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2005年8月

TITLE: 現代小説のレッスン
AUTHOR: シキ
DATE: 08/31/2005 23:21:17
STATUS: Publish
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BODY:
「現代小説のレッスン」(石川忠司/講談社現代新書)

村上龍、村上春樹、高橋源一郎、保坂下和志、阿部和重、舞城王太郎、
いしいしんじ、佐川光晴、水村美苗…
ブンガクはこう読め!

という帯でしたー。
というわけでひかれて読んでみたのですが。けっこう前に買ってちゃんとすぐ
読んだんだけど。
文章が嫌いでーーーー。ちょっとダメだった。
とりあげてる素材はどれもl興味そそられるものばかりだったのに、こ、こいつの
文章が私はキライ、と思って素直には面白がれなかった。。。
現代小説にあんまり私はついていけてないかーと自覚はあるけども、でもまあ
新しいのなにもかも読むなんてできないし、でもでも新しいのもやっぱ気になる、
わけだけどでもでも、どーにも私にとってはツマンナサソウなものでも新人として
注目されてたりして、それはどーよ?と思ったり。

なんでこの人の文章がイヤかというと、なんかちょっと、馴れ馴れしい、と
感じさせられてしまうから、かなあ。
トークを下敷きに執筆、したところもあるそーなので(あとがきによると)
そのへんだったりするのかな。
でもなー。
私は、一応、論、としてのものだという期待を持ってこれ買ってみたのでした。
なので、ヤだったんだろう。
たとえば私がこの日記にうがうが書いてるのは基本的に自分のための読書メモ、
である。もちろんネットでの公開であるということは忘れてないけど。
でも日記だしーという言い訳がつねにある。他人のブログや日記や書き込みを見る
ときにも、まあ基本それぞれ自分のために書いてるネットの書き込み、と思って読む。
ので、馴れ馴れしかったりぐずぐずだったりしても気にしない。面白ければ面白がれる。

でも、こーゆー本を買う時には、そんなぐずぐずは期待してねーんだよー。
ちゃんとしてくれ。文章は端正であってくれ。そして面白がらせてくれ~。
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TITLE: 下妻物語 完
AUTHOR: シキ
DATE: 08/29/2005 22:43:06
STATUS: Publish
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BODY:
短歌研究に出した30首、アップしました。
http://to-jin.cocolog-nifty.com/tojinntannka/
お暇があれば御覧下さいませ。でも、30首、読むに耐えるだけのもんじゃない
なあと思う。。。我ながら(^^;すいません。。。恥ずかしいですが自分のため
に、アップしておきます。。。くー。精進しろ自分。。。

「下妻物語 完」(嶽本野ばら/小学館)

ヤンキーちゃんとロリータちゃんと殺人事件
というわけで、下妻の続編で完結編、ですね?
相変わらず、な、下妻での日々だけど、ベイビーに熱心に誘われている桃子。
モデルに熱心に誘われてもいるイチゴ。
東京へ遊びにいった帰りのバスで、なんと殺人事件発生!

というわけで、一応ミステリっぽくなっている、かな。
でも座席の確認とか、そーゆーミステリっぽいところはメンドクサクてちゃんと
読まないワタシ。。。ごめん。でも乙女の根性悪だからいいのだ。
トリック解説とかこんなちまちまの推理の過程はじゃまくさいのよー。
なんて、一応ミステリファンであるハズだけど私。。。まあ。いっか。
お話はありえない馬鹿馬鹿しさや荒唐無稽っぷりですが、それでもうっかりすっかり
しっかり感動しちゃったよー。わーん。
素敵だ。。。
桃子の屈折っぷりが最高です。
乙女の根性を、見習わなくてはっ。
パリコレ上等!

イチゴのピュアさに、つい感動しちゃうじゃないの。
そして、それは、名付けるならばやはり恋ににているのね。

そうか。
それは恋でいいんだね。

野ばらさま素敵です。
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TITLE: 北欧のスタイリッシュ・デザイン
AUTHOR: シキ
DATE: 08/27/2005 23:34:37
STATUS: Publish
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BODY:
北欧のスタイリッシュ・デザイン-フィンランドのアラビア窯展

