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2007年7月

TITLE: エッシャー展
AUTHOR: シキ
DATE: 07/29/2007 22:32:27
STATUS: Publish
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BODY:
M・C・エッシャー展 を見に行きました。
視覚の魔術師 だそうで。あのだまし絵というか。無限にのぼり続ける、
降り続ける階段の絵とか、流れ落ちてるのにのぼってく水の絵とか、
有名なところは知ってる。
面白そう~と思っていくと、さすが夏休み。
学校で宿題に出されたのでしょうか?小学生くらいだったりする子ども
が、なんかメモとりながらいっぱいいました。

邪魔。

と悪魔なことを思いつつ。でもさすがに大騒ぎしてるような子はいなくて
あんまりは邪魔じゃなかったです。そんなこと思ってごめん。。

昼と夜 とか、黒い鳥と白い鳥がいるやつとか、蜥蜴(?)が、平面から
にゅ、と出てきてぐるっとめぐってまた平面にもどるやつとか、なにかと
面白かった。
エッシャーは、数学に関しては素人です、本読んでも理解の範囲をこえてます、
とかいう感じのコメントがあるみたいだけども、作品はものすごく計算しつく
されて完成させているわけだよねえ。よくこんなこと考えるなあ。なんでこう
なっていくようにできるのかわかんない、とか思いつつ見る。
初期のドローイングなどでも、街並とか風景の描きかたなんかも、なるほど
だんだんああいう方向にいくのがわかる気がする~と思う。そういう構図とか
造型が好きなんだね。(という感じの展示の並びだと思った)
お母さんの肖像とかとっても写実で緻密できれいだ。球体の鏡の自画像とか
素敵だった。
視覚の魔術といわれてるころの、不思議絵たちは無限というか永遠というか。
なんでこういうのができるんだろう~~と思う。
蜥蜴とか鳥とかの目が意外とくりっと可愛かったりして。
デザインかー。
本の挿し絵なんかもあったりして、それもすごくよかった。かっこいい可愛い。
面白かったです。

エントランスコンサート、というのをちょうどやっていて、聞きました。
チェンバロと室内管弦。バッハをやってたみたいだけども、曲がわかったのは
G線上のアリア くらい。正直すごくうまい、という感じではなかったけども
(学生さんとかだし)生音~♪を気持ちよくきかせてもらいました♪
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TITLE: 抽象のこと。『松井茂短歌作品集』のこと(その4終)
AUTHOR: シキ
DATE: 07/27/2007 23:15:57
STATUS: Publish
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BODY:
*その3からのつづき。

後ろには解題の英訳があって、またうへえとか思う(^^;
岡井隆の歌の英訳もあるわけで。でも英語だとなんか違うと思う。まー英語の
味わいというか英語すらすら読めるわけじゃないからわかんないだけか、とも
思う。どうでしょう。ん~。
そんなこんなで、考えさせられるというか、すごい刺激でした。
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TITLE: 抽象のこと。『松井茂短歌作品集』のこと。(その3)
AUTHOR: シキ
DATE: 07/27/2007 23:14:51
STATUS: Publish
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*その2からのつづき

