで語りたくなってくる頃なの
でしょうか。うーん。しかし、あんたに言われたくない、って気がするんだよ
どーしても。
まあ、私ももうとっくに若者じゃないけどなあ。しみじみ。

逃げろ、と、おすすめは文化とか伝統とかどう?と提案されていて。
このごろ短歌にはまっている私としては、そういう方向にいってるワタシも
なんか必然みたいな感じで、またなんかヤダって思うー。
もちろん、私は逃げたい。
もちろん、私は逃げたいよ。でもせめて自分の頭で考えることを放棄したくは
ないよ。でも。ま、でも。そうかんたんにオリジナリティなんてないよー。
ちょっとおたくだし。ネクラだし。ダメな側の人間でいーじゃん、と、卑屈にも
なるさ。
しかし40代のバブリーなおじさんたちよ。

あんたに言われたくない。
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TITLE: ジギー・スターダスト
AUTHOR: シキ
DATE: 05/01/2006 23:17:39
STATUS: Publish
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BODY:
映画「ジギー・スターダスト」

BSでやってた~!!
デビッド・ボウイの1973年、ロンドンでのライブの映像。ドキュメンタリー
といっていいのか?楽屋なんかもちょっとうつっていて、モエ~。
メイク途中とか、アンジーがきたりして。アンジーのメイクに可愛いけど
そのリップラインはどうかな、と、ダメだしするボウイ、とか。
衣装の早変わりは、まさに歌舞伎風。
キラキラビラビラをバっととったら、身体にぴったりのニットで足むきだし。
は、裸よりエロイつーか。
おしり見えそうだよ。きゃ~。
メイクも衣装も、はっきりいってクレイジー。
あんなん他の誰がやってもありえない。
ボウイだから、あれでいけるのだ~。宇宙一うつくしい男。
性悪の娼婦。ロックスター。
どこまでもどこまでもあなたに堕ちてゆきたい~。溺れてゆきたい~。
最高っっ!!!!!!!!!!!!!!!

見ているだけで呼吸困難になる。
大好きすぎで苦しい。
かっこいいよう。かっこよすぎて泣いちゃうよ。
ライトでどんどん顔が変わる。
歌うごとにドラマが生まれる。
ジギーとか、スペースオデティとか、ロックンロールの自殺者とか、
ほんっっっっっっっっっっっっっっと、名曲だ。

観客はすっかりトリップしてるというか酔いしれていましたね。
うらやましい~。
その時、ロンドンで生きていたかった。。。

久々に思いがけずボウイを堪能。幸せと絶望。
凄かった。
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