というのを見に行きました。
ちょっと小さい美術館。でもとてもきれいでかっこいいミウラートというところです。
ムーミンがつれてきた素敵な食器たち
というサブタイトルがついていて、ほんとーーに素敵な食器やオブジェがあって
すごく楽しかった~。
まずなにより形がきれい。可愛い。
色づかいがきれい。可愛い。
機能美、であり、また、遊びごころもあり。
ムーミン柄のももちろんすごく可愛かったし。
とてもシンプルに線と丸だけ、だったりするものも素敵だし、植物とかお花とか描いて
あるのも可愛いし~。
いいなー。いいなーと、たっぷり楽しみました。
DVDで紹介しているのも見まして、へ~~~そういうふうにつくってるんだな~~~
と感心。機械化もガンガンされてましたが、やっぱり手作業なところもたくさんで
職人の世界っぽかったりもする。
いいなー。
やっぱり、毎日使う食器だもの。どうせなら素敵なものを。うつくしいデザインを、
持ちたいなー使いたいなーと思った。
ま、一応いまはそれなりに実践できている。値段はお手ごろなものばかりだけど(^^;
ちゃんとお気に入りのものしか使ってないわ。
うつくしく暮らしたいものです。(できるだけ、ね)

着物の小物をちょこっと買ってみたり、アジアンなカフェへ行ったり、で楽しい休日
をすごせましたー。

そして、歌葉新人賞の候補作などなどの発表があり。
かすりもしてなかった(^^;んむ~。まあ仕方ないーー。がっくり。。。
まあー。
明日からもがんばれ自分ー。
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TITLE: ウォータースライドをのぼれ
AUTHOR: シキ
DATE: 08/26/2005 23:17:09
STATUS: Publish
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BODY:
買っちゃったよ。。。ガンダムエース、10月号。
シャア・アズナブル初陣!
だってーー。そして80ページ!!!
シャアさまとガルマの2ショット~~~~~~~~~~~~!!!!!
きゃあーっっっっっっっ。
あうあうあう。
ヨコシマなわたしのためのサービスカットですかっっっっ!!!!!!!!!!
ええ、この一コマの為に買いましたとも。
やっぱ、ジ・オリジンズ、単行本買っていこっかなー。くー。たまりませんわ。
始めてマスクをするシーンもあり。かっこいいいいい~~。メロメロ。
しかし間違ってるー。間違ってるぞシャア!という話を安彦さんは描こうとしてる
わけのようなので。やっぱ読んでいこうっかな~。

で。
「ウォータースライドをのぼれ」(ドン・ウィンズロウ/創元推理文庫)

ニール・ケアリー。田舎で静かに暮らしているのが、気に入っている。
「じつに簡単な仕事でな」と、グレアムにそそのかされてしまったけれど。
それはやっぱり、簡単な仕事なんかじゃなかった。
ポリーパジェット事件。

おーーー久しぶりですね、と思ったら、6年ぶりだとか。たぶん。
ニールくん、なんか、やっぱかっこいいし素敵だけども、いろんな人のいろんな
視点なので、影は薄くなった感じかも。
でもニールくん、よかったね。しみじみ。。。
そして、これはコミカルです、とか解説されていたけども、ほんと、辛い、という
よりは、わーっとなって、面白かった。
けっこう辛いシーンは多々ありましたが。。。

いつにもまして、登場人物の名前が覚えられないっ。。。と思った(^^;でも
最後に一気に事件が収束してゆくさまの快感はたっぷり。さすが。面白かったー。
シリーズはもう一作あって、それで完結、らしいけれども、実際ニールくんに関しては
これで一段落、というところらしい。
お話そのものも、これで完結、と言われても納得な感じ。でもあるんだったら早く訳して
読ませてほしーーーと思います。
どうかまた6年待つ、なんてことのありませんように。。。待ってますよー。
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TITLE: 愚か者の祈り
AUTHOR: シキ
DATE: 08/25/2005 23:04:06
STATUS: Publish
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BODY:
「愚か者の祈り」(ヒラリー・ウォー/創元推理文庫)

ピッツフィールドは平穏な静かな郊外。
しかし、その公園の一角で、顔をめちゃめちゃにつぶされた女性の死体が
発見された。
身元不明のその死体の手がかりを得るために、複顔を試みてみることに。
出来上がった顔は、とても。とてもきれいな女性の顔だった。

書評でみて、ちょっと面白いかもーと思って読んでみた。
1954年に発表された小説、だそうで。
50年くらい前?すごいなあ。ちゃんと、面白かったです。
今、科学捜査バリバリなのも読んでいる身からすると、なんか素朴~な感じが
するけど、それもまた古き良き、という味わいですねー。
ベテランで凄腕で頑固なダナハー警部と、若手ハンサム刑事のマロイのコンビ、
というのがそそられるところですが(^^)
なんか、見よう見まねの(失礼)刑事が、復顔とかいきなりやっちゃうんだ~とか
いうのが驚きです。
地道に捜査をすすめていって、被害者にせまっていく感じ、が、当時としては
新鮮だったらしい、という。
社会派のルーツって感じなのかな?
でも、やっぱ、ちょっとキャラクタが素敵だな~という感じで、微笑ましく思っ
ちゃったりした。はんさむマロイくんに注目すべきかもなんだけども、頑固だけと
ちゃんと柔軟さも失ってないダナハー警部が素敵だった。
。。。やはりおっさんに萌えるよーになってきたのか自分。。。うう(^^;