そんなこんなで、作品を眺めながら、文学とは何か、ということをぼんやりと
延々と考えていた大学時代の気分を思い出しました。
文学とは何か。
イーグルトンとか授業で読んでたの。
文学とは、言語表現である、というのが、ミニマムなところで私の定義として
思っているんだけども。うーん。たぶんー。
短歌とは何か、ということを、考えざるをえない、のかなあと思う。
短歌も文学だろう、と、私は思っていますが、なので、短歌も言語表現である
と思うんだけど。どうかなあ。どうでしょう。
『松井茂短歌作品集』は言語表現か?
漢数字も言語かな。韻律をグラフ化、は、それも数学的処理によるもので、
えーと、数字、数学は言語、と、、、言っていいのかなあ。いいのか。いいかも。
日本語とか英語とかフランス語、とかいうのとはちょっと違うかもしれないけど
数学は言語、か。宇宙の真理を記述するうつくしい言語として数学はあるの。
なんてかなりロマンチックな解釈だけども、うーん。数学も言語かも、と思えて
きた。どうかなあ。
でも原稿用紙をうめる白と黒の四角、□、■、っていうのは、言語表現ですか?
それは記号というだけなのでは。
んーーー。
でもコンピュータなんかのマシン言語的にいってる、0か1か、というのも
言語ってことかもしれないし。そしたら□■でもいいのか。なあ。うーーん。
でも言語って、意味なのでは?
むちゃくちゃ意味不明なハナモゲラ語とかいったとしても、「無意味」というか
「ヘン」という意味を持つんだと思うんだけども。
Aesthetics のグラフからどう意味をとっていいのか全然わからない。
ううーん。
でも岡井隆はそこから、では、こんな翻訳で、と短歌を「とり出して」見せてる
んだけども。。。。でもこの短歌への翻訳って、グラフみたあとに、ああなるほど
こういう短歌ね、ってある程度の人間に共通認識として見えるものでしょうか。
見えない、よね?たぶん。んー。見えるのかなあ。。。うううー。
他人、ある程度の人間に通じるから「意味」なのではないのかな?
意味なんてない、ということでいいのか~。いや、あるんだろうと思う。
でもわかんない。

私が馬鹿で全然読めなかった、という、ことでしょうか。うへえ。
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TITLE: 抽象のこと。『松井茂短歌作品集』のこと(その2)
AUTHOR: シキ
DATE: 07/27/2007 23:12:55
STATUS: Publish
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BODY:
*(その1からのつづき)

次回も楽しみです。
で。
以下、本日の昼間に書いたものですが。
なんか抽象の話をきいて、いろいろ関連づけられるかなあと、またうだうだ
思ったりしました。。。でもやっぱりわからないんだけども。。。。

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『松井茂短歌作品集』(松井茂)

A4サイズと大きめで、本というより冊子、という感じ。まっしろ。
『松井茂短歌作品集』と、タイトルが浮き出していてとてもきれい。
開いてみると、

のあとに、作品。三一二二一
とか。パソコンなんで横ですが、本来は縦です。漢数字の一、二、三が
いろいろに57577に分かち書きでずらずらと並んでいます。
一ページ五首、五十首で一連。みたい。
こ、これ何??????えーとえーと。見方をかえると10本アニメ~♪
みたいだなあ。携帯の電波バリ3とか。。。とりあえず私には読めない~。

次は Aesthetics という一連。三十首。
三十首。ですが。図面。。。グラフ?だそうで。「韻律の視覚化」だそうで。
「短歌ヴァーサス」で見ていました。が。
きれい。だったり、いびつ。だったり。
で、でもこれ何???なんなのですかー。

と、ひたすら混乱しました。すげえ。すげえけど私には全然わかんない。
さすが詩人。(現代詩のこと、現代の詩人のことはほんとーにわかんない、
そもそも知らないので、あくまでイメージ。。。)
詩人の短歌作品集。
うわ~~。なにこれ~~~。という時点でもうすっかりはめられてしまって
いる感があります。。。解題読みましたがやっぱりわかりません。
でも岡井隆の解題がやはりとっっても素敵でうっとり。
ためしに、と、Aesthetics の作品から短歌をとりだしてみた、と、5首
あるのですが、その短歌が素敵でうっとりです。でも全然わかりません。
なんであの作品からこの短歌を翻訳、として「とり出して」みることができる
のですか。

松井さんの朗読パフォーマンスって、一体どういうもなのか、すごく不思議。
全然見当がつかない。なにがどうなってるんだろう。。。何考えてるんだろう。
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TITLE: 抽象のこと。『松井茂短歌作品集』のこと。(その1)
AUTHOR: シキ
DATE: 07/27/2007 23:11:08
STATUS: Publish
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BODY:
今日の日記は長いよ~。

