« 2010年5月 | Main | 2010年7月 »

2010年6月

TITLE: 『メタルギア ソリッド』
AUTHOR: シキ
DATE: 06/21/2010 15:24:25
STATUS: Publish
-----
BODY:
『メタルギア ソリッド ガンズ・オブ・ザ・パトリオット』(伊藤計劃/角川書店)
 
どのようにして、この世界が今このように在るのかを。ぼくはきみに語りたい。
伝説の英雄。スネークの物語を。
 
メタルギア ソリッド というのはゲームで、これはそのゲームをノベライズ化した
もの。しかし私はそのゲームのタイトルくらいは知っているものの、やったことない
し、内容についても知らない。なので、伊藤計劃の小説、として読んだ。
このゲームの世界、という前提を知らないので、時々、いろんな説明が、うーんと、
ゲーム世界観の説明なんだろうなあ。そもそもゲームを知っててプレイしてて、って
いうほうが、このノベライズをきっともっと楽しめるんだろうなあ、と思ったけど。
そもそもこれが、メタルギアシリーズの4つめ?集大成のもの、の、ノベライズ、って
ことで。登場人物それぞれの過去、というのを、きっとずっとゲームをプレイして
きていた人のほうがずっとずっと深く読めるのだろうなあと思う。
でもそのことを気にしないように一つの小説として読もう、としても問題ないように
丁寧に描かれている。
すでに『虐殺器官』を読んだあととしては、そっか伊藤計劃の世界だ。ここからきてる
のか、といろいろ納得したりした。もともと伊藤計劃がこのゲームの監督、
小島秀夫監督の大ファンである、とのことで。たんなるオマケにはしない、という
あとがきの決意にあるとおり、伊藤計劃の小説、になっているのだと思う。
 
ビジネスになった戦争。
さまざまなテクノロジーに依存している戦争。兵士。クローン。
繰り返し続く戦闘。ボロボロになってゆくスネーク。苦しみや痛み。何から自由に
なるのだろう。世界はやっぱり、戦いの中にあるんじゃないか。
苦しかった。
けれど、最後にはうるっと、希望があった。
読み終えた時には、少し安らぎの気持ちになれた。満足です。
-----
--------
TITLE: 『数えずの井戸』
AUTHOR: シキ
DATE: 06/16/2010 10:24:52
STATUS: Publish
-----
BODY:
『数えずの井戸』(京極夏彦/中央公論新社)
 
番町青山家屋敷跡、通称皿屋敷。怪異が起こる。
井戸から哀しい恨み声が聞こえる。数を、数える。一枚、二枚、
 
御行の又市もちらっと登場。
嗤う伊右衛門 あたりと同じ感じ。ウィキ見てみたら、江戸怪談シリーズ、って
いうらしいな。いつのまにそんなことに。
ま、ともあれ。
 
番町皿屋敷。
そのありえたかもしれない物語。
数を数え。数を数えられず。莫迦なのだ。菊は。
読んでいくと、じわじわと狂気に飲み込まれていく。明確な理由などない。
じわじわと。じわじわと。
それはもう狂気としか言いようがなく、だからこそ避けられぬ運命のように。
探偵小説、ではなく、これは怪談。
ほんとうのことなどないのだろう。
 
やっぱり分厚い本だけれども、ずいずいと引き込まれて読んでしまった。
少し遠くから、でも繊細に緻密に登場人物たちを淡々と描いていく文章好きだ。
井戸。怖いよ。
-----
--------
TITLE: 『日本魅録』
AUTHOR: シキ
DATE: 06/08/2010 14:57:21
STATUS: Publish
-----
BODY:
『日本魅録』(香川照之/キネマ旬報社)

香川照之をほんとうにちゃんと認識したのは、私は、坂雲での子規さん。
もんのすごく遅いと思う。
でもごめん。
私はハンサムにしか興味持たないの。
映画の「ゆれる」にも感動しておいて、オダジョーのことしか考えなかったよ。
いや、もちろん、おにーちゃんが、っていうのは物凄く感じたけれども、
それは香川照之じゃなくて、おにーちゃんのことだから。
 
とはいえ、えーと、二世俳優っていうけど、誰の?ということすら知らずに
ウィキをざっと見てみると、数多の作品のうち、自分も見てるなあっていうの
がいくつかはあるわけで。なのにねえ。
でもそれはそれで、いいのだ、と、自分に開き直ってみる。
私が俳優の名前を覚えるのはハンサムに限るので、作品ごとに役者は役の人、と
してしか覚えなくって、そして私の乏しい記憶力は長く続かないのだ。
役者、というのは、役の人でありきる、っていうのが、凄いことなんじゃないのかなあ。

ともあれ、さすがにこの私でもこのごろひっぱりだこの大人気俳優香川照之の
ことは俳優個人名として認識した。大河にもはまってる。龍馬伝というより
弥太郎伝だー!と、大喜びで見ている。
 
キネ旬でこういう連載しているとはしらなかった。
ここにまとまってるのは、2003年からの2年分。
読んでみて、熱く真摯に、トホホって微妙になったりもしながら、がっつり役者である
ことが、素晴らしく伝わってきて、物凄く面白かった。
ほんとーに文章もうまい。
時々によって書くスタイルを自在に変化させているんだなあ。一冊まとめて読んでも
飽きない。
役者というのは大変だ。。。監督やスタッフもすごく大変だ。。。
みんなみんな狂気の沙汰だ。
ここに書かれてる映画いっぱいっぱい、みんな見たくなって困る。面白いねえ。
-----
--------
TITLE: マンガ4冊
AUTHOR: シキ
DATE: 06/04/2010 15:15:23
STATUS: Publish
-----
BODY:
最近買ったマンガ。

『のだめカンタービレ』24巻 アンコールオペラ編(二ノ宮知子/講談社)

日本に帰国して、音楽家活動を始めてる千秋さまとのだめ。
峰くんからの電話で、R☆Sオケでやるオペラの指揮をひきうけた千秋さま。
しかしやはりボロボロの状況~、の中、少しずつ形が出来上がっていく。
というわけで、初期のだめのころの雰囲気で。みんなで音楽やろーぜ楽しいぜ!
という感じ。いいよねー。
 
『さよなら絶望先生』第21集(久米田康治/講談社少年マガジンコミックス)

今回も面白かったです。普通に。ふつーっていうなあw
ますます絵がきれいにかわいくなってて好きだなあ。
次の政治ネタが楽しみです。管さんはどんなカオして描かれるかなー。

『パタリロ!』84巻(魔夜峰央/白泉社 花とゆめコミックス)

84巻かあ。
という感慨はさておき、これも定番の面白さ。宇宙人ネタかと思いきや単なる
偶然だったり。バンコランたちがちょーっとだけ出てきた。もっと出て欲しい~。

『聖☆おにいさん』5巻(中村光/講談社モーニングKC)

今回も細々といちいち面白かった。ルシファーとかマーラ可愛いw
弟子たちもいっぱい出てきて面白いw
私もまだ東京タワーいったことがないなあ。行きたいな~。
-----
--------

|

« 2010年5月 | Main | 2010年7月 »

さるさる日記より」カテゴリの記事