結末は私は案の定まったくわかってなくって、けっこうびっくりだったかな。
いやべつに凄いトリックが!とかいうんじゃないけど。まあ、私は推理できない
ヤツなんで。。。
50年前の、とはいえ、十分面白かったです。
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TITLE: 京極噺
AUTHOR: シキ
DATE: 08/24/2005 21:39:06
STATUS: Publish
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BODY:
「京極噺 六儀集」(京極夏彦/ぴあ)

初の古典作品集!!
となっています。
狂言の台本としての、豆腐小僧 狐狗狸噺 新・死に神 などがはいっていました。

おもしろーい(^^)

いやまあ、馬鹿馬鹿しいっちゃあそれまで。。という感じですが(^^;
にほんごであそぼ を楽しみに見ているおかげで、狂言のセリフまわしの感じが
きこえてきて、読んでてすごく楽しかった。
一応、一回だけ、まんさいさまの狂言見に行ったことがあるので、舞台の感じなんかも
思い浮かぶ。
これは茂山狂言、だそうで。おうちによって違うのかな?と思うけど、まあたぶん
大体は一緒。かなあうーん。よくわかりませんが。

しかし、あのみっちり、の京極文面を見なれている身としましては、なんと余白の
多い見開きなのだ!と感動。
それでも、実際の上演台本はもっと空白が多いわけです。
ああ。生身の人間が演じているわけですねえと思う。実際の舞台、見てみたかったな~。
面白かっただろうなあ。

本の、京極さんのところは、小口?のとこに文字が半分見えて、さすが凝ってますね、
と思う(^^)いいねー。

しかし、いきなり「初の古典作品!」って、新作でももういきなり、古典扱いで
おっけー!というもんなんですね。へ~~~。
狂言の歴史、みたいなのもさらっと学べてよかったです。
面白い狂言、見に行ってみたいなあ。
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TITLE: 短歌研究新人賞発表
AUTHOR: シキ
DATE: 08/23/2005 21:17:57
STATUS: Publish
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BODY:
短歌研究新人賞に、応募してました。
うちあたりでは本日入荷の、9月号に発表。
まあ、賞をとれてはいないというのはわかっていたので、2首よりは多く載って
いるといいなあ。うーん。でもせめて2首でもいいから、載っていて欲しいなあと
思っていました。

新人賞候補作、のところに載っていました!
「静かに降る」千坂麻緒
うわーーーーーーーーー。
びっくり~~~~~~~。
候補作2 のところ。思わず順番を数えてしまうワタシ(^^;7番目だ。
受賞作から数えて7番目に名前が載っている。
応募の有効総数を見る。501篇。こ、これは、501のうちの上から7番目、が、ワタシ
と思っていいのだろうか。。。
えーとえーと。
新人賞とれなかった、と、がっかりしたほうがいいのかもしれないけど、でもでもでも、
すごーくうれしいです。
ほむらさんの私の作品にたいする評が載っている。
岡井先生もコメントしてくださっている。
選考委員の方のコメントを噛み締める。
あうー(^^;おのれの小市民っぷりがバレバレなのだな(^^;平凡だとかおとなしい
とかのお言葉。でも、いいな、とほめてもらっているところもあるわけで。
うれしいー。でもヘコむー。なんかもう。
ぼーっとしてしまいますね。

受賞作は「麦と砲弾」奥田亡羊氏。
そりゃもう強烈で。凄いですね。

私は、実際にはまったく若くはないわけで(^^;なのに教養不足勉強不足ああもう
これからほんっっとにもっともっともっともっともっともっともっともっと、がんばって
いかないとーーーと思う。
自分の歌がいいのかわるいのか、全然わからない、自信ない、のだけども、この結果を
うけとめて、もっとがんばるーーー。
あ、まあ。力んでも急に上手くなるとかでもない。
まいぺーすで。できるかぎりがんばろ~。

みなさまほんとうに、ありがとうございます。
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TITLE: ただいま
AUTHOR: シキ
DATE: 08/22/2005 21:53:09
STATUS: Publish
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BODY:
神戸に行って帰ってきました。