セキ美術館へ行きました。連続美術講座、というのに申し込んでいたのです。
無料~にひかれて(^^)
「抽象美術の見方」という講座で、講師は八重樫春樹氏。
抽象美術って、全然わからん。ので、そういうの教えてもらえるなんてラッキー
という、軽い気持ちで申し込んだのですが。
二時間みっしりお話。休憩なし。長っ。
でも面白かった!本日は1回目、ということで、大まかな流れ、でした。
そもそも基本の、抽象とはなにか、というのも知らないワタシ。
本質のみを引き出してくる、ということだそうです。抽象美術、となると
まったく現実にあるものに依存しない美術 ということ。
そうだったのか。
キュビズムはまた別、とか。ほんとーに本気でわたし、知らないことばかり
で、へ~へ~、と思うことばかり。(えっと、私のメモ、記憶なんで
講義の中身をちゃんと理解、説明できている日記ではありません~。
なんか間違ったこと書いてるかも。。。すみません)
スライドで説明してくれるので、なんかだんだんわかってくるような気がする。
面白い。
1910年代にあちこちで生まれてきた抽象って。
どうしてそうなるのか、不思議な感じがする。時代ってあるのかなあ。
やっぱり、なんか、数学とか。科学とかが与える影響も多大にあったりする
んですね。スーラって、そんなだったのか。。。すげえ。と、今さらながら
感動。なんでそんなこと考えてなんでそんなこと実行できたのかわからない。
うーん。
グランドジャット島の日曜日の午後とかって、岡井先生が短歌つくってたな。
岡井隆はもちろんいろんなことわかってのことなんだろう。。。いかん。全然
私は理解の入り口にもたててなかったんだなー。

抽象ってやっぱイデア?
芸術の純粋さって、音楽とか数学なのかなあ。現実に依存しない具合で音楽とか
究極なのかなあ。数学も芸術?言葉は半分くらい抽象?うーん。
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TITLE: 『司馬遼太郎の「場所」』
AUTHOR: シキ
DATE: 07/27/2007 00:03:07
STATUS: Publish
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BODY:
『増補 司馬遼太郎の「場所」』(松本健一/ちくま文庫)

先日、松本健一氏と岡井隆氏の対談を聞いて、司馬遼太郎の『街道をゆく』は
そういうことだったのか!?と驚いてしまいました。
三島由紀夫の自決の直後に書きはじめられた連載だったのではないか。
天皇のうつくしい日本を思って自決した三島にたいする強烈な否の感覚。
日本津々浦々を歩き紹介する『街道をゆく』には、天皇の物語りが一切出て
こない。これは、司馬遼太郎が強い意志のもとに書いたことだ。日本は
田をつくるひと、風土、職人、天皇など関係なくうつくしい国としてある
んだよ。というのが、『街道をゆく』の物語りなのだ。
というような感じ。
『坂の上の雲』にも天皇は出てこないんだって。
そーいわれてみれば。戦争の話しなのに、天皇の詔勅とか御前会議とかの
シーンはないよーな。
あくまで平均的日本人、な、秋山兄弟などなどが登場人物で。

そんなこんなで、なんか本を読もう、と思ってこの本買いました。
ちょうど文庫で。お話になったようなことがあった。いろんな雑誌などに
書いたものをまとめた本ですね。なので、同じことの繰り返しなんかもあったり
しますが、その分要点は頭にはいるなーという気がする。
面白かった。
司馬遼太郎がどんな存在だったのか、ということを、考えたことはなかった。
私は司馬さんの小説が大好きで、でも、ただ好き~というそれだけなんだけども。
国民作家、と呼ばれるようになるとなんだかいろんなことがあったりするのかなあ
と思う。

ともあれ。
『坂の上の雲』を再読してみたいと思った。
『街道をゆく』は、老後の楽しみにとっておきたいな~。
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TITLE: 『3way Waltz』
AUTHOR: シキ
DATE: 07/23/2007 23:05:27
STATUS: Publish
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BODY:
『3way Waltz』(五條瑛/祥伝社文庫)

16年前。
旅客機墜落事故が起こった。
16年すぎた夏。
葬りさったはずの事件にまた火がついた。
事故の真相は何だったのか。事故で消えたはずの重要書類はほんとうに
消えてなくなったのか。
日本、米国、北朝鮮。三つ巴の諜報戦が動き出す。

ハードカバーでももちろん買った、読んだ。けども、文庫もついまだ
買ってしまう。文庫はやはり手軽に読める~。
で。
読みはじめるとやはり面白くてやめられないとまらないです。
エディと葉山くんはますます仲良しなのでは(^^)
葉山くんがどんどん子どもっぽくなってる気がするなあ。エディに
ずいぶんあまったれてるじゃないかー。と、思う。