結社にはいっているのですがその夏の大会というのに初めての参加。
ともかく憧れの歌人さんに、先生に会えるのか~。ごあいさつできるのか~。
というのにうかれて行ったんですけど。

一日目は、岡井先生と町田康さんとの対談。ものすごく面白かった。
あー。と、フに落ちるところがいくつもあり、感激。
休憩のあと、パネルディスカッション。「西・うた・ことば」というテーマでした。
大変そうでした。んむ~。
懇親会では朗読もあり、ゴージャス気分にひたりました。
しかし、朗読をききましょう、という感じでもなかったのでもったいない感じも。。。

二日目は工房月旦ライブ。大変そうだった。
そして歌会。
ものすごい~。ひたすら歌を読んで一言評。岡井先生は全部の歌に。
自分の歌のコメントを必死で聞く。しかしそこはまさに一瞬で終わる~(^^;でも
聞きたいところをきけたのでうむむ、と。ありがたく。
しかしひたすら聞き続けるのは大変だった。でも壇上のみなさまはもっとひたすら
大変だろう。ありがとうございました。

そのあとの打ち上げにもちょこっと参加させていただく。
ほんとーにたくさんの方におあいできて、うれしかった。しかし圧倒されっぱなし。
ど、どーすればいいのだっ。と。
なんかもうでも、どーもこーも。がんばるしかないんだなあ。

充実と感激の別世界でしたっ。

明日から日常に復帰できるのか~自分~。
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TITLE: 熱氷(文庫)
AUTHOR: シキ
DATE: 08/18/2005 23:48:22
STATUS: Publish
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BODY:
「熱氷」(五條瑛/講談社文庫)

氷山ハンターである恒星は、日本からの突然の知らせで急遽帰国を決めた。
姉の朱音が、亡くなったというのだ。
何故。
残された子どもを、守るため、巻き込まれた戦いから、逃げるわけにはいかなかった。

あいかわらず、五條さんのは、文庫化のときにちょこっと書き下ろしその後ストーリー
がつくので、もう買わずにはいられませんっ。
でも、おまけなくても買うと思うけど。
そんくらい好き。すきすき大好き。
そして、再読にもかかわらず、いいあんばいにハナシを忘れている自分に唖然(^^;
いやーやはりハラハラしながら読みました~。
まあ、途中で、えーと、黒幕はこいつだったっけか。。。とぼんやり思い出すんだけど。

純とマヤの話しとかがじっくり読みたい感じだよなあ。子どものころからの
出会いとか。最初のときのポセイドンの話しとかが。読みたいー。
カナダでの純と恒星の話しもいいなあ。
これは単発で、シリーズになったりしないのかなあ。
まあ、そうそう事件に巻き込まれちゃやってらんないだろうけど。光晴くんのためにも
恒星は平和に暮らしてほしー。
でも、純とかかわってるとヤバイこととかなりそうで、そういう話しとかもっと読みたい
よう~~と思う。
やはりどの物語も熱く魅力的。
五條作品最高だー。
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TITLE: 映画「亡国のイージス」
AUTHOR: シキ
DATE: 08/18/2005 00:36:49
STATUS: Publish
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BODY:
 映画「亡国のイージス」

イージスとは、盾である。
日本という国家を守るための、イージス艦。しかし、守るべき日本は、本当に
守るべき価値のある国家なのだろうか。

ひとりの青年のネット上に公開された論文が発端だった。
イージス艦いそかぜをめぐる戦いが、静かに始まったのだ。

原作を読んだのはけっこう前になるかなあ。
えーと、なんか、仙石先任伍長の話しになってる。えーと、そうだっけ、とか思いつつ。
如月くんの存在がえらく薄い気がしましたが。
まあなにはともあれ、真田さんがああ~~~かっっこいいいい~~~!!!(^^)
伍長!素敵です~~~~!
うわーん。メロメロ。いやあーほんっと、やっぱいい男はいくつになってもいい男ですね。
つーかますますいい男になってるんですね。
会議室のほうでも、佐藤浩市が、めちゃめちゃ素敵なんですけどっ。
く~。
かっこいいようう~。

終戦のローレライ 以上に、女っけのほとんどない映画でした。
モエモエ。たまんないっす。
しかもおっさんたち勢ぞろいって感じで。いやー。いいねえ。男は40すぎでからが
いいのか!?いい感じに渋く年とってきた俳優さんぞろいですごい。大満足でした~。
お話は、やっぱ映画は短いもんねえ。ずいぶんずいぶんはしょってるようだーと思った
けど、でも、面白かった。
いやー。熱いね。燃えるね。萌えるねっ。
戦艦とか、すっごいかっこいいなあ。やっぱ海軍かっこいいなあ。海すごいなあ。