恭祐は今後どう成長するんだろう。
続編が読んでみたいかもしれない。ショーンと仲直りできるのか。
由沙は仕事をやり遂げるのか。

また夏がくる。
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TITLE: 『旧怪談』
AUTHOR: シキ
DATE: 07/22/2007 23:24:42
STATUS: Publish
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BODY:
『旧怪談』(京極夏彦/メディアファクトリー)

耳袋 という、江戸時代に書かれた本があるそうです。
その中から、京極夏彦が怪談っぽいものを選び、翻案(かな?)したもの
を一冊にした本です。

ジャンルとしては児童書らしいよ。
子どもも確かに喜ぶと思うけどこれはやっぱ、京極ファン、怪談好きの
ための本でしょう。
ルビがたくさんふってあって児童書っぽい、かもしれない。
たんなる現代語役ではなく、どう京極夏彦が原文をアレンジしているのか、
というのがすごく面白い。
原文も話しのあとに載せられているので、それを見ることができて、すごく
いいーと思った。
原文は総ルビで見た目も華やかですねー。なんかイイ。

ひとつひとつの話は短くて。
怪談、です。
ものすごく不思議なこととかものすっごく怖いことを書いているわけでは
なくて。
なんだか不思議だ。なんだかおそろしい。と。そういうテンションの感じが
いい。
こわかった。

タイトルのつけかたもすごく素敵。
文章のアレンジもすごくうまい。もちろんなんですが。さすがなんですが。
正直怪談とか怖い話は嫌いなんだけども、やっぱりこれは読んでしまうなあ。
ひとつひとつの短さもちょうどいい。
私は京極夏彦の文章が好きだなあ、と、改めて思いました。
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TITLE: 『逡巡という名のカノン』
AUTHOR: シキ
DATE: 07/21/2007 23:15:17
STATUS: Publish
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BODY:
『逡巡という名のカノン』(秋月こお/角川ルビー文庫)

フジミシリーズ。第6部の6冊目、かな。
二人の夏休み、というお話。

ユウキは大学の夏合宿に参加、とか。ケイは指揮者として華麗に、しかし
馬車馬のように働くことに疑問を抱き、タクトを捨ててしまうかもしれない、
という苦悩を日記に記していた。

というわけで、とはいえ、にぎやかに、ラブラブに、という夏休み。

正直つまんねー。
もう思いきりました。もうこれは買うのやめる。いつか完結することが
あったら、その時は結末くらいは見届けたいかなあと思うものの。
もう買わない~。

いろいろもう限界だと思うんだけど。ファンのみなさまはこのままどんどん
ずーっと続けて!と願っているのかなあ。そうだとしたらどこまでも続ける
んだろうなあ。
でもユウキの一人語りでこれだけ長く話し続けてるというのもいーかげん
飽きるし、この二人がすっかりラブラブなのは落ち着いていて(作者のスタンス
としてもこの二人の間に、すれ違いとか喧嘩とかはやるにしても、永遠の
カップルとして続く、というのは動かない感じがする)単にだらだら
らぶらぶな二人のえろしーん読んでももえないし。
あんまり秋月さんの書くえろしーんはそそられないしなあ。(秋月さんの本は
このシリーズしか買ってないし他のを読みたいとも思わない)
音楽家としての成長、とか?と思ってみても、とりあえずケイは売れっ子指揮者
で天才っぷりは動かないだろうし、ユウキもソリストとしても指導者としても
そこそこやってるので、この先大きく崩れることもないだろうし。。。
読んでてはらはらどきどきわくわくとか、もうない。
マンネリが味わいとして楽しめる~というのももちろんありだけども、
(私は今でもパタリロ大好きさ)フジミの場合はなあ。
新しい登場人物とかもどんどん増えてるけども、これといって魅力的人物はなし。
今回、フジミの納涼会が200人超える、とかって。
それを庭で。って。ひいた。まあ豪邸なのはいーんですが。
それにそもそも、いくら結婚してる間柄とはいえ、つい、とかいう言い訳しつつ
人の日記を盗み見るか??と、ひいた。。。前もやってたなあユウキ。
ケイも魅力的でなくなってきてる上に、ユウキのことはもともと好きではない
ので、もう惰性で買うのは限界なのでは、と。
シリース30冊超えてますねえ。今までよくつきあったな自分。
すっきりきっぱり、完結することを祈るよ。
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TITLE: 子規と鉄幹・晶子
AUTHOR: シキ
DATE: 07/20/2007 22:13:42
STATUS: Publish
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BODY:
「子規と鉄幹・晶子~近代短歌の黎明~」

子規記念博物館に行ってきました。特別展。
子規の短歌革新は子規一人がはじめたものではなく、その前、落合直文から
始まっていたのだ、という流れ。
子規以前から、子規没後、までの展示で面白かったですねー。
子規と鉄幹って、そういう交流があったのか、とか知らなかったです。
(知らないことだらけだ)
展示は、書が多くて面白い。
愚庵の書が一番好きでした。
鉄幹とか晶子の書とか手紙は、細くて~。細い。

アララギとか、明星の表紙がとってもきれいでおしゃれ~。
ああいうのは今からでも見習うべきなのでは。可愛い。
子規の竹の里歌(??)の歌稿もあり。ひらいているページを読んでて、
「ある人へ」という歌があり~。ある人って誰っ。と気になる。
三年寝ていたけど今日は座れたよ、みたいな歌だった。(と思う)
うるるー。

明星が、最初は新聞形式だったのもびっくり。で、歌論とかが載ってる。
子規の歌も。鉄幹の歌も。へー。

アララギだったかなあ、子規の句で、長塚節に栗をもらったのかな。
君が呉れたと思うと栗がうまい、みたいな。
子規の言葉ってなんかやっぱ可愛いな~。鯉もらってうれしいとか。

子規と鉄幹がもめた。とか面白かった。うーん。余計なこと言うやつが
いたんだね。『文壇照魔鏡』とかすごいな。なんだそれ~~~。
面白かった。

途中、団体さんの入場があり、ガイドを盗み聞き(^^;らっきー。
二時間弱見て楽しみました♪
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TITLE: 『ドリーム・マシン』
AUTHOR: シキ
DATE: 07/20/2007 10:05:49
STATUS: Publish
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『ドリーム・マシン』(クリストファー・プリースト/創元SF文庫)

未来予測をする計画。
リドパス装置という、画期的な発明の装置に入って、人々の意識を
未来に投射する。
それは、未来。それは、夢。
未来を観測して、現在の問題を解決してゆく糸口にしようという計画なのだ。
39人の被験者たち。
その中の一人が目覚めなくなり、その夢は、夢以上の重みを持ちはじめる。

プリースト三冊め。
これもやはり読むのにすごーく時間がかかる。。。なかなか世界に馴染めなくて。
読んでいる私の精神状況があんまりよくないのかなあと思うけども、どうかなあ。
単純にあわない、ということかもしれない。海外翻訳ものは苦手だ、という意識
が久々にしました。
現実(とされている1980年代くらい)と、投射によって描かれている未来、と
のごっちゃになる感じを、面白い、と思えるかどうか、かなあ。
最初だけちょっと混乱しますが。んー。
ジューリアとポールのこともなんかあんまりわかんないままだし、ハークマンの
ことをなんでそう愛してしまっちゃってるのかもよくわかんないし。
別にえろしーんがあるわけじゃないけれども、SFといいつつ、なんかハーレクイン
なムード、とか思ってしまった私。
ま、ハーレクインな感じとかいいつつ、ほとんど読んだことはないのでイメージ
なだけですが。

そもそも、未来観測ってのがどうにも納得できず。。。実際の時間旅行ではなく
意識によって夢を見てる、という感じらしいんだけど。(時間旅行ではない、と
書いてたと思う)
みんなで夢見て何が解決するってゆーの???わからん~~~。

一応三冊読んだ中では、『奇術師』が一番好きだった。
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TITLE: 夢枕獏本二冊分
AUTHOR: シキ
DATE: 07/18/2007 09:40:53
STATUS: Publish
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未来大会のもろもろで本を集中して読める精神状態ではなかったんだなあ。
と、終わってから思う。大会のスタッフになれたことはとても幸せでした。
そんな充実感のあと。昨日は久しぶりに楽しく本を読みました(^^)