でもこーゆーのは映画だからこそ、映画ならでは。ということで。
決して決して絶対に、現実世界にもちこまれませんように。と。願っています。
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TITLE: チルドレン
AUTHOR: シキ
DATE: 08/15/2005 23:07:13
STATUS: Publish
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BODY:
獏さんの奇想家列伝、見ましたよ。晴明さまのお話(^^)
しかし目新しいことはなくて(^^;ええ、読み尽くしてますから。
映像なんかがちょっと面白かった。
吾郎ちゃんの 陰陽師 の映像が!なつかしーじゃねえか。やってたなあNHK。
獏さんが丁寧にお話してくれる感じとか。で。十分楽しみました。

で。

「チルドレン」(伊坂幸太郎/講談社)

「バンク」「チルドレン」「レトリーバー」「チルドレン??」「イン」の
5つの短編集。
短編集ですがそれなりにつながっている。
登場人物たちそれぞれのエピソード、という感じ。時間もバラバラだけど。
共通してるのは陣内、かな。
なかなか強烈なキャラクタです(^^)

銀行強盗の現場に居合わせ、まきこまれたしまったことが、陣内と鴨居と永瀬
の出会いだった。
なんかこう、切迫感のない、落ち着いた三人。まあ。陣内くんの歌の力か。
それとも、この銀行強盗自体が、奇妙なのか。

チルドレン は、家裁調査官になっている陣内くんとその同僚、同僚くんの
武藤くんが主人公。というか、武藤くん視点。
奇妙な親子連れ。その真相は?
2 のほうは、陣内さんがちょっとイイヤツっぷりを発揮するのが見物。
かっこいい親父、って、でもそうかんたんになかなかいないんじゃないかな。

レトリーバー と イン は、永瀬くんたちのお話。
陣内くんにやっぱかき乱されてる感じだけども、それはイヤな騒ぎじゃないんだ。
面白い。
ちょっとしたミステリ。ちょっとした不思議。ちょっとした事件と解決。

どれも読後感がさわやかで面白くていいね~と思う。
どんどんうまくなってるんだろうね、伊坂幸太郎。素敵な作品。すてきな世界。
安心して楽しく読める。
永瀬くんがかっこよい~(^^)鴨居くんとかも気になるところ。もっと読みたい
なあ~と思ったよ。いつかまた続きがあるといいな。
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TITLE: 屈辱ポンチ
AUTHOR: シキ
DATE: 08/12/2005 22:17:40
STATUS: Publish
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BODY:
「屈辱ポンチ」(町田康/文藝春秋)

「けものがれ、俺らの猿と」
妻が留学する、と出ていってしまってから一応脚本家である俺は仕事がなく
金がなく、なんか気持ち悪い虫がわいてくるし、仕事頼んできたおっさんは
一応立派なこといってきてるけど頼まれたことしようとするとものすごい
大変な目にばっかりあってもお全然わけわからん。
しまいには猿と一緒に古ぼけた喫茶店でいつまでもあらわれない待ち合わせ
相手を待ってカレーをつくらなくちゃならないハメに陥ってどーしよーも
ないのであった。

「屈辱ポンチ」
バンドでもぱっとしないまま浜崎んちに泊まりに行くと、なんかバツマルに
カチコミかけにいくのにつきあわされそうになり、しかしそれはちょっと
ムリ、ってひきとめたけど、いつのまにやら俺が嫌がらせしてガツンと
やっちまわないといけないよーなあんばいで、助手?で、ハンイチとつれ
だって嫌がらせ考えるんだけども、それ、効いてんのかどーか全然わからん。
なんかわからんうちに終わっちゃった、みたい。

と。
町田さんの小説をまともに読むのは初めて。くっすん大黒 とかが有名?
つかデビュー作?でも図書館ではこれが手ごろな感じがしたので借りて
みました。
んむー。
段落かえがものすごく少ない。ひたすらモノローグ?みっしり大阪弁?
あうー。
舞城なんかもこのへんの流れ?うー。
でも見た目のみっしり感に反して読みやすくて面白かった。
でも全然わけはわかんない。解決してないんだもん。。。ううー。この
解決してない感じがブンガクなんだろうか。。。んむ~。
やっぱ私はミステリが好き。ミステリは一応事件は解決して終わるもの。
他のも読むかどうかは微妙かなあ。
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TITLE: 念力図鑑
AUTHOR: シキ
DATE: 08/10/2005 21:55:37
STATUS: Publish
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BODY:
「念力図鑑」(笹公人/幻冬舎)

思わず買ってしまいました。
念力三部作、の、完結編、だそうです。へ~~。
未来入会後の作品ばかり、だそうで。
念力家族 の、もう~男子ってバカ、という風情はやや薄まっているかなあという
感じがします。さすが。
面白かったのはもちろんですねー。
レイコとか御活躍ですね~。
念力家族だ。念力念力。
でも、ちゃんとうつくしく素晴らしい歌もいっぱい。
すごいなーと思う。
念力短歌ももちろんうっとりものの素晴らしさだと思う~。
かっこいいなあ。

本のサイズが、小さめで可愛くていいんです。
出版社ちがってるけど、念力三部作ってことで統一したのかな。あーでも
念力姫 とゆーのがどういう本なのか知らないんですが。
念力三部作、完結、ということは、これからどーなるんでしょうか。
サブカル方面路線な感じは続くのかなあと思うけど。
これからも楽しませて!と思います。
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TITLE: 雑談です
AUTHOR: シキ
DATE: 08/09/2005 01:28:42
STATUS: Publish
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BODY:
衆議院解散ですね~。
わわ~。
政治が面白い。
なんかこう、おっさんたちが喧々囂々うろうろおろおろしてすったもんだしてる。
うーん。
なんか、昔は、大人って、ましてや政治家なんて、もっと大人でもっとちゃんと
してて、立派で賢いものなのだと思っていた~。
国家の命運をかけたギャンブル。(大袈裟?^^;)この結果がどーでるか、
小泉さんは英雄か大馬鹿か、10年後20年後に見えてくるでしょうか。選挙選挙、
どーなるかなあ。

夢枕獏さんの、教育で出てる、奇想家列伝、見ています。
今日は空海さまでした。
素敵~。
いやでもしかし、30分足らずの番組なんだよね。ひとりにつき。
み、短いっ。短すぎるっ。
きっと獏さん、語ることなんかその10倍でも足りないくらいあるんだよ~。
ああーもっと喋って~。もっと聞かせて~。と思います。
まあでも、その短い短い話を聞きながら、ああそうそう、その間、空海は
化け物退治で大変だったんだよ、なんて、『沙門空海~』の話しを思い出したり
してる。
獏さんの今までのエッセイの話しだとかも。
ものすごおおおおおく、楽しい(^^)
いやー、獏さんファン歴20年以上になろーかというワタクシならではの醍醐味
なのでは、と自分で思う。
来週は晴明さまだ~。
楽しみすぎるっ(^^)
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TITLE: バイオリン弾きの弟子たち
AUTHOR: シキ
DATE: 08/06/2005 23:18:58
STATUS: Publish
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BODY:
「バイオリン弾きの弟子たち」(秋月こお/角川ルビー文庫)

フジミシリーズ。
シリーズ何作目だろ。長いよもー。かなり惰性で買っている。読んでいる。
もー終わりにしてくんないかなあ。。。飽きた。。。

ユウキが帰国して、ケイとの生活がまた始まる。
しかし、恩師のはからいで、大学の講師としての職を得る。
ケイは指揮者として順調に仕事も受けており、なかなか二人の甘い生活、という
わけにもいかない。
ケイがニューヨークへ行っている留守に、寝込んでいたユウキのところへ、
すぐ上の姉、チエ姉がおしかけてくる。
たんに東京へ遊びにきたのかと思いきや、しばらく置いてもらうから!と。。。

日本に舞台をもどし、ユウキはとりあえず演奏家としてではなく、先生として、
という展開になりましたー。
おねーさんとのドタバタもこの次一冊くらいは続くのかな?
んーーーー。
もーーーー。
つまんない。。。
いつ終わるんだろ。。。終わってくれないかなあ。。。
私、気がついたんだけど(今さらだけど)ユウキのことがキライなんだよねえ。。。
いや、前々からユウキのこと別に好きじゃなかったけど。イライラするわい(^^;
エッチシーンもあんましエロくないし~。こういう日常生活とか人間的成長に悩む
とか、家族とか、そーゆーの読みたくないよー。
それにやっぱ、魅力的な悪、がないんだよね。。。他者がいない、といでもいいましょうか。
まあ、結局、らぶらぶで仲良しでみんなでがんばろー、みたいな。。。
そりゃユウキたちとそりのあわない人も出てこなかったわけじゃないけど、そういうのって
さらりと排除されていくんだよね。結局ユウキたちの仲良し、わかりあえましたね、とか
みんないい人ですね、という世界で。
。。。つまんない。。。
私がヒネクレモノでしょうか。。。でもなー。
まあ、この巻が、新展開の始まり、ってことでいっそうつまんない部分だったのかとも
思うんだけど。でも、やっぱ、フジミ大好きー!というほどの熱中はもうできないなあ。
ケイの甘えっぷりも、もーたいがいにせーやーとか思うし。。。もうダメかも。。。
やれやれだ。
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TITLE: 短歌の世界
AUTHOR: シキ
DATE: 08/05/2005 23:36:45
STATUS: Publish
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BODY:
「短歌の世界」(岡井隆/岩波新書418)