『陰陽師』夜光杯ノ巻(夢枕獏/文藝春秋)

晴明と博雅。
庭を眺め、酒を飲み、あやしの事件をなんとかしに、「ゆこう」「ゆこう」
そういうことになった。
という。
9つの短編。もうある程度型にはまってきていて、安心して読む感じ。
飽きない。
それは文章の力であり、人物の魅力であり、獏さん描き出すところの平安
の魅力ですね。読みながら一杯やって、ほろほろとしんみりと、うっとりと
する作品です。いいねえ。
二人のありようは、ホームズとワトソンなわけだけども、事件を解決、とか
犯人はお前だ!とかズバリ解決、とはしなくなりましたね。余韻というか。
仏教説話的感じがします。
博雅のストレートな好意の発言に、晴明が「馬鹿」と照れるシーンがあり、
きゅーんともえもえだったりして(^^)ああ~満足っっっ。

『続・格闘的日常生活』(夢枕獏/講談社)

もう一冊、獏さんの新刊を読まずとっておいたのでした。
エッセイです。2003年から2007年の一月くらいまでのかな?
釣りの話し、旅の話し。
うらやましいぞおおお~っ。という贅沢なメンバーでの旅とか、すごーく
いいですね。天野さんの絵をその場でさらさら書いて、版画に彫って、って。
どんだけ贅沢なのだっ!
獏さんの行動力にもエネルギーにも圧倒されるばかりです。
でももうちょっと部屋にこもって原稿も書いて。。。まあ、こういう遊びも
がっつりやってもらわなくちゃ、物語のエネルギーも足りなくなってきちゃう
のかも、と。。。でもなにはともあれ、旅で死ぬよーなことしないでくださいねっっ。

あとがきが、これも、『陰陽師』も、両方、酔魚亭にて、今年の4/29になってた。
そっかそっか。そこで仕事したのですね。あとがきなどなど、ぐわーっと
書いたのですね。と。そんなことにもニヤリとしちゃったのでした。
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TITLE: 映画「ゾディアック」
AUTHOR: シキ
DATE: 07/01/2007 22:31:02
STATUS: Publish
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BODY:
映画「ゾディアック」

実際の事件に基づく映画。
新聞社に、殺人をした、という手紙が届く。暗号。次の犯行の予告。
犯人の手紙に振り回される、新聞記者。刑事。イラスト描き。

二時間半あまり、だったか。長い。でもすごく引き込まれて見た。
事件は今も捜査中。ほんとうのことはわからない。
なので、映画の結末としても、わからない。
あいつだろう、と、思っても。裁判はできない。立証できない。
被害者だけでなく、事件の捜査に関わった人間たちまでも、少しずつ壊れていく。

どうしようもない無力感が残って、見て面白かった~!という映画ではない。
不安、緊張がのしかかってきてこわかった。
うー。

名探偵がすっきりがっちり事件を解決してくれるミステリのほうがやっぱり
好きだ。ちゃんと結末があるお話が好きだ。むむ~。
でも映画見にいったのはよかったです。満足ですね。

映画は70年ごろに始まる。
70年代のスタイルだな~という感じで、衣装とか車とかいろいろ細部が
見ていて面白かった。
みんなこれでもかと煙草吸って、その仕草がかっこいーの。私は煙草嫌い
だけども、映画なんかで見るのは好きだなあ~。
アルコール、ドラッグやりまくりのエイブリー、最初かっこよかった。
崩れてからもなんかいいなーと思い。
原作者というのか、イラスト描きのグレイスミス。なんでそんなに夢中になって
しまうんだ。そのどうしようもない感がよかったー。でも妻子に捨てられるのは
当然、と思う(^^;
刑事のほうも、つらいです。動物クラッカーくれ、とか、サンドウィッチくれ
とか、面倒見てもらっていたほうが残されて切なかったなあ。

ダーティ・ハリー は、ゾディアックネタでやってるんですか。私ちゃんと
見たことがない。今日の映画をみて、ダーティ・ハリーのほうも見てみたいかも
と思った。テレビでやらないかなー。
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