短歌をつくる ということが、ていねいに書かれていました。
岡井隆を知るエッセイ的に読んでもおもしろーい、し、短歌入門書としても
すごく本格的で実用書って感じだ。
短歌を始めるのにふさわしい年令は17歳くらいから20代前半、とか書いて
あって、ヘコむんですけど。。。だ、ダメですか岡井先生ワタシは年寄りすぎ
ですか。。。えーとえーと大学が国文学科だったからごくごくごくごくわずかには
若いころにも短歌を見たことは。。。えとー。ダメなんだろうか(^^;
ぐー。
やっぱ勉強しないとダメだなあと思いつつ、でも勉強したからってなんとかなる
ともなかなか思えないじゃないか。まあマイペースマイペース。。。うう。

作歌の基本十箇条を考える
のがありました。

1、日本語を愛すること。2、作る気分をつくり出すこと。3、座右の書。辞書。
4、時間(余暇)を確保すること。5、めんどうくさがらないこと。6、模写すること。
7、短歌は、散文(文章)ではないことを、自分の頭に叩き込むことである。
8、迷ったときに短歌の原点『万葉集』に還ること。9、一切の技法、レトリックに
対する寛容。10、「わたし」とは何だろう。「わたし」はどこへ行こうとしているのか。

そんなこんなが自戒をこめて書いておく、なんて、解説されていて面白かった。
とくに私も自戒。。。めんどうくさがらないこと。
はい。
もちろん自分なりの作歌の十箇条をつくっていかなくちゃならないんだろうなあ。
もちろん、私も文学としての短歌でありたいと思っています。
それができているかどうかはともかく。。。こ、こころざしはあり。

戦争についてとか、考えなくちゃダメか。
今、この、日本に生きているということからは逃れられない、みたいなの、ほむらさん
もおっしゃっていたよーな気がする。短歌って、伝統なんだね。か、覚悟がいる。。。
なんかもう。いろいろ。。。
がんばろー。。。
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TITLE: 戦後民主主義のリハビリテーション
AUTHOR: シキ
DATE: 08/04/2005 22:18:37
STATUS: Publish
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BODY:
「戦後民主主義のリバビリテーション」(大塚英志/角川書店)

<論壇でぼくは何を語ったか>
とゆーわけで、90年代半ばから2001年くらいまで、著者が論壇誌に書いて
きたことをまとめたもの、です。
かなり前に読み終わってましたが。
なんかキライなんだよねーと思いつつ、なんとなく目にすると読んでみたり
するのは、まあ、やっぱ、それなにり言ってることはわかる、と思うから、
かなあ。
でもやっぱ、私はこの人の文章が嫌いなんだなあ。
論壇誌でなんか書いている人のもの、というのをそもそも読む気がしないので
たぶん大塚英志くらいしかわたしに届く言葉はないのだろーと思うんだけども
でも、それでこーなのか。。。と思うと。。。
まあ、文章が嫌い、でも、それなりに著作を読み続けてきてるのは、そんだけ
面白いこと(かなあ)書かれていると思わせるわけで。。。
上手い、んだろうか~。

内容は、まあ、もう10年前のことだったりするんだね、と、やや感傷的に
読んでみたり、でした。オウムだとか宮崎被告のこととか。
おたくが経済をになうなんてなーとか。
あー、そうだ。宮崎被告に肩入れしてんのも、嫌悪感をかきたてるんだよね。。
彼がやったことを擁護するものではない、とか、罪を許そうとしてるわけでは
ない、みたいなんだけども。
でもそれはともかく、彼のことをもっとちゃんと考えよう、みたいのが。。。
それはともかく、って、かっこにくくっておいておけるよーな事件じゃないんだよ。
やっぱマッチョな男なんだなあ大塚英志。
私にはムリ。
もちろんこの人が原作やってる漫画とかにももー全然興味ない。
そーゆーのが好きなおたくの中でうまいことビジネスしてりゃいいじゃん。

このごろやたら憲法問題を提起しよーとしてるのが目につく。
やってること自体に意義はあるんだろう。と。思うんだけどもー。大塚英志に
言われたら私は避けて通るよ。。。もっと他に日本の未来を語る人はいないのかなあ。
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TITLE: 子規の青春 を見に行く
AUTHOR: シキ
DATE: 08/03/2005 20:41:38
STATUS: Publish
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BODY:
子規記念博物館へ行きました。
「子規の青春」という企画展を見に。
私、南方熊楠と同級生だとは知らなかった(^^;そうなんだー。へー。つーか
やっぱそのころの東大生って後に名を残すよーな人ばっかなのかよー。まさに即戦力。。。
若い国家だなあ明治日本。

子規さんの英語の手紙とか面白かった。学校サボルからって、なんで英語の手紙やねん。
ノートも英語。。。化学の講議も英語だったんですか。。た、タイヘン。。。
時間割を見ても、一日二時間とか英語の授業なんですね。毎日あるし。んでさらに他の講議
も英語でされてんのかよ。コワイ。。。というか、学校の勉強とか教科書とか、翻訳が全然
追い付いてなかった、ってことなのかなあ。先生も英語で学んできてそれを生徒に教えるのも
ダイレクトに英語、ってことだったのかな。
まあ、当時学校に行こうとしてた人たちは最初からそういうものだとわかって勉強しに行った
んだろうから大丈夫だったのかなあ。すごい。
子規さんの英語の字、きれいだな~と思った。
んで、南方熊楠の、びっしりのノートの英語は、とてもきれいで迫力があった~。
キノコの写生とか。これ見たかったんだよね。すごい。びっしり英文~。面白い。
論文の構想メモ?みたいのも、なんか面白かった。図解、になってる~。やっぱデキる人は
図解ですか~。

明治30年俳句稿 のノート?があって、おお~、そこに、夏人事に、
送秋山真之 君を送りて思ふことあり蚊帳に泣く (←ちょっとチガウかも。。。)
の句がありました。わ~。私のために(←チガウやろ)このページを開いていてくれて
ありがとう~。
『坂の上の雲』でも、このシーン大好き。思い出してじんわり涙ぐんでしまったり。

最後に、真之さんの書が。すっっごいかっこいい~。大胆で繊細だ。筆づかいが目に
浮かぶよーで感激。感動。かっこいいなあ。これ欲しい。
その少し前に、子規さんが漱石先生あてに書いた手紙もあって、「僕ハモーダメニナッテ
シマッタ」てなこと書いてあってうるうるしつつ。
真之さんの書は大正6年。お正月だし、なんか一筆書いてくれ、とか言われたりしたんだ
ろーか?それともお正月だし書き初めだー!って?(^^;
青春の若き日に、彼等は寄席で騒いだりしてハタ迷惑な客だったり。若さとはバカさだ!
を実践してたよーな感じで。でも、それぞれの道、を思うと、たまんないです。

いい午後を過ごしました。
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TITLE: 望楼館追想
AUTHOR: シキ
DATE: 08/02/2005 22:49:04
STATUS: Publish
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BODY:
「望楼館追想」(エドワード・ケアリー/文春文庫)

ぼくは白い手袋をはめていた。

時がとまったかのような、古びた館。望楼館に住む奇妙な人々。
その中へ新しい住人がやってくる、ということに、ぼくたちは怯えた。
しかし、やってきたその住人は、ぼく以外の住人とうちとけることに成功したのだ。
犬女とさえ!

友達の絶賛にひかれて読んでみました。
んもお~~。凄い!
嗚呼。
ほんとうに、いつまでもいつまでも読み続けていたい。読み終わるのがもったい
と思って、残りページが減ってゆくのを惜しみながら読みました。
なんてこと。
なんてこと。
なんてことだ。
最初フランシスにすっかり同調して読んだので、アンナ・タップが憎らしかったなあ。
フランシス。ヒドイけど。
でも、だんだんフランシスにさえ置いてゆかれる気分。
時が流れ出すのがほんとうに辛かった。
フランシスになりたい。
いや、フランシスの愛の展示品になりたい。ロット番号をつけて。ひっそりと
いつまでもいつまでも暗闇に大切にしまっておいて欲しい。
もう~。震えてしまいました。
手袋の11条を付けくわえたときには、苦しくて泣きそうになっちゃった。
すごい小説だね。

最後のリスト。
モノの名前が並んでいるだけなのに、こんなにも感動的。
なんてこと。
なんてことだ。凄い。
やっぱりわたし、いつまでもいつまでも、この活字の世界でだけ生きてゆきたいよ